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自作キャラでバトロワ Part3

1 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 14:05:33 ID:+NPFmj3g
ここは完全オリジナルキャラによるバトルロワイアル企画スレです。

前スレ
ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1229870940/

初代スレ(前々スレ)
ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1223708988/

自作キャラでバトルロワイアル仮新スレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12138/1229740836/

↑荒らしが酷い時はこちらへ


避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/12138

Wiki
ttp://www14.atwiki.jp/jisakurowa


2 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 14:10:07 ID:QhZZGxBU
2なら終了

3 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 14:17:46 ID:eZBwtpT4
3なら>>2が無かったことになって盛り上がる

4 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 14:21:15 ID:iiNMnsAA
>>2
それが通用するのはVipだけ

>>1乙。
だがしたらばで話し合った方がよかったんじゃ…

5 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 14:33:01 ID:zvW0bHHC
別にそんな荒れてないし……
それにまたあいつが来てももうそれほど荒れないだろ

6 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 15:54:26 ID:AkTSf53G
>>1
乙で

7 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 23:28:30 ID:Mb5K9Xdc
>>1

時に、今予約状況ってどうなってる?

8 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 23:35:07 ID:eZBwtpT4
今は誰も予約していない

自分はプロット練ってるところ

9 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/18(水) 00:16:24 ID:aH1EwhT9
まあ何にせよ。放送によって全てのキャラに新たな可能性が芽生えたのは事実ですね。
ほかの書き手さんも頑張ってください。


玉堤英人、森屋英太、銀鏖院水晶で予約します

10 :創る名無しに見る名無し:2009/03/18(水) 02:34:22 ID:Nb4+KMeC
首輪の正体に自発的に気付いた二人に予約が入った!
これはwktkせざるを得ない!

そして森屋には捨てられるフラグがww

11 :創る名無しに見る名無し:2009/03/18(水) 19:03:05 ID:wFZ/KK8Y
意外とドライだからなーづっつん

12 :創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 00:15:44 ID:nvBFSe8/
スタンスまとめ

【マーダー側】
壱里塚徳人、太田太郎丸忠信、片桐和夫、神崎健二、北沢樹里、吉良邑子、銀鏖院水晶、久世明日美、白崎篠一郎、鈴木正一郎、朱広竜、間由佳、フラウ

【対主催側】
海野裕也、エヴィアン、エルフィ、貝町ト子、楠森昭哉、朽樹良子、倉沢ほのか、暮員未幸、ケトル、サーシャ、添島龍子、玉堤英人、内木聡右、長谷川沙羅、日向有人、森屋英太、和音さん

【中立】
鬼崎喜佳

【?】
W・N・スペンサー、苗村都月

13 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:00:52 ID:NsJRJ+88
投下します

14 :交渉人 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:01:33 ID:NsJRJ+88
銀鏖院水晶は、自分が思っている以上に疲弊していることに気付く。
立った二回。されど二回。
いや、あれは確実に二回以上の負担になっただろう。
何にせよもう使えない。休息挟まずしてこれ以上能力を使えば確実に命にかかわる。
一本、港から杖になるサイズの木材を持ってきておいてよかった。
ハッキリ言って立っているのもやっとだ。
今愚民たちと遭遇することは何としてでも避けたい……
だが、水晶のささやかな願いを、神が叶えることは無かった。
皮肉なことに、自分のことを神と思っている彼女の願いが。



放送が終わった後、英太は当然意気消沈していた。
若狭が極めて機械的に、彼の親友である加賀智通の死を宣告し、彼に仲販遥が死んでいると言う事を再認識させた。
彼の心が、どのようにして抉られたかは、想像に難くないはずだ。

「あと数100mだ。もう一踏ん張りだぞ」

だけども英人は、飽く迄は、冷静に英太に言い返す。
自分の知り合いは、誰も死んでいなかった事に対する、心理的余裕だろうか。
飽く迄彼は、ドライな態度だ。

「…………そりゃあお前はいいよな。まだ無傷だ」

「………?」

「だってそうだろ!? フラウも間も生きてるだろお前の場合はよぉ!!」
「だけど………だけど俺は違う…………もう…いねえんだ。みんないねえ……いねえんだ」

英太は、英人の胸倉をつかみ、攻撃的な形相で、彼を間近で睨みつけた。
「言いたいことはそれだけか?」

「僕らはこれ以上惨劇を起こさせないために動く必要があるんだよ。仲販や加賀のためにも…」

「五月蠅ェよ!! お前は知り合いじゃなけりゃあクラスメイトが死んでも涙を流したりしねえのかって聞いてんだよ!!」

英人は、直後に英太の拳を右頬に喰らい、体勢を崩して近くの木に背中をたたきつけられた。

「お前は……腕だけじゃなく心も機械なんだ……だからきっと悲しくねえんだよ!!」


英太のその言葉に、英人は一瞬何ともいえぬ重みを心に感じた。
自分は最良の選択肢を、慎重に選んでいるつもりだ。
そして、少しだけ森屋英太に対し腹が立つ。

事故で友人が死ぬのと、殺し合いの場で友人が死ぬのとでは死の形が全く違う。
森屋英太は、分かっていない。だが…人が死んで悲しいのは、普通だ。
本当に分かっていないのは、まだそれを体験していない自分なんじゃ……

「そこの愚民二匹。神の命に従って沈黙しなさい」
そんな折、彼らの前に一人の少女が現れる。


大鎌を装備した銀鏖院水晶が、そこにいた。


15 :交渉人 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:02:45 ID:NsJRJ+88
水晶は、このとき杖を手放し、精一杯力を振り絞りながら、堂々と胸を張ってその場に仁王立ちしている。

「そこを退いてもらえるか? 銀鏖院」

「退いて欲しければ地面にその頭が減り込むほど、頭を下げなさい。そうすればあなたたちの骸をあちら側に…」

「そうか。じゃあお前の側面を通ってそっち側に行くとしよう」

そう言って英人は、多少戸惑う英太を引き連れて、誇らしげに胸を張る水晶の、右側面を素通りして、彼女のバックに回った。

玉堤英人の、あまりにセオリーを無視した行動に、水晶は一瞬呆気にとられたが、すぐに正気を取り戻し、英人たちのすぐ頭上目掛け手を翳した。

「無視をするなっ! このド愚民がっ!!」

彼らの頭上に聳え立っていた一本の樹が、何の前触れもなく爆ぜて切れ、空中でしばらく静止すると、そのまま一瞬だけよろめいて、地上に落ちてきた。

「…………何だよこれ」

二人とも動けなかった。
大鎌を右手に携える以外は、普通(幼児体型)の女子高生が、はるか頭上の大木を、手を翳すだけで破壊したのだ。
二人は、辛くも木を躱すことに成功したが、もう少し気付くのが遅ければ、間違いなく押しつぶされていた。


「分かったら……ハァ……ハァ…沈黙しなさい」

16 :交渉人 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:04:22 ID:NsJRJ+88
ついカッとなって力を使ってしまった。
樹木の破壊という行為は、彼らへの威嚇としては非常に優秀な効果を齎したが、その実彼女は彼らを殺す気でいた。
あのまま木を爆ぜさせ、直接落とすことも可能だったが、できなかった。
心臓の痛みと極限まで募った疲労が、それを許すことは無かった。
だが、弱みを見せるわけにはいかない。
愚民共にこのことを悟られてはいけない。

「……次は外さない………あなたたちはおとなしく私に協力しなさい…」

次などはなかった。
次に使えば、心臓は停止しかねない。少なくとも気絶する確率は高いだろう。
クールダウンが必要だ。それもかなりの長時間。
殺し合いの場において、長時間の沈黙は致命的である以外の何物でもない。
本来殺すはずだった玉堤英人と森屋英太。
弱みを見せさえしなければ自分が優位に立って彼らを駒にすることができる。


「私はとても慈悲深い。あなたたち愚民にも……チャンスを与えてあげるわ」


「玉堤英人っ!」

とっさに、英人をのデイパックを、ほんの数秒、透視し、心臓に痛みがかかる前に停止させる。
「…………その中にナイフがあるわね……」

「それであなたたちどちらか一人が、喉を裂いて自害しなさい」

水晶が提示した条件に、英人も英太も、再び沈黙した。
彼女は紛れもなく、二人に「どっちか死ね」と言っているのだ。

「……断ったらどうなるんだ?」
英人は水晶に問いかける。

「どちらも死ぬことになるだけよ」
水晶は淡々とした口調で返すだけだ。
英太は、相変わらず黙りこくっているだけ。

この3人に共通して言えること、それは全員に余裕がないことだった。
「ちょっと待て。銀鏖院」

突然、英人はなにかを閃いたような笑みを少しだけ浮かべ、銀鏖院水晶と言う小さな怪物に話を切り出した。

「何かしら? 玉堤英人」

「さっきの力は何だ? 手を翳しただけで木が爆ぜたりデイパックの中身を当てたり」

「この力は私の家系……神の血筋が持つ万能の神通力よ。私に使えてあなたたち愚民に使えない。それだけの話よ」
「じゃあ何で神様が僕らに助けを求めているんだ?」

「は?」
水晶は、再び呆気にとられた。

「何で神である私が愚民に助けなんて…」

「考えてもみろ。お前は随分自信満々で僕らにその力を披露してくれた」
「その口ぶりからして、神通力はまだまだ何回でも使えるはずだろ?」
英人はそう言って、右手を広げて水晶に向けて翳した。
「お前のその万能の神通力で、僕の右手を破壊してみろ」
水晶も英太も、その瞬間驚愕せざるを得なかった。

17 :交渉人 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:08:12 ID:NsJRJ+88
「どうした? 早くやれよ」
極めて冷静沈着に、ここまでクレイジーな態度を取る英人に、水晶も英太も、その瞬間驚愕せざるを得なかった。

「お…おい英人。おま……」
「森屋。お前は黙っていてくれ」

「どうしたんだ? 銀鏖院。やってみろよ。さっきの木のように。この指をどれでも爆ぜさせてみろ」
「………そんなことして誰が得をするって言うの?」
水晶は、英人同様冷静に返す。

「お前の力を試してみたくてな……僕はさ。銀鏖院」
「君の力が本当に今使えるのかどうかを知りたい」

……バレている?
自分が今能力を使うことは、命に関わることを。
いや、どちらにせよこの能力は生物相手には効果がない。
だが、どう言い逃れる?
自分の口から“万能”と吐いてしまった事を水晶は、呪った。

能力を使えば死ぬ。だが、使わざるを得ない状況。だのにその対象に能力が行き届くことは無い。
何と言う八方塞がりだろう。
逃げ道はどこにもない。どうすればいい?神なら見つけろ。
何とかしろ。

「早くしろ。さあッ」
この、玉堤英人から逃れる術を…………何とか考えろ。

「……いいよもう!」

「ようするに銀鏖院はどっちかが死ねば満足するんだろ?」

「だったら俺が死ぬ」

英太は、すでに英人のデイパックのジッパーに手を伸ばし、ナイフを取り出した。

「!? 何してるんだ森屋ッ」
英人も、とっさのことに驚いたが、すぐに冷静に切り返す。
「俺さ……もう疲れたんだよ。みんなの…仇は取りたいけど……」
「だからこれ以上傷つきたくないんだ」
「とんだヘタレと罵ってくれて構わない。でも……本当にもう…………しんどいんだ」
そう言って、森屋は自らの喉にそのナイフを突き立てようと…


18 :創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 09:08:25 ID:nvBFSe8/
支援

19 :交渉人 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:10:02 ID:NsJRJ+88


バタッ

する直前に、すぐ後ろで人が倒れる音がした。
水晶だ。
彼女はその場に倒れていた。

『……で…も…………これで…さびしくない…よ…………』

この時、英太はどうしても倒れる彼女に仲販遥を重ねざるをえなかった。
英人が彼の自殺を止めに入るその前に、彼はナイフを捨て去り、倒れる水晶に駆け寄った。

「オイ銀鏖院っ! 銀鏖院しっかりしろ!!」

彼は、水晶の耳元で叫び続ける。
この一人の少女を、死なせたくはない。
その一心での叫びだ。

「………み…」
「!?」
「……み………水」
「へ?」

水晶は、そう言って、森屋を跳ね除けて立ち上がり、すぐ近くの木に凭れかかって息をついた。
「そこの愚民! 水をよこしなさい! あとできれば食べ物と地図も!」


英太は、英人から少し離れた場所で、水晶を看護していた。
同時に英太は驚いていた。自分が渡した2リットルの水と、二人分の菓子パンは、この華奢な少女の胃袋の中に、数秒とせぬ間に消え去ったのだ。

「一つ聞くけど…これだけ?」
「これだけってお前……もう二人分喰ってんぞ」
「対等に口を聞くな。愚民」

水晶は、相変わらずだった。
相変わらずの態度で、英太に切り込んでくる。

「もう一つ聞くわ。死に損ないの愚民」
「あなた私が恐くないの?」

「何で?」

英太の言葉に、水晶は多少戸惑う。
「何でって……私はあなたたちを罵声し、殺そうともした。なのに何で……」

「俺はさ。夜が明ける前まで仲販遥と一緒に行動してた」

20 :交渉人 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:10:41 ID:NsJRJ+88

「………でも遥は…太田に殺された」
「俺はさ…アイツみたいな酷い奴は嫌いだけど、お前みたいなただの我侭な奴のことは嫌いじゃあない」

「それにお前は、一歩踏み止まってくれた。そこだけ普通に人殺せる奴よりマシってことだよ。それが恐くない理由だ」

本当は、水晶は太田以上に人を殺している。
だが、森屋英太はいい具合に水晶に対しいいイメージを抱いてくれたようだ。
どちらにせよ英太を大した脅威と捉えていない水晶が、真に警戒するのは玉堤英人。
奴は何かを得るためには手段を一切選ばない覚悟を持っている超一流の策士。
また、あれだけの自信をこの銀鏖院水晶に対して見せることができるのだ。
何か情報を掴んでいる可能性が高い。
実力行使に出ることができない今、自分が優位であることを見せつけられているうちに、脅迫を…

「なあ、パンツ見えてんぞ」
「ふわぁっ!!!?」

英太の言葉に、水晶は驚いて即座に立ちあがる。
「………見たの?」

「白だっ………」

「このエロ愚民がっ!」
水晶は、英太の股間に蹴りを喰らわせた。
直後に、彼は股間を抑えて悶え苦しみながら、蹲った。

「………は……ははは…いい蹴りだよホント…」
「近寄るなエロ愚民。さっさと玉堤英人のところへ戻……」

「今はアイツを話したくねえ…」

英太は、たださみしそうな口調で言った。


21 :交渉人 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:11:48 ID:NsJRJ+88
しばらくして、英人は移動を促す。
目的地は診療所らしい。
英太から受け取った地図で確認すると、すぐ近くにあるらしい。
もう一踏ん張りだ。もう一踏ん張りでようやく休息できる。
英人は着き次第英太と水晶の治療を行うとも言っていた。

二人は無言で返す。

その沈黙の場で、玉堤英人は数秒間だけ、森屋英太ではなく銀鏖院水晶を見つめ、そのすぐ後に彼らは移動を始めた。


22 :交渉人 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:12:18 ID:NsJRJ+88
【C-6 森/一日目・朝方】
【男子十九番:玉堤英人】
【1:僕(たち) 2:君(たち) 3:あの人、あいつ(ら)、○○(名前呼び捨て)】
[状態]:健康、右頬に痣
[装備]:FIM-92スティンガー(1/1)、アウトドアナイフ
[道具]:支給品一式、USBメモリ
[思考・状況]
基本思考:間由佳と合流したい。主催側がどうなっているか知りたい。
0:ゲームに乗る気はない。基本的に身を潜めてやり過ごす。
1:吉良よりも先に由佳と合流する。ゲームに乗っていない生徒に会ったら彼女(吉良)は危険だと知らせる
2:二階堂に勝てそうな奴を捜してUSBメモリを渡すor共に行動する。
3:武装面での不安要素は拭えないため、ゲームに乗っている生徒に会ったら逃げる
4:森屋の治療の為に診療所に向かう
5:念のため樹里には警戒する
6:診療所に着いたらUSBメモリを餌に水晶を籠絡したい
7:それと同時に水晶から情報を引き出したい
[備考欄]
※USBメモリに玉堤英人の推測を書いたデータが入っています。
※愛餓夫の言葉を疑っています。
※水晶が能力を使えない状況にあることに薄々気付いています。
※英人と森屋は、D-6、C-6を通って診療所を目指していました。

【男子二十六番:森屋英太】
【1:俺(たち) 2:お前(ら) 3:あいつ(ら)、○○(名前呼び捨て、女子限定で名字さん付けで、脳内ではフルネーム)】
[状態]:疲労(特大)、スティンガー発射の反動と足に受けた散弾の傷の影響でほとんど動けない(散弾の傷には包帯を巻いている)、制服の下に何も着てない
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2(地図は水晶に渡しました)、小型ミサイル×2、赤い液体の入った注射器×3(麻薬(森屋たちはこの事実を知らない))
[思考・状況]
基本思考:もう疲れたよ………
0:…………遥…
1:英人に対して不信
2:英人、水晶と共に診療所に向かう
3:みんなの仇はとりたいけど……もう苦しいんだ…
[備考欄]
※北沢樹里がマーダーだと認識しました。
※英人と森屋は、D-6、C-6を通って診療所を目指していました。
※その為、鈴木や広竜、貝町とも今のところ遭遇していません。
※他人(特に女性)の死に対して敏感になっています
※シルヴィアと加賀の死体は、現在地からもう少し歩かない発見できません。
※ちなみに、現在地から死体を発見せずに診療所に行くことが可能なルートもありますが、死体を発見させるか否かは他の書き手さんにお任せします。

【女子十番:銀鏖院 水晶(ぎんおういん-みきら)】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:あの人(ら)、○○(呼び捨て)】
[状態]:疲労(特大)、しばらく超能力を行使できない、色々と屈辱
[装備]:木の棒、大鎌
[道具]:丸めた地図
[思考・状況]
基本思考:神の存在を知らしめる
0:まず優勝を目指す
1:その後にテトと二階堂を始末する(卜部悠は比較的どうでもいい)
2:日向有人、太田太郎丸忠信を警戒
3:玉堤英人に言い包められたのが屈辱
4:診療所に向かう
5:全快し次第、二人を殺す
[備考欄]
※テト達三人が黒幕だと確信しました
※D-8の倉庫近辺の炎は消えました
※D-8の倉庫近辺に平田三四郎の死体(若干焦げ)が放置されています。
※全快はどんなに早くても2時間以上後です

23 :創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 09:12:40 ID:nvBFSe8/
試演

24 :交渉人 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 09:13:28 ID:NsJRJ+88
投下終了です。
支援感謝します。

あと修正
×「今はアイツを話したくねえ…」
○「今はアイツと話したくねえ…」

25 :創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 09:14:47 ID:nvBFSe8/
投下乙。
森屋が鬱に!

26 : ◆EGv2prCtI. :2009/03/20(金) 09:55:15 ID:cAa6knaW
投下乙です。
英人が賭けに出た。
一方の水晶はしばらくは動けませんが……

サーシャ、和音さんで予約します

27 : ◆YGvZTkqXsE :2009/03/20(金) 11:14:49 ID:8y9RbUS6
とりあえず話し合いをやろう?
広島市内なら行きます

28 :創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 11:51:39 ID:hXT/k8j+
>>24
英人、銀塵院に興味深々。
またフラグを立てた英太だが…彼らが次に会うのは善佳達か。

29 : ◆zmHe3wMKNg :2009/03/20(金) 15:50:53 ID:FLpM1zYJ
苗村都月、ウィリアム・ナカヤマ・スペンサーで予約。

30 : ◆YGvZTkqXsE :2009/03/20(金) 16:58:00 ID:kAJH9mfO
19時に
ttp://www2.aammss.com/waiwai/ichat6/ichat.cgi

31 :創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 17:06:29 ID:+ZDNtrNu
投下乙です。

水晶、命拾いしたな。 今後この性格が吉と出るか凶と出るか・・・

第一回放送も終わって第二段階突入か。
放送でスタンス変わる人もいそうだし、wktk

32 : ◆YGvZTkqXsE :2009/03/20(金) 20:36:58 ID:kAJH9mfO
ttp://ten.noob.jp/mu2shotrm/2shot5/2shot.cgi
きたわよ

33 : ◆zeyvxEAaZQ :2009/03/20(金) 23:41:08 ID:GXuPZ/nN
てすと

34 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/20(金) 23:58:10 ID:qaTDtRz5
場繋ぎとしてちょっと外伝を書かせていただきましたので、投下します


35 :最悪の一日:〜貝町ト子の場合〜 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/21(土) 00:00:21 ID:qaTDtRz5
これは、修学旅行2週間前の日。
“テトの身に降りかかった不幸”を、貝町ト子の視点で描いた物語である。
知る覚悟がある者は、どうか目を閉ざさず直視してほしい。
彼女の身に何が起きたか。



―――――――――――――



貝町ト子の一日は、早朝苗村都月の下駄箱の中にワープロで打った罵詈雑言の書かれたA-4コピー用紙を何枚も入れることから始まる。
彼女は気の弱い生徒だ。銀鏖院水晶や卜部悠から恐喝などを頻繁に受けている。
だが、飽く迄気の弱い彼女は、抵抗できない。
最近では北沢樹理や他のクラスの女子らからも同様のいじめを受けているとかいないとか。
自分もこんな形でしか、募るストレスを発散することはできなかった。
太田太郎丸忠信や愛餓夫から日々受ける暴行。
麻薬が受け取れない責め苦。
両親の見ていないところで、妹のヒ呂に当たり散らした時もあった。
誰よりも大好きな家族に、本当はしたくないのにしてしまう。

「やっほーっ! ト子ちゃ〜ん!」
ト子の頭に、かなり重量級の、柔らかく巨大な二つの肉の塊(要するに乳房)が自分の頭に圧し掛かってきた。
「………相変わらノーブラか…? この乳お化け」
学校内で数少ないト子の友人。テトだ。
相変わらずの、男子を悩ませる悪魔染みたその体で、それでいて子供のような可愛らしい笑顔を、彼女を振りまく。
「だって学校終わったらすぐに巫女服に着替えるんだもん。あれ着てブラ付けるとすっごい蒸れるし」
「だからって一日中ノーブラか」

頭に圧し掛かったテトの胸を下からぶるんぶるんと掌底で揺さぶりながら、ト子は顔を赤らめながら、テトと目を合わせないようにして、満面の笑みを見せた。

「流石に今は夏だ。その乳をほぼ直に晒すようなことはやめたほうがいいぞ。正直獣人じゃなくても欲情してしまうレベルだぞ」
「あはは…ないない。だって私痴漢にあったことないし」

ト子は本気でテトの事を心配していた。
となりのクラスのヴィゴ(犬族の獣人。ゲーム愛好会の部長でテトやト子の2年のころのクラスメイト)は、テトのとなりの席になった際に、授業中に眠っている彼女の胸を間近でじろじろと見ていた。
時には指で突いた時もあるが、彼女は眠ったままだったし、発見したのも私だけだったからヴィゴにお咎めはなしだ。
文化祭の準備の時はさらに酷い。荷物を持ち上げるふりをしたり、集合写真で集まる際に、手の甲などでこっそり胸や尻に触っていたのだ。ヴィゴだけでなくクラスメイトの男子ほぼ全員が。
今年に入っても、テトの体目当てに親切を装ってこっそり当たっただけを装ったセクハラ行為を働く輩は多い。
だからト子は彼女が心配なのだ。

「だが本当にバカだな男子は…女の乳と尻にしか興味がないのか?」
「ううん。きっとそればっかりじゃない人もいるよ」

テトは、一瞬だけト子から目を背けると、頬を赤らめて静かに言った。
そんな折、予鈴のチャイムが鳴り響き、校門前で屯していた生徒たちもざわざわと動き始める。
テトやト子たちも動かないわけにはいかない。

「急ぐよ! ト子ちゃん!」

テトはそう言って駆け出した。
だが、ト子よりもテトの方が脚は凄まじく速い。
「ちょ…………待っ…」
テトは、すぐにト子を抜き去り、遠くへと行ってしまった。
「…………ちょっとは手加減して走ってよ…」
「やっほーっ! ト子ちゃ〜ん!」
テトに置いて行かれ、落胆するト子に、突如として、後ろから粘着質な声が掛けられる。
太田太郎丸忠信と、その腰巾着の愛餓夫の姿があった。

36 :最悪の一日:〜貝町ト子の場合〜 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/21(土) 00:01:25 ID:Bgv75HTF
「……何の用だ?」
「まあそう噛みつくなって〜せっかくの可愛い面が台無しだぜ?」

太田は、ト子の目の前でいつもの薬をチラつかせる。
「前払いだ。2週間分くれてやる」

前払い。
この言葉にト子は、歓喜せずに震撼した。
太田が、前払いと言った時には決まってヤバいことを持ちかけてくる。
一度だけ、ヒ呂とヤらせろと言ってきた時には、流石にこれを拒んだが、その瞬間太田と愛餓夫によって乱暴を働かれ、太田によって強姦されかけた。
その事によるトラウマと、薬を貰えなかった事による禁断症状により、ト子は地獄の1週間を送ることになった彼女は、それ以来太田に頭を垂れるしかない生活を送らざるを得なくなっていた。

「………今度は何をさせる気?」


―――――――――――――


テトは昼休みの間ずっと不機嫌だった。
ずっと机にぶら下がって、死んだ魚のような目をしていた。
ト子ですら話しかけ辛い空気が、その場にまどろんでいたのだ。
「……て…テト?」


「………………なあに? ト子ちゃん」
「何かあったのか?」

「4時間目の休憩時間にね。吉良さんにいきなりキスされかかったの」

「!?」
これにはさすがに驚かざるを得なかった。
そうか……最近吉良はやたらとテトに親切にすると思ったら…
「流石にギャラリーも多かったし、とっさに彼女を突き飛ばしたわ。あと2時間同じクラスで吉良さんと過ごすのはちょっと億劫だわ」

ト子は、とっさに、少し後ろに座っている吉良の方角に目をやる。
彼女の目の輝き様からして、恐らくまだ狙っているだろう。

「気を付けた方がいいよ。特に放課後」
「そうねー。ちょっと放課後ラトの下校待つから気を付けるわ」

「ラトの下校を? また何で」
「よくぞ聞いてくれました!」

突然テトが、息を吹き返したかのように勢いよく立ちあがった。

「最近ラトに目を付けたの。絶対に射とめてみせるわ……私の王子様!」
テトの目は間違いなく本気だ。
多少呆れ顔で彼女を見守りながら、自分は何と言う事を切り出そうとしている。
罪悪感が心に圧し掛かる。
だが、少し前の席の太田から、無情にも合図が来てしまった。

「なあテト…………どうせラトが来るまで…ずっと待ってるんだろ?」
「だったらさ……」

37 :最悪の一日:〜貝町ト子の場合〜 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/21(土) 00:06:18 ID:Bgv75HTF
テトは、親友の言葉を疑うこともなく、彼女との約束を守って、耐震補強工事中の旧校舎裏にやってきた。
「来たわよ〜ト子ちゃ〜ん。話って何?」

テトは、旧校舎裏に出たところで、すぐに貝町ト子を見つける。
「うん……来てくれてありがとう」
「あ! できれば手短にすませてね〜。ラトは生徒会の仕事早く終わらせることで有名らしいのよ。こっちとしてはできるだけ自然に…」

「テト…………」

「なあに? ト子ちゃん」


「ごめん」

テトが気がつくその前に、背後から愛餓夫が振りかざした角材が、テトの後頭部を直撃していた

「はいはーい ご苦労さん。」
餓夫に続く形で、太田、壱里塚、吉良と、三人のクラスメイトも、姿を現した。
太田は、挑発的な態度でト子に対して拍手で賞賛を送る。

「ははっ! 太田よぉ! このお嬢ちゃんはヤっちまってもいいのかい?」
餓夫は、下劣な口調でテトの髪の毛を引き千切らんばかりの勢いで掴みながら言った。

「お前はダメだ。あとで俺がヤるからそれまで馴らしとけ。間違っても挿れたりすんじゃねえぞ?」
「先っぽだけでいいからたまにはさせてくれよ!?」

餓夫のその言葉を、太田は無視した。
一方の餓夫は、太田のその態度にやや不満を覚えつつも、嫌がるテトを押さえつけてその胸を揉みしだき始めた。
「で?壱里塚や吉良はしねーのか? 子猫ちゃんの調教をよ」

「冗談よせよ太田君。獣人相手に欲情するのは、趣味じゃない。俺はただテトの苦しむ様が見たかっただけだ。今回君に協力したのもそのため……」

「私は遠慮なくさせていただきますね! 太田君!」
テトの調教に、吉良も加わった。
彼女が味わう屈辱は何倍にも膨れ上がる。
そんな様を、ト子は見たくなかった。逃げ出したかった。
だが、そんなこと太田が許すはずがない。

「いや………………や……めて……………」

「お? 意識があったのか?」
太田は驚いた。確実に気絶したと思っていたのに。

「裏切ったのね……ト子………貝町ト子……貝町ト子ォォ!!!」
「殺してやる! 親友だと思ってたのに!! 裏切りやがって!!」

あのテトから、こんな罵声を聞いたのは初めてだった。
言い逃れをする術はない。
もう彼女を顔を直視することはできない。
自分は大罪人だ。救いようのない大罪人。

「………………」

太田は、どうやらこの状況が御所望だったらしい。
彼から出された『帰ってもいい』のサインを受け取ったト子は、その場から逃げるように去って行った。

38 :最悪の一日:〜貝町ト子の場合〜 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/21(土) 00:07:22 ID:qaTDtRz5
「きっと……きっとラトが助けてくれるはずだ……」
そんな甘えが、きっとあったから自分を罵倒する彼女の顔を、きっと自分は再び見ることをしなかったんだろう。
ラトがいるのなら、きっと助けてくれるはずだ。
貝町ト子は、その時逃げることだけを頭に思い浮かべていた。

何から?

さあ、果たして何からだろうね。

テトか、太田か、餓夫たちからか……それとも…





これが、貝町ト子の視点で描かれた“最悪の日”だ。
他人の視点から見れば、違うものもきっと見えてくるだろう。
それはそうだ。
この場において、地獄を見る者と天国を見る者は、明確に分け隔てられているのだから。


39 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/21(土) 00:11:10 ID:Bgv75HTF
投下終了です。


40 :創る名無しに見る名無し:2009/03/21(土) 00:30:20 ID:JIo6UdqQ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/3404/1067157665
数年前のうまさん

41 : ◆zmHe3wMKNg :2009/03/21(土) 00:37:29 ID:N9qHDOBz
投下乙。
卜部とテトの悲しい過去。ゲームが進み、
人物関係が明らかになるにつれ徐々に浮かび上がってくる真実。
いい感じに突き抜けてきた気がする。

投下します。

42 :BAN ◆zmHe3wMKNg :2009/03/21(土) 00:38:26 ID:N9qHDOBz
長かった夜は明け、開き放しになっている扉から朝日が射し込んむ。
G-5地点に佇む木造のログハウス。そこにさり気無くと設置されていた
スピーカーから定時が来たことを告げる放送が流れた。

「若狭です。みんなー、元気にやってるかー? じゃあ六時になったから放送するぞ。
 まず死んだ友達の名前を呼ぶぞー」

機械的に放送される若狭の声。
しかし、それを聞ける者はここには居ない。


小屋の中で横たわっているのは二つの全裸死体。


「……うぅ……。」

否、その内の片方はまだかろうじて生きていた。だから放送で名前は呼ばれなったのだ。
息も絶え絶えでとてもそれを聞ける状態ではなかったが。
もっとも、放送で誰が死んだのか、もはやこの者には関係のない話だろう。

「……あぁ……。」

その者の僅かに開いている目に太陽の光が当たり、それに何かの希望を見出すかのように震える手を伸ばした。

「……がん、ばれ……。」

一言、呟いた直後。手がぱたりと床に落ち、その者は完全に息絶えた。



――――――――――――――――――――――――


時間は少し遡る。


「……うぅん……なぁに……?」

あまりの騒がしさに眠りを妨げられた苗村は、長い眠りからようやく覚めようとしていた。
しかしなにか、違和感を感じる。妙にスースーするのだ。
眠り眼のままゆっくり上半身を起こし、ふと顔を下げる。

「ひ!?」

あまりにあんまりな状況に、完全に意識が覚醒する。

「なんで!?なんで服着てないの!?」

すぐさまベッドのシーツで体を隠し、部屋を見渡した。


43 :BAN ◆zmHe3wMKNg :2009/03/21(土) 00:39:04 ID:N9qHDOBz
「……なに……これ……!?」

狼族の獣人、ノーチラスがベッドのすぐ横で私の拳銃を胸にめり込ませて死んでいる。
更に、部屋の向こう側、扉のすぐ傍で私を襲った男、
ウィリアム・ナカヤマ・スペンサーがうつ伏せに倒れて死んでいる。
しかも、こいつらも服を着ていない。

ログハウスで全裸になっている男性が二人と女性が一人

その異様な現状に苗村おぞましい嫌悪感を感じた。
考えたくもない。だが。この状況で考えられる可能性は。

私を気絶させた中性的な美少年ウィリアムは私が動かないことをいいことに
服を剥き、行為に及ぼうとした時に乱入してきた狼男ノーチラスに襲われそのまま殺し合いに。
いや、それではノーチラスまで全裸な理由がない。
ウィリアムを殺して私を襲おうとしたのならノーチラスが死んでいるのはおかしい。
ということはつまり、出会った二人は合意の上で私を犯すことにし。
輪姦する順番で揉めて殺し合いになった。気絶している私のすぐ横で。

「……嫌ぁ。」

醜悪で最悪な想像をして。想像を絶する悲しみに襲われる。
あぁ、そうえば眠っている間にも胸や尻に気味の悪い感覚を感じていた。
もはや想像した状況は確定的に明らか。

「…ぐ…うぅ…ひぐっ…。」

情けなさと恥ずかしさに涙をこぼす。
どうして? どうして私ばっかりこんな目に?
唯一の救いは二人が既に相打ちになって死んでいることか。

「……うぅ……。」

向こうに倒れているノーチラスじゃない方の男が唸った。

「ひぃっ!?」


44 :BAN ◆zmHe3wMKNg :2009/03/21(土) 00:39:42 ID:N9qHDOBz
恐怖で体が膠着する。
生きている。まだあいつは生きていたんだ!
……駄目だ。あいつが目覚めたら酷い目に遭わされる。絶対に。
こうなったら、もう、私が完全に息の根を止めるしかない!
なにか、体の底から力が湧き出るような感覚を感じた。
そこに芽生えたのは、恐怖ではなく有頂天になった激しい怒り。
ベッドから降りた苗村は、床に転がっていた金属バットを手に取り立ち上がった。

――許さない。止めを刺す。殺す。

――こいつらなんかに!私を殺させてたまるか!


◆ ◆ ◆



「……うぅ……。」

朦朧とする意識の中ウィリアムは覚醒した。
徐々にここで起きたことを思い出す。
さっきの自分はいけなかった。
怒りに負け、怒りのまま能力を行使し、手加減のない力でノーチラスを殺してしまった。
自分は殺し合いなどしたくはなかったのに。僕は決して許されない罪を犯してしまった。
でも、後悔はしない。
あの時ノーチラスは苗村をレイプしようとしていたのだ。
恐らく、苗村が恐怖に駆られて襲ってきたように、彼もこのような環境に置かれたストレスで
頭がおかしくなっていたのだろう。だから、殺すしかなかった。苗村を護るためには。
もう戻れない。自分は信念を貫くのだ。この地獄の島で、昔の僕のように虐げられてきた
苗村を守り抜く。そう心に決め、ゆっくり瞼を開く。

金属バットを持った全裸の苗村が、殺意を込めた目でそれを振りかぶっているのが見えた。

「………!?」

驚愕したウィリアムは条件反射で跳ね起き、今寝ていた場所の床に穴が空いた。

「待て!やめろ!やめてくれ!苗村!」
「……このぉ!」

すぐ構えなおした苗村は即座に構えなおして横なぎにバットを振る。
ウィリアムはそれを素早く後退してかわす。しかし。

「がぁ!?」

45 :BAN ◆zmHe3wMKNg :2009/03/21(土) 00:40:41 ID:N9qHDOBz
予想以上の速度に対応できず、折れた左腕に金属バットが叩き込まれた。
思わず意識が飛びそうになる。
三度、苗村が大きくバットを引き、全力で叩きつけようとする。

「……調子に、乗るなクソアマ。焼き殺すぞ!」

怒りに満ちた瞳で睨みつけ、右手を伸ばし。発火能力を発動しようとする。
――だが。

「……ぉぷっ!?」

能力は発動せず、代わりに心臓が圧迫される気配を感じ、血を吐いた。
口元を押さえながら、島に来てから力を使った回数を思い出して数えてみる。

ノーチラスの腕を燃やしたときにパイロキネシスを使用。
扉を破壊した時にサイコキネシスを使用
そして拳銃をノーチラスの胸に突き刺すのに限界を超えた力でサイコキネシスを使用

大したインターバルもないまま今回が六回目。
明らかに使用回数の上限を超えていた。

苗村の横薙ぎにフルスイングした金属バットが止まることなく胸に直撃し、
ウィリアムの肋骨を叩き折った。

「うぐぁっ!!」

床に転がり悶絶する。しばらく暴れ、ウィリアムは仰向けになって動かなくなった。

「…………。」

苗村は、倒れているウィリアムにゆっくり近づき、馬乗りになった。
以外とスタイルのいい裸体が目に写る。傍から見たら刺激的な状況なのに
死がすぐそこまで迫っている現状ではまったく興奮する気になれなかった。

「……ばれっ。」


46 :BAN ◆zmHe3wMKNg :2009/03/21(土) 00:42:13 ID:N9qHDOBz
苗村は金属バットを大きく上段に振り上げた。
体が全く言うことを聞かず、頼みの綱の能力も、使ったら確実に心臓が止まって死ぬ。
つまり、どう足掻いても自分はここで死ぬのだ。苗村に殺される。守りたかった筈の苗村に。
…なぜ、なんだ。これが、ノーチラスを殺した報いだとでもいうのか?
どうする?最期に苗村を道連れにしてみるか?いや、それでは本当に何の意味もなくなる。
…こんな筈ではなかった。何故こうなった?どこで間違えた?なぜ止められなかった?
その時、ふと違和感を感じた。
なぜ自分は苗村の金属バットを二度も避けられなかった?
超能力がなくても身体能力は自分が勝っている筈だった。なのに手も足も出なかったのは?
…つまり…ひょっとして、自分が思っている以上にこの娘は。
血が垂れている口元が何故か少し緩んだ。
僕には虐げられている苗村を護る義務があると信じていた。だが、自分は教室の苗村のことしか知らない。
苗村をただの虐められっ娘だと思い込んで、本当の彼女を見ようとしなかったのは、自分だったのではないか。

――そうか、なんだ、僕が護ってやらなくても、十分強かったんじゃないか、苗村。

ウィリアムは瞼を閉じ、命と引き換えになったであろう最期の能力の行使を放棄した。

「くたばれっ!この!変態野郎!」






……頑張れ苗村、君ならきっと……。











ぐしゃっ。


剣道有段者が容赦なく振りおろした金属バットが、ウィリアムの頭蓋骨にめり込んだ。


47 :BAN ◆zmHe3wMKNg :2009/03/21(土) 00:42:52 ID:N9qHDOBz
――――――――――――――――――――――――
「みんな色んな人が死んで悲しいだろうけど、人生は別れの連続です。
 今の内に慣れて耐えられるようにしないといけませーん。じゃあ今日も一日頑張ろうなー」

そこでぶつりと音を立てて、声が消えた。
そして、再び静寂が訪れた。

「あれぇ?おかしいなー?」

白いシーツをタオルのように巻きつけて山を降りた苗村は放送に違和感を感じた。
さっき自分が確実に殺した筈のウィリアムとかいう外人の名前が呼ばれてないのだ。
これは精神的な揺さ振りを狙った偽装情報かもしれない。つまり実際何人死んだのか判らないということ?
いい加減な内容に少し腹を立て、すぐに気を取り直す。それにしても。
今の自分は実に無様な格好だ。ログハウスにあったのは靴位で、
何故か私の服もあいつらの服もどこにも見当たらなかった。

――初めて、人を殺した。

だが、その後湧き上がった感情は嫌悪感でも罪悪感でもなく。
ネットゲームの困難なミッションをやり遂げた時に似た素晴らしい充実感。
具体的に言うと「よっしゃー(^O^)/」という気分になっていた。

「くすっ。あははっ。なぁーんだ、簡単じゃない!」

所詮これも、ネットゲームと同じ、ゲームに過ぎないのだ。要領は何も変わらない。
私はシティー。ネットゲームでその名を知らぬ者は居ない有名人。
私はリアルでもシティーになって雑魚プレイヤー共を人工的に淘汰してやるのだ。

思考はクールでクリアー。恐怖は克服した。


――これより私は反撃を開始する。



【男子三番:ウィリアム・ナカヤマ・スペンサー 死亡】
【残り32人】


【E-4 平地/一日目・深夜】
【女子二十番:苗村都月】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:あの人(達)】
[状態]:ほぼ全裸、恐怖を克服、妄想による狂気
[装備]:金属バット
[道具]:支給品一式×2、S&W M56オート(5/15)、M56オートのマガジン(3) シアン化カリウム
[思考・状況]
基本思考:生き残る
0:何か着る物が欲しい
1:容赦なく相手を殺す
2:家に帰りたい
[備考欄]
※全裸にべッドのシーツで身を包んでいる状態です。
※放送の内容が真実なのか怪しんでいます。

48 : ◆zmHe3wMKNg :2009/03/21(土) 00:45:29 ID:N9qHDOBz
投下終了。

修正:【E-4 平地/一日目・朝方】です。


49 : ◆zmHe3wMKNg :2009/03/21(土) 00:51:49 ID:N9qHDOBz
修正:>>45

苗村が撃ってきた弾丸を止めた時シールドを使用。
苗村を威嚇した時パイロキネシスを使用。
ノーチラスの腕を燃やしたときにパイロキネシスを使用。
扉を破壊した時にサイコキネシスを使用
そして拳銃をノーチラスの胸に突き刺すのに限界を超えた力でサイコキネシスを使用

大したインターバルもないまま今回が六回目。

50 :創る名無しに見る名無し:2009/03/21(土) 10:13:28 ID:s/wf7y17
投下乙です
ついに都月が殺った…………
でもウィルの行為の正当性は今死んだ彼しか知らない…………
報われないなー……

51 :創る名無しに見る名無し:2009/03/21(土) 13:23:21 ID:1PiaHL+g
投下乙です。
ウィリアムが逝ったか。
何気にタイトルの意味が深いですね…

52 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/22(日) 12:56:12 ID:tDuzu2Un
大田太郎丸忠信で予約します

53 :創る名無しに見る名無し:2009/03/22(日) 15:40:17 ID:z233/LG0
一応前スレで貼られたゲームを転載
http://www.abcoroti.com:8081/~baguken255/brZ/brlist.cgi

54 : ◆EGv2prCtI. :2009/03/23(月) 12:12:38 ID:HsIGUZIN
投下します

55 :CROSS POINT ◆EGv2prCtI. :2009/03/23(月) 12:14:14 ID:HsIGUZIN

 和音さんからここまでのいきさつを聞き、サーシャはただ「そう」と言って俯いただけだった。
 和音さんは、そんなサーシャを不思議そうに見ていた。
 しばらくはそのまま二人は動かなかったのだけれど、サーシャが突然何かを決心したかのように立ち上がり、そのまま歩き始めた。
 和音さんも何も言わずにサーシャに続いていく。

 サーシャからもこちらの状況は全て説明していた。
 久世明日美に襲撃されたことだ。
 明日美はもはや狂っていると言ってもよかった。
 死んだところで何が救われると言うのか。
 冷静に考えれば分かることを明日美は気付いてすらいなかったのだ。
 それでも相手はサーシャを殺すつもりでいた。
 こちらに発煙筒が渡されていなかったら今まで生きていられたかも怪しいのだけれど。

 まだ――私は死んでしまう訳にはいかない。
 ラト君が私を愛していてくれたことと、それが分からなかった自分の愚かさを償うまでは。

 そして、その償いはテトへの裁きを以て果たされる。
 そうしなければ、多分、自分には本当に救われる権利なんて無い。
 他のクラスメートにしてもそうだ。
 明日美の時はサーシャは逃げ切れたが、それとは別に誰かが誰かを殺してしまっているかも知れない。
 そんな可能性がある残酷な事態が現に起こっている。
 何より――それを起こしたかもしれないテトを許せない。絶対に。


56 :CROSS POINT ◆EGv2prCtI. :2009/03/23(月) 12:15:12 ID:HsIGUZIN


「……サーシャさん」
 和音さんがサーシャの腕をぽんぽんと叩く。
 歩きながら考えていたサーシャはその声でふっと気が付き、そしてこちら側の少し遠く、何かが横になって倒れているのが見えた。
 ――女子制服と、同じ色調の何かが。

 明らかに、その倒れているものが着ているのはその制服だった。
 つまりあそこに常にジャージを着ている貝町ト子(女子五番)以外の女子の誰かなのだ。
 それを理解した時、サーシャの頭の中から急速に血が引いていくのが分かった。
 こんな物騒な時にわざわざこんなところで寝るなんて普通の神経では考えられない。

 結論は一つしかなかった。
 そうであって欲しくないと思っても、もはや避けようがなかった。
 サーシャと和音さんが走って近寄ると、それが誰なのかは嫌でも直ぐに理解出来た。

 死体は二つあった。
 一つ目は古賀葉子(女子十五番)だった。
 胸の辺りに赤くぬめりを持った何かが広がっている。
 とても悔しそうな表情をして死んでいた。
 それでもこちらはまだきれいな状態だった。

 二つ目は麻倉美意子(女子一番)。
 こちらは何かで喉を縦に切り裂かれている。
 その部分の損傷があまりにも酷い。
 横暴に刻んだようにズタズタになっているのだ。
 とにかく――とても直視できるような状態ではない。

 あまりの惨状についサーシャは吐き気を催し、戻しかけたが、和音さんが素早くサーシャの喉元に手を回し、そのまま押さえ付けた。
 そして和音さんが、「静かにしなさい」と呟くように言った。
 サーシャもその意図が分かっていた。
 分かっていたのだけれど、迫りくるそれを止めることがどうしても出来ない。

57 :CROSS POINT ◆EGv2prCtI. :2009/03/23(月) 12:16:57 ID:HsIGUZIN

 二人を殺したクラスメートがまだこの近くに居ることは確実だ。
 音なんて出すだけで自殺行為になる。
 必死に堪えて、なんとか抑えるとサーシャは息をついた。
 そして動きを止めずに和音さんの肩を借りて死体を見ずに済むようにすぐに木陰に隠れた。
 それから胃が落ち着くまでと思って、座り込んだ。
 強烈な目眩も重なって、思ったより強烈なショックだったと感じる。

 やはり気分がいいものでは無い――死体を実際に見るのは。
 本の中で人が死んでいくのはよく見かける。
 だが、それでも本当に骸を確かめた内に入る訳が無い。
 道端で死んでいる野良犬や野良猫にすらサーシャは心を痛めたことがある。
 ましてや見知った同級生のそれでは……

 ――いや。

 先程までテトを殺そうとしていたくせに、自分は何を思っている?
 一時的にもそうしようとしたのに、自分は何から目を背けている?
 やっぱり、自分は弱いのか?
 このままではテトに勝てる訳が無い。


「若狭です。みんなー、元気にやってるかー? じゃあ六時になったから放送するぞ。まず死んだ友達の名前を呼ぶぞー」
 サーシャと和音さんはぎょっとして顔を上げた。
 若狭吉雄の電子的に歪んだ声が聞こえる。
 そうだ――もうそんな時間になっていたのだ。
 そして死んだ者の発表。
 和音さんが静かに地図(地図の隣には、名簿が書いてあった)を取り出す中、サーシャはそれを黙って聞いた。

「男子からです。多いなー。一番、愛餓夫君。五番、追原弾君。七番、加賀智通君。十番、如月兵馬君。十二番、グレッグ大澤君」

 和音さんが次々と名簿の名前に線を引いていく中、またもサーシャは衝撃を受けた。
 自分と同じ生徒会のグレッグ大澤の名前が呼ばれた。
 自分よりも年上で、とても優しかった彼が。
 ――死んでしまった。
 まるでラトの時のような虚脱感が襲い掛かってくる。
 弾のことについては、和音さんはある程度悟ってはいたようだけれど。

58 :CROSS POINT ◆EGv2prCtI. :2009/03/23(月) 12:19:20 ID:HsIGUZIN

「十四番、鹿和太平君。十五番、宍戸亮太郎君。十七番、尻田堀夫君。二十一番、トマック君、二十三番、ノーチラス君。二十四番、平田三四郎君」

 ノーチラスまで――
 とにかく、気落ちしてる場合じゃない。
 そう言い聞かせても、若狭の宣言ひとつひとつが重かった。
 一人の名前を聞かされる度、その顔が浮かんで頭から離れない。

「次は女子だー。一番、麻倉美意子さん。六番、神崎志緒里さん。十五番、古賀葉子さん。十七番、シルヴィアさん」

 サーシャは頭をガンと殴られたような気がした。
 強気がっては、時々悲しげな顔をしていたシルヴィア。
 日頃気にかけていた彼女すら死んでしまった。
 既に大量のクラスメートの名前が呼ばれていて頭がほとんど麻痺しそうになっていたのだけれど、そのショックは今までより遥かに大きかった。

「二十一番、仲販遥さん。二十六番、松村友枝さん。
 いいペースだぞー。では禁止エリアを発表します。きちんとメモしておけよー」
 一時間後に『C−4』、三時間後に『E−3』、五時間後に『D−6』だー」
 和音さんが地図にそれを書き込む。
「みんな色んな人が死んで悲しいだろうけど、人生は別れの連続です。今の内に慣れて耐えられるようにしないといけませーん。じゃあ今日も一日頑張ろうなー」
 そんな若狭の呑気な一言で、放送は締め括られた。
 放送が終わった後は、また周囲に静寂が訪れた。
 木の上、鳥のさえずりが聞こえたが、そんなことはどうでもよかった。
 多くのクラスメートが死んでしまった――のは、多分事実だ。
 現に美意子と葉子の名前も呼ばれている。

「……サーシャさん」
 不意に、和音さんが地図をサーシャに突き出した。
「あなたも自分のものに書いておいた方がいい……」
 そう言われて、自分もデイパックから地図と鉛筆を出した。
 禁止エリアを写して、それからまず愛餓夫の名前の上に線を引こうとして――手を止めた。
 それは――それはとにかく、ひど過ぎる。
 結局、名前の横に点を付けていくだけに留めた。
 そして、ラトの名前の横にも。
 何故か、まるで自分がクラスメートを殺していってるような感覚がして罪悪感がした。
 名前を書いたらその名前の人物が死ぬ、そんな漫画だか映画があったからだ。

59 :CROSS POINT ◆EGv2prCtI. :2009/03/23(月) 12:20:18 ID:HsIGUZIN

 その間に、和音さんは美意子と葉子の荷物を物色していた。
 よくあんなひどい光景に耐えられるなとは思ったが、単純に和音さんも内心嫌だと思っているに違いない。
 それともただサーシャが弱いだけなのか。

 和音さんが手に何かを持って戻ってきた。
 輪のようなもの、ダーツの束、そして――鉈。
 そして、和音さんがサーシャに鉈を手渡す。
「……これが、麻倉さんの鞄に入っていた」
 その鉈を手に持ち、それが鉈ではなく刃が広いナイフだと気付いた。
 美意子のデイパックに、これが?
「どうして……持っていなかったの?」
 この状況ではまず突然の襲撃に備えておくのが一番かも知れない。
 いや、持つとはいかなくてもすぐに手に届く場所にしまっておく筈だ。
 何故、美意子は――?

「……多分」
 和音さんが、口を開いた。
「麻倉さんは少なからず悪に対して抵抗があった。だから、どんな理由があっても自分も悪にならないように持たなかった……」

 ああ。
 そうか。
 サーシャはようやく思い出して納得した。美意子は、探偵だった。
 彼女の噂はよく耳に届いたのに。
 和音さんに言われてようやく思い出した。

 私はやっぱりクラスメートのことをあまり覚えていない。
 なのに、そう言う人達の死を悲しんでいる。

 これは、――余計なことなのか?
 何も知らない自分が泣くことで相手を汚しているのでは?

 考えても答えが出る訳も無い。
 今は――今はとにかく、動かなければ。
「和音さん、これからどうするの?」
「……片桐和夫からは離れたい」

 つまり、確実に逃げるには南に行く必要がある。
 和音さん達が襲われたのは北の辺りだったので、そこを考慮しなければならない。
 だが他の問題もある。
 禁止エリアになってしまう場所――が近くにあるのだ。
 一時間後に『C−4』がそうなってしまう。
 サーシャ達が今どの辺りに居るのか分からなかったが、C−4は森。
 気付かない内にもうC−4の中に入ってしまっているかも知れないのだ。
「……サーシャさん」
 和音さんが、急に指を指した。
「あちらに何か建物がある……」

 サーシャはそちらを見渡した。
 確かに、よく奥を見ようとすれば何か建物が見える。
 地図を見るとこの近くには分校か診療所があった。
 そこに行けばしばらく禁止エリアに関しては安全かも知れない。

「そうね、あそこに行きましょう」
 考えているだけでは駄目だ。
 このままでは首輪が爆発してしまう可能性もある。

 そうして、二人は動き始めた。
 ――その先に何が待っているのか、予測する余裕も無かったのだけれど。

60 :CROSS POINT ◆EGv2prCtI. :2009/03/23(月) 12:22:39 ID:HsIGUZIN
【C-5 森/一日目・朝方】
【女子十六番:サーシャ】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:○○(さん付け)(達)】
[状態]:深い悲しみ
[装備]:ブッシュナイフ、発煙筒×4
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
基本思考:ラトのためにもゲームを潰す
0:仲間を募ってゲームを潰す
1:明日美から逃げる
2:和音さんを護る
3:テトに会った時に、何故こんなゲームを開催したのか問い詰める
[備考欄]
※少なくともテトはこのゲームに絡んでると確信しました
※少し気が晴れました

【女子二十七番:和音さん】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:○○さん(達)】
[状態]:健康
[装備]:ダーツセット、双眼鏡
[道具]:支給品一式、首輪の残骸
[思考・状況]
基本思考:二階堂永遠を出し抜く
0:サーシャに守ってもらう
1:味方を集める
2:襲われたら容赦はしない
3:自分の名前をバラした片桐和夫を許さない
[備考欄]
※朱広竜、片桐和夫がゲームに乗ったと認識しました

※二人は『D−4』の分校か『B−6』の診療所に向かいました

61 : ◆EGv2prCtI. :2009/03/23(月) 12:23:40 ID:HsIGUZIN
投下終了です

62 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/23(月) 16:56:08 ID:MtDJ36VG
投下乙です。
サーシャには多くの友の死が突き付けられたな……
そして和音さんは相変わらず冷静だ。


こちらも投下させていただきます。

63 :大いなる遺産 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/23(月) 16:58:59 ID:MtDJ36VG
少し歩いた先に見えた民家で見つけたノートパソコンで、追原弾から受け取ったメモリーチップの中を覗く。『FRIENDS』、『PROGRUM』と言う名の2つのプログラムがその中には存在した。
デスクの椅子に腰かけながら、まずは『FRIENDS』の中身を見るべく、マウスでそのプログラムをダブルクリックする。


「このプログラムを開いているということは、恐らく君は研究者のうちの誰かだろう。」
プログラムにはそう書かれてあった。

「俺は研究者でも何でもねーよ」
太田は嘲笑うようにそう呟く。
呟きながら、ページを下の方へとスクロールして行く。

『この場では、自分に素直になれるので、日記のような形式で行かせてもらう。尚、研究者たちに読まれ、自分に不利益が生じる内容には、パスワードを設定しているため、読むことはできないことをあらかじめ了承してほしい。虫食いのようになっているはずだ。』

「パスワード?」

一度ページを一番下までスクロールさせたが、虫食いされている箇所など一箇所もない。

「壊れる前にパスワードを解除したのか? 追原の奴」

そう思い、納得したあと、太田は再びページをスクロールさせ、先の位置に戻す。

『結論から言うと、『シティー』の正体は割れている。クラスメイトという事は少し前に知ったし、彼女が時折こぼしていたやや荒っぽい愚痴から、彼女は『苗村都月』である確率が非常に高い。』

「苗村……?」

太田が、苗村都月の顔を思い出すのに、少しだけ時間がかかった。
影の薄い苛められっ子。と言うイメージしかなかったし、何より顔もあまり見たことがない。

「アイツがシティーか……まあアイツならちょっと脅せば容易にヤラせてくれるかな……?」
「で……次はキューブだ」


ページを再びスクロールさせる。

『次はキューブだ。彼女は日々自分の影が薄い事を嘆いていた。「あたしは所詮モブキャラか……」ってな』

『以上の条件を満たす女子は、クラスの中には二人いる。古賀葉子と、長谷川沙羅だ。』
『俺の計算では、古賀である確率は51%、長谷川である確率は49%となっている。』

『これで、『シティー』と『キューブ』に対する考察は終わりだ。虫食いだらけでさぞ読みにくかっただろう。済まない。』

「まあ俺には虫食いなんて関係ねーけどな」

太田は、瞬時に確率が2%だけ高い古賀葉子に目を付ける。
アイツも苗村同様あんまり知らないが、まあヤレりゃあいいだろう。
そう思いながらミネラルウォーターをデイパックから取り出し、喉に必要な量だけ流し込んだところで、放送が始まった。
不細工な若狭による、不細工な放送だ。

「若狭です。みんなー、元気にやってるかー? じゃあ六時になったから放送するぞ。まず死んだ友達の名前を呼ぶぞー」

「おーハイハイ。待ってました。待ってました」

「男子からです。多いなー。一番、愛餓夫君。五番、追原弾君。」

「ああ…餓夫死んだか……やっぱりな」

まあもともと奴が生存できるとは思っていなかった。
仮にも友人である餓夫の死を、太田は決して悼まず、寧ろ嘲笑していた。

64 :大いなる遺産 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/23(月) 17:00:09 ID:MtDJ36VG
「七番、加賀智通君。十番、如月兵馬君。十二番、グレッグ大澤君。十四番、鹿和太平君。十五番、宍戸亮太郎君。十七番……」

「しかしいっぱい死んだな…………まあいいんだけどよ」
男子の死には興味もわかないし、その逆の生存にも全く感慨は湧かない。
問題は女子だ。
苗村、古賀、長谷川がもう死んでたらせっかく得た情報が無駄になる。
どちらかと言うと無駄が嫌いな太田は、それを避けたかった。
せっかくの情報が水泡と化す…………

「次は女子だー。一番、麻倉美意子さん。六番、神崎志緒里さん。十五番、古賀葉子さん。」

一つ目の予想は、当たった。
やはり古賀は死んでいた。

「ま・いいか…」

「十七番、シルヴィアさん。二十一番、仲販遥さん。二十六番、松村友枝さん」

シルヴィアも、死んでいたのか。そう思っていたら、そのすぐあとで死者の名前を言う放送は終わった。

「おやおや…長谷川と苗村は生きてんのか」
ま……2%なんて誤差の範囲内かもしれん………一応長谷川の前でも『リン』を名乗って見るか。
多少博打染みているが…上手くいけばめっけものだ。

「いいペースだぞー。では禁止エリアを発表します。きちんとメモしておけよー。一時間後に 『C−4』 、三時間後に 『E−3』 、五時間後に 『D−6』 だー」


「『C−4』か……もうじきだな」
こちらもあまりゆっくりはしていられんだろう。
このパソコンはインターネットに繋ぐことはできないし、長居をするのも難だろう。

「この『PROGRAM』とか言うのも気になるが……」
それでも、大した時間のロスになりはしないだろう。
一度だけ、『PROGRAM』を開いてみる。だが、現れたのは追原弾の詳細設定ではなく、パスワード入力画面だ。

「何だよ……」
太田は、この画面にひどくがっかりしたようだったが、その少し後に、閃いたかのように、ある4文字の半角アルファベットを入力した。


「………………うん、ねえな…」

「追原自身が設定したわけじゃあないんだ。こんなパスワードなわけがない。何を期待しているんだ俺は…」

そのアルファベットをバックスペースで消した後で、太田はパソコンをシャットダウンし、メモリーチップをパソコンから抜き出すと、その民家を後にした。


「『CUBE』なわけねえよな…」


65 :大いなる遺産 ◆hhzYiwxC1. :2009/03/23(月) 17:01:05 ID:MtDJ36VG


【B-4 市街地/一日目・朝方】
【男子六番:太田太郎丸忠信(おおた-たろうまる-ただのぶ)】
【1:俺(達) 2:あんた(達) 3:○○さん(達)】
[状態]:左肩に裂傷(応急処置済)、脇腹に打撲
[装備]:イサカM37(4/4)
[道具]:支給品一式×3、簡易レーダー、12ゲージショットシェル(7/12)
    S&W M500(5/5)、エクスキューショナーソード(刀身に刃毀れアリ)
    500S&Wマグナム弾 、追原弾のメモリーチップ
[思考・状況]
基本思考:ゲームを潰す。最悪自分だけでも生き延びる。テトを引っ張り出して調教し直す。
0:男は皆殺し。女は犯してから奴隷にする
1:「リン」を名乗って「キューブ」と「シティー」に接触し、自分の奴隷にする
2;グループの仲間(愛餓夫、壱里塚徳人、吉良邑子)を捜す。
3:女を引き連れてる“勘違い野郎”は苦しめて殺す(同行している女にトラウマを植え付ける意味合いも込めて)
4:間由佳、エルフィ、ノーチラス、シルヴィアを警戒(近くにいるだろうシルヴィアを特に警戒)
5:シティーこと苗村都月を捜し奴隷にする。
6:念のため長谷川沙羅に会った場合はリンを名乗る(ほぼ博打行為のためTPOで判断する)
[備考欄]
※「シティー」=苗村都月、「キューブ」=古賀葉子です。
※太田のグループの仲間は三人の他にも居るかもしれませんし、いないかもしれません。
※「シティー」=苗村都月と認識しました。
※「キューブ」については半分諦めています(古賀葉子である確率の方が高かったから)

66 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/23(月) 17:02:53 ID:MtDJ36VG
投下終了です

67 :創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 22:29:23 ID:Qktz7y2h
>>54
投下乙です
分校に行っても診療所に行っても地獄が・・・

>>62
投下乙です
弾が余計な情報を与えてしまっている・・・


そういえば学校名がまだ不明だけど

68 : ◆EGv2prCtI. :2009/03/23(月) 23:59:28 ID:HsIGUZIN
投下乙です。
忠信が更に危ない思考に。
でもその相手は……

学校名は確かに決めていませんが……

69 :創る名無しに見る名無し:2009/03/24(火) 00:00:26 ID:uaC6GOU3
鳥外し忘れたorz

70 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/24(火) 00:31:02 ID:sr2Qj5q3
吉良邑子、エルフィ、エヴィアン、内木聡右で予約します

71 : ◆zmHe3wMKNg :2009/03/25(水) 02:35:13 ID:ZqnRmDp6
楠森昭哉、倉沢ほのか、間由佳、添島龍子、
長谷川沙羅、白崎篠一郎、朱広竜、で予約します。

72 : ◆EGv2prCtI. :2009/03/25(水) 10:58:05 ID:TeuV6PVy
朽樹良子、鬼崎喜佳、森屋英太、玉堤英人、銀鏖院水晶、鈴木正一郎、太田太郎丸忠信で予約します

73 :創る名無しに見る名無し:2009/03/25(水) 15:30:42 ID:bfpYjDe8
一気に18人動くのか…!

74 : ◆NZAAAAAAAA :2009/03/25(水) 19:36:49 ID:M+WlfDDu
フラウ、ケトルで予約します

75 :創る名無しに見る名無し:2009/03/25(水) 20:09:35 ID:2iTdwmyu
予約が入りまくってる!!

76 :創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 02:16:38 ID:oYlvH3HX
トリ凄ぇww
>>71>>72
大乱戦の予感。マジでバトルロイヤルが始まるのか!?

77 : ◆NZAAAAAAAA :2009/03/28(土) 03:10:16 ID:P5dkMQ5Q
投下します

78 :誓いの剣 ◆NZAAAAAAAA :2009/03/28(土) 03:11:41 ID:P5dkMQ5Q
空から日差しが照り射し始めてからどの位経ったか。
そこまで時間が進むまで待っていると言うのにフラウが起きない事にケトルは焦りを感じ始めていた。
英人の言った通りだ。
もう17人もクラスメイトが死んでしまっている。
英人や間由佳は無事だったが、やはりケトルの心には重い物があった。
更にここの隣のエリアは既に禁止エリアになっている。
合わせて、他の場所に居た誰かが動いているのは確実だ。
もう無理矢理にでも起こさないとまずい。
そう感じ、少しひどいかもとは思ったがそれを実行することにした。
ポケットからハンカチを取り出すと、ペットボトルの水をたっぷりかけて、それをフラウの額にかけた。
更に、その上から少しずつ慎重に水を垂らしていった。
いつか見たアニメだと池に気絶したキャラを投げ込んでいた気がしたが、そんな池も無ければやる気も力もケトルには無い。

瞬間、ひゃあと間抜けな声をあげてフラウが跳び起きる。
「フラウ!」
フラウの肩を掴み、しっかりとケトルはその顔を見た。
「ケトル…」
「英人は?」
第一声はやっぱりこれだった。
気持ちがまた沈みかけたが、今はそれどころではない。
ケトルはただ事実を述べる。
「…行ったよ。やることがあったみたいだ」
言った途端に、フラウが血相を変えてケトルに聞き始めた。
「二階堂さんを探すことなの? ねえ、あなたどうして止めなかったの?」
「英人が…英人が、フラウを巻き込む訳にはいかないって」
フラウが突然叫んだ。
「嘘よ!」
顔を振り乱し、目を見開きながら怒りの表情をあらわにする。
「どうして止めなかったの!」

79 :誓いの剣 ◆NZAAAAAAAA :2009/03/28(土) 03:13:20 ID:P5dkMQ5Q
そう言われた所で、ケトルは答えようが無かった。
フラウが納得出来る説明など出来やしない。
ケトルは戸惑いながらもう一度口にした。
「だから、英人が…」
「ケトル! 嘘なんて聞きたくない! 本当のことを教えて!」
それを言い終えたか終わらないかの内、突然フラウが脇に放り出されていたグレネードランチャーを掴んだ。
そのままケトルに構えた。
ケトルは、身を強張らせた。
「フラウ!?」
激昂したフラウの目は極限まで見開かれていて痛々しい程に充血していた。
興奮は、どうしてももはや収まりそうにない。
「私は英人の為に危険な奴らを排除しなきゃいけないのよ!」
苗村の時の様な嫌な悪寒がまた、ケトルを襲った。
ケトルは自分でも何が何だかわからないにも関わらず、素早く身を転がせた。
それから数秒もしない内に大きい爆発が起きる。
爆風がケトルに吹き当たり、そして着弾した部分の玉石を木っ端微塵に砕いた。

苗村の時と同じだ。
フラウは完全にやる気になっている。
自分には止める事なんて出来ない―
早く、離れなければ。
親友から逃げ出す罪悪感もあったが、フラウが今自分を殺そうとしている現実から逃れたい気持ちもあったかもしれない。
ケトルは駆け出して神社の森の方へ入り込んだ。
「待ってよ! ケトル! 待ってよ!」

ケトルを追ってフラウも走り出す。
肘から下げたバックパックに入ったチャフグレネードを慣れない手つきで装填し直しながら再びケトルを睨みつける。
何度も後ろを向いてその様子を確かめていたが、どこまでもフラウは追いかけてきた。

やがて崖が見えた。
勢いを止めてその崖下を見る。
傾斜がゆるい約8メートル。
そこからは森が延々と広がっている。
しかしとてもじゃないがケトルには降りられそうになかったし、そこは―


80 :誓いの剣 ◆NZAAAAAAAA :2009/03/28(土) 03:16:30 ID:P5dkMQ5Q

後ろからフラウが迫ってきた。
崖に沿って道が整地されていたのでそっちに逃げようとしたが、もう間に合わなかった。
少し走りだしたところで崖の手前にたどり着いて、ケトルにグレネードランチャーをまた構えた。
「教えてよケトル。ねえ、ケトル…」
そしてじりじりと距離を詰めてくる。
4メートル、
3メートル、
2メートル―

―フラウだ。
相手はフラウだ。
フラウなんだ。
大切な親友を殺せる訳なんかない。
でも、殺さなければ殺されてしまう―

そう思った時、何かが意識の奥からケトルを突き動かした気がした。
「うわあああああ!」
ケトルは鞘からサーベルを引き出して、両手で一気に振りかぶった。
そして飛び出すようにフラウに切りかかった。
毛を逆立てながらフラウが驚いてグレネードランチャーを撃ったが、そのグレネード弾はケトルの脇を通り過ぎるようにあらぬ場所へ飛んでいった。
「ああああ」
狂乱したみたいに叫びながらケトルはフラウの右腕を切りつけた。
フラウがうめきながら、グレネードランチャーを手放してバックパックもその場に落とした。
構わず、続けざまにケトルはサーベルを振り上げてフラウの側頭部を全力で殴った。
自分でも制御できなかった。
そのままフラウはふらつくように全身を傾けた。

―崖の方角に。
ケトルは我に返り、フラウの状態に気付いて急いで手を伸ばす。
伸ばしたが、その指が何かに触れる事は無かった。
重力によってフラウは宙に投げ出される。
その虚ろなフラウの目はどこか空の遠く、少なくともケトルを決して見ていなかった。
そして崖の岩に何度も体を転がせた後に、3メートルは吹っ飛ばされてぐったりと動かなくなった。
ケトルは焦躁した。
フラウ―!!

81 :誓いの剣 ◆NZAAAAAAAA :2009/03/28(土) 03:19:48 ID:P5dkMQ5Q

「フラウ! 何してるんだよ! 起きてよ!」
まだ気絶しているだけだ。
自力で降りることが難しいような崖で助けに行くのは無理だった。
だから必死にケトルは叫んだ。
ここが―禁止エリアの近くであることもさらに焦りを掻き立てた。
なにより、この事態を招いたのは自分なのだ。
大事な友達―親友を、自分で殺してしまう事になる。
とにかく叫んだ。
フラウはケトルを殺そうとしてきたが、自分はフラウに死んでほしくない!
フラウが目覚めてくれるように、ただ願って叫び続けた。

そうしていると、突然フラウの顔の辺りから赤い噴水が、ばしゅっと上がった。
「フラ…ウ…?」
何が―?
何があった?
なんとかの拳みたいに秘孔なんて物を突いた訳でもない。
あれは―首輪が爆発したのだ。
フラウは禁止エリアに入ってしまっていた。
「あ…あ…」
気付いて、ケトルの全身が震え始めた。
傷つけた訳でもないのに胸が痛みを訴え始める。
誰が禁止エリアに入れた?
誰がフラウを殺した?
紛れも無くケトルだ。

僕が―フラウを殺した。
「わあああああああっ」
ケトルはひざまずいて泣いた。
ただ泣く事しかできなかった。
殺してしまった。
親友を殺してしまった。
殺したくなどなかったのに。
生きててほしかったのに。
フラウを説得できなかった自分が悪いのか?
苗村の時の様に逃げ切れなかった自分が悪いのか?
しかしフラウを殺さなければ死んでいたのは間違いなくケトルだ。
自分の命を喜んで渡せる程僕は強くはない。
情けない自分の瞳からぼろぼろ涙がこぼれだして手の毛皮に吸い込まれていく。
「僕は…僕は…」
フラウを守りたかっただけなのに。
フラウ。
大好きだったフラウ。
笑顔が素敵だったフラウ。
パソコンをやっている姿も料理を作っている姿も、ケトルは好きだった。
それは当たり前のことだった。
ずっと昔から。
そんなフラウを僕はたった今殺した。

82 :誓いの剣 ◆NZAAAAAAAA :2009/03/28(土) 03:20:58 ID:P5dkMQ5Q
でも―
「…」
こんな時だというのになぜかまたあの夢の少女、テトの事が気になり始めた。
フラウを失った悲しみの中に沈んでいっている一方でどうしてもテトに会いたい、会わなければならない気が大きく渦巻いてきている。
テトが全てを握っているのだと無意識にケトルは感じ取りつつあった。
根拠は無い。
ただ自分の奥の奥でなにか―第六感っていうのかな? ―がケトルにそう指示している気がしたのだ。
悲しんでいる暇などない。
今すぐ動かなければならないと。

だから。
「僕は…」


【F-3 神社/一日目・午前】
【男子十三番:ケトル】
【1:僕(達) 2:君(達) 3:あの人(達)、○○さん】
 [状態]:やや疲労、悲しみ
 [装備]:サーベル
 [道具]:支給品一式、M79グレネードランチャー (0/1)、チャフグレネード予備擲弾×4
 [思考・状況]
  基本思考:どうにかして殺し合いを止めさせる
  0:テトのことを知りたい
  1:仲間を探す
  2:やる気になっている相手の説得が無理だと思ったら逃げる
 [備考]
※夢など様々な要素からテトがなにかを知っていると悟りました

【E-3 崖下/一日目・午前】

【女子二十五番:フラウ 死亡】
【残り31人】

83 : ◆NZAAAAAAAA :2009/03/28(土) 03:21:50 ID:P5dkMQ5Q
投下終わりです

84 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 09:50:50 ID:pZv6V+bO
投下乙です。
ですが、E-3の禁止エリア化は放送から3時間後ですので、少し早いと思います。
ここは転落死でもいいと思いますよ。

85 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 10:16:11 ID:urAouFw8
投下乙。
ああフラウ…すれ違いが悲劇を生んだか。
ケトルは立ち直れるのか!?

86 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 11:34:40 ID:C4HtPl57
投下乙。
テトに執着するケトルが謎過ぎる。


>>84
話の時間帯が午前(8時〜10時)だから別におかしくはないと思うが

87 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/28(土) 13:13:10 ID:Ut+Uf5LR
>>83
投下乙です。
これはいい鬱展開……
ケトルもまた緩やかに壊れゆくか…


自分も投下します

88 :Staying Alive ◆hhzYiwxC1. :2009/03/28(土) 13:14:11 ID:Ut+Uf5LR
「今の内に慣れて耐えられるようにしないといけませーん。じゃあ今日も一日頑張ろうなー」

内木聡右は、放送の内容を聞いて、心から安堵していたが、同行者のエルフィはそうではなかった。
「そんな…………ノーチラスさんが…」

ノーチラス……自分もよく知っている。
アイツはまあ…言動こそアレだが悪いやつではなかったはずだ。
それにエルフィとの情報交換の際に聞いた話では、彼女を窮地から救ったらしいし、恐らく遭遇したとしても信用できただろう。
そして、やはりゲームに乗っている吉良や玉堤たち以外にもいるのは確実だろう。
喜佳が無事でよかったと安堵している場合ではない。吉良や、ノーチラスを殺した犯人も近くにいるかもしれない。

「急ぐぞ…」

ノーチラスの死に責任を感じるエルフィに、聡右はそんな言葉を掛けることしかできなかった。



――――



聡右とエルフィのすぐ近く、エヴィアンはそのすぐ近くの木の陰に、震えながら縮こまっていた。

「もう……6人も死んでる………」

若狭が放送で読み上げた名前には、つい数時間前まで行動を共にしていた神崎志緒里の名前もあり、その事実が彼女を絶望させた。
白崎篠一郎が殺したのだろうか?それとも誰か別の生徒が……

今の今まで、詩緒里の双子の弟である健二に遇わず済んでいたが、もし会ってしまったらどうしよう。
私が彼女を殺したようなものだ。だが、いてどうなった?事態は好転したのか?
分からない。今はただ自分の判断が間違っていなかった。そう信じることしか――

「本気でそう思ってんのか? お前」

後ろから声を掛けられる。
紛れもなく男の声。いちいち男の声を覚えない彼女は、嫌々ながらも声の主を確かめる。
ひょっとしてさっき遭遇したウィリアム・ナカヤマ・スペンサーが……
いや、違った。そこにいたのは先ほど放送で名前を呼ばれた神崎志緒里の双子の弟。
神崎健二だった。


89 :Staying Alive ◆hhzYiwxC1. :2009/03/28(土) 13:16:04 ID:Ut+Uf5LR
「うそ…………」

全く気配を感じなかった。それどころか足音さえ。
だのに健二がそこにいたのだ。当然エヴィアンはその予想だにしない事態に驚きを隠せない。

「お前のせいで姉ちゃんは死んじまったんだな?」

「違う…………私は…」
「どう違うって言うんだよ!」

反論できなかった。
自分はただおどおどと後ろ退ることしかできない。

「…………来ないで…」

後退した途端に、何かにぶつかった。
驚き、すぐに後ろを振り向くと、そこには詩緒里がいた。
放送で名前を呼ばれたはずの志緒里が。

「志緒里さん……よかった無事で…」

「無事じゃないんだけどね」

エヴィアンが浮かべた安堵の表情は、一瞬にして絶望に変貌した。

「私はアンタのせいで死んだんだよ? どうしてくれんのさ」
「そ……そんな…」

志緒里から逃げようとすれば、迫ってくる健二と鉢合わせる。かと言って志緒里から逃げなければ―――

「これは……これは夢よ…そう……………これは…」
前方からは自分に蔑みの視線を向ける志緒里が、そして後方からは怒りの視線を向ける健二が、エヴィアンに向けて迫って来ていた。

「い……いやあああああああぁぁああ」

エヴィアンは、とっさに顔を歪め、両腕を天に掲げて喉が枯れるほどの声で叫んだ。
「うおっ!? 何だ」

新たな声がする方向に、顔を向けると、そこにはエルフィと内木聡右の姿があった。


90 :Staying Alive ◆hhzYiwxC1. :2009/03/28(土) 13:16:48 ID:Ut+Uf5LR
「おい……どうしたんだエヴィアン…」

ふと、我に返る。
神崎健二と、神崎志緒里の姿は、再び辺りを見回してもどこにもいない。
焦っていたから触れたりはしなかったが、あれは幻覚だったのだろうか。
だが…………志緒里が死んだのは恐らく事実だろう。

ホッとしつつも、何だか虚しく、何だか悲しくなった。

「……おい。おーい」


内木聡右は、自分の頬に触れてきた。
そうして、自分の頬を叩きに来ようとする。当然、我に返ったエヴィアンは、彼の手を跳ね除ける。

「触らないでよ! ケダモノ!」


―――


とっさに敵意の視線を向けられて、俺はビックリした。

「ちょ……何なんだよ」

「何なんだよじゃないわよ! 今のは明らかに障害未遂よ! 絶対に訴えてやるんだから!」

ああ……いつも通りだなと再認識した。
遠目でよく分からなかったが、さっきエヴィアンは木に向かって話しかけていた(見間違いだったかも知れんが)は驚いたが、やっぱりこいつは正常だった。

「ちょっとエヴィアンさん…………内木君はきっとあなたを心配して…」

「そんなこと絶対にないに決まってるわよエルフィさん! あなたはいつまでこのケダモノに洗脳されてるの!?」

「こいつが喜佳さんと仲がいいからって何を信用しているの!? こいつはこの場に存在しちゃいけないレベルのカス野郎なのよ!? っていうか男はみんなカス野郎……皆死ねば…」

「そんな事言わないでよ!!!」

そのあまりにも理不尽な罵詈雑言を、いつものことだと受け止めていたが、先ほどまで話の輪に入れないでいたエルフィは違った。

エルフィは突然叫んだ。


91 :Staying Alive ◆hhzYiwxC1. :2009/03/28(土) 13:18:20 ID:Ut+Uf5LR
日頃おとなしいはずのエルフィから放たれた怒号に、思わずエヴィアンも聡右も、呆気にとられてしまい、何かを発言することはできなかった。


―――

エヴィアンさんがどうしてこんな酷いことを平然と言ってのけるのか理解に苦しんだ。

「この場に存在しちゃいけない」なんて言葉…私は一番聞きたくないのに……

そうだ。
家族が自分に向ける笑顔は、いつだって愛想笑い。
いつだって私は…………奇異の視線を向けられてきた。
それでもクラスメイトだけは違うと思っていた。それを希望にもしていた
それなのに……

「それなのにあなたは……」


―――

いきなりエルフィから向けられた敵意を孕んだ視線に、エヴィアンは恐怖した。
恐怖よりも、疑問の方が大きかったかもしれない。
何故彼女は自分に敵意を向けるのか?その疑問の方が明らかに恐怖よりも大きく、エヴィアンは何とも言えない気持を味わうことになったわけだ。

「ちょ…………ちょっと…私はそんな」

「オイオイ…………エルフィ…お前そんな……」

「いつものことじゃあねえか」


―――

内木君の、その言葉に一瞬耳を疑った。
「そうなんだ……皆も私の事を…いつも……」

「そうやって私の事を………見下して!!」
「ち……違うわよ!!」
エヴィアンは、とっさに反論する。
「どう違うのよ……やっぱりこんな腕が…………こんな身体が…」

エヴィアンが、彼女に駆け寄ろうとする前に、彼女はただ、膝を突いて泣き崩れ始めた。
全く何で、こんなことになったか彼女にも、後ろで呆然と立ち尽くす聡右にも全く分からない。

「そうよ……アンタのせいだから…………」
「全部アンタが悪いんだから!!」
「とっととどっかへ消えなさい!! 内木聡右!!」

明らかに責任転嫁だとも、思ったが、エヴィアンの言葉も一理ある。
自分が最後に放った言葉が、エルフィを追い詰める決定打になったかもしれない。
必ずしもエヴィアンが責任逃れのためだけに自分を罵倒したのではないと、分かっていた。
「分かったよ。どこへでも消えてやる……」

聡右は、あっさりと引き下がった。
そのままエヴィアンに背を向けゆっくりと、彼女の罵声を背に浴びながら引き下がってゆくのだ。
吉良は確実にあの時昏倒させた。大丈夫だろう。
この時聡右は、そう思っていたからこそ、引き下がったのだ。
自分の判断が、正しいと信じて。彼はこの考えを軽率だと思わなかった。
まだ吉良は覚醒しないと、根拠は無いのに決めつけて逃げた。
自分の言葉が原因ならば、エルフィと一緒にこれ以上いるのは、無理と判断して。

92 :Staying Alive ◆hhzYiwxC1. :2009/03/28(土) 13:19:49 ID:Ut+Uf5LR
「エルフィさん……内木聡右はもう行ったわ」

私は、しばらくその場から一歩も動けないでいたが、エヴィアンさんの言葉は、ほとんど聞こえていた。
酷い言い分だ。まるで内木君に全てを押しつけて自分を正当化しているよう。
だが、簡単に引き下がる内木君も内木君だ。どうして反論しなかったんだ?
もしかして本当は私と離れるための口実になったと、今まさに、心の中で真っ赤な舌を出しているんじゃあないだろうか。
そんなことを考えるのは嫌だった。だが有り得なくもない。
もう何も信じられない。エヴィアンさんが掛ける優しい言葉も、耳元から耳の外へと通り抜けるだけで頭には決して入ってこない。
この偽善者の言葉に、真実などないのだ。
絶対にそうだ。そう思うと、耳元で蚊のように騒ぐこの虫女の言葉が、どうしようもなく鬱陶しいと思うようになってきた。

「あ……ちょっと待ってよエルフィさん! どうしたの!?」

ついてくるな。
そんな言葉さえも喉から先に出て行くことはない。

「黙れ……黙れ…」

そう呟きながら、前だけ見つめて、後ろからゆっくりついてくるエヴィアンさんの言葉になど耳を貸さずに。
内木君は、そう遠くには行っていないはいないはずだ。

「あの……ちょっと待ってくれませんか?」

まだついてくる気らしい――?
いや、ちょっと待て。この声はエヴィアンさんの物じゃない。

後ろを、振り向くと、吉良邑子に笑顔で駆け寄るエヴィアンの姿があった。

吉良邑子…………やはり内木君は……


「エルフィさん。エヴィアンさん。ちょっとと言わず永遠にそこで待っててください」

吉良さんは、間髪いれずに、私とエヴィアンさんに向けて、発砲してきた。


93 :Staying Alive ◆hhzYiwxC1. :2009/03/28(土) 13:20:35 ID:Ut+Uf5LR
左胸に、至近距離で鉛弾を喰らったエヴィアンは、何も言えずにゆっくりと崩れ落ちた。
学術的に言えば、確実に心臓は貫かれ、即死だ。
だが、一切の猶予も残さないほどの即ではない。
ほんのコンマ数秒。その間にエヴィアンは、過去の全てを駆け巡っていた。

「そうだ…………私…」

最初は、涼花さんに苦労を掛けてばかりだった。
男の人がいると言うだけの理由で、カフェに入るのも手間取った。

学校で男の子を泣かせて、怒った時の涼花さん。一人で街へ勝手に出て、心配した時の涼花さん。一緒にホラー映画を見て、一緒に震えながら寝た時の涼花さん。両親の敵を討ってくれた時、一緒に泣いてくれた時の涼花さん。
その全ての顔…………もう二度と見れないから精一杯脳に刷り込んでおかなければいけない…

涼花さんの助手の、クラウさんとは時々遊んだ。
彼女は私よりも10歳以上年上なのに、どことなく子供っぽく、そのくせ酒癖が悪い。
時には自分がお姉ちゃんになった気分にもなれた。

また、彼女からはいつも年の離れた妹の話を聞かされていた。
高校に進学し、同じクラスにその彼女――フラウさんがいると知った時は、正直かなり驚いた。

7年間の出来事の、一つ一つがまるでハイライトのように一瞬で巡る。

懐かしくも感じるのだが、自分の全てが急激なスピードで崩れ落ちるのは、とても悲しく、涙が出そうな気分になった。
だが、今の自分は涙を流すことはできない。
ついさっき死んでしまったから。そして今、現在進行形で死に行っている状態だ。

思えば、心残りだらけだった人生だ。偏見だけで全ての男性を見下してしまっていた。
怒りと恐怖を混ぜ込んだ感情がそうさせてしまっている。気付いていたけど、どうしようもない。
涼花さんやクラウさんも私を変えるために努力をしてくれていた。
私も、彼女たちに迷惑を掛けまいと努力はしていた。
だが、変わる前に……変わる前に死んでしまうなんて…
本当は変わりたかった。変わって、涼花さんたちと、その喜びを分かち合いたかった。


そうだ。これはきっと罰だ。変わらなかった私への、詩緒里さんを殺した私への……

そう思うと、もう楽しかったことしか、思い出せな―――


94 :Staying Alive ◆hhzYiwxC1. :2009/03/28(土) 13:21:25 ID:Ut+Uf5LR
エヴィアンは、まるで的のように簡単に2発の銃弾を喰らい、倒れた。
その顔は、先ほどとほぼ何も変わりはしないが、彼女は瞬きすらしない。

「…これで3人目ですね……」

吉良は、機械的に銃弾を装弾を開始し始める。

「……」

エルフィは、相変わらずだんまりだ。自分を見下していた奴が死んだところで、心は微塵も揺るごうとはしない。だが、命の危機は自分にも迫っている。

「そうか…………吉良さんも同じなんだ」

「? 何がですか?」

吉良の返答は、存外普通な口調で行われた。ただひとつ普通の要素を含まない事象があるとすれば、彼女はエルフィに、さきほど装弾を終えた銃を向けているということだ。


「あなたも同じなんだ……」

「やっぱり私の事を見下してるんでしょ!! こんな身体の私を――」


「何言ってるんですか?」

吉良は、エルフィのその言葉に、呆気にとられたように首をかしげたが、それ以上に呆気にとられたのは、エルフィその人である。

「私を……変だと思っていないの?」

「ハイ。私の主の英人様も似たような身体ですし。それに差別なんて馬鹿げてますよ」

エルフィは、この言葉が聞きたかったのだ。
きっと彼女は、自分を受け入れてくれる。

「……吉良さん」

「まあ…」

「だからって殺さない理由にはならないんですけどね?」

だがやはり、吉良邑子と言う人間は、エルフィに向けて躊躇なく引き金を引いた。


95 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 13:23:50 ID:P5dkMQ5Q
シエン

96 :転載:2009/03/28(土) 17:37:10 ID:4XgvXefv
エルフィの反応の方が、少しだけ吉良の発砲よりも速かった。
距離も4〜5m離れていた。
躱すのには十分な距離。

「あはは! 躱しましたね!!」

吉良は笑いながらエルフィに向けて突進してくる。エルフィも、後ろに退りながら、デイパックから取り出した硬式ボールを手に取った。

太田を助けようとした際に、彼を負傷させてしまうほどの腕だ。
吉良を追い払うのには十分な威力を持っているに違いない。

だが、皮肉なことにそう考えることが、隙に繋がってしまった。
吉良の右手が、自分の首を絞めに来ていた。

しまった……そう思った時にはもう遅かった。
だが、吉良は何故か引き金を引くことを躊躇しているようだった。

「…………?」
死の恐怖からか、目を瞑り覚悟を決めていたエルフィは、目を開き、彼女の表情を見て、彼女のその今の表情に疑問を覚えざるを得なかった。
おかし過ぎる。どうしてこんな顔ができる?

後悔の顔でも、怒りの顔でも、喜びの顔でもない。

彼女はただ、首から手を放す。
そして、今度は首をかしげて、今の状況に疑問を抱くような顔をしていたのだ。
「……どうして…そんな顔するの…………吉良さん…」


「エルフィさん……ちょっとすいません。人って顎の下を触ると手首よりも確実に脈が分かるんですよね」
「?」

何が言いたいんだ?
吉良邑子は何を言おうとしている?

「すいません……どうして」
「エルフィさんには脈がないんですか?」

97 :転載:2009/03/28(土) 17:37:57 ID:4XgvXefv
吉良のその言葉は、紛れもなくエルフィにとって止めの一撃となった。
絶望のあまり膝をつくエルフィに、吉良はただ銃口を向けるだけだ。
多少疑問に思いもしたが、動いてる以上は動かなくするだけ。
吉良邑子にとってそれだけのことだった。


―――

嫌だ…………私は生きている。生きているはずなのにどうしてそんなことが言えるの?

私は生きている。生きている。生きている。生きて…………

だが、刻一刻と私には最期の時が迫って来ていた。吉良さんはどっち道。私を撃ち殺すらしい。

そうだ。私は死ぬんだ。
死にたくないな…………生きていたいな。生きていたいな。生きていたいな…

「生きていたいな………」


一発の弾丸が、私の脳を貫き、そこで私の意識は途切れた。
私…………これから死ぬんだ……

そう、これから死ぬんだよね……
『これから……死ぬんだよね』


―――

エルフィの傷口から、血が一滴も流れないことに多少疑問を抱きつつも、吉良邑子はエルフィとエヴィアンのデイパックを漁る作業を始めていた。

食料等は必要ないとして、硬式ボールと催涙スプレー。
そしてエヴィアンの服の袖から見つけた、使われていないカッターナイフ。

これだけ回収しておいた。


「4人……ふふふ…きっと私また英人様の役に立ってる…………偉いぞ〜私…」

吉良は、妄想にも近い思い込みの実績を、勝手に、自ら褒め称えてその場を去って行った。

98 :転載:2009/03/28(土) 17:38:57 ID:4XgvXefv
【G-3 山道/一日目・朝方】
【男子二十二番:内木聡右】
【1:俺(たち) 2:アンタ(たち) 3:あの人、奴(ら)、○○(名前呼び捨て)】
[状態]:健康
[装備]:コルト・パイソン(6/6)
[道具]:支給品一式、予備弾(18/18)
[思考・状況]
基本思考:喜佳と合流したい。仲間を集めてゲームを潰す
0:ゲームに乗る気はない。
1:戦いを極力避ける
2:助けを求める生徒は見捨てない(だからと言って油断もしない)
3:襲ってくる者は退ける(殺しはしない)
4:内心では吉良が改心してくれて、生き残ることを望んでいる
5;由佳、英人、吉良を警戒
6:エルフィとエヴィアンの無事を祈る
[備考欄]
※喜佳がもしもゲームに乗っていたら、どうするかまだ決めていません(死ぬことはないだろうとは思っていますが、それでも心配です)
※喜佳が銃を扱える事実は聡右以外は知りません
※玉堤英人は吉良邑子、間由佳を利用し、人を殺させていると思い込んでいます


【G-5 山道/一日目・朝方】
【9:吉良邑子(きら ゆうこ)】
【1:私(たち) 2:貴方(たち) 3:あの人(たち)、ご主人様、お嬢様、○○(名字くん、さん付け)】
[状態]:超高揚
[装備]:レミントン・デリンジャー(2/2)
[道具]:支給品一式×3、予備用44マグナム弾(20/40)、木刀、催涙スプレー、カッターナイフ、硬式ボール(5)
[思考・状況]
基本思考:ご主人様(英人)の命令に従い、間由佳以外を皆殺しにする
0:間由佳がもしゲームに乗っていても出来うる限りは説得する
1:もし彼女を殺してしまった場合はご主人様を殺して自分も死ぬ
2:自分が見つける前に彼女が死んでいた場合も、1と同様の行為を行う
3:まだ近くにいるかもしれない聡右を追う
4:英人様に、自分を誰よりも愛してもらいたい
[備考欄]
※他生徒に出会い、交戦に縺れ込んだ際に、彼女は「ご主人様(英人)の命で動いている。」と言いかねません(彼女に悪意はない)
※如月兵馬の「雫切り」の太刀筋をなんとなく覚えています
※H-5の民家の一つは、未だに電気が点いています
※H-7の海岸に如月兵馬の遺体が横たわっています
※残弾はもう残り少ないですが、彼女はそれを確認していません
※放送にはほとんど耳を傾けていませんでした

【女子三番:エヴィアン 死亡】
【女子四番:エルフィ 死亡】
【残り29人】

99 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 17:39:51 ID:4XgvXefv
転載終了です

100 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 23:23:18 ID:TJzHXmLJ
投下乙。
それじゃ、久々の指摘。

NZA氏
面倒な修正点は一点だけなんだが……
その一点の修正だけで、ほぼ全体のストーリーが変わってしまいそうな気がする。

M79グレネードランチャーの擲弾について
今回支給されていたのが通常のグレネード擲弾、いわゆる対人榴弾だったならこの描写で問題ないんだ。
ただ、実際に支給されたものはチャフグレネード擲弾……
チャフというのは和訳が電波欺瞞紙といって、これを散布することでレーダーを妨害出来るというもの。
簡単に言うと、空中にアルミホイルに似た紙を大量にばら撒く。ただそれだけの道具なわけだ。
当然、殺傷能力はない。
擲弾が直接当たりでもすれば少しは痛いかも知れんけど、野球の硬球の方がまだ痛いだろう。
だから、一発撃ってしまえば最後、殺傷能力が皆無であることが判ってしまい、ケトルが怯える理由もなくなる。
かと言って、一度も撃ってこない相手をいつまでも驚異と思うほど、ケトルも馬鹿じゃないだろう。
それに、フラウが寝ている直ぐ傍で3時間以上も暇を食っていたケトルが、グレネードランチャーやフラウのバッグの中身を全く見ないとは考えにくい。
基本的に、擲弾(榴弾)は本体に弾種が刻印されてるしね。
まぁ……chaffという綴りの意味が判らない可能性はあるけど。
(因みに、チャフグレネードという兵器は現実には存在しない。MGSなど、ゲームの中にだけ存在するアイテムなので注意)

101 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 23:25:56 ID:TJzHXmLJ
hhz氏
 何というか……今回の作品は、少し厳しいね。

 まずエルフィに関して。嫌になるほど多い。
>ノーチラスの死に責任を感じるエルフィに、聡右はそんな言葉を掛けることしかできなかった。
 そもそもノーチラスの死について、エルフィに明確な責任はない。
 何故、ここでエルフィが責任を感じているのか、説明が必要だと思う。
 次に、
>「この場に存在しちゃいけない」なんて言葉…私は一番聞きたくないのに……
 「この場に存在しちゃいけない」がエルフィにとっての禁句だということは判る。
 だが、その後のエルフィの思考がおかしい。
>そうだ。
>家族が自分に向ける笑顔は、いつだって愛想笑い。
>いつだって私は…………奇異の視線を向けられてきた。
>それでもクラスメイトだけは違うと思っていた。それを希望にもしていた
>それなのに……
 「存在しちゃいけない」と言われたのは内木であって、エルフィではない。
 主体となる相手がズレている以上、こういう流れになることは考えにくい。
 で、その後の、
>「いつものことじゃあねえか」
>内木君の、その言葉に一瞬耳を疑った。
>「そうなんだ……皆も私の事を…いつも……」
>「そうやって私の事を………見下して!!」
 私の理解力が足りないのかと思って、10回以上読み返したんだが……全く理解できない。
 エルフィの思考がどのように変節したのか、理解出来るように補足を入れてほしい。
>エルフィは、相変わらずだんまりだ。自分を見下していた奴が死んだところで、心は微塵も揺るごうとはしない。だが、命の危機は自分にも迫っている。
>「そうか…………吉良さんも同じなんだ」
>「? 何がですか?」
>吉良の返答は、存外普通な口調で行われた。ただひとつ普通の要素を含まない事象があるとすれば、彼女はエルフィに、さきほど装弾を終えた銃を向けているということだ。
>「あなたも同じなんだ……」
>「やっぱり私の事を見下してるんでしょ!! こんな身体の私を――」
 此処も同じく、エルフィの思考が全く理解出来ない。説明求ム。
>距離も4〜5m離れていた。
>躱すのには十分な距離。
 4〜5m離れていれば銃弾躱せるのか…?
 しかも、その後の銃弾よりも遥かに遅いであろう首への絞めは避けられないという…
>太田を助けようとした際に、彼を負傷させてしまうほどの腕だ。
>吉良を追い払うのには十分な威力を持っているに違いない
 そもそも、硬球投げるより直接殴った方がはるかに強いんじゃ……
 半分レプリカントみたいなもんだし、距離詰められたなら逆にチャンスだろう。
 その他、
>「ハイ。私の主の英人様も似たような身体ですし。それに差別なんて馬鹿げてますよ」
 エルフィの身体について、二階堂が知らないのに吉良が知っているということは在り得ないと思うんだ。
>「すいません……どうして」
>「エルフィさんには脈がないんですか?」
>吉良のその言葉は、紛れもなくエルフィにとって止めの一撃となった。
 説明がないから良く判らないけど……自分に脈拍が存在しなかったことに絶望したのかね?
 だったら、交通事故に遭ったのは中学生の頃。
 3年以上も自分に脈が通っていないことに気がつかないとは到底思えない。
 後は細かい部分、
>もしかして本当は私と離れるための口実になったと、今まさに、心の中で真っ赤な舌を出しているんじゃあないだろうか。
>そんなことを考えるのは嫌だった。だが有り得なくもない。
>もう何も信じられない。
 エルフィの思考にこうあるんだけど、直ぐ後の文では
>内木君は、そう遠くには行っていないはいないはずだ。
 と、内木のことを追おうとする思考が見て取れて、今一つ一貫性がないように見られる。

102 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 23:28:21 ID:TJzHXmLJ
 続いてエヴィアン。指摘する点はエルフィほど多くない。
>神崎健二と、神崎志緒里の姿は、再び辺りを見回してもどこにもいない。
>焦っていたから触れたりはしなかったが、あれは幻覚だったのだろうか。
 弁護士から「いやなことは思い出さなくていいわ」と教えられてる彼女がトラウマに近い幻覚を見る、というのはかなりレアな現象の筈。
 決して在り得ないとは言えないけど、幻覚を見るならそれなりの補足は必要だと思う。
 続いて、
>「もう……6人も死んでる………」
 エヴィアンが男子を同じ人間としてみていない、というアピールなのだろうが。
 その旨、軽くでも良いので説明はあった方がいい。
 また次に、
>「そんなこと絶対にないに決まってるわよエルフィさん! あなたはいつまでこのケダモノに洗脳されてるの!?」
 いつまでも何も、顔を合わせたのはたった今じゃないかという話。
 それと、エヴィアンの基本姿勢は、一応こうなっている。
>0:男子生徒に遭遇したらとりあえず思想は関係なく逃げる
 今まではこれで一貫してきてるから、内木に出会って逃げないなら、それなりの理由が必要。

 次、吉良。一つだけ。
 前回、気絶している彼女の意識内で、かなりのショックイメージが弾けた筈なんだが、
 それが今回の吉良の行動及び思考に大して、全く影響を与えていないのは引っかかった。


 何というか、今回の作品は、これまで積み立ててきたフラグをかなりの数潰してしまっているのが痛い。
 二階堂とエルフィの会話の内容、玉堤の誤解フラグ、志緒里から健二へのメッセージ、…等々
 ロワなんだから殺すなとは言えんが……こうも纏めてフラグをへし折られると、正直こたえるな。
 多少なりと、フラグを生かす努力くらいはして欲しい。

103 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 23:44:10 ID:EiP7M+m4
投下乙。
無双ジェノサイダー吉良、清々しいくらい殺ってくれるなーw
いつ誰が死ぬかマジで分らないこの緊張感はロワの醍醐味w

チャフグレネードが架空の武器である以上、
殺傷能力が無いかどうかは実際書かれるまで固定できないと思います。

エルフィが何者だったのかはまぁ二階堂とエルフィの会話の内容と今回で
大体察しがつきますし、後で主催サイドが描かれたときにフォローできるでしょう。
「二階堂が隠した何かが会場の何処かにある。」というフラグは他の誰かでも回収できます。

104 :創る名無しに見る名無し:2009/03/29(日) 00:20:57 ID:JZneVm+z
とは言え>>101>>102もある意味正しいかな…
戦闘能力以外が個性の逸般人を全快状態から
一気に殺すのは難しいということか…


105 :創る名無しに見る名無し:2009/03/29(日) 01:18:07 ID:FtXwyKLt
正直あんまし細かく突っ込むのもどうかと思うな…
心理状態とか絶対こうというのは無いんだし
フラグがあるからって死なないとは限らんし

106 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/29(日) 03:55:49 ID:oekUxEtt
>>102
すいません。
挑戦はしてみますが、正直書き直せる気はあんまりしません…
無理だと判断したら早めに作品破棄を申請します

107 :創る名無しに見る名無し:2009/03/29(日) 13:51:56 ID:ffEqwNSj
破棄するほど酷い話でもないし、これはこれで良いんじゃね?

108 :創る名無しに見る名無し:2009/03/29(日) 14:21:10 ID:/UySXc8m
書き手は大事にしないとな

109 :創る名無しに見る名無し:2009/03/29(日) 23:09:57 ID:eiHtKFwo
WIKI編集は保留でいいと思う。
修正してるみたいだし

110 : ◆zmHe3wMKNg :2009/03/30(月) 01:39:45 ID:RAhb+rXs
投下します。

111 :Panic Theater ◆zmHe3wMKNg :2009/03/30(月) 01:40:29 ID:RAhb+rXs

『みんな色んな人が死んで悲しいだろうけど、人生は別れの連続です。
 今の内に慣れて耐えられるようにしないといけませーん。じゃあ今日も一日頑張ろうなー』


そこでぶつりと音を立てて、声が消えた。
 そして、再び静寂が訪れた。


◆ ◆ ◆

「……そんな……如月が……?」
「どうしたんですか?添島さん。」

あれ以上得るものがないと判断し、住宅街を後にした添島龍子は
楠森昭哉に誘われるままカードキーの裏に書かれていたというF-4地点へ向かうことになった。
行動方針を支給された本に縛られているこの男に危うさを感じながらも、
他に手がかりがないことに歯がゆさを感じ、歩いている途中に放送が始まった。

「……あいつが死ぬなんて……くっ……引き摺ってでも連れてくればよかった!」
「それにしても、死亡ペースがちょっと早過ぎますね。この本より沢山死んでいる。
 ラトが居なくなったらこうまで脆くなってしまうのでしょうか?このクラスの結束は。」
「……冷静に分析しないでよ。むかつくわ。」
「すみません。」

この惨状に苛立っている自分の弱さに嫌悪を感じる。
自分ではラトの代わりにはならないのだろうか?

気持ちが沈んだまま、二人は巨大な建物の前に到着した。
どうやら映画館の裏手側らしい。

「…ここにだれか居ると思う?」
「さぁ?でも、少し気になりますね。」
「何が?」
「この本、バトルロワイヤルはデビュー時批評家の酷評で受賞を逃したものの、
 捨てるには惜しいと評価した出版社の熱意で文庫化されると一大ベストセラーに
 なり映画化までされるに至った、と、あとがきに書いてあります。
 何か、ヒントになる物がここにあるかもしれません。映画のDVDとか。」
「本当にその本が原因で殺し合いさせられてるんなら、とんだ迷惑ね。」
「…調べる価値はあるでしょうか?いや、根拠もなく行動するのは危険か…
 やはり先を急ぐのが先決…。」
「ねぇ楠森。どうしてそんなにその本にこだわるの?罠とは思わないわけ?」
「…そうですね。確かにおかしいですよね。」


112 :Panic Theater ◆zmHe3wMKNg :2009/03/30(月) 01:42:10 ID:RAhb+rXs
一息ついた楠森は、遠い眼をして語りだした。

「多分。僕はまだ信じられないんだと思います。先生と生徒という垣根を越えた
 親友だと思っていた若狭吉雄が、僕を裏切ったという事実が。
 この本は若狭が僕に託してくれた、ゲームの裏をかく為のヒントなんじゃないかという
 希望を捨てることができないのですよ。」
「……私はあなた達の間になにがあったか知らない。でも。
 あいつはラトの首輪を爆破したわ。笑いながら。絶対許せない。」
「…添島さん。」

その時、銃声が鳴り響いた。
音が聞こえたのは、おそらく映画館の正面玄関付近。
 

「銃声?」
「……はぁ。信じたくなかったけど。やっぱりみんな始めてるのね。殺し合いを。」

そうして、龍子は音が聞こえた方向に足を向けた。

「……行ってくるわ。」
「危険ですよ。それより先を急いだ方が。」
「ねぇ、あんたが行こうとしてるとこに何があるっていうのよ?
 目と鼻の先でみんなが殺し合ってるのを止めるのより優先しなきゃならないこと?」
「……それは……。」
「着いてきたくないなら、来なくてもいいわよ。じゃあ。」

迷う楠森をその場に置き、走り去った。

生徒会役員、添島龍子。

彼女は、今どき珍しいぐらいにまっすぐな性格をした少女だ。
曲ったこと、そういう事を見て見ぬふりをする事が何よりも嫌いな。
だからこそ、何かそういう事が彼女の周りで起これば、
彼女は必ずと言っていいほど首を突っ込んだ。

――そして、今度も、見事に解決してみせる!

――――――――――――――――――――――――


「行ってしまいましたね。どうしましょう?」

ちらと周りを見渡す。
映画館の裏口が見えた。

「……ここで突っ立ってるのもなんですし。中に何があるか見てみましょうかね?」


113 :Panic Theater ◆zmHe3wMKNg :2009/03/30(月) 01:43:27 ID:RAhb+rXs
◆ ◆ ◆

「やれやれ。みんな物騒だなぁ。」

映画館の二階の待合室。白崎篠一郎は放送を聞いて思わず肩をすくめる。
あれから即座に行動しようとしたが。由佳の泥酔ぶりが想定以上に酷く、
酔いつぶれた由佳をなんとかここまで連れて来てソファーに寝かせることにしたのだった。
映画館に向かうのは一応最初の行動方針通りでもあったし、
とりあえず由佳の酔いが醒めるまではここで待つのが吉だろう。
愛する捜し人、暮員未幸が生きていたことに安堵しつつも、
まだ面倒くさいことが残っていることに若干の不安を感じる。

「神崎健二が死んでくれてたら嬉しかったのですが…。」

本人もソファーに腰かけて、気を紛らわすために読んでいるのは
資料室に置いてあった旧時代の骨董品映画「バトルロワイアル」のパンフレット。

「…大東亜帝国…BR法…。現在は知る人が知る悪趣味映画の設定に過ぎないと認識されてますが、
 しかし。今僕達が置かれているこの現状は何なのでしょう。正に、プログラムそのものですね。」

パンフレットを閉じ、歴史の授業で習ったこの国の歴史を思い出す。
100年ほど前に起こったクーデターで過去の資料が大量に焼き払われたという忌まわしき出来事。
その後の大改革による世界の変貌。毎年教科書上で変化する獣人の出現時期の曖昧さ。

この世界はとても曖昧で嘘だらけだ。

「遥か昔に実在したプログラムという制度。その生き残りが起こしたクーデターにより壊滅した大東亜帝国。
 その結果生まれたのがこの世界。そして今、僕たちは再現されたプログラムの渦中に―――――なーんてね。」

中二病的にくだらない妄想を振り払う。
このゲームがなんなのか。そんなことは暮員未幸の安否に比べれば本当にどうでもいい話だ。
ソファーから立ちあがり、ふと窓の外を覗いてみた。

「…おや、これはこれは。」
「ふぇ?なに〜?」

別のソファーで寝ていた間由佳が目覚めたのか、顔だけこちらを向く。

「へぇ、ちょっと面白いことが起きてますね。」

篠一郎はポケットから拾ったコインを取り出し、トスした。
手の中に落ちてきたそれを見ると、表を向いている。
にやりと顔を歪めた。

114 :Panic Theater ◆zmHe3wMKNg :2009/03/30(月) 01:44:42 ID:RAhb+rXs
「…外に行ってきます。由佳さんはゆっくりしていてください。」
「うん…そうするぅ〜。むにゃ…ひでと…すきぃ〜…。」

酔いが醒めぬまま再び眠りにつく由佳をおいて、ドアに手をかけた。

「妄想しているり現状を楽しむのが一番。そうですよね、未幸さん。」

◆ ◆ ◆

(喜佳は無事だったのね。でも、もうそんなに?)

「……う……ぐすっ…ひぐっ……。」
「……倉沢さん……。」

長谷川沙羅と倉沢ほのかは港から更に離れるため、島の中央部に向かうことになった。
あれから随分走って歩いた。ほのかの様子がおかしかったがなにをそんなに怖がっているのか?
そして放送を迎え、それが終わった瞬間、ほのかはその場で泣き崩れた。

「……なんで…なんで……?
 …みんなで体育祭も頑張ったじゃん……文化祭の時も
 みんなで教室に泊まって準備して楽しかったじゃん……。
 テロリストが潜入してきた時も皆で協力してやっつけたじゃん…。
 …こんなゲームみんなで潰しちゃおうよ……うぅ……
 …みんな……どうして殺しちゃうの!?」
「気持ちは判るわ。でも、落ち込んでる場合じゃないわよ。」
「落ち込むに決まってるじゃん!長谷川さんはなんとも思わないの!?」
「…私は…。」

日が上がったことで見渡しやすくなったのだろう。
顔を上げると、大きな建物が見えた。映画館だ。

「こんなところで止まってたら危ないわ。あそこで休みましょう。」
「…うん。」

ほのかの手を引っ張り、二人は正面玄関まで辿り着いた。

「…でも、裕也は無事だったんだ。よかった。」
「…そうね。」
「はぁ。嫌だなぁ。結局私も他の誰かより裕也の方が大事なんだよね…。」
「…そんなことないわよ。」
「私も、裕也の事になったら殺しちゃうのかな?他のみんなを。」
「倉沢……!!!」
「え?」
「誰だ!そこに居るのは!」

突然、懐から拳銃を取りだした沙羅は正面玄関の麓の茂みに銃を向け、

「・・・ちっ!」

異様な速度で飛び出した何かが、異様な即出で倉沢ほのかの首に腕を巻きつけた。


115 :Panic Theater ◆zmHe3wMKNg :2009/03/30(月) 01:46:04 ID:RAhb+rXs
「…かはっ!」
「倉沢さん!…お前は…!」
「おっと動くなよ〜。こいつの首をへし折るのに一秒もかからんぜ?」
「…うっ…はぁ…。」

その体制のまま、じりじり距離を離す男、朱広竜に銃口を向けたまま、長谷川沙羅は膠着する。

「その銃をこっちに投げてくれねぇかな〜?俺も強い武器が欲しいんだよねー。
 なーんかいまいち数殺せねぇし、「奴」とまた会った時いまのままじゃヤべぇしなー。」

倉沢ほのかが何かを懇願するような眼を向ける。
長谷川沙羅は模索する。現状を打破する方法を。

(こいつに渡したら終わりね。二人ともこの場で死ぬわ。でも、見捨てるなんて。
 ……喜佳……お願い。私に……!)

覚悟を決め、ほのかに優しい眼を向けた。

「倉沢さん、大丈夫。私を信じて。絶対外さないから。」
「……!?」
「あぁ?」

そして、躊躇なく、トリガーを引いた。

――――――――――――――――――――――――

「……倉沢さん……。」

結果的に、二人とも助かった。
銃を撃とうとした瞬間、朱広竜が倉沢ほのかを突き飛ばし、姿を晦ましたのだ。
慌てて照準を外したものの、一歩間違えればほのかに当たっていたかもしれない。
やはり、あの男は只者ではない。
「……ごめんなさい。」
「嫌!触らないで!」
差し出された手を振りはらい、倉沢ほのかは沙羅に恐怖の目を向ける。
「もういいよ。私に近寄らないで!」
踵を返し、逃げるように映画館の中に向かって走る。
「おっと!」
その時誰かにぶつかったが、構わず中へ入って行った。

「あーあ。あんまし虐めちゃ駄目ですよー。」
「…そうね。今のは私が悪い。」

顔を上げ、階段の上に立つ男に話しかける。

「なぁ、君は殺し合いに乗っているのか?」
「・・・僕は・・・。」

その笑っている顔から、男の真意を読み取ることはできなかった。


116 :Panic Theater ◆zmHe3wMKNg :2009/03/30(月) 01:47:55 ID:RAhb+rXs
◆ ◆ ◆

「ふぅ、あぶねぇあぶねぇ。油断ちゃいかんよな。」

茂みに隠れた朱広竜は鼓動を落ち着かせる。
あの時、判断をミスっていたら確実に死んでいただろう。
鈴木誠一郎といい、無双を許さない危険な連中がこのクラスには結構潜んでいるらしい。

「そう、うまくいかねぇんだよな・・・?」

頭に、固いものが当たる。この感覚。銃器の物だ。

「あんただったのね。」
「…その声。添島龍子か?」

座っている朱広竜に拳銃を当てる龍子は、朱に問いかける。

「ねぇ、何人殺したの?言いなさい。」
「…全然殺してねーよ。獲物が減って辛い辛い。」
「…嘘よ。あなたが殺したんでしょ!?みんなを沢山!…これで終りにしてあげるわ。」
「…はぁ。イメージでものを語っちゃいけねぇぞー?」
「だまって!」

圧倒的に不利な状態。しかし、朱広竜は喉を鳴らして笑っていた。

「何がおかしいの?」
「…いや、さっきの女は直観したんだよな。あの距離でも絶対俺に当たるって。
 でもさぁ、お前は全然怖くねぇのな。この距離でも当たる気が全然しねぇよ。」
「何言ってるの?あんた、今の状況分かってるの?」
「いいから撃ってみろよ。俺の頭を吹き飛ばしてみな。龍ねぇちゃん♪」
「……ば……!」

ふいに如月にあしらわれた時の事を思い出し、顔が真っ赤になる。
どいつもこいつも――!

「馬鹿に、するなぁ!!」

龍子は激情のまま引き金を引き、
――その瞬間、朱の左腕が視界から消え、
銃声が、辺りに鳴り響いた。

「……あ……?」

龍子は何が起こったのか理解できなかった。理解できる筈がない。
銃を持った腕が折れ曲がって自分の胸を撃ち抜いているなんて。
(……何これ……。)
「あーあ。だから言ったじゃん。全然怖くねーってなっ。ははは!」
力が抜けた龍子はその場に膝をつき、そのままうつ伏せに倒れた。

(……如月……ごめん……ね……。)

このゲームが始まって最初に遭った強い男の記憶を最期に、彼女の意識は消失した。

117 :Panic Theater ◆zmHe3wMKNg :2009/03/30(月) 01:51:14 ID:RAhb+rXs
――――――――――――――――――――――――

「…しまったな…俺としたことが…。畜生!鹿和の野郎ぉ!」

鈴木を警戒して武装したつもりだった。だが、実際持ってみて気付いてしまった。
中指を失った今の状態では上手く使えないかもしれない。

「……ちっ。これじゃ全然怖くねぇな。俺もこの女のことは言えねぇか。」

銃声が響いている。誰か聞いてるかもしれない。

「逃げた方が、いいかな。」

朱広竜は、添島龍子の亡骸を後にし、その場を立ち去った。


【女子十八番:添島龍子 死亡】

【残り28人】


【E‐5 映画館の外/一日目・朝方】

【女子二十四番:長谷川沙羅】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:○○さん、○○くん(達)】
[状態]:良好
[装備]:ベレッタM92(15+1/15)
[道具]:支給品一式、予備マガジン×3
[思考・状況]
基本思考:みんなを助ける、ラトの仇をとる
0:白崎篠一郎に話しかける
1:ほのかの事は半分諦め気味
※日向有人がゲームに乗っているかもしれないと強い不信感を抱いています

【男子十五番:白崎篠一郎(しらさき-じょういちろう)】
【1:僕(ら) 2:貴方(たち) 3:○○(名字さん付け)】
[状態]:右肩に裂傷(応急処置済み)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、予備用38スペシャル弾(42/42) 、ボウイナイフ、S&W M10(2/6)、縫い針
[思考・状況]
基本思考:スタンスをコロコロ変える (現在のスタンスは不明)
0:長谷川沙羅を?
1:暮員さんに会いたい。
2:由佳の酔いが醒めるまで待ち、玉堤英人捜しに協力する。
3:気が変わったら由佳を殺す。
※最近見た映画の影響によりコイントスで行動方針を決めることにしました

118 :転載:2009/03/30(月) 04:11:03 ID:BDoudE7Z
【男子二十番:朱広竜】
【1:俺(達) 2:お前(達) 3:○○(呼び捨て)(達)】
[状態]:右手中指欠損(止血、応急処置済み)、屈辱
[装備]:モーゼルC96ミリタリー“レッド9”(10/10)
[道具]:支給品一式(鹿和太平から奪った支給品) 9mmパラベラム予備弾薬(30/30)
[思考・状況]
基本思考:ゲームに乗る
0:この場から離れる
1:積極的に相手には近付かない(今は尚更)
2:しかし機会があれば相手をすぐには殺さず痛め付けて楽しむ
2:危ない橋を渡るのは極力止す
[備考欄]
※中指を失ったことで拳法の腕が格段に落ちました
※これにより技の発動などに支障が発生することがあります
※ 中指を失ったことで拳銃がうまく扱えないかもしれません

◆ ◆ ◆

「はぁ、はぁ。」

映画館の中を倉沢ほのかは奔る。
元々信用していなかったが今回で確信した。
長谷川沙羅から離れたい。
私を見捨てて撃とうとした彼女から。
誰かが、進行通路に立っていた。
その男に、見覚えがある。
海野裕也ほどではないが、割と信用できる人だ。

「…ほのかさん?」
「…楠森君?楠森君だよね!?」



119 :転載:2009/03/30(月) 04:12:17 ID:BDoudE7Z
彼の近くに寄り、息を切らして立ち止まった。

「ほのかさん。こんなところに居たんですか。良かった。心配してましたよ。」
「…楠森君は違うよね?」
「え?」
「楠森君は誰も殺してないよね?殺し合いなんかしないよね?」

その悲痛な眼を見て、楠森は思わず同情の眼を向ける。

「…当たり前ですよ。殺し合いなんかしません。
 殺し合いなんかして、僕なんかが生き残れる筈がない。」
「…あ、あはは。そうだよね。よかったぁ…。」

ほのかは安堵の笑みを浮かべる。それを見て楠森も安心し、



パンッ!



「……が……!」
「ふぁ〜。にゃにようるさいわね〜。」

楠森がほのかから顔を離すと、泥酔している由佳の持っている銃から煙が吹いているのが見えた。
胸を抑え、楠森仰向けに倒れる。ぴくりとも動かなかった。

「…嘘。」

ほのかは、唖然として立ち尽くすだけ。
恐る恐る後ろを振り向き、理解したのか再び奔り出した。
目に涙を浮かべて。

「まって〜ははははっ!」

意識がもうろうとするが、とりあえず由佳は追いかけることにした。

――なに?なに?意味分かんないよ!?どうしてどうしてどうして――


――――――――――――――――――――――――

120 :転載:2009/03/30(月) 04:14:59 ID:BDoudE7Z
その場に残された楠森昭哉の死体。

(そろそろ、行きましたかね?)

しばらくして、それがむくりと起き上った。
生き返ったわけではない。最初から死んでいなかったのだ。

胸のポケットから、弾丸が刺さった分厚い本を取り出す。

「読むのは大変でしたけど、今はこのページ数に感謝しますよ、作者さん。」

だが間違いなく九死に一生。次はこんなことはないだろう。
やはり寄り道しようなどと思ったのがいけなかったのだ。
自分はこんな処で死ぬわけにはいかない。
一刻も早くここを立ち去ってF-4へ――

ほのかさんを見捨てて?

(ふぅ…そう言う訳にも、いきませんかね…。)

流石に親友を切り捨てれるほどドライではない。
楠森昭哉は廊下に立てかけてあった緊急用の消火器を手に取った。


【E‐5 映画館内の中/一日目・朝方】

【男子十一番:楠森昭哉】
【1:俺(達) 2:あなた(達) 3:彼(彼女)(達)、名字(さん)】
[状態]:怒り、激しい憎悪、裏切られた悲しみ
[装備]:消化器
[道具]:カードキー、本(BR)、工具箱(ハンマー、ドライバー、スパナ、釘)、
    木の枝、支給品一式
[思考・状況]
 基本思考: 若狭吉雄を許さない(具体的にどうするかは決めていない)
0: F-4へ向かう(たとえ添島龍子と別れることになっても行く)
1:倉沢ほのかをどうにかして助けたい
2:間由佳を撒けたら映画館の中(特に資料室)を調べたい
3:海野裕也が少し心配
4:内木聡右を警戒
[備考欄]
※今回のイベントが本の内容をなぞったものだと考えています
※自分では冷静なつもりですが、その実かなり危ない状態です
※G-7の森の中で内木聡右とすれ違いました
※卜部悠、テトが主催者側に居ると確信しました

121 :転載:2009/03/30(月) 04:15:53 ID:BDoudE7Z
【女子十三番:倉沢ほのか】
【1:わたし(達) 2:あなた(達) 3:○○さん、○○くん(達)】
[状態]:良好、不信、疲労、右頬に痣
[装備]:ドス
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
基本思考:できるだけ速く遠くへ移動する、もう沙羅とは行動しない
0:間由佳から逃げる
1:長谷川沙羅と日向有人に強い不信
2:裕也くんに会いたい
[備考欄]
※沙羅が主催側の人間ではないかと強い不信感を抱いています
※日向有人がゲームに乗っているかもしれないと強い不信感を抱いています
※楠森昭哉は死んだと思っています

【女子二十三番:間由佳(はざま-ゆか)】
【1:あたし(達) 2:あんた(達) 3:あいつ、○○さん(達)】
[状態]:頭に切り傷(白崎が治療)、酩酊状態、呂律が回らない、まともに立てない
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、グロック19(10/15)、グロック19のマガジン(2)
[思考・状況]
基本思考:玉堤英人を生き残らせる(優勝させる)
0:何だかよくわからないがとりあえずほのかを殺す
1:白崎に協力してもらいたい(ムカつくので遅かれ早かれ殺したい)
2:英人を捜す
3:頭が…………
[備考欄]
※酒に酔っています
※楠森昭哉は死んだと思っています

122 :創る名無しに見る名無し:2009/03/30(月) 04:22:45 ID:BDoudE7Z
代理投下終了です。
白崎はキリヤマン化か。
てかテロリストって何wwww

123 :創る名無しに見る名無し:2009/03/30(月) 18:53:14 ID:b80zuwpH
投下乙です。
竜が龍を引きずり降ろし、白崎はアントン・シガー化
由佳は千鳥足でほのか追跡。楠森もほのかを追う……なんともカオスです。

あとテロリストの下りは個人的には蛇足じゃないかと思いますが…

124 :創る名無しに見る名無し:2009/03/31(火) 11:28:19 ID:oLKU+S+s
したらばの仮投下スレで感想が書き込まれていたので転載します


本スレで規制くらってるのでこちらで感想を……

> Panic Theater
投下乙です。
クラスで慕われていた添島の死は、他の生徒に色々影響を及ぼしそうですね。
そして広竜がこちらに来たということは、逆方向に向かった貝町は西の町か。
惜しいところで太田とニアミスしてるな……
時に、BRって寸法が 17.4 x 10.8 x 4 cm(Amazon調べ)もあるので、胸ポケットには流石に入んないかと。
仮に入っていたら、凄い鳩胸になってるだろうと思いますw
普通に、腕に抱えていたってことで良いんじゃないですかね?
酩酊してる間と混乱中の長谷川なら気づかないかもですし。

125 : ◆hhzYiwxC1. :2009/03/31(火) 13:18:57 ID:opXP7xRT
したらばに修正版投下しました。

126 :創る名無しに見る名無し:2009/03/31(火) 13:49:05 ID:krnyq7Uf
>>125
投下乙です。
私が読む分には問題ないと思います。

というか、読んでいてぞくぞくしましたよ。
エルフィは危ないフラグを立て、内木は混迷し、エヴィアンは無差別マーダーと接触なんて…
この引きは美味しすぎますw

127 :創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 01:40:08 ID:8CCrOEkX
>>125
投下乙。
修正というかほとんど新作…立派過ぎます

卜部と二階堂がハバネロ喰いながら映画を見てる場面で吹いたwなんという余裕w
クラスの誰にもマークされてない卜部ですが、やはり彼女がリーダー格みたいですね

128 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/01(水) 08:33:01 ID:L5Tjr7YW
へえーイメージは書きなおさないくせに

129 :創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 09:00:59 ID:b/3BPaP6
>>128
普通作品は本人が書き直すものだろ
常識的に考えろ
ついでに巣に帰れ

130 :創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 09:05:47 ID:3QjWtc4V
>>129
スルーしなさい

あとEG氏はそろそろ予約締め切りですよ

131 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/01(水) 14:43:42 ID:3QjWtc4V
サーシャ、和音さん、片桐和夫、貝町ト子、壱里塚徳人、暮員未幸、神崎健二で予約します

132 :創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 16:09:00 ID:gJmf1T3j
イメージは馬の作品じゃないんでしょ

133 : ◆zmHe3wMKNg :2009/04/01(水) 19:13:18 ID:ZiwZYk1Z
海野裕也、北沢樹理で予約します。

134 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/01(水) 23:31:49 ID:nT50igsK
>>132
でも下手糞だから私の作品なんだろう?

135 :創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 23:42:35 ID:FskK24ZP
>>134
逆に聞くが下手糞にならない書き手なんているのか?
もしいたらとっくにプロになってるよ

136 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 01:54:14 ID:xzHg3fhe
今回の予約分で全員放送後の一周目終了。飛ばしてるな。
…あれ?誰か一人忘れry

137 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/02(木) 02:08:20 ID:NQ/3AE6N
>>135
あんたらは下手糞なのでお前の作品と言った、
要はこのスレに投稿される下手糞な作品の権利は私にあると言う事です

138 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 02:44:31 ID:URfwy1Ku
あんたらは[この卵が][私の]鶏から産まれたので私の卵だと言った
要は鶏から産まれた卵の権利は全て私にあるということです

※[]内は、欠けた主語やらを埋めた部分の明示になります。

139 : ◆d6BHdrg3aY :2009/04/02(木) 03:04:35 ID:/Y9jV5sR
日向有人、予約します。

今度こそ予約期限を守るぞ、と。

140 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 03:05:04 ID:EjaYk09x
図星か。

ぶっちゃけると、なぜ「イメージ」が馬だと思ったかと言うと、

チャットで、名無しのふりをして書き込む旨を見ていたこと。
煽られたイメージの作者が「ひっ」とか馬しか発言しそうにない断末魔を揚げたこと。

べつにイメージの完成度については言及するつもりはない

141 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/02(木) 03:51:41 ID:NQ/3AE6N
>>140
つまりここにある下手な作品全てを私が転載して著作権を名乗っても良いって事です
イメージのみにならず

142 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 04:05:30 ID:KUMej247
「神」宣言

143 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 04:09:45 ID:6PzpAB0M
>>141
それしたら冗談抜きでお前逮捕だな
お前の選択肢は結局ネットやめるしかないの

144 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/02(木) 04:34:40 ID:/Ci9/AG7
えーどうして駄目なの

145 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 04:42:45 ID:JO3pqycY
どうしてダメじゃないの?

146 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 04:44:08 ID:Y4ktpK0T
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1236878746/l50
◆YGvZTkqXsEは獣スレに帰れ

147 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/02(木) 05:20:53 ID:oUctfmZB
それは嫌だね
あそこは悪魔が居る

148 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 05:21:30 ID:NDIihiCK
▼・ェ・▼
えへへ

149 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/02(木) 05:32:28 ID:oUctfmZB
>>145
それは権利があるからです、
ここの人達が言ったしね

150 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 05:41:22 ID:KUMej247
自己主張するからその悪魔が寄ってくるんだろ
馬鹿か

151 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 06:33:21 ID:RC4NwZNW
善意なのか知らないが、ここでそいつに一切話しかけるなと
何言ってもネタを提供してるだけなのが分からないのか?


152 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 06:36:48 ID:RC4NwZNW
>>135>>140>>150に言っている

153 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/02(木) 06:40:13 ID:oUctfmZB
名前を隠しても調べられた。
詳しくはゲームスレ見たらわかります。
>>151
バトロワ書いてる奴等がこんな善意をする筈がありませぬ。

154 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 07:21:10 ID:6PzpAB0M
そろそろ自重

155 :したらば”管理”人:2009/04/02(木) 08:04:13 ID:DtrQjFRe
今敢えて、規制ホストを全て解除しました

156 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/02(木) 10:41:37 ID:oUctfmZB
このタイミングで規制止めるとは・・・、荒らしてもらいたいのかな?

157 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 13:55:44 ID:xq2xazwK
>>150
イメージを投稿する際に馬さんは名前を消していた
でも今こんな揉め方をしている、要は調べてまで馬さんを叩こうとしてる集団が居るって話

158 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 14:51:29 ID:xzHg3fhe
別にどうでもいい。

159 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 15:01:29 ID:nTwY1Zhm
しかしイメージ作者も根性がなさすぎ
短い1話ちょっと叩かれて、もう拗ねてるの

160 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 15:31:29 ID:xq2xazwK
>>158
援護の意見が出たら「どうでもいい」か、
馬さんが全ての悪者になればここの問題全部が解決するとでも思ってんの?

161 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 15:34:42 ID:DtrQjFRe
正直スレが荒れなければ何でもいい。
スレ住民にはもっとスルースキルを身に付けてほしい。
そしてEG氏はそろそろ何か言ってほしい

162 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 15:44:07 ID:xq2xazwK
手段は選ばないんだ、卑怯者

163 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 19:37:21 ID:xzHg3fhe
問題でも何でもないし
根本的に興味が無い

164 :創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 19:52:13 ID:DtrQjFRe
興味がないなら関連したレスをしないでくれ。
構えば構うほど頭に乗るんだから。
スルースキル、スルースキル

165 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 04:48:59 ID:IFAS5Mlf
馬関連になると
「どーでもいいよ〜」
とか言いながらレスする奴が絶対出てくる

166 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 09:01:58 ID:S4/CopGp
ついにウマタンバトロワ投稿サイトにここの作品を載せ始めた!

167 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 09:06:48 ID:5v8qmsp0
ここ作品の著作権は全部2ちゃんにあるから警察に通報するといいと思う

168 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 09:34:18 ID:S4/CopGp
おk
まかせろ

169 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 10:32:28 ID:rT9zKShy
こんな事も平気でするほどに悪化したか
そろそろ馬が怖い・・・ここでウマを罵る真似は止めようぜ

170 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 11:04:16 ID:42iu0gfO
馬が居なくなってもこのスレはのびるんだ。


馬を煽ってるのってここの住人?

171 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 11:33:05 ID:ZEmmacE/
このバトロワを潰したい奴が馬に潰し合わせる為に
わざと馬に文句を書いたり関連する場所に送ってるらしい
ここの住人ではない

172 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 12:18:50 ID:qAoFcwaD
あ、だめだこれ。
作品投下されなけりゃ空気払拭されんな

173 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 13:19:57 ID:Arm3kIlm
このバトロワを潰したい奴=馬

174 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 13:48:25 ID:ZEmmacE/
馬が来たばかりの頃から変な奴が居たから違うな

175 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 23:28:11 ID:cB32i/Dy
スレが荒れて書き手さんの安否が気になるのでしたらばの方で点呼を取りたいです。
このレスを見た書き手さんは、できるだけ早く『仮新スレ』の方に鳥付きで挙手してください。



↑こんな風に

176 :したらば”管理”人:2009/04/04(土) 07:43:33 ID:l6Apju82
とりあえず今、馬しか規制していませんよ

177 :創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 08:50:32 ID:rA8+Ru6D
>>176
こういう言い方が余計に馬を逆なでしてるとなぜわからない

178 :創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 09:48:58 ID:Izxe4NRx
どうして反応してるのかしら

179 :創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 09:53:32 ID:Htj0NGg9
パロロワとオリバトて仲いいのか?
オリバトは原作流行ってた頃からあって今も続いているジャンルだが

180 :創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 10:33:46 ID:rA8+Ru6D
正直滅茶苦茶悪い。
オリバトロワ派の言い分では
・殺し合いと無関係のキャラクターを殺し合わせて面白がるのは冒涜行為
・キャラクターを借りずに作品を書いたらどうだ
・要は自分の好きなキャラクターを活躍させたり犯したりしたいからバトロワを書いたんだろう
だとよ。

181 :創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 11:18:48 ID:Mrnls7zX
>>176
これさー今言う事?
せっかく点呼して安否確認やろうとしてる時に馬を呼び戻すような発言は辞めておくれ
偽者?

182 :創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 11:27:43 ID:y+0xUh1R
【待宵月】憩いの場 vs 虹の向こうへ【スナメリ】
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/mental/1237276310/1-100

183 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/04(土) 19:10:02 ID:JxyuRqur
ケンカ売ってんのか?

184 :創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 19:26:43 ID:ydbvFjfx
いつもの書き手が確認できてホッとした。

EG氏も、いつでもウェルカム

185 :創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 19:35:09 ID:bm51xzx6
>>176は多分荒らしだな…
空気がまるで読めてないし

ところでEG氏はひょっとして規制とか人大杉の巻き添え喰らってる?

186 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/04(土) 19:44:26 ID:JxyuRqur
試しに書いてみたら本当に投稿出来た、管理人を名乗る荒らしだったわ・・・

187 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/04(土) 20:13:43 ID:JxyuRqur
ttp://ten.noob.jp/mu2shotrm/2shot5/2shot.cgi
45分に

188 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/05(日) 20:41:48 ID:r7eDCA92
21時にも居る

189 :創る名無しに見る名無し:2009/04/05(日) 23:00:48 ID:YvM9LxAG
やる気無くした、疑心暗鬼って気分かな

190 :創る名無しに見る名無し:2009/04/05(日) 23:12:34 ID:/dhMxPVp
じゃあとっとと出ていけよ粘着野郎

191 :創る名無しに見る名無し:2009/04/05(日) 23:23:17 ID:GGRGYgRw
書き手さんなら考え直して空気を変える努力を

荒らしなら速やかに消える


192 : ◆zmHe3wMKNg :2009/04/06(月) 01:06:41 ID:zJo46qyk
投下します。

193 :創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 01:07:20 ID:Lz/nNCf2
sien

194 :Visit O,s Grave ◆zmHe3wMKNg :2009/04/06(月) 01:07:30 ID:zJo46qyk
--------------------------------------------------------------------------------

「…はうっ…な、なにやってるの樹里…!」
                    
「…何よ〜こうしないと出来ないじゃん。」

「…えと…これ戻せるのかな…?」

「幻滅5回目〜。ほんっとチェリーなのね裕也〜。」

「…うぅ…酷いよ…。」

「…幻滅6回目。泣かないの〜。…えいっ!」

「うぁ!…だ、駄目だよ樹里…汚いよ…。」

「…うりゅふぁいにゃ…じっふぉして…はむっ。」

「…あぁ…。」

「…ふふ…まだ駄目よ…これからが本番なんだからね――。」


海野裕也は、激しく後悔していた。どうしてこんなことになったのか。

ほのかに対し、激しく申し訳ないと思っている。


--------------------------------------------------------------------------------

小鳥のさえずりとともに、朝陽がカーテンの隙間から差し込んでくる。
この島に来てからあまり時間は立っていないが芽生える奇妙な安心感は
学校の保健室という割と見慣れた空間が醸し出しているものなのか。

(……ふぁ……ん、明るい……もう朝?やだ、少し寝過ごしちゃったかな。)

北沢樹里は欠伸をしながら体を起こし、肌寒さに違和感を感じて自分の状態を見てみる。

(って、えええええ──っ!?
 な、なんでわたしこんなカッコ……や、やだ、嘘……っ。)

195 :Visit O,s Grave ◆zmHe3wMKNg :2009/04/06(月) 01:09:18 ID:zJo46qyk

「あ、起きたんだ。おはよう、樹里。」

少し離れた場所で、制服に着替え終わった海野裕也が少し顔を赤らめてこちらを見ていた。

「って!海野裕也ぁ!?
 なんであんたが?まさか、これ──裕也が脱がせたの?
 うー、ばか、信じられない、この変態っ!」 
「…いや…何言ってるのさ…朝のこと覚えてないの?…その…。」

裕也は顔を真っ赤にしてうつ向いている。

(あ……そう言えば、今朝は、裕也と──)

「……何てこと思い出させるのよ、このすけべっ。」
「……え…でもすごく積極的だったのは樹里の方で僕は……。」
「……う、うぅ……そりゃそうだけど、でも起きたらいきなり裸なんて、びっくりするじゃん!」
「ご、ごめん。」
「……ひょっとして、その……寝顔とか、見てた?」
「……ごめん、すごく綺麗だったからつい見とれて……。」

うぁ……なに言ってんのよこいつ。
ううっ……急に恥ずかしくなってきた。

「……て、あれ?どこ行くの?裕也?」
「うん、ちょっと校舎に誰か入ってきてないか見てくるよ。
 すぐ戻ってくるから待ってて。あ、樹里の鞄の中に入ってたヤツ
 良かったら着けておきなよ。少しは安全だと思うし――。」

そう言い残して裕也は保健室から出ていった。

「…………あーあ。」

染みの付いたシーツを抱きしめて、樹里は再び横になる。

「……幻滅24回目〜。もう、ここは、おはようのキスをするとこじゃん。ばーか。」

顔は少し笑っていた。



196 :Visit O,s Grave ◆zmHe3wMKNg :2009/04/06(月) 01:10:33 ID:zJo46qyk
◆ ◆ ◆

海野裕也は半ば放心状態で誰も居ない校舎の中をふらついていた。
頭を冷やすためしばらく一人で放浪したい気分だったが
今朝の事がどうしても頭から離れない。

「…ぁぁ…なにやってんだろ…ごめん、ほのか。」

申し訳ない気持ちとは裏腹に、頭に浮かぶのは北沢樹里の事ばかり。
教室で知っている彼女は活発で、悩みなんかないとでもいうかのようにいつも笑っていた。
でもこの島にきて、あんなことがあってから急にしおらしくなったり、
誘惑するように見つめてきたりたり、赤くなって怒ったり、
とても想像出来なかった一面を次々と見せてくれた。
あれが北沢樹里という女の子なのか。
思えば僕は倉沢ほのかの何を知っていたというのだろう?
僕のほのかに対する興味なんて結局その程度……

「…だめだ…僕はほのかの彼氏、彼氏なんだ…よね?」

そうしている内に見覚えのある教室の前にたどり着いた。
緩んだ顔が、やや緊張した面構えになる。

「ここって、僕達が最初に連れてこられた教室?」

今は閉まっているこの扉の向こうにはまだラトの死体が転がっているのだろうか?
意を決してドアの取っ手に手をかけようとしたその時、

「……え……?」

教室の中から、とても澄んだ綺麗な歌声が聞こえてきた。
歌自体は裕也もカラオケで何度か歌ったことがある流行歌。
だがとても同じ次元の存在だとは思えない。

そして、文化祭の時に聞いたその歌声の主を自分は覚えている。

歌が終わり、裕也はゆっくりと扉を開けた。


197 :Visit O,s Grave ◆zmHe3wMKNg :2009/04/06(月) 01:12:11 ID:zJo46qyk
「うわ!!誰?ノックくらいしなさいよ!」
「……ごめん……やっぱり君達も連れて来られてたんだね。
 ―――――テトさん。」

ラトの亡骸を大事そうに抱きかかえた猫族の少女がそこに居た。

「なーんだ、海野君か。ま、あんた位なら別にいいや。
 それにしても意外ね。君みたいな子は真っ先に死ぬと思ってたわ。」
「失礼な。でも…何をしてるの?」
テトは深く溜息をつく。
「別に。彼のお墓参りみたいなものかしら。あの時ちゃんとできなかったし。」
「……そう。悲しいよね。僕達がこんな事に巻き込まれるなんて。
 テトさんは最近ラトといつも一緒に居たのに。」
「ねえ?私があの教室に居なかったことを不思議に思わないの?」
「そりゃ思ったけど?今は目の前に居るじゃん。
 酷いよね若狭先生。僕達にこんな殺し合いをさせるなんてさ。」
「……まぁいいわ。運が良かったんでしょうけど、油断してると痛い目をみるわよ。
 さっき放送あったでしょ?正直いきなりあんなに死ぬとは思わなかったわ。」
「え?放送!?」
「……ひょっとして聞いてなかったの?」
「えと…あはは…。」
「やれやれ、所詮男なんてみんなケダモノね。」
「……面目ない。え、なんで知ってるの?」
「……冗談だったのに……まさか本当だったなんて。呆れた。
 今の現状をわかってるの?…でも、まぁ。これが最後かもしれないから
 好きなことをするのも一つの道ではあるわね。」
「……反省します。」
「ふぅ、しょうがないわね。死んだ人を教えてあげるわよ。次も生きてたら
 ちゃんと聞くようにしなさいね。」

そうしてテトは裕也に死亡した17人のことを教えた。
その中の一人の名前を聞いてピクリと反応する。

「愛餓夫…死んだんだ。やっぱりあの怪我じゃ…。」
「ええ、血が足りなくて全身が青白く変色しながらも必死に生きようと足掻いて
 何時間も苦しんで苦しみ抜いた末に衰弱死したわ。すばらしい滑り出しだわ。
 この調子で残りの三人も…えほっ。ごめんなさい。不謹慎だったわね。」
「樹里が…違う!僕達が…殺したことになるのかな…?
「なんで今ので怪しまないのかないのかしら…鈍感とかよく言われる、彼?
 あー、まぁいいわ。樹里って、北沢樹里のこと?いつの間に名前で呼び合うような
 仲になってたのかしら?」
「…ついさっき…。」
「早いわね。早過ぎる。吊り橋効果ってすごいわ。しまった。私もやればよかった!」
「うう…ごめん、ほのか。」


198 :Visit O,s Grave ◆zmHe3wMKNg :2009/04/06(月) 01:13:50 ID:zJo46qyk
その様子をみて、テトは意地悪そうな眼を向ける。

「…ねぇ、海野君。
 このルールだと一人だけ助けられるんだけど、どっちを生き残らせたい?」
「え!?」
「深く考えなくていいわよ。どっちか『好きな方』を選べばいいじゃない。」
「…好きな…?」

--------------------------------------------------------------------------------

「ここに…かな?」

「…ん…そうよ…早くしなさいよ…。恥ずかしいじゃない。」

「でも…なんか圧迫感が…。」

「幻滅7回目!いちいち声に出さない!」

「ごめん……じゃあ……。」

「……く、う、はぁ……っ。」

「だい…じょうぶ?樹里?」

「平……気っ、気にしなくていい……から……、い、ああああぁあああぁああ!!」

--------------------------------------------------------------------------------

「うわぁぁぁぁ!!違うんだほのかぁぁぁぁ!!」
「……あーごめん。野暮だったわね。」
「い、いまは考えられないよ。みんなで脱出できればいいと思うし。」
「修羅場が好みとはドMね。それともハーレム願望がおあり?」
「違うよ!」
「はははっ。……じゃ、私はもう行くわ。」

そう言ってテトは立ち上がった。腕に動かないラトの死体を抱えて。

「え?どうするの?それ?」
「うーん?二階堂に頼んで…あ、なんでもないわ。
 また会えるといいわね。海野君。多分もう無理でしょうけど。」

次の瞬間、なんの予備動作もなくテトは裕也の前から影も形も消えて居なくなっていた。

一体なんだったのか?幻覚でも見たのだろうか?
でも確かに彼女は目の前に……。

「疲れてるんだよ、多分。……戻ろう。」


199 :Visit O,s Grave ◆zmHe3wMKNg :2009/04/06(月) 01:14:46 ID:zJo46qyk
◆ ◆ ◆

「ふふふ……あははは!死んだんだアイツ!
 わーい!ザマーミロバー―――カ!」
「……樹里。」

愛餓夫の死を知って歓喜する彼女を僕は責められなかった。
放送は樹里が寝ていた時に起きてた僕が聞いていたことにして、
良く分からないテトのことは言わなかった。

「で、校舎には誰も居なかったんだよね?
 よかった。もう少しここで休めそうじゃん。」
「うん、ところで樹里?」

裕也が北沢樹里に渡したのは彼女の支給品である防弾チョッキだ。
確かに言った通り身に付けてくれているのだが……。

「……なんでチョッキの下に何も着てないのさ?」
「だって暑いんだもん。あ、もう脱ぐから裕也が着なよ。
 いざとなったら矢となり盾となり護ってくれるんでしょ?」
「脱ぐって?うわ!?」

気を抜いた隙にベッドに引きずりこまれる。

「……ねぇ樹里。僕達こんなことしてていいのかな?」
「幻滅25回目ー。別にいいじゃん、減るもんじゃないし。」

そうして二人は口付を交わした。


海野裕也は、激しく後悔していた。どうしてこんなことになっているのか。

ほのかに対し、激しく申し訳ないと思っている。



【D-4 学校・保健室/一日目・朝方】
【男子 四番:海野裕也(うんの−ゆうや)】
【1:僕(達) 2:君(達) 3:君(ら)、○○(呼び捨て)】
[状態]:ほのかに対する罪悪感
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×3、P-90(150/200)、P-90の予備弾薬(200発×5本)
12ゲージショットシェル(8/12) 、ウィンチェスターM1873(4/4)、防弾チョッキ
[思考・状況]
基本思考:優柔不断故に流されています
0:北沢の行動に困惑
1:誰かに襲われたら自分がなんとかする
2:倉沢ほのかを……
[備考欄]
※“今からすること”について躊躇していませんが反論できずに流されています
※テト達三人もゲームに参加させられてると思っています


200 :転載:2009/04/06(月) 01:18:58 ID:Lz/nNCf2
【女子 八番:北沢樹里(きたざわ−じゅり)】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:あの人(ら)、○○(呼び捨て)】
[状態]:右足損傷(踵から先損失・治療済み)、服を着てない、自暴自棄
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:倉沢さんには悪いけど……海野君を奪っちゃおっかな〜?
0:海野裕也を奪う
1:ついでに元カノの倉沢ほのかを不幸にする
2:もっともっとクラスメイトに不幸になってほしい(失うものがないので、何でもする気です)
[備考欄]
※“今からすること”についてまったく躊躇していません



※“今からすること”は、どんなに遅くても次の時間帯までには終わっていますので、
誰かが彼らを発見するとしたら事に及んだ後になります
※ラトの死体はテトが持って行き、【D-4 学校】から消えました

201 :創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 01:23:08 ID:Lz/nNCf2
転載終了です。
そして投下乙。

テトと初めて接触したのが裕也か…
そしてまたヤるのかお前らはw

202 :創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 10:20:29 ID:P6Rtpa1Z
少しでも否定的な意見したら荒らし呼ばわりされそ・・・・・・

203 :創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 15:55:28 ID:IayrC1eq
うん

204 :創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 16:32:07 ID:uUSdOhlU
むしろ改善案とか説得力のある批評は欲しい

205 :創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 23:50:58 ID:XQmoJmqU
テトがラトの死体を回収しているが……

206 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 08:21:03 ID:7JkxmF1n
全てのキャラのパラメータ表作ったらどう?

207 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 08:55:42 ID:g8RClLeX
良いねそれ!
盛り返してくれると良いが・・・

208 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 12:26:16 ID:JCz2yKQQ
>>206
所持してる道具と現在の基本行動方針の一覧表みたいな物ならあっても良いな。

時に、いくつかの支給品、行方が判らなくなってるな。
例えば麻倉の支給品になっているブッシュナイフ。
誰の状態表にもなく、今どこにあるのか不明……てか、そもそもいつ登場したんだこれ?
北沢のデイバックに至っては、登場すらしないまま行方知れず。D3のどこかに落ちてるのかね。

209 : ◆EGv2prCtI. :2009/04/08(水) 18:59:52 ID:wUQN+GbD
申し訳ありません。
しばらく私情でネットに繋げられない状態でした。
自宅についたら投下出来ますので、大変失礼ながらもう少し時間を頂けないでしょうか。

210 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 19:08:17 ID:e78kNmRc
>>209
構いませんよ。
むしろ無事で何よりです

211 : ◆EGv2prCtI. :2009/04/08(水) 20:08:42 ID:wUQN+GbD
作品自体が非常に長いのと、問題になりそうな部分があるのでしたらばに仮投下しました

212 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 21:08:27 ID:e78kNmRc
>>211
投下乙です。
銀鏖院と鈴木をここで殺してしまったのはもったいないですが、構成的にも問題はないですし自分的には問題なしですかね…?

213 :創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 00:28:03 ID:4NB3Bj4h
>>211
うお!一気に消えましたね…
勘違いマーダー鈴木の最期。彼も少しは救われたのだろうか
百合委員長は鬼崎の胸に抱かれながら。
英太、向こうで三角関係勃発しそうだが大丈夫か?
剣客に続いてサイキッカーも速攻で全滅…超能力は強力だったけど燃費が悪過ぎたかな…
支給品も纏まって今後の展開も広がってきました

214 :創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 09:45:07 ID:NhMtH/Ml
そういえば◆hhzYiwxC1.氏と◆d6BHdrg3aY氏もまだですか?

215 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/09(木) 10:05:23 ID:ab+3k1CI
>>214
正直まだ少し掛かりそうです

216 :創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 20:44:18 ID:VVgjTvEa
もーん、管理人さん、せ・か・し・す・ぎ

217 : ◆d6BHdrg3aY :2009/04/09(木) 22:29:26 ID:gGqaeaKy
また期限オーバーか……
済みません。予約延長します。

218 :創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 22:10:45 ID:jW6x135f
ゲーム作った人居ないの?
キャラクターに合わせて特徴を出していったらいいと思うんだけど

219 :創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 22:23:15 ID:cmf70MdR
いや、出てたよ
如月が日本刀で攻撃すれば雫切りしてくれるし長谷川は射撃武器で『正確なポインター』攻撃できるようになってる

220 :創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 22:47:13 ID:jW6x135f
へえ・・・他にはどんな得意ポイントあるんだろう

221 :創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 22:54:34 ID:jW6x135f
自分のキャラもストーリーの中に出て、ゲームでポイント割り振りされたかった

222 :創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 23:59:23 ID:oC5PUCyB
残念賞

223 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 01:40:31 ID:vmWilhPd
再upキボンヌ

224 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 03:17:37 ID:RZyPWreb
◆EG氏
 いつもながら、投下乙。
 その筆量に感服しつつ、今回の指摘と行きますかね。
 前回の指摘は流石に冗長過ぎたようなので、今回は出来るだけ指摘するポイントを絞る。
 初めに総括すると、今回はちょっと、状態票にそぐわない行動が目立ったように思う。

 先ず、太田の場合、
>0:男は皆殺し。女は犯してから奴隷にする
 状態票にこうあるように、基本的に太田は女子に関しては積極的に殺すつもりはない。
 仲販の時は、あくまで男(森屋)を狙った結果だったし……
 今回の場合、鬼崎も朽樹も女子なのだから、自分が楽しめないようにまでするとは考え難いな。
 それと、作中で銀鏖院のことを嫌っているような発言があるが、一応、太田は設定上ではロリコン。
 また、作中でこう言っているシーンがあるが、
>いや、むしろこちらが優位だと言ってよかった。
>何しろこちらにはこの時点でショットガンに拳銃と武器が充実しているからだ。
 太田は、森屋&仲販とシルヴィアの戦闘を見てるので、森屋がスティンガーを所持していることを知っている筈だが。
 そもそも、襲撃する前の時点では太田視点で状況は1対6。
 判明している相手の武装はスティンガーのみで、後は怪我人が一人いることしか判らない。
 この状況で攻めに入るなら、何かしらの勝算が求められるんじゃないか?

 次に、銀鏖院の場合、
>5:全快し次第、二人を殺す
 こうあるのに対し、作中では全快には程遠い状態で事に及んでいるな。
 一度能力を発動しただけでガス欠になっているところを見ると、これは前回とほぼ同じ状態。
 つまり、杖を必要とするレベルであり、限界寸前であることが自分で判っている状態だろう。
 事実、僅かな休憩を取る前は喋る気力さえもなかったようだし。
>水晶は黙ってそのまま奥へと入っていった。
>今まで騒いでいたのが嘘みたいだった。
>恐らく、騒ぐ気力すらないのが伺える
 ここから行動を起こそうとするなら、相当の理由付けがいると思うが……

 続いて、英人の場合
>1:吉良よりも先に由佳と合流する。ゲームに乗っていない生徒に会ったら彼女(吉良)は危険だと知らせる
>5:念のため樹里には警戒する
 これらに加えて太田が乗っていること、銀鏖院に襲われたこと等、
 情報の重要さを理解している筈の英人が、鬼崎とこの辺りの基本的な情報交換を全く行わないというのは少し気にかかった。
 
 以上。他のキャラは特に指摘する程のことはなし。

225 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 08:52:47 ID:kYmUzBHp
そこまで細かく読み込んでるなら君も書き手になってみてはいかが?
とても楽しいよ

226 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 10:30:41 ID:GnqWTByS
>>223
>>53じゃね?

227 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 23:57:09 ID:VLBvs8ca
>>224
恐らく太田は鬼崎と銀鏖院の本性を理解していた。
女性を奴隷にしようとする以上、対象のことは理解する必要があるだろうからだ。
6対1の状況で襲撃したのはそれまでの好調で調子に乗っていたからだと思われる。

次に銀鏖院は混乱に乗って英太を殺した。
銀鏖院はここまで迂闊な行動を取っても屈辱を与えられた英人と英太を殺したかったに違いない。
鬼崎の叫び声が聞こえたらしいから朽樹が撃たれて鬼崎も襲撃者(太田)に襲われて動けない状態なのだと予測はできる。
鈴木も出たばかりですぐ戻ってこれるとは思えないし戻って来ても不意打ちで十分倒せる可能性はある。
襲撃者に関してもなんだかんだ4人相手では手負い、又は倒されるとも取れる。
英人も自分のことはすぐに殺せないと踏んだのだろうが……


英人は吹っ切れたんでない?
元々性格にアレな面があったみたいだし

228 :創る名無しに見る名無し:2009/04/12(日) 00:46:37 ID:94wMsI8o
>>227
……悪いんだけど、駄目押しじゃないか?
仮定と希望的観測をそんなに重ねないと通らない程の話なのかと思ってしまうよ。

229 :創る名無しに見る名無し:2009/04/12(日) 01:12:03 ID:8+0bQbNg
大田が銀鏖院に性的興奮を覚えなかったのは恐らく実年齢と体格が一致して
初めて本物のロリと認める真正のロリコンだったからだろう。

銀鏖院に興味深々だった英人が彼女をあっさり殺したのは
こいつでは二階堂に勝てないとどっかの時点で見切りをつけたからだろうか。
元々親友をボディブローで気絶させるような男なので殺人にあまり躊躇なし。

これくらいの感覚でいんじゃねの?

230 :創る名無しに見る名無し:2009/04/13(月) 21:46:49 ID:cIt99lZ7
>>229
色々と思うところがあったので揃えてみた。

太田について
貝町とやってる時点で、真性のロリコンということはないだろう。
ゲーム内で奴隷にしようとした相手の体型も、どれも趣味からは程遠いようだ。
また、前回は気付かなかった点だが、鬼崎は低身長で、朽樹はノッポ。
この二人を比べると、太田の趣味に合うのはどうしても鬼崎に思える……

以下、太田と関わった女子の体型

太田が奴隷にしようとした方の体型
 仲販 → とにかくスタイルがよい上に、美人である
 朽樹 → スタイルはそこそこよく、背が高い
既に奴隷の方の体型
 貝町 → 凹凸の少ない体つき
太田の眼鏡に適わなかった方の体型
 シルヴィア → すらりとした細身の身体
 鬼崎 → 低身長童顔だが、身体はグラマラス
 銀鏖院 → ツルペタ低身長
関係不明な方の体型
 吉良 → 背は高いが、貧乳
年齢は貝町・シルヴィア・吉良が17、それ以外は18。


英人について
英人がフラウを気絶させたのは、ひとえにフラウを守るため、危険に巻き込まないためだな。
>「ケトル…君はフラウの幼馴染なんだろ?だったら、彼女を護ってやってくれないか?
> このゲームで一番生き残れる方法は、なるべく戦わないことだ。
> 僕はそう言うわけにはいかない。フラウまで巻き込むわけにはいかないんだ。じゃあ、頼んだよ。」
以上、「パートナー」からの抜粋。
また、「交渉人」では、
>事故で友人が死ぬのと、殺し合いの場で友人が死ぬのとでは死の形が全く違う。
>森屋英太は、分かっていない。だが…人が死んで悲しいのは、普通だ。
とある。
未だ実感こそないにしても、人が死ぬことの悲しさは理解できているようだ。
これを見るに、殺人に躊躇がないというわけではないだろう。
とはいえ、英人はドライという特徴が生きてるキャラだから、敢えてそっち側に振り切らせるのも一つだと思う。

以上。

231 :創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 00:00:19 ID:srVtIHpA
エルフィ、苗村都月で予約します

232 : ◆zmHe3wMKNg :2009/04/14(火) 00:04:25 ID:srVtIHpA
トリ忘れ。
wikiのおまけにゲームを追加しておきました。

233 :創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 04:18:36 ID:n97UhIDn
止まったね

234 :創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 07:26:06 ID:eItGBx6w
馬臭がひどいレスだが


◆zm氏はともかく他の書き手の人達はどうしたんだろう

235 :創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 08:02:35 ID:0mobAA5W
忙しいんだろう

236 :創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 12:41:29 ID:bqiJur7e
太田には太田なりのこだわりがあるのだろうか?
テトも幼い顔付きのグラマラスだけど、こっちは獣人であって人間の基準とは別みたいだし……

英人は仲のいい友人以外には全く冷たいんじゃないだろうか。
それどころか敵にはなんだってやってのける。

フラウと同じ。

237 :創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 18:29:06 ID:0mobAA5W
お前ら何故馬を煽る。
平和が欲しくないのか?

238 :創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 21:17:31 ID:/MpFLjcD
久々に見たら、けっこう死んでるなww
水晶・・・

239 :創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 23:56:58 ID:VNAE3njS
残り半分。マーダー:対主催比率1:1。
現在中盤戦といった所か。

240 :創る名無しに見る名無し:2009/04/16(木) 00:29:18 ID:CB2ahwJJ
英人は情報を流さず、森屋もあっさりと死亡。
こりゃ北沢への誤解フラグはぽっきり折れたな……

241 :創る名無しに見る名無し:2009/04/16(木) 00:38:08 ID:czCnxLMk
しかし誤解以前に本人が非常にアレなことになっているので無問題


【マーダー側】11
壱里塚徳人、太田太郎丸忠信、片桐和夫、北沢樹里、神崎健二、吉良邑子、久世明日美、白崎篠一郎、朱広竜、苗村都月、間由佳

【対主催側】15
エヴィアン、海野裕也、エルフィ、貝町ト子、鬼崎喜佳、楠森昭哉、ケトル、倉沢ほのか、暮員未幸、サーシャ、玉堤英人、内木聡右、長谷川沙羅、日向有人、和音さん


【おかしくなっている人】
壱里塚徳人、片桐和夫、北沢樹里、吉良邑子、久世明日美、白崎篠一郎、苗村都月、間由佳、エヴィアン、ケトル

242 :創る名無しに見る名無し:2009/04/16(木) 01:11:03 ID:CB2ahwJJ
>>241
確かにそれもそうだな。
誤解フラグの代わりとばかりに修羅場フラグ立ててることだし…w

それと、白崎はスタンスころころ変えるから、【マーダー側】とは言い切れないぜー

243 :創る名無しに見る名無し:2009/04/16(木) 08:01:21 ID:BU+9uiE/
愛餓夫:11 壱里塚徳人:15 W・N・スペンサー:16 海野裕也:16
追原弾:? 太田太郎丸忠信:17 加賀智通:14 片桐和夫:? 神崎健二:14
如月兵馬:16 楠森昭哉:15 グレッグ大澤:17 ケトル:16 鹿和太平:8
宍戸亮太郎:14 白崎篠一郎:14 尻田堀夫:18 鈴木正一郎:16 玉堤英人:15 
朱広竜:15 トマック:16 内木聡右:16 ノーチラス:17 平田三四郎:15
日向有人:16 森屋英太:14 ラト:19


深く考えてはいけない数値

244 :創る名無しに見る名無し:2009/04/16(木) 12:41:14 ID:czCnxLMk
>>242
いやほぼ半マーダーだと思われ

>>243
ああ、そりゃテトがラトに惚れるわな……
鹿和が悲惨過ぎる

245 :創る名無しに見る名無し:2009/04/16(木) 13:27:15 ID:f3jYqvo8
>>243
ウィルが意外に慎ましいな。
そして餓夫と鹿和が……ブサイクに救いはないってのか

246 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 21:51:39 ID:gMvEBPd8
ものすごく時間をかけた、スレ住民に多大な迷惑をお掛けしたことを深くお詫びいたします。
出来にはあまり納得していませんが投下します

247 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 21:54:17 ID:gMvEBPd8
―放送開始直前―


暮員未幸…意外と脚が速い。
それほど距離が離れていないと思っていたのに、もう姿がどこにも見えない。
近くのエリアに彼女はいないのか?
何らかの情報を握っている可能性の高い未幸を逃すのは凄く惜しい。

「全く…どこへ行ったんだ」


あの時の未幸の言葉、静かではあるが確かな威圧感と、壱里塚、久世への蔑視が見て取れた。
暮員は、割と普通な女子高生(財力は半端ないが)だと思っていたのに、あんな表情ができたのかと、ビックリせざるを得なかった。
ハッキリ言って、恐怖さえ覚えた。

「若狭です。みんなー、元気にやってるかー?」


癪に障る声だ。
これが若狭の言っていた放送って奴だろうか?
できるだけ多くのクラスメイトが死んでくれていると助かるんだが――

放送は続いていた。
だが、健二にとっては、後ろから飛んできて、眼前の木に穴を穿った銃弾の事の方が大事のようだった。なぜならそれは、壱里塚と久世に追いつかれたことを意味していた。
だが、姿は見えない。木の陰にでも隠れているのだろうか?

「ちっ! 来やがった…」


健二は、応戦にと、未だ姿の見えない壱里塚たちに向けて、威嚇の意を込め、2発だけ特に狙いを定めもせずに発砲をする。

「テメーら! こそこそ付け回してやがったのか!」


今の健二にとって、放送を聞くという行為の優先順位は、低くなっていた。
陰湿な壱里塚と久世が、異様に鬱陶しいと思えて、森の中で叫びを上げる。

「バカだろお前」


健二がそう叫んだ瞬間、背後から久世と壱里塚の声が響き、そのまま健二の視界が歪んだ。


そうだ。
確かに叫ぶ事は仇となった。おまけに頭に血が上り過ぎていたせいで簡単に後ろに回り込まれた。

「次は女子だー。一番、麻倉美意子さん。六番、神崎志緒里さん。」

神崎志緒里さん
神崎志緒里さん
神崎志緒里さん
神崎志緒里さん

…………え?


放送が続いている事に、ようやく気付いた。
だが、その内容がどうしても信じられなかった。

248 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 21:55:43 ID:gMvEBPd8
「オイ久世。何で殺さないんだよ」

久世明日美。壱里塚徳人からレミントンを借りた(半ば強引に近い形で取り上げられた為、壱里塚)にも関わらず、それを発砲すらせず銃身で殴打しただけ。
思いっきり鉄の塊で殴ったとはいえ、所詮女子の力だ。健二は恐らくすぐに目を覚ますだろう。

「彼の存在は確かにまずいけど、殺すことは、ないじゃない。近くに、民家もあるんだし縛りつけとけばいいでしょ?」

「にしたってどうやって運ぶんだよ」

壱里塚は、地図を取り出して、現在地と照らし合わせながら、冷静に言う。

「…………やっぱり、いいわ。 少し遠いし行きましょうよもう」


久世は、そのままそそくさと歩き始めた。
壱里塚も気だるそうなテンションで彼女に続く。
数10m近く歩いた時点で、久世はまだレミントンを返さない。


「まあ何だっていい。そろそろ返せよ」

痺れを切らした壱里塚は、明日美にレミントンを返すよう、右手を軽くバタつかせて催促をする。
「ええ。分かってる」

明日美の行動は、明らかに言葉と合致するものではなかった。
いきなり壱里塚に銃口を向けたのだ。

壱里塚は、薄々こうなる事を予見していた為、素早く対応し、明日美が銃弾を放つ前に、彼女の腹に蹴りを入れ、明日美を吹き飛ばした。

「やっぱり裏切りやがったかこのクソアマが」

「…………それはこっちの、セリフよ。アンタもこうするつもりだったんでしょ? 壱里塚徳人」

「まあそうだけどよ」

淡々とした会話の後に、完全に逆転した状況の後、壱里塚は倒れ、痛みに悶える明日美に近づき、彼女からレミントンを取り上げて、そのままその銃口を向けようとする。
その矢先、視線を少しそらした壱里塚の瞳には、二人の人物が目に入った。

紛れもなく、二人いるのだが、そのうちの一人にしか、興味は湧かない。

「そうね、あそこに行きましょう」

サーシャと和音さんが、10mも離れない地点にいたのだ。
壱里塚、久世、健二のいる地点はC-4。
サーシャともう一人の生徒、和音さんがいるのは、C-5。
その距離約10m未満。つまりエリアとエリアの間にいるのだ

言葉の冷静さから、恐らく二人ともこちらには気付いていない。
このままレミントンで二人とも仕留めるか?

「壱里塚君……?」

「ハッ 飛んで火に入る夏の虫だな」

「壱里塚君、何が見えるの!? 誰かが見えるの!? ひょっとして―」
「黙れ」

もがく明日美の腹に、壱里塚は再び蹴りを喰らわせた。


249 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 21:56:55 ID:gMvEBPd8
「サーシャさんかい?」

血反吐を吐いた明日美を放置して、サーシャたちと距離を詰めると、壱里塚は普通にサーシャと和音さんに、手を振りながら声を上げて存在を知らしめた。

「サーシャさん。あれはもしかして…」

先に気付いたのは和音さんだった。
続いてサーシャが気付く。

「壱里塚君!? そこは危険よ。もうすぐ禁止エリアになる。早く移動を始めた方が…」
「ああ分かってる。だがちょっと今負傷したんだ。手を貸してくれないか?」

だが、彼女たちから明日美は、木に隠れて見えていないはずだ。
その証拠に彼女たちは、何一つ警戒することなくこちらに迫ってくる。

和音さんはどうでもいいから確実に殺すとして、サーシャはどういたぶろう…………そんな気持ちだけでもう心が満たされそうだ。

距離が近づくにつれ、その表情をより鮮明に拝むことができる。
和音さんは、少しだけ警戒しているようだったが、サーシャはまるで疑う事を知らない赤子のようだった。

だが、近づくにつれ、二人の表情も変わってゆく。
倒れている明日美の姿も、最初にいた地点から約4m弱進むだけで彼女たちの目に入った。

「壱里塚徳人…………彼女は?」

「久世に襲われた」

「奴はお前に随分固執していたぞ……」


現時点では、冷静を保てているが、壱里塚の異常な欲は今にも表に出てきそうだった。
それは今は不味い………いや…不味いだろうか?

「そうなの…」

久世本人が言っていた言葉は正しいようだった。
彼女は危ない事をしてきたと言っていたが……今のサーシャ(普通にクラスメイトと行動を共にしている)を見るに、全てが正しいとは言い難いようだが。

今のサーシャを見るに、久世のあの言葉はますます狂言染みてくる。
危ない事をしたのはサーシャではなく久世……奇しくもあの神崎健二の推理通りだ。

だとしたらサーシャには確実に戦意は無かっただろう……
だったら…

「ああそうだ。ところで…………ところでサーシャさん……」

壱里塚がそう言いかけた途端、また一人の人影が視界に映った。
貝町ト子。日本刀を持ったジャージの少女だ。


250 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 21:57:52 ID:gMvEBPd8
どうしてだ………さっきから視界が歪む。


まさか……禁断症状か?
だとしたら不味い……幻覚が見えてくるかも…………


「テト……? 何でお前が……」


――――


「テト……? 何でお前が……」

「テト?!」

思わずサーシャは、辺りを見回してしまった。
だがテトらしき人影はいない。いるのは壱里塚徳人、和音さん、倒れている久世明日美と自分と貝町ト子を合わせた合計5人だ。

貝町ト子は何を言っている?サーシャは疑問に思いもしたが、貝町は、そんなこともお構いなしに、彼女はこっちに向かってくる。

「消えろ……消えろ…消えてくれぇぇぇぇぇええええええ」


彼女の目は、異常なほど血走っていて、それと同時に凄まじい殺気が放たれていた。
そのまま、彼女は日本刀を構え、異常者のように叫びながら突進してきたのだ。

ひょっとして自分の事を狙っているのか?
サーシャはそう思ったがそれは明らかに不自然だった。
彼女たちは友人同士だったし……
と、悠長な考えを巡らせている間に貝町は自分の眼前に――


ハッキリ言って瞬きする暇すらなかった。


251 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 21:59:15 ID:gMvEBPd8
だが違う。事実サーシャは瞬きをちゃんと、今この場でできている。
和音さんも同様だ。

「武器……持ってる……私を殺すつもりなのか……そうなんだろ!!?」

「何言ってやがるんだ貝ま…」

壱里塚が言い終わる前に貝町は刀を振りかざしていた。

壱里塚は、ただ何の抵抗もできずに、水平に振りかざされた貝町の太刀を受けた。
ハッキリ言ってその一撃は浅かったが、壱里塚のすぐ眼前には、血飛沫が舞う。
いや、と言うよりはその眼から血飛沫が舞い飛びだしたのだ。

浅かったが、それは確実に、壱里塚の両目に致命的な一撃を齎した。言うまでもないだろう。

「ああああああああああああああ」


声にならないような声を絞り出し、壱里塚は両手で両目を覆い、流れ出る血を堰き止めようと全ての指を必死でばたつかせる。

「そ……そんなつもりじゃないんだ。私は…私は………」

貝町ト子は、壱里塚を斬ったそのすぐあとで、サーシャを押しのけてそのまま行ってしまった。
無論サーシャも、一部始終を見ておきながら全く干渉しようとしなかった和音さんも、彼女を止めない。

「壱里塚くん!? 大丈夫?」
サーシャはとっさに壱里塚に駆け寄った。

――

「壱里塚くん!? 大丈夫?」

糞…………何も…何も見えないぃぃぃぃぃぃ

「サーシャ………サーシャぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 全部お前のせいだ!!」

「え?」

――

突然の壱里塚の咆哮に、サーシャは驚きを隠せない。

壱里塚の瞳には決して映る事は無いにしても、彼女は今、確実に驚き、言い知れぬ恐怖に怯えている。

「!! 壱里塚くん! 危ない!!」

とっさに、サーシャは、叫んだ。後ろには先ほどまで倒れていた久世明日美が、デイパックから取り出した銃を、壱里塚に向けていたから。
サーシャは、この時点で自分の命を狙う異常者“と知っている”久世明日美を敵視し、自分の命を狙う異常者“と知らない”壱里塚徳人の身を案じる。

それだけだった。

本能的に、背後にさっきどこへともなく消えてしまった貝町とは違う気配を感じ取った壱里塚は、レミントンを背後に向け、そのまま命中するかどうかも分からないまま、発砲した。

幸運なことに、明日美に銃弾は、3発全部命中した。


252 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 22:00:37 ID:gMvEBPd8
即死の傷を、負わせることはできなかったが、確実に今ので久世明日美は動けなくなった。
当たったのは腹、左太もも、右肩。
即死の傷ではないが、明日美は、即座に動きを停止させる、無作為に撃った弾丸は、内臓に命中したことは必至だ。

そのまま、明日美は倒れる。
壱里塚に憎悪の視線を精一杯注ぎながら。

「久世か!? 貝町か!? サーシャか……………!?」

「壱里塚くん……」
「引き止めなくてもいい」

千鳥足で、去ってゆく壱里塚を、サーシャは引き留めようとしたが、先ほどまでだんまりを決め込んでいた和音さんが漸く動き、サーシャの右肩を掴み彼女を制止する。

「壱里塚徳人は明らかにサーシャさんに敵意を抱いてる。いい加減に気付くべきよ」

「え……」

「サーシャさん。あなたは甘いわ……」

声を掛けたのは明日美だった。

「ラトくんのいる…………あの世に早々に送られた方が楽だと思ったのに…」

「もう私は……助かりそうにはないわね……だから……一緒に行きましょう?サーシャさん」

地面に蹲り、サーシャに手を差し伸べようと手を上げる明日美のその様は、明らかに手を差し伸べてほしいと手を伸ばす様のようだった。

それは酷く滑稽な様だったが、サーシャも和音さんも笑えないでいた。

C-4が禁止エリアとなるまで、残り14分。


253 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 22:02:42 ID:gMvEBPd8
「久世さん。あなたはまだそんなことを……」

「何度だって……ゴホッ……言うわよ……あなたは…私が……………殺す…」

「救うために……?」

サーシャは、口元から吐血しながら自分に縋り寄ろうとする明日美から距離を取る。

「じゃあ……聞くけど………あなたに勝つ算だ……ガハッ!?」

何度も、何度も明日美はサーシャに喰い下がろうとする。ほとんど動けない。いつの間にか握っていたあの小さな銃も、いつの間にか手放していた。
もう握ることすらできないのだ。
それでも血反吐を吐きながら向かおうとする。

サーシャは、今の明日美に不思議な感情を抱いていた。
彼女は狂っている。その狂気に自分は振り回された。

だが、それは彼女の心配がある故のことだ。

「あなたの考え……凄く迷惑だった」
「でも…………今度は私があなたを救うわ」

サーシャは、倒れていた明日美に、肩を貸し、立ち上がらせた。

――

「サーシャさん。何を…」

サーシャの行動に、和音さんは当然驚いた。
壱里塚の言動も信用してはいなかったが、彼女が怪しい事も薄々感づいていた。
だからサーシャの行動が信じられない。
彼女の支給品を淡々と回収しながら、時計を見つめる。
このエリアの禁止エリア化まで、残り5分を切っていると言うのに、サーシャはこの時点で“荷物”にしかならない明日美を救う?
信じがたい行動だ。
明日美は何も言わない。

「どうせ診療所にいくつもりだったし。あなたもそこで……」
「やっぱり甘いわ…」


明日美は、直後サーシャを突き離し、左肩から地面に落ちた。

「………でも、いらない心配………だったかしら」
「!! 久世さん! 何を………」

「サーシャさん。そろそろ時間が」
痺れを切らした和音さんが、サーシャをエリアの外へと引き摺る。
彼女は抵抗したが、和音さんはお構いなし。

その場から一切動かない明日美を、自分たちは今まさに見捨てようとしている。
自分の目的を達成するために、彼女は絶対に障害になり得る。
けれども、サーシャは明日美に手を伸ばそうとする。
数10m進み、エリアのそとに出たあともサーシャは手を伸ばす事をやめなかった。
そこからラトの時と同じような小さな爆発音が響き、明日美の首が破裂するまで。


254 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 22:04:26 ID:gMvEBPd8
そのすぐ後、乾いた音が辺りに木霊した。
目に涙を浮かべたサーシャが、相変わらず傍観と非干渉を貫き通す和音さんの右頬を、平手で殴ったのだ。

「…………どうしてこんなことを…」

乾いた音が再び響く。

サーシャもまた殴られたのだ。和音さんに。
マスクに覆われた右頬に一切触れることなく、和音さんは冷酷とも取れるほど淡々とした口調で話し始める。


「………久世明日美の言っていたことは確かに正しい。あなたは甘すぎる」

「私はあなたに強い対主催の意志を見出してついてきたのに……」


「失望した。その程度なの?と」


「でも……だからって久世さんを救うことくらい…………」


「うっせえんだよボンボンが!! 令嬢の考えを常識人に押しつけんじゃねえ!!」

サーシャは、和音さんに殴られた時点でかなり驚いていたが、今回の怒号は、より一層“ボンボン”サーシャを吃驚させた。
大声を上げるような人物ではないはずだと思っていた。
だからこそ驚かざるを得なかった。

「アンタは……クラスのみんなが自分を愛しているとでも思ってるの?」

「そんなわけないでしょ…………アンタは………」


「ちょっと二人とも何してるの!?」

前方数m先から声がした。
顔も見える。そこには、暮員未幸がいた。


255 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 22:06:02 ID:gMvEBPd8
【C-3 平地/一日目・朝方】
【女子十六番:サーシャ】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:○○(さん付け)(達)】
[状態]:深い悲しみ、頬にビンタの痕
[装備]:ブッシュナイフ、発煙筒×4
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
基本思考:ラトのためにもゲームを潰す
0:仲間を募ってゲームを潰す
1:明日美に対する複雑な気持ち
2:テトに会った時に、何故こんなゲームを開催したのか問い詰める
3:貝町ト子を警戒
[備考欄]
※少なくともテトはこのゲームに絡んでると確信しました
※遭遇したばかりの暮員未幸については不明です

【女子二十七番:和音さん】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:○○さん(達)】
[状態]:健康、頬にビンタの痕、サーシャの甘さを危惧
[装備]:ダーツセット、双眼鏡、FP45“リベレーター”(0/1)
[道具]:支給品一式×2、首輪の残骸、予備弾(24/25)
[思考・状況]
基本思考:二階堂永遠を出し抜く
0:サーシャは本当に頼りになるんだろうか?
1:味方を集める
2:襲われたら容赦はしない
3:自分の名前をバラした片桐和夫を許さない
[備考欄]
※壱里塚徳人、貝町ト子、朱広竜、片桐和夫がゲームに乗ったと認識しました
※遭遇したばかりの暮員未幸については不明です

【女子十四番:暮員未幸】
【1:私(たち) 2:アナタ(たち) 3:あの人(たち)、○○(名字さん、くん付け)】
[状態]:健康
[装備]:木の棒
[道具]:支給品一式、メイド服、豊胸ブラ(と、言うより胸を大きく見せるブラ)
[思考・状況]
基本思考:?
0:白崎を探す
1:サーシャと和音さんに対応する
2:殺し合いに乗るのは癪
3:遭遇する生徒は、救済しないが殺す気もない
4:白崎に遭遇したら二人でゲームを潰す
5:武器が欲しい……
6:壱里塚徳人、久世明日美を警戒
7:放送を聞いたため神崎健二にも警戒
8:映画館に行ってみようかしら?
[備考欄]
※メイド服には防弾、防刃等の特殊効果は一切なく、あくまで普通のコスプレ用です
※主催者が二階堂、テト、卜部であることを確信しました
※そして彼女たちが主催者であることがバレると、何か彼女たちに不利益が働くとも推理しました

【C-4 平地/一日目・朝方】
【女子十一番:久世明日美 死亡】
【残り25人】


256 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 22:07:17 ID:gMvEBPd8
首輪が爆発しないってことは…………禁止エリアからは出れたんだろうか……


「クソ……貝町……サーシャァァァア……ぁあああ?!!」


な……何なんだ!?
何で俺は突然落ち―――


―――――


因果応報と言うべきだろうか、自分の欲望に忠実すぎたこの男は、光を失い、直後に崖から転げ落ちて気を失った。

打ちどころは決して悪いわけではなかったようだが、このままゲームに乗った生徒に遭遇すればそのまま殺されるかもしれない。
尤も……今の彼を見て死体であると思わない生徒はいないかもしれない……まあ“彼”は別だが。


「今度は壱里塚徳人か……私はツイているな」


―――


私の思考はやはり軽薄だったな。
ただ殺すだけなんてつまらないじゃあないか。

そう思って、気を失っていた神崎健二(彼の場合はすぐ意識を取り戻したから手刀で再び気絶させたが)と壱里塚徳人。

これをどう扱おうか…………こういうのは絶対的な力量差を見せつけて屈服させるか……縄で縛りつけて互いが殺し合う様を観察するか……

まあ何にせよ…住宅街見えてきた……
やるとしたらやはり後者だな…

その方が面白いし。

だが………普通の民家に俺の求める物なんてあるだろうか
欲しいのは縄……
火種やアルコールや油ならどの民家にもあるだろうが…

うーん……まあとりあえずこの民家を選ぶとしようか……

「縄は………まあ中で探すとしようか」


257 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 22:08:35 ID:gMvEBPd8
誰か……入ってきたのか…………まさかまたテトが…
そう思うと気が気じゃなかった。
せっかく少し落ち着いてきたと言うのに……


「縄は………まあ中で探すとしようか」

二階の窓。そこから私は見ていた。
この声…………テトではないが聞き覚えがある。片桐和夫だ。
分校で私と麻倉を襲った。
壱里塚徳人と神崎健二を担いでいるようだが…
だが、あの時のような狂気はその表情に宿ってはいない。
あのレプリカント…………どこか壊れてるのか?
短時間であそこまで人格が変化するのは凄くおかしい。

何にしても…隠れるしかないだろう……
テトはいないようだな…………いたらきっとまた襲いかかってくるだろう……

とりあえず私は、すぐ近くにあった押し入れに身を隠した。
押し入れの中は…………ものすごい数の物で満ち溢れていた。
尤も暗くてよく見えないが…


258 :Scarecrow ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 22:09:17 ID:gMvEBPd8
【B-4 民家の中/一日目・午前】
【男子九番:神崎健二】
【1:俺(たち) 2:お前(ら) 3:あの人、奴(ら)、○○(名字呼び捨て)】
[状態]:激しい悲しみ、怒り、気絶
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:全ての生徒を殺す
0:姉ちゃんが死んだ……?
※気絶寸前に聞いた放送なので放送を信じていません
※しばらくは目を覚ましません

【男子二番:壱里塚 徳人】
【1:僕(達) 2:お前(ら) 3:あいつ(ら)、○○(名前呼び捨て)】
[状態]:失明、全身強打、貝町ト子、サーシャへの怒り、気絶
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:獣人の絶望した表情がみたい
0:獣人風情が! 人間様を見下しやがって!
1:獣人を狩り、絶望の表情をみる
2:サーシャと貝町を絶対に殺したい
※しばらくは目を覚ましません

【男子八番:片桐和夫】
【(表面上の口調)1:自分(達) 2:貴方(方) 3:○○(フルネーム)(達)】
[状態]:右目周辺の皮膚パーツ損傷、顎付近のフレーム粉砕、脇付近の回路破損、壱里塚と神崎
[装備]:ライター、軽油1リットル
[道具]:支給品一式×2、AR-15(12/20)、レミントンM870(0/6) 、予備弾(18/18)、5,56mmNATO弾(20/20)
[思考・状況]
基本思考:自由意思に従って全員と戦い、そして殺す
0:自由意思に従い、ゲームを楽しむ
1:同時に人間であることも楽しむ
2:自分が人間を殺せることを実感したい
3:二つの捨て駒を保護し、有効に使う
4:ただ殺すだけではあまり面白くない
5:縄を探す
※プログラムが正常ではないため、一人称がコロコロ変わる事があります
※より人間らしくあろうとしていますが、スタンスを変える気はありません

【女子5番:貝町ト子】
【1:私(ら) 2:お前(ら) 3:○○(名字呼び捨て)】
[状態]:心的な疲労(大)、禁断症状発症(一時的に治まっている)
[装備]:日本刀
[道具]:支給品一式×1
[思考・状況]
基本思考: 秘密を保ったまま脱出する
0:テトを追い払う
1:薬を……くすりをちょうだいぃぃぃ…
2:絶対に自分の存在を悟られたくない
[備考欄]
※テトとは友人でした
※太田に対して、複雑な感情があるようです
※薬物中毒者です。どの程度で禁断症状が再発するかは、後の書き手にお任せします
※支給品「赤い液体の入った注射器」は太田が貝町に使っていた薬品のようです。
※禁断症状により、武器を持つクラスメイトが、自分を殺そうとしているテトに見えるようになっています。
※禁断症状は、現段階では発症しても10分ほどで治まりますが、発症の感覚は、時間毎にどんどん狭まってきて、症状も治まりにくくなります
※また症状が悪化する場合もあります
※片桐、壱里塚、神崎(弟)のいる民家の、二階の押し入れに身を隠しています


259 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/16(木) 22:10:38 ID:gMvEBPd8
投下終了です。

260 :創る名無しに見る名無し:2009/04/16(木) 23:58:07 ID:czCnxLMk
投下乙です。
……が、壱里塚が即座に明日美を撃ち殺そうとせず蹴りで済ませたのに疑問。
近くにサーシャ達が居たとはいえ、少なくとも銃を持っているのだから生かしておいてはまずかったのでは。それにお互い十分殺意があったし。
そしてやはり明日美に狙撃されそうになり、目を潰されたばかりだというのに難無く発砲する壱里塚。

それ以外はよかったと思います。
発狂しかけている神崎弟についに貝町の禁断症状。
サーシャの不幸っぷりも大分増してきた気がします。

261 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 01:56:53 ID:STyG/Awn
投下乙。
大量予約組全員行動終了〜。久世が死んで残り半数に。
対主催の中でかなりまともな部類に入る?サーシャと暮員が合流。
和音さんは未だに底が見えず。あと貝町と片桐には不思議な縁があるなw

262 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/17(金) 07:56:22 ID:CKaqxupF
倉沢ほのか、海野裕也、北沢樹里で予約します

263 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 17:18:53 ID:kA4ErTRt
今更だけど、「日本刀」は良いわけ?
世界観が原作や映画と混ざってないか。
>大鎌 平田三四郎
これ以外もだけど、デイパックに入らないかも
>長谷川沙羅 ドス
正式名称じゃない呼び方が混ざってるのは非常に冷める

264 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 18:01:58 ID:JNXhG88T
>>263
「デイパック」→他の荷物を運ぶためのリュック。大きさは各個体に合わせられている。

らしい

265 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 19:28:59 ID:Bvrs/h6i
よくわからん事で神経質になってる暇があったらSS書いて参戦してくれぃ

266 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 20:52:48 ID:kA4ErTRt
>>264
個体ってのは生徒の肩幅とかを指すんだろう
>>265
書いても怒らない?

267 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 21:08:22 ID:Bvrs/h6i
取り敢えず日本刀とドスは虎鉄とか菊一文字とか名前つけて次出た時詳細な説明を付けてみようか

>>266
普通はあまり怒られない

268 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 21:34:39 ID:JNXhG88T
>>266
鳥付けて、話もちゃんとしてれば誰でもウェルカムです

269 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 00:43:39 ID:EoqagkOQ
>>259
投下乙。
最期にちょっとまともになった久世。
壱利塚と神崎は積みかな。
それでも貝町ならなんとかして…!
>>262
い…胃が痛ぇ…修羅場キタコレ

270 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 01:08:32 ID:uf0YTQUu
ちょっと調べてきたんだが、幻視を伴う禁断症状が起きる依存症って、アルコール依存症くらいしか存在しないらしい。
統合失調症や被害妄想、幻聴程度なら他の薬物でも結構起きるようだけど、幻視が起きるのはアルコールとLSDくらい。
またLSDの場合、幻視が起きるのは基本的に服用時のみ……てか、LSDはそもそも禁断症状が起きにくいタイプの薬物とあった。
つまり、作中のように薬物依存による禁断症状(退薬症状)で幻視が起きることって、まず有り得ないみたい。

解決策としては、
幻視をすっぱり切って、禁断症状は貝町の被害妄想が酷くなるという線を取るのが無難かと。
壱里塚は武器持ってましたし、それで十分今回の話は通るんじゃないかな、と思います。

それと一応……
>※禁断症状は、現段階では発症しても10分ほどで治まりますが、発症の感覚は、時間毎にどんどん狭まってきて、症状も治まりにくくなります
これは薬物依存の禁断症状としてはあり得ないサイクルなので、出来れば除外して貰いたいです。

271 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 01:28:52 ID:SKvnSVZF
>>267
前は怒ったくせに
>>270
架空の薬物を作ろうよ

272 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 01:33:46 ID:4xKMUrD2
>>270
そういうタイプの薬ってことには出来ないのだろうか?
何しろフィクションだ



銃で撃たれる

暮員→……死ぬよ?
ト子→死ぬって
楠森→いや普通の高校生ですから
吉良→撃たれりゃ死ぬよ
英人→当たったらやばい
朱広竜→かなり効くけど即死ってほどでも
苗村→攻撃パターンを見れば何とかなると思い込んでいる
ケトル→避けます
エルフィ→かなり痛い

こう?

273 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 01:44:05 ID:rAJIAO5O
ラト→勝手に弾が外れてくれます
二階堂→秘密

274 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 11:43:01 ID:3NQRHcG6
 hhz氏
 投下乙。
 今回の作品は私以外からも指摘が飛び交っていることだし、感想は後にしておこうか。

 さて、今回の指摘
 と言っても、>>260>>270が大体指摘しているので、私からの指摘は少な目だ。
 まぁ、問題自体は大きいんだが……

今回の作品でおかしい点だが、先ず、キャラの移動する進路。
 貝町と広竜はC-5を基点として逆方向に走った。
 広竜がE-5に現れた以上、貝町はBラインの方向へ走っていなければおかしい。
 しかし、貝町が現れたのはC-4。それも限りなくC-3に近いC-4だ。
 これは壱里塚と久世の距離が近かったこと、また久世が爆死したのを見届けた二人がC-3にいたことから分かる。
 つまり、貝町は本来進むべき方向から90度折れ曲がった方面へと走っているわけだ。
 続いて、サーシャと和音さん。これについては移動ルートを見てもらったほうが分かりやすい。
サーシャ A-1 → C-3 → C-5 → C-3(今回の作品)
和音さん A-5 → C-3 → C-5 → C-3(今回の作品)
 分かるものと思うが、理由もないのに二人の進路が180度反転している。
 理由がないだけなら未だしも、この二人はそれぞれに逃げたいと思う相手がおり、そのために行動してきた結果としての今の進路だ。
 それを何故、わざわざ逆走しなければならないというのか。
 和音さんなど、急いで離れることを決めた正にその場がC-3だというのに。
 というか、そもそもの問題として、この部分読んでる?
>※二人は『D−4』の分校か『B−6』の診療所に向かいました

次に、キャラの言動。
(でもこの部分の指摘って、進路が修正されると必然的に何の意味もなくなるな)
 久世に対するサーシャの行動。
 サーシャは久世に銃を突きつけられたことがあり、
>「ラトくんはきっと待っててくれるわ。だからアナタはすぐに死ぬべきなの! 死ぬことでしか救われないのよ!?」
 ……とまで言われている。
 それで必死に逃げてきたというのに、サーシャに久世に対する恐怖感情が全く見えないのはどうしたわけか。
 殺されかけた相手に普通に話しかけるほど、大胆不敵なキャラ付けはしていなかったはずだが。
 また、和音さんやサーシャが禁止エリアを見切っている辺りにもかなりの違和感がある。
 空間に線が引かれているわけでなし、普通は見切れるものではない。

以上。こんなものかな。
後は前触れや説明なしにころころと変わる視点がひどく読み難いことくらいで、私が指摘を入れるようなポイントではないし。

275 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 16:58:46 ID:EoqagkOQ
そこまでムキにならんでも

276 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/18(土) 18:55:42 ID:rAXuaRFu
指摘乙です。
一応修正をしてみますので時間をください。

今してる予約も一応破棄せずに続けます

277 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/18(土) 22:08:42 ID:SKvnSVZF
これが終わったらこちらの作ったキャラクターは採用されるかな?

278 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 22:27:49 ID:EoqagkOQ
そもそも完走できるか分からん

279 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 22:31:39 ID:SKvnSVZF
このペースなら出来るでしょ、それにこちらに対する当てつけみたいなものなんでしょ?
この作品は・・・

280 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 22:50:23 ID:Zzt9yKNi
大体あってる

281 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 23:25:42 ID:4xKMUrD2
>>278
人数配分から見て十分いけるよ

ってことで57話までの状況まとめ

エヴィアン、吉良:
とんでもマーダーに遭遇し、エヴィアンピンチ。
吉良がまだ幻覚見ているなら生還も可能か?

海野、北沢、倉沢:
まだやってる。
しかし今度の話で倉沢が乱入し、修羅場が。

エルフィ、内木:
エルフィはパニック。
内木は戸惑っている。しかし鬼崎との再会を考えると内木は単独行動が一番かも。

太田:
まさかの負傷。
鬼崎との遭遇も有り得るが今の状態では勝てるか微妙か。
他に近くには死体しか居ない。

鬼崎:
エルフィと同じく疑心暗鬼状態。
しかし身体は無傷なのでしばらくは安泰か?

楠森:
F−4に向かっている小説で弾丸を防ぐ男。
カードキーの存在や唯一若狭との繋がりがあるので、その辺りのフラグが重要か。
しかし周りにはまだ大量のマーダー。

282 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 23:27:23 ID:4xKMUrD2
ケトル:
ショックで壊れたのか他の理由もあるのか……
時間も場所も他の生徒と離れているからしばらく待ちぼうけのやかん猫君。

白崎:
なんと行動方針決定をコイントスに移行。
動きに予想がつかないので周囲の混乱は必至か。
まずまだ周りには朱広竜がうろついているので出会った場合にどう対処するかが決まる。

英人:
完全に吹っ切れた。
最後に診療所に残ったので恐らくしばらく生存者との遭遇は無し。
ケトルと同じく待ちぼうけ。

朱広竜:
負傷しているもののやる気は十分。
武器もあるので戦闘には耐えうる。
しかし周りに敵が多く厳しい……

苗村:
発狂。
放送を信じていないので北に突っ込むと禁死。
東も危険。
南だと地獄絵図が。

沙羅:
白崎に翻弄されそう。
最低限の戦闘能力はあるが果たして?

日向:
PKKやってるけど沙羅や倉沢から疑われていて危険。
英人並の包囲網が張られる時も近い。

283 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/19(日) 18:09:48 ID:TdMpWnAe
ttp://www2.dochat.net/10/chat/
19時から

284 :創る名無しに見る名無し:2009/04/19(日) 23:53:45 ID:kpJqAveZ
ラトとテトを描こうとしたら線を引くのを終えたところで自分が色を塗れないのに気付いたって言うね
ttp://uproda.2ch-library.com/lib120725.png.shtml

結局線の余分なところも白塗りしなかったりなんだりで不気味だなあ……

285 :創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 02:23:01 ID:CiyqbFQf
獣人が

286 : ◆zmHe3wMKNg :2009/04/20(月) 08:34:00 ID:19aKbx/d
すみません。時間が取れなかった為完成できませんでした。
今回は延長。来週の月曜までに無理だったら破棄します。

287 :創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 23:54:48 ID:6BuKwiJp
そういやこの学校の制服って何だろう

288 :創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 00:53:43 ID:KigK3yEY
普通にBR映画版みたいなのじゃね?

289 :創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 01:50:40 ID:V1qpiHlJ
流石に1話の首から電流が出て失神はおかしいと思う・・・
直してみたら

290 :創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 02:03:21 ID:lyWtg98F
電流のようなものはどうにでも解釈できるしとっくに終わった問題なので却下

291 :創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 02:05:33 ID:V1qpiHlJ
終わったっていうか無理矢理流された感じだったけど

292 :創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 05:50:55 ID:F/CYr1z+
まあまあそんな事言わずに・・・、もう一度リファインしてみる位良いではありませんか

293 :創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 07:46:37 ID:xdTAeGNx
完璧主義者ウザい

294 :創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 09:09:30 ID:dq0T6X7N
十刃10番が実は0番で最強でしたみたいなノリでいいんだよ

295 :創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 11:48:20 ID:8Lt8luox
破面は体が小さいほど強いはずなのに
帰刃したら巨大化してるヤミーさん、パネェっすw

まぁ実際、ノリが全てさ

296 :創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 23:34:53 ID:Zgso298F
誰かさんがかきなおせばいいよ一人で

297 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 00:46:26 ID:RuNKkWkY
じゃ、wikiの方書き直してきますわ

298 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 00:52:32 ID:Rvdjd6GY
1話直したらいろいろと無理が生じるからやめといた方がいい


299 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 01:16:36 ID:RuNKkWkY
首輪から電気が出たシーン位無くなっても特に変わらない
どうしてそこまで止めようとする?

300 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 01:39:54 ID:jcjxv1gi
そんなに「馬だから」って罵ってほしいんだね
というかウィキはアク禁されたんじゃ?

301 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/22(水) 04:11:16 ID:RuNKkWkY
じゃあどうして駄目なのさ、首に電流とかありえねーんだよ。
仮に健康問題を無くすとしてもそもそも盗聴器が壊れるだろうし、首輪の中の火薬が爆発したらどうする。
>というかウィキはアク禁されたんじゃ?
今、ネットカフェに居る・・・更新したくなったから。

302 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 06:46:13 ID:pURy+/TB
良い子良い子www

303 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/22(水) 07:14:18 ID:RuNKkWkY
ウレチイ
褒めてもらえた

304 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 07:56:13 ID:jcjxv1gi
誰が見てもおかしいものならともかく書き手全員が気にしていないものを外部の人間が騒いだところで変わるわけないだろ
限度はあるがフィクションとノンフィクションの違いぐらい弁えろ

305 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/22(水) 08:01:00 ID:RuNKkWkY
これは第三者が見てもおかしい
お前らが意見を合わせて私を追い詰めようとして後に引けなくなっただけ

306 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/22(水) 08:08:55 ID:RuNKkWkY
そもそも首輪にそういう小細工をする必要が無い

307 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 12:11:32 ID:kar1SNbf
どうしてこんな逆撫でする様な返しをするんだ、
フィクションとノンフィクションの違いだなんてそちらの都合ではないか。
馬憎悪を小説の設定に置き換えるな、小説が汚れる

308 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 13:44:46 ID:CWVJIYfd
まあまあ、落ち着きましょうや

309 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 22:11:48 ID:+vT7YhsM
ウレチイの気持ち悪さにドン引きした。
タノチイも気持ち悪いし、憤慨した時の「フン」も気持ち悪い。
気持ち悪さがレスから滲み出てるