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新ジャンル「遊 牧 民」

1 :創る名無しに見る名無し:2009/12/26(土) 23:45:11 ID:hENIdpLI
前スレhttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1241804345/701-800

ごめwwww容量超えたwwwびっくりw
一応内容は前のスレと違って、遊牧民単一だけど…大丈夫かな?
っていうか見てくれる人いるかな…

一応こっちで細々続けようかと思います

2 :創る名無しに見る名無し:2009/12/26(土) 23:47:34 ID:hENIdpLI
女「我々にとって、国とは人の集まりに他ならないという事だ」

女「例えばチンギスが自分の子供達に、分配したモノ…今回の試験範囲に出る様々なハン国の元となったそれらも『領地』ではない」

男「……」

女「『集史』には子供たちへの分け前はそれぞれ『4千の戸(4個千人隊)』と記され、更に三人の異母弟とその家族に『1万二千戸(12個千人隊)』を分配」

男友「人間を一つの単位として分けてたのか…」

女「領地の分配等の記述は一切無く、これら遊牧集団はウルスとしてハンの権力から半ば独立していた…貴様等の地図に示されてる領地は、ただの大まかな放牧範囲…」

男友「……」

女「また加えて言えばこの『ウルス』自体も一枚岩の存在ではない。ウルスの中にも大小のウルスやウルスに準ずるモノがある」

男「国家の中に…国家が…?」

女「そうだ。ウルスが国家と同時に遊牧集団としての意味を持つ以上、コレは矛盾でも何でもない」

男(この教科書に、フランスやイギリスなんかと同じ様に線引きされた中央ユーラシアの国家は……)

女「そこには直線的な支配の構造は存在せず……我々は服属した有力部族も、ハンの統率のもと、ある程度自立したウルスの存続を許し取り込んでゆく…」

女「貴様等の国が領土というモノにウェートを置くならば、我々の国がウェートを置くのは人でありその唯一の財産である家畜であり、それによって構成される人間集団だ」

男(俺達の想像が遥かに及ばないような…土地的な束縛を持たない人間共同体……)

女「だからこそ我々には爆発力がある。一人の男の力が、嵐の様に草原の民達をその属する人間集団ごと吸い込み…皆がその男がもたらしてくれるであろう富の為団結する…」

女「土地など眼中に無い我々は…その男がハンとして相応しい義務を果たす限り、その男にどこまでも…地の果てまでも付いていく……ただただ利の為に」

男友「チンギスの、あの大征服の理由が分かった気がするな…」

女「フフ…そうだ、攻撃的でない遊牧国家などあり得ん。逆に言えば、攻撃的でなくなった時…我々の国家は崩壊に向かう」

男「……」

女「我々は獲物を喰らい尽くす事はしない。農耕地帯を征服する事に成功しても…その土地や都市から上がる税収…」

女「武力による広大な領域支配から上がる交易のうまみを知ってるからだ。我々は君臨するだけ…一定の富さえ定期的に貢がれれば、基本的に被征服者にはあれこれ干渉せん」

男友(ヤクザみたいだな…)

3 :創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 00:16:54 ID:1B552xT+
http://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/genre/1241804345-0.html
今までのはのくすにあります

4 :創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 00:26:32 ID:Bvd2aWGD
>>1
激しく乙!! まさか次スレ立つなんてなwwwwwwww読んでっからがんばれよw

5 :創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 00:31:50 ID:qXQRdkqc
500越えてたのか
新スレ乙です!

どんどん深まっていく世界観や、遊牧民に関しての深い知識
読んでると勉強になるw
でもそれ以上にストーリーが面白い
俺の中で創発の中でも追うのが楽しみなスレになってたり

とりあえず新スレオメ!
これからも期待してるぜー

6 :創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 00:54:06 ID:mgWV63p/
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J

7 :創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 01:04:06 ID:sUew64Hq
ベトナム帰還兵からだな
応援してるぜ―

8 :創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 03:07:20 ID:1B552xT+
女「勿論虫ケラ共にだって土を引っ掻く事を禁じないし、反抗さえしなければ奴等の有力者だってそのまま生かしてやる。どんな神を信じようが構わん」

男友「あの…結構…皆殺しとか…しちゃう?みたいなイメージがあったんだけど……」ビクビク

女「あぁ、アレは恐怖戦術だ。少しでも抵抗する者は残虐の限りを尽くして殲滅し、その様を広く流布する。そしてより多くのモノを無血で得る。どうだ、合理的だろ?」

男友「ご、合理的って…」

男「……」

女「だがまぁ何時か…どんなに強力な遊牧国家でも障害を前に歩みを止める時が来る」

女「ソレは軍事的に強力な敵国だったり、我々の騎馬戦力が通用しにくい環境だったり、あるいはその国の指導者が死んだり等など…」

男友「あー…教科書のベトナムとかだな…」

女「いずれにせよ…我々の持つ爆発力が消え、団結の緩み、矛先が自分達同士に向かう時が…」

女「農耕地帯を支配した事により得られる、安定した税収に甘んじ…我々が支配者として君臨し続ける為に必要な、我々自身の生き方……」

女「ソレが富に絆され、虫ケラ共に毒され……連中と同化しはじめて行く時が…」

男(同化…)

女「これが遊牧国家が崩壊に向かう時だ……草原を離れ、都市や農地に住み…老人を敬い…下らん芸術や文物を愛し……尚武の気風を失う」

女「コイツに上手く対処できた遊牧国家のみが、長続きできる…生き続けられる…」ギュッ…

男「……」


>>4サンクス!!受験本番まで後少しなので、なかなか更新出来ませんがよろしゅう!!
>>5というか広げすぎて、今更困ってるんだけどねwww教科書的な感じは、力量不足ですwすまそww
>>7ベトナムスレの半分あたりからが新ジャンル「遊牧民」ですおw自分でもこんな長くなるとは…

9 :創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 13:01:14 ID:TbaP8jQP
まさかの新スレ乙に乗り遅れた…だと…

勉強嫌いな俺には最近読むだけで頭がヒートだぜ

10 :創る名無しに見る名無し:2009/12/28(月) 19:53:06 ID:siouoArL
女「ふぅ…話し疲れたな、こんなモンで良いか?」

男「うん、ありがと…女さん達の事詳しく知れてよかったよ」

女「フフ…私も…男に私達の事を知ってもらえて嬉しいぞ?」

男友「そうね…男にね…」(でもコレ…大局的過ぎて実際のテストにほぼ使えない気が……)

女「ま…イカフライも…貴様にしては、足を引っ張らずについて来たほうだ。褒めてやろう」

男友「ありがたき幸せ」

男「んじゃ、帰るか。そろそろ」(なんかもう男友も固まってきてんな…)

女「そうだな、ではちょっと馬を取ってくる。校門で待っててくれ」テクテク

男友「あ、あぁ〜…それじゃお先に〜」

男「待て」ガシッ

男友「いやもう限界イカフライ」

男「何言ってんだよ…わりかし良い感じじゃん。普通だったら他の人が話しかけても女さん無視だぞ、無視」

男友「オマケに貢納の義務まで負わされちゃったもんね」

男「そうだよ、ちょー仲良いじゃんか」

男友「ぶっk」

女「待たせたな、ん…?何だ?貴様も同じ方向か?」

男友「いえ、校門で話してただけで決して同じという訳では……」

男「そうそう、だから一緒に帰りたいってさ」

男友「てっ、てめッ…!!」

女「テメ…?」ギロッ

男友「うっ…い、いや…」

女「……」

男友「……」

女「ハァ…」

女「空気を読めよ、イカフライ…」ボソッ


>>9俺も嫌いだwだから今浪n(ゲフンゲフン

11 :創る名無しに見る名無し:2009/12/28(月) 20:43:40 ID:siouoArL
女「んぐっ…あむ…」モグモグ

男友「……」

女「ふぅ…今日のイカフライも中々良かったぞ、イカフライ」

男友「ははッ、少し味付けを変えてみました故」

女「昼は食わん習慣だったが…まぁその分夜を減らせば良い。今後も良く励め」

男友「ははっー」

男「二人とも大分打ち解けてきたね」

男友「眼腐ってんだろ、このクソ野郎」

女「射殺すぞ、このイカ野郎」

男友「すいませんでした」

男「しかし、最近…どうなってんだろな?弓道部と畑部…特別のイベントの為一定期間の授業削減って、昼休みも教室いないし」

男友「大会でもあるんじゃねぇか?」

男「いや、弓道部は分かるけど…畑部の大会って何だよww」

女「……」


畑部「〜なので黒が死亡、もしくは現状の資材、人員では救命不可能の者」

新畑(部長さん自身は…なんとも言わないけど…日々段々と、変わってく机上講義の内容は……)

畑部「赤が生命に関わる重傷を負い、一刻も早い処置が必要で、救命の可能性がある者」

新畑(ほぼ最初から変わる事の無い、屋外での単調で反復的な野外演習とは反対に……)

畑部「黄が今すぐ生命に関わる状態では無いが、早期に処置が必要な者」

新畑(時が確実に迫りつつまるのを…私達に何にもまして……実感させた…)

畑部「緑が戦線後方への運搬が、必要ない軽傷の者」

新畑「……」チラッ

畑部「なのでつまり、交戦中はこの赤のタグを付けられた者と運搬員以外は後方に下がる事は出来ません。タグの入れ替え行為が発覚した場合は、その場で処刑されます」

一同「………………………………………」カキカキカキカキカキ

畑部「戦闘が始めれば、保険室やこの町の医療関係者を徴用する手筈ですが、少数しか期待できない上、後方にしか置けないので……」

新畑(皆瞬き一つしないで…ノート取ってるや……最初の頃とは大違いだ…)

畑部「この対害虫さん用の、我々素人でも交戦中に簡易に判別できる基準、測定法を用意しました。良いですか?みなを赤にしたい気持ちは分かります。しかし――」

12 :あけおめ!!:2010/01/01(金) 18:11:41 ID:k+QBDe2m
キーンコーン

女「ところで男」

男「ん?」

女「特に深い意味は無いんだが…その…最近、誰かに見られてる様に感じたりする事無かったか?」

男「別に無いけど…」

女「そうか、なら良いんだ」

男「?」

女「ん、いや…気にしないでくれ」

男友「いーねー、羨ましいねぇ。畜生」ヒョイ

男「な、何だよ…」(お…)

男友「とぼけんなっつの。クソォー、こっちこそ酒でも飲まなやってられん気分だぜ。何だこの格差」

女「やらんぞ」

男「また分けわかんねぇ事を」(昼休みでもないのにコイツ、女さんがいると所に自分から話に入ってきた……)

男友「へいへい…お邪魔虫、お邪魔虫っと」

女「何を拗ねているのだ、このイカフライは…気持ち悪い…」

男友「あの、言葉は良いんで、そのマジで蔑みきった目はやめて。涙腺にビンビンきちゃう」

男(よかった、二人とも…ホントに仲良くなってきたんだな……)ジーン


畑部「ふぅ…今日もご苦労様でした」

新畑「部長さんこそ…」

畑部「いえいえ。最近は皆、素直に従ってくれますし…予定より順調で大分助かってますよ。フフ、この分じゃ弓道部さん達のお手を汚させる事は無さそうです♪」

弓部「あら、私は射れれば何だって良いわよ?……あ、それより…女のヤツ、未だに毎日登校して来てるみたいだけど…まだダメなの?」

新畑「わ、私も見ました。いっつも四時間目の終わり頃にすごい勢いで、校庭から駆けて来て……」

畑部「良いんです。前に言った通り…命令があるまではあくまで静観していて下さい。コチラ側からの接触も一切禁止」

弓部「どうせ接点のあるヤツなんてそういないと思うけど……でも殺るならホントに今の内よ?見たところ護衛もいないし、複数でかかれば簡単に仕留められるわ」

畑部「いえ。向こうも相応の警戒はしているだろうし……準備万端とまではいかない現状で、仕掛ければデメリットが大きいのはこちらの方」

弓部「……」

畑部「我々が情報を秘匿すべき相手は、寧ろ我々と同じ側の人間達なんですから……余計な動きは計画を狂わせる事になります。なので…」

弓部「……分かった。部員達にも良く言っておくわ」

畑部「お願いします」

新畑(これもただ…部長さんに取って必要な…勝利の為の……冷静な判断ってだけ、なんだよね?)

13 :あけおめ!!:2010/01/03(日) 02:35:01 ID:jTOLMaSb
女「フフ、とこういう訳だ…」

男「そっかぁ…だから…あ、もうこんな時間か」

女「む…下校時刻を大分過ぎてるな、そろそろ帰るか?」

男「そうだね、イカは――…ってアイツちょっと目を離した隙にまた鞄ごと消えてるよ、暇人の癖に…」

女「まぁまぁ…そう悪く言ってやるな、ヤツもヤツなりに色々あるのだろう」(フフッ…イカフライの奴も大分、空気というモノを会得して来た様だな…)

男「あれ…珍しいね?女さんがアイツを庇うなんて」

女「い、いや…そうでもないぞ?」

男「でも良かったよ、女さんの方も仲良くなってきたみたいで…ハハ」(肝心のアイツがまだ少しビクビクしてる所はあるけど…)

女「ふん…まぁアレでも一応、男の友人だからな……」

男「今日もこうやって、遅くまで一緒に話してたしね」

女「……」

男「……」

女「……男は、最近…毎日私と放課後まで話してくれるな?イカフライのいる前から」

男「うん。だって女さんと居てると、楽しいんだもん」ニコッ

女「っ…そ、そうだったな///」

男「前はわりかしすぐ帰ってたけど…今は…朝あんまり会えない分、たっぷり話したいし…」

女「わ、私も…だぞ…///」

男「だけどさ、女さん」

女「ん?」

男「………その時が来たら…俺なんかに遠慮しないで征って欲しい」

女「……」

男「俺はまだ、この先も…ずっと…ずぅ〜っと女さんと話していたいから…」

女「男…」

男「あの話の続きも聞かせて欲しいから…」


まだ人いるー?

14 :創る名無しに見る名無し:2010/01/03(日) 14:57:27 ID:wRhJY0m5
いるよー

15 :創る名無しに見る名無し:2010/01/11(月) 17:53:25 ID:gYvxujU5
のくすが何か操作が中断されましたとかいって見れないの俺だけ?

16 :創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 10:06:21 ID:3dIrBvZm
まだ見てくれてる人ごめんなさい
試験のヤマ乗り切ったら書きますので……しばしお待ちを

17 :創る名無しに見る名無し:2010/01/16(土) 19:52:15 ID:Zd7Q+FcG
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J

18 :創る名無しに見る名無し:2010/02/05(金) 08:12:41 ID:B+q8IdOQ
放置すいません、2月後半にはかけると思いますので…


19 :創る名無しに見る名無し:2010/02/09(火) 18:00:05 ID:Wh7zfYQe
女「……」テクテク

畑部「ぁ…」

女「む…」

畑部「……」

女「……」

女「待t」

畑部「……っ」サッ

女「フッ…」(また、か…)


男(今日も、女さんと二人で帰れる…)

男(いつまで、こんな日々か続くかは分からないけど……)

男(こっちの世界だって悪いもんじゃないって俺が…教えてやるんだ。男友だっている)

男(だから、きっと――)

女「毎度待ってもらって悪いな…」パカパカ

男「ん、いいよ。自転車の人だって皆同じだし」(まぁ馬は明らかにおかしいけどな)

女「……なぁ、男」

男「ん?」

女「その…最近、畑部から話しかけられたか?」

男「う…無い、けど…」(振っちゃったから、だよなァ…多分…)

女「ふむ…」

男「畑部さんがどうかしたの?」

女「ん、何。ふと思っただけだ、気にする…」ブリュッ

男「……」

女「……」

20 :創る名無しに見る名無し:2010/02/09(火) 21:11:51 ID:Wh7zfYQe
女「いや違うぞ?」

男「う、うん……」

女「待て、そんな目で見るな。コレはだな」

男「……な、なに?何も聞こえてないけど?」

女「いやだから」

男「まぁ、その…うん?何も聞こえてないから、別に問題n」

女「聞けッ!!」ベチッ

男「うぼっ!?な、何今の…変な感触…」

女「肉!!」

男「…へ?」

女「だーかーらッ!!肉の入った袋を鞍の下にしいてて!!それで変な音がしたんだ…っ///!!」ベチベチ!!

男「ちょ!!い、痛い!!痛いって!!ベチベチしないで!!分かったから!!」

女「…馬鹿者め」

男「痛つつ…わ、分かったけど…なんで肉をそんな所に?」

女「軍馬はこうでもせんと、筋が硬くて喰えんのだ。自分の体重と馬の運動で、潰しとかないとな…」

男「あぁ、なるほど…」

女「まったく…私を何だと思ってるのだ貴様は……」

男「ハハ…ごめん、ごめん」(んん?)


男(軍馬を…食べる?)

21 :創る名無しに見る名無し:2010/02/09(火) 21:13:55 ID:Wh7zfYQe
キーンコーン

女「ふむ、どうやらイカフライの時間には間に合ったようだな…ん、男は――」キョロキョロ

男「あ、女さーん。今日はコッチで食べてるよー」

女「おぉ、後ろの方か。珍しいな」

男友「昼休みのチャイムと同時に、堂々と登校してくるってのもスゲぇよな…」ボソッ

女「…あ?何か言ったか?」

男友「本日のイカフライです、マイロード」

女「褒めて使わす」

男「ハハ…」

女「…しふぁしイカはアレはな」パクパク

男友「なんだろう。どっちも嫌なのに、ちゃんとフライってつけて欲しい自分がいる」

女「んぐっ…ごく…才能があるな」

男友「お、何。料理の?」

女「奴隷の」

男友「……」

男「あー…」

男友「あーって何!?」

男「え?いやだって、文句言う割には毎日ちゃんと作ってきてるし…」

男友「そ、それは…」

女「質もどんどん上ふぁってひてるからな。大したふぉんら」モグモグ

男友「……」ヒクッ

男「あ、今ちょっと嬉しそうな顔した」

女「な?見事な奴隷根性だ。コイツ、調教しだいでは良い奴隷になるぞ?」

男友「……人間の尊厳って何スかね?」

女「虫ケラの、だろ?」

男友「……」

22 :創る名無しに見る名無し:2010/02/13(土) 19:00:25 ID:llZLuJrR
女「…しかし、アレらな。フフ…そほれ人間の尊厳って出てくる辺りがやっふぁり虫ケラらな」モグモグ

男友「ほう?フツーらと思うへど…」モグモグ

男(食いながら喋るのが当たり前になってきたな…)モグモグ

女「だってお前…奴隷は勝者が敗者を、好きな様にしただけの結果だぞ?ならば、寧ろ殺されないだけマシってモンだろう」

男友「いやでもホラ、何というか……ヒトとして、犯しちゃいけないライン的なのってあるじゃん?」

女「フフ…また虫ケラの理屈だな…仮にそんなモンがあるとして、敗者にソレを守る事が?」

男友「まぁ、うん…そうだよなァ…」

男(ん…相変わらず清々しいくらい、人権やらなんやらがハナっから欠落してる思考……)

女「奴隷は――…要は敵に比べて力が足りなかったってだけだ。ただの負け犬で、それ以上でも以下でもない」

男(以前なら、こうゆう話を聞くたびに…女さんをどこか遠くに感じだモンだけど……)

女「かくいう私だって、明日には自分がなってるかもしれないモノで……だから卑屈になる必要は全然無いんだぞ、男友」

男友「……ん、あんがとな」

女「うむ、気にふうな…」モグモグ

男友「……」

男友「いや俺、奴隷じゃないよ!?」

女「……男、コレが所謂『ノリツッコミ』って奴か?」

男「んー、まァこれだと精々60点ってトコかな」

男友「誰かこの立ち位置、変わってもらえませんかね?」

見てたらー(以下略

23 :創る名無しに見る名無し:2010/02/13(土) 19:20:19 ID:llZLuJrR
女「そういう時は、骨を……む」

男「どうかした?」

女「ふむ、どうやら…こんな時間なのに催してきた様だ…最近イカのお陰で、昼を喰う様になったからか……」

男友「……」

女「ダメだ。やはり、出してくる」ガタッ

男「……そう」(そういや学校でトイレ行くトコ見た事無かったな…)

男友(何で今、スコップを……いや考えるのはよそう)

――テクテク

女(どこか絶対見られない場所…そうだな、校舎の裏辺りなら――)

畑部「あ…」

女「お…」

畑部「……」サッ

女「待て」

畑部「う…な、何ですか…邪魔です、退いて下さい」

女「…最近やたらと避けてくれるじゃないか、ん?」

畑部「別に、避けてる訳じゃありませんよ…」

女「そうか?私はてっきり臆病風にでも、吹かれたかと思ってたんだがな…?」

畑部「…害虫さんの相手する暇がないだけです……私が手を出さないであげてる理由位、害虫さんも良くご存知ですよね?」

女「そして貴様の方もな、虫ケラ…男とまでロクに話さんとは……一体どういう風の吹き回しだ?」

畑部「言ったでしょう、忙しいんですよ……そちらこそ、悪足掻きは止めて余生を精一杯享受しようとでもお決めに?」

女「フフ…減らず口にも覇気がないな…もっといつもの様に駄犬みたく吼えたらどうだ、虫ケラ…」

畑部「用がないなら解放して貰えますか…」

女「何だ?もっと相手してくれないのか?」

24 :創る名無しに見る名無し:2010/02/13(土) 19:38:50 ID:llZLuJrR
畑部「驚きですね、貴方の口からそんな台詞が聞けるとは……私、害虫さんに懐かれても嬉しくないんですけど」(何で…)

女「なぁに、心配するな…虫ケラが嫌がる事をしたいのは性分でな」

畑部「だ、だから私はただ…」(今までとは…違うのに……何で……)

女「訓練のスケジュール位把握している……どうした虫ケラ?」

女「私の目を見てみろ…」ググ…

畑部「ッ…良い、ですか…この状況下で…こんな所見られたら私の部下が早まって、手出ししかねませんよ?」(場合によっては、これから…)

女「なら私の目を見ろ…何故それだけの事が出来ん?」

畑部「……あ、貴方は……敵でしょうが」(殺しあわなきゃいけない様な人間に……)

女「は?」

畑部「だっ、だから…貴方は敵で……気軽に話しかけないで下さい…!!兵の士気にかかわります…っ!!」(どうしてこんな…!!)

女「ハッ、今更何を――…」

畑部「では!!」ドンッ

女「っと…」

――ツカツカ!!

女「……何を言っとるんだ、アイツは」(敵、だと?)

女(私達が敵なのは…今に始まった事では無いだろうが…大体今度の戦なら、私は飽くまで潜在敵……寧ろ、日頃より明らかな利害の一致がある位だ……)

女(初陣前のただの怯え、か?アイツが?何か考えがあっての事だと思っていたが……)

女「……」

女(とりあえず、出すモノ出すか…)

25 :創る名無しに見る名無し:2010/02/13(土) 20:20:57 ID:llZLuJrR
ワイワイ…ガヤガヤ…

ベ畑「次、新畑!!構え!!」

新畑「は、はいっ!!」チャッ

ベ畑「撃て!!」

新畑「んっ…!!」ビシュッ!!

―――ビイイィィン…

ベ畑「だいぶ慣れてきた様だが……惜しいな、それとも人型のマトだからか?」

新畑「い、いえっ…そんな事は…!!」

ベ「ならもう一発だ。次弾装填、40秒以内!!初めッ!!」

新畑「は、はいいいぃ!!」(そう、だよね…)

新畑(コレは人殺しの訓練なんだ…今更マトなんて……)キリキリ…

弓部「フフ、あの娘も段々らしくなって来たじゃない」

畑部「えぇ…」(皆、頑張ってる…)

ベ畑「槍隊、向こうの杭まで移動後、円陣隊形に移行!!3分以内だ、急げ!!」

畑「おおおぉぉッー!!」ザッザッザッ…!!

弓部「うん、すごいすごい。まだちょ〜っと頼りないけど、この短期間にしてはホント大したモンだわ」

畑部(私が思ったよりもずっと順調に…訓練は進んでる……少しづつだけど、確かに団結心や連帯感も生まれてきてる……)

畑部(だから私が気後れするなんて絶対にいけない……私が手を出さないのは、上の方針通りに動いてるだけ……)

弓部「そろそろ時間ね。畑部、休憩させないの?」

畑部「はい…」(そう、みんな同じ…害虫は害虫……)

弓部「……」

26 :創る名無しに見る名無し:2010/02/14(日) 01:15:30 ID:bJW0xv76
おや、ずっと揺らがなかった畑部さんにゆれが…?
男にも心境の変化があるようだしどうなるかな

それにしても学校の女さん側は平和だw

27 :創る名無しに見る名無し:2010/02/17(水) 20:10:46 ID:OO1Bfq9P
タガタンタンタン♪ダッタッタ〜♪

男「こんな時間から、朝練かぁ」

男友「ん、知らなかったのか?最近毎日だぜ」

男「んな早く来るコトないから。っていうかお前、部活無い癖に無駄に早いよな。どんだけ学校好きなんだよ…」

男友「るせーな。にしても、毎日毎日良くやるぜアイツら。しかも似たよーなメロディーを延々と」

男「っていうかさ…この曲、どっか他で聞いたコトある気がする」

男友「ん?あー…ホントだ。何だっけかなコレ」

男「……」

男友&男「…ユーキャンじゃね(だ)!!」

男友「テラ生涯学習wwwww」

男「wwww」


ベ畑「そこォ!!歩調が乱れてるぞ!!メロディーにあわせろ!!」

畑「おおおおおぉぉッ!!」

弓部「……これは、英国擲弾兵連隊行進曲かしら?新しいバリエーション?」

畑部「えぇ。アンサンブル部の人達も同じ曲ばかりじゃ、飽きるでしょうし…ま、といってもマーチなので余り大差はありませんが」

弓部「にしても、やたら楽しげなのが多いわよねぇ……マーチやら軍歌って……戦場で演奏するんでしょ?能天気というか、何と言うか」

畑部「明るいメロディーの方が緊張もほぐしやすいでしょうし、軽快で単調なリズムは隊列の乱れを防ぎますから…それに」

畑部「暗い曲で死ににいけますか?」

弓部「フフ、成るほどね…違いないわ」


男友「あーアレだ。マーチばっかやってたんだな。アイツ等」

男「マーチ、か…」(マーチって確か行進曲……軍歌、だよな?)

もしや、マンツーマンフラグじゃ…w

28 :創る名無しに見る名無し:2010/02/18(木) 14:55:36 ID:feS2vOFa
キーンコーン

男友「はぁ…」

男「だから課題くらいキチンとやってこいと…単位落としても知らんぞ」

男友「畜生…女さんなんて、何かしら提出したトコすら見た事無いのに…」

男「まぁ、あの人はね……とにかく昼休み中にパッと終わらせろよ。まとめ一個なんだから」

男友「へいへい…」ガラッ

男(んじゃ、今日は女さんが来るまで一人か…)

畑部「男君、お弁当です」

男「あ、うん。ありがとう」

畑部「では…」

男「………あの畑部さん?」

畑部「……」

男「最近何か…今朝も朝練してたし、部活凄い忙しそうだけど……」

畑部「いーえ、自分の分も作ってるんで。それにようやく、部活も軌道に乗ってきました。大丈夫ですよ」

男「そ、そう…でも…」

畑部「はい?」

男「何か畑部さん、疲れてそうだよ…?」

畑部「そんな事…ないですよ…寧ろ、絶好調な位です」

女「ほう?そうか?」ズイッ

畑部「っ!?」ビクッ

男「あ、お早う。女さん」

女「うむ。しかし畑部が私の気配に気づかないとはな……大分お疲れなんじゃないか?フフ…」キュポッ

畑部「い、今のはちょっと!!…って…ぇ」

男「あ…」

負けないもん!!

29 :創る名無しに見る名無し:2010/02/18(木) 15:13:46 ID:feS2vOFa
女「んぐっ…ん…どうした?解体される羊みたいな顔してるぞ?」

畑部「……」

男「そ、それ…って…」

女「ん?あぁ、新しい杯だ」

男「……」

――ガバッ

女「ひゃぅ!?ぁ…うぅ…な、何をするぅぅ…男ぉぉぉ…い、幾らなんでもこんなトコでぇぇ…///」

男「隠して」

女「……へ?何を?」

男「ソレ、皆に見つかる前に早く。鞄に」

女「何故だ?別に…」

男「いいから、早く」

女「あ、ぅ…男……怒ってる…のか?私が何か…」

男「…しまって」

女「うぅぅ…」ゴソゴソ

男「……」

女「あっ…ち、違うぞ!?コレは最近出来たってだけで、殺したのは大分昔だ!!だから心配する事―――むぐっ!?」

男「女さん、ここは教室だから…大きな声だしちゃダメだ……」

女「ぷは…うぅ…な、何だというのだ…さっきから……怖いぞ男ぉぉ…」

男「何で…こんな杯を……」

女「な、何でって…敬意を払うに値する者だから…常に傍らにおいて置くのは当然ではないか……」

畑部「…聞いたことがあります」

男「え…」

畑部「髑髏杯…害虫共の習慣の一つで、勇者の頭蓋の皮を剥ぎ、金箔等で装飾し杯にすると……」

30 :創る名無しに見る名無し:2010/02/18(木) 15:31:37 ID:feS2vOFa
男「勇者の…骸…」

女「そ、そうだ…ベルケは…私の親友で……最も誇り高い勇者だった」

畑部「それを、貴方が持ってるという事は……貴方が……殺したんですね?」

女「うむ。そうだ」

男「な…」

畑部「……」

男「何で、親友を…」

女「何でって…そりゃ敵になったからな」

男「…っ」クラッ

畑部「フフッ…」(うん、そうだ…)

女「?」

畑部(やっぱり、害虫さんだ…ずっと前から知っていたのに…私は何を……)

女「な、何だ…?い、一体どうしたというのだ…今まで何も言わなかったではないか…」

畑部(どんなに此処で一緒に過ごしても…)

男「今…まで…?」

畑部(どんなに私達と同じ様に笑ったり…泣いたりしても……)

女「鞍にだって、骸から剥いだ皮を貼り付けてるし……その皮で作ったポーチだって……」

畑部(コイツは、違うんだ……)

女「男も…虫ケラ共だって何も言わなかった…ではないか………」グスッ

男「……」

畑部「ありがとうございます、害虫さん」ペコッ

女「ふぇ?な、何だ気色の悪い…」

畑部「何でもありませんよ、フフ…では」(そう…私の敵は『こうゆうヤツ等』なんだ…)


畑部(だから、私も……)

31 :創る名無しに見る名無し:2010/02/18(木) 19:31:17 ID:feS2vOFa
男(腰にぶらさがった刃物…身体に残る無数の傷跡……)

女「……」

男(分かっていたコトだ…今まで、話してきて…一緒に過ごしてきて…)

女「男…」

男(心配かけさせまいとする以外、隠そうともしてなかった…俺にはとっくに分かっていたコトの筈…だった……)

女「骸が嫌い…なのか…?」

男「いや…」(あぁ、こんな的外れな推測だって…意外でもなんでもない……)

女「……」

男「取り合えず、教室を出よう…」(俺はただ分かりきっていたコトを、改めて見せ付けられただけ……目の前にいる女の子は…)

女「……わかった」

男(紛れも無い殺人者で…彼女にとって殺しは…日常の一部……倫理的嫌悪の枠外…)ガラッ

女「……」シュン…

男(だけど…遠い…こんなに近いのに…また、女さんが遠くなっていく………)

女「う、ぅ…」

男(クソ…サイテーだな、俺は…あんなモン見せられた程度で…何だってんだ……)

女「うぅぅ…な…」

男(全部今更だ……俺はその全部を踏まえた上で……)

女「な、何とか言ってくれぇ…男ぉ…」

男(この女の子を……)

女「うぇ…ぅ…」ウルウル

32 :創る名無しに見る名無し:2010/02/19(金) 19:48:37 ID:WTXwwdqz
男「……まず、ごめん」

女「ぇ…」

男「別に怒ってないよ、俺は」

女「そ、そう…なのか?だけど顔…怖かったぞ…?」グスッ

男「うん。ただアレは…他のクラスメートがいたからさ…」

女「確かに虫ケラ共に…ああいうのは…見ないが……」

男「あぁ、だから他の人が見たら―――」

女「お、男は!?男は平気…なの…か?」

男「……」

女「……」ウルウル

男「ん……平気、だよ…俺は」(そうだ…)

女「ホッ…」

男「…そんな心配だった?」(コレは『ちょっとびっくり』しただけ…)

女「あ…い、いや私も…虫ケラ共を少しばかり脅かす可能性がある位は、分かってた…でもこの杯は…私の大事なモノだし……」ゴシゴシ

男「うん…」

女「それに男だけは絶対、大丈夫だと思ってたんだが…やっぱり、その…それでも///」

女「フフ…お前に嫌われたかもと思ったら……少し、な?」ニコッ

男「そっか…」

33 :創る名無しに見る名無し:2010/02/19(金) 22:10:44 ID:WTXwwdqz

男(フフ…そういや前もこんなだったな……いつでも女さんは……)

女「うむ、やはり男だ…男は他の虫ケラ共なんかとは違う……」

男(俺なんかに…)

女「男さえ、平気なら…私は…」

男「ダメだよ、女さん。俺は良いけど、他の人には見せちゃダメだ」

女「ぅ…べ、別に私は…虫ケラ共に気を使うつもりなんざ無い……奴等が何と思おうが全く構わん………」

男「だけど、折角男友とも仲良くなれたんだし……アイツも皆もまだ女さんの世界のコトをよく知らないし……」

女「男、前にも言ったぞ……私は……」

男「分かってる…だけど…だから…っ」

男「コレは俺の我儘で……その、お願い…出来ないかな?」

女「……」

男「……」

女「ハァ…」

女「アイツは…」

男「うん…」

女「アイツは、男の友達だから……」

男「うん…うん…」

女「他の連中もお前のクラスメートだから……それだけ、だから……な?」

男「うん、分かってる」

女「ならまぁ…分かった…」

男「ありがとう」

女「ん、良い…」

誰ぞ!!誰ぞおらのか!!

34 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 00:43:25 ID:fKhXOZSo
女「なぁ男…そろそろ、飯にした方が良いんじゃ…」

男「そう…だね」

女「ん?教室には戻らないのか?」

男「いや、今日は男友呼び出しだし…屋上で食おうかなって思ってさ」

女「お、おぉ!!屋上か!!良いな!!」(二人っきり!!二人っきり!!)

男「じゃ行こっか」

女「うむ……って…ち、ちょっと待ってくれ」

男「どうしたの?」

女「私の…イカフライは…」

男「あー、アイツ鞄持ってってたし……ドンマイ」

女「あぅ…」

男「お腹減ってるなら分けるけど?」

女「い、いぃ…虫ケラじゃあるまいし…こんな事で腹を空かすなど……」グウゥ…

男「ハハ…最近ずっと食べてたんだから、無理ないよ」

女「くううぅぅ…」

・・・・・

男(畑部さんの弁当だって、忘れてるのかな…)

女「あむ…んぐっ…!!」パクパク

男「おいしい?」

女「んっ…む…」ゴクッ

男「……」

女「ん……フ、フツー?」

男「……」ジトー

女「うっ…べ、別に…美味しくない訳じゃない……ぞ…///」ボソボソ

男「ぷっwww」

女「ほ、ホントの事言っただけだろうが!!」

男「ハイハイww」

女「くっ…もういい!!後はさ……け」ゴソッ…ピタッ

男「あー。いいよ、いいよ。他に誰もいないしね」

女「で、では…ん…んぐっ」ゴクッ…ゴクッ…

35 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 00:47:44 ID:fKhXOZSo

男(改めてみると…やっぱ凄いな…)

女「ぷぃー…」

男「その杯さ」(コレが…人の頭蓋…)

女「うむ」

男「ちょっと見せてもらっても…良いかな?」ドキドキ

女「おぉ、良いぞ。いくらでも見てくれ。綺麗に仕上がったからな」

男「うっお…」(金ピカだ…それに意外と軽い…)

女「フフ、私の宝物だ…」

男「ベルケさん、だっけ…?」(女さんの親友…)

女「あぁ…」

男(ハハ…まさか、こんな形で女さんの友達に会うなんて……)

女「…お前にも、会わせたかったな」(どうだベルケ…)

男「……」

女(コイツが…私の惚れた男だ……)


女(中々の男前だろう?)

36 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 01:58:25 ID:fKhXOZSo
男「ねぇ…女さん…」

女「ん?」

男「ベルケ、さんは…」

女「あぁ」

男「最後まで…女さんの親友……だった?」

女「勿論だ」

男「そっか…」

女「?」

男「……」

男「ん、なんでもない」(変わったな、俺も…)

女「しかし…今日はよく晴れてるな……珍しくそんな寒くないし…屋上というのは名案だ」

男「今年は特に寒いのモンね…まぁ流石に何時もの天気なら、最初っから論外だよ」(切り替えが早くなったというか…なんというか……)

女「うむ、そうだな…もし今年の冬がこれくらい暖かかったら……」

男「ずっと過ごし易かったろうにね。お陰で何枚重ね着してんだか」(昼休みからまだ、30分も経ってないのに…昔の俺なら……)

女「フッ…そうだな」

男「はー…」ゴロッ

女「な…」(男が…自分から床に……)

男(まるで…自分が自分じゃないみたいだ……)

女「男、床…冷たくないのか?」

男「んーん、きもちーよ」

女「なら私もだっ♪」ゴロッ

男「フフッ…」(女さんも、感情の起伏は烈しいけど……立ち直り早いよな…)

女「なんだかご機嫌だな、男」

男「うん、なんだかね」(もしかして…女さんが、少しづつ俺達の世界に馴染んでるみたいに……)


男(俺も知らない内に女さんの世界に……?)


37 :創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 20:37:29 ID:ZSxf1GK+
おお、やっと男が(血なまぐさい世界を)自覚して実感しはじめた?

38 :創る名無しに見る名無し:2010/02/22(月) 02:28:50 ID:90rR1WaA
お帰り>>1!そしてスマン>>1
帰ってきてからもずっと見てたんだけど携帯規制で書き込めんかった
運営が死にますように

何だか不安になるような話が続くなぁ…
畑部さんの精神が不安定でコワス、新畑何とかしてけれ!


ところで>>1の受験はdウワナニヲスルヤメr

39 :創る名無しに見る名無し:2010/02/24(水) 17:33:31 ID:rJ0PDYfN
>>38うはww規制激しいらしいねwww
回復おめでとん

受験は何とか、志望校ひっかかったおww
こんなん垂れ流してたから、半ば諦めてたけどww
ネタ尽きぎみだけど、頑張るお

40 :創る名無しに見る名無し:2010/02/26(金) 23:34:48 ID:DqKHQy3O
タタタン〜♪タッタラタタタタ〜〜♪

弓部「ようやく出来たみたいよ。ハイ、これアンタの」

新畑「?」

畑部「へぇ、急がせた割りには良い出来ですね。他の方達のは…」

弓部「……戦闘が始まるまでは倉庫で厳重秘匿、でしょ?」

畑部「ん、分かりました」

新畑「あの…それって、ネックレス…ですか?」

畑部「あぁ、コレは認識票ですよ。いわばIDカードみたいなモノとでも思ってくれれば」ジャラッ…

新畑「あ…」

畑部「そう、ココにはいつだたっかの質問書で記入した通りの情報…その人の氏名、生年月日、性別、血液型、所属、認識番号、宗教等が全て刻まれてます」

新畑「凄いですね…こんなちっちゃな札にびっしり……」

畑部「えぇ。コレさえあれば本人の負傷や戦死等、喋れない状態になっても身元が分かります。金属製なので燃えませんし、迅速な輸血が可能です」

弓部「その人にあった供養も出来るしね」

新畑「2枚組みなのは何で…ですか?」

弓部「胴体が千切れたりした時に、千切れたパーツに付けて遺体を識別するためよ」

新畑「っひ…」

畑部「それに一枚だけ回収する事で、すでにその人の戦死報告や救護要請が済んだコトを示したり……遺族の方達に送ったりするコトが出来ますね」

弓部「フフ…ま、コイツのお世話になるのだけは避けたい所だけど……」

新畑(…ウン、今日こそ)

畑部「さて、認識票は出来たし……後はペニシリンやモルヒネ等の医薬品ですね」

弓部「それなら、もう粗方衛生部の連中が―――」

新畑(今日こそ一杯、タイヤキを買って帰ろう…あ、あと前から行きたかったクレープ屋さんにいって…角のワッフル屋さんにもいって……)ブツブツ

41 :創る名無しに見る名無し:2010/02/27(土) 20:04:29 ID:HZFOJeSM
新畑さん一人だけ思考が女子高生ww

しかし殺伐とした会話がすぐ横でかわされてるのに
この思考とは、新畑も慣れたもんだねぇ

42 :創る名無しに見る名無し:2010/02/28(日) 01:23:51 ID:3sw35h7q
女「あぐっ…んむ…」モグモグ

男友「…昼食べたんだろ?」

男「まあね…」

女「んぐっ…イ、イカフライは別腹なんだ!!悪いか!?」

男友「どんなスイーツだよ…」

女「る、るさい…そもそも課題くらいキチンと脅すなり、こなすなりして何とかしろ。だらしないぞ」(すいーつ?)

男友「いやいやいや」

女(まァお陰で…二人っきりで……)モグモグ

男友「そういやさ、お前って将来の夢とかある?」

男「まだ特に無いけど…何だ、突然」

女「……///」モグモグ

男友「いや俺さ、実は女さんに言われるまで殆ど飯なんて作ったコトなかったんだよね」

男「え、マジで」

男友「うん。けど結構上手いだろコレ」

男「ってか、フツーによく作ってるのかと…」

男友「なんつーか、こうやって上手そうに食ってもらえるとな」

男「料理の楽しさに目覚めたってかw」

男友「いやでもよくね?コックとかイケメンじゃんw」

男「また不純な目的だな、お前…」

43 :創る名無しに見る名無し:2010/02/28(日) 02:05:58 ID:3sw35h7q
女「げぷっ…」

男友「そうだ、女さんは何かある?夢」

女「んん?夢ぇ?」

男友「やりたい事とかさ」

女「そうだな…明日も男と話して、イカフライいっぱい食べたいぞ!!」

男「ハハハ…」

男友「いや、そういうんじゃなくて…夢なんだからもっと、願望というか……」

女「虫ケラ共の農地を、全部焼き払って牧草地に変えたい!!」

男友「あー…もうちょい長めのスパンでさ…自分、将来こうなってみたい的なのは無いのか?」

女「将…来…?」

男友「そんな、キョトンしなくても…俺なら、ホラ…コックになりたいとか」

女「こっく…あぁ、成る程…イカは職人になりたいのか……」

男友「そうゆうの無い?」

女「む……」(自分が…)

男「……」

女「……」

女「…私は同じだな」

男友「同じ?」

女「馬を駆って、家畜共を導く…今と同じだ」

男友「それが夢ってコト?」

女「うむ」(そう…)

男友「ふぅん」

女(夢、だ…)

男「……」

44 :創る名無しに見る名無し:2010/03/11(木) 23:20:25 ID:cNn0W72X
キーンコーン

弓「……」トコトコ

弓(あれ?今なんか聞こえて…)

「――どう――った?」

弓(誰?こんな所で……)ソッ…

「あぁ、これで四人だ」

「もっと他に一杯いんじゃないのか?こんなのもう耐えられねぇよ…」

「俺だってそうだ、こんなコトする為にココに入ったんじゃねぇ」

弓「―――ッ!!」サッ!!

「そもそも最初の話だって…ってやべ……もう直ぐ小休止終わりだぞ」

「よし、分かった。とにかく俺も目ぼしいヤツにそれとなく聞いて置く」

「慎重にやれよ?学校側も黙認してるらしいし…一応、ホラ…俺なんて二回目な訳だし」

「わっーてるって、お前はビビリ過ぎなんだよww流石にマジな訳無いだろwww」

「いや確かに資材類は学校側や、街の協力が無いと集まらん様なモンだが……アイツもこの人数だ、口だけに決まってる。なんとか…」

弓(コレは…)


弓部「畑部、そろそろ休憩終了時刻よ?」

畑部「そうですね、じゃあ…」

弓部「ラッパ兵――」

畑部「待って下さい、弓部さん」

弓部「ん?」

畑部「今日は特に激しく訓練したので…皆へばってます、後10分間だけ延長しましょう」

弓部「…へ…延長?訓練じゃなくて…休憩時間を…?」

畑部「そうですよ、何か問題でも?」

弓部「い、いや…その…ホントに?」

畑部「もぅ…私だって鬼じゃないですよ、これ位良いじゃないですか」

弓部「そう…だけど…」(今日の昼から、よね…?)

畑部「ホラ、弓部さんも休憩時間なんですから。とにかく休んで、休んで♪」

弓部「え、えぇ…」(昨日までの畑部とは違って、妙に…余裕がある感じというか………)

畑部「〜♪」

弓部(でも、どこか…)

45 :創る名無しに見る名無し:2010/03/23(火) 16:38:51 ID:Y56W9gOI
更新ペースめっきり落ちたな・・・
まあ遊牧民になってから正直つまらんからな

46 :創る名無しに見る名無し:2010/03/24(水) 05:32:56 ID:5T+0u2s+
>>45スマン、更新中々できなくて
自分でもそう思うから辛い、詰め込みすぎたなァ…


47 :創る名無しに見る名無し:2010/04/09(金) 00:30:51 ID:8QVWXjFA
しえ

48 :創る名無しに見る名無し:2010/04/10(土) 01:55:11 ID:RWQ6q0vu
パカ…パカ…

女「……」

男友「うぅ、毎度のコトだけど…人の視線が痛ぇ…」

男「お前そーゆーの気にするタイプだっけw?」

男友「お前って、そーゆーの気にしないタイプか?いや流石に外はキツイって……」

男「一緒に帰んの二回目だろ?じき慣れるよ」

男友「慣れたくねぇっつの…オマケにさっきからずっとだんまりだし……コレ俺、完全に邪魔者だろ…」ブツブツ

男「いやいやいやw最近いつも一緒じゃんww」(どうしたんだろ、女さん…)

女(気のせい、か…?)

男友「ハァ、あのなぁ…色々馴染ませてあげたいのは分かるけど…そろそろハッキリした方が良いと思うぞ、マジで……」ヒソヒソ

男(俺にまで話しかけないし…これは、前みたく男友を邪険にしてるというより……)

男友「このままじゃお前……返って女さんがかわいs…って聞けよ、コラ」

男「女さん、なんか忘れ物でもした?」

女「…っ…い、いや何、ハハ…少し考え事をしてただけだ。気にするな」

男「そう…」

女「ん、どうした男友?もっとこっちへ来い」(ダメだ、男に余計な心配を…)

男友「…へ?」

女「そこじゃ話しにくいだろが…チンタラ歩いてると、置いていくぞ?」(だが馬を取って私が戻ってきた時に、一瞬感じた視線……)

男友「お、おぅ」

女(アレは―――…)

49 :創る名無しに見る名無し:2010/05/06(木) 23:19:30 ID:qJ1DawYG
やっと規制とけたお…
つってももう誰もいないかwww

50 :創る名無しに見る名無し:2010/05/09(日) 21:47:40 ID:c2zA7G60
・・・・・

新畑(あ、もう昼休みだ…)

先「で、あるからして〜」

新畑(最近あっという間に時間が経っちゃうなぁ…やっぱり、慣れたとはいえ疲れてるのかなぁ……?)

新畑(だって…何だかんだで、あれから大分たつのに……)

新畑「ふぁああぁ〜…」(全然、女さん達も…)

先「…新畑」ジロッ

新畑「い゙っ…す、すいません!!つい!!」

先「ったく…眠いのは分かるが、もうすぐ昼休みなんだからな。我慢して聞いとけ」

新畑「はぃ…」(あの先生も――…)

畑部『え?他の先生も皆知ってるか、ですって?』

新畑『は、はい…だって先生もみんな何時も通りだし…殆どの先生には一般生徒達と同じ説明を?』

畑部『いいえ。先生たちは例外無く雇用契約時に、この旨を伝えられて了承してますよ?だから堂々と授業免除もされるんです』

新畑(全部、知ってるんだよね…ううん…それだけじゃない…)

新畑(何時も私に優しくしてくれる先生だって…みんな……)

別クラス

女「すぴぃー…すぴー…」

男「お、そろそろ…」

女「うむ、イカの時間だな」ムクッ

男「イカの時間て…」(てか体内時計すごいな…)

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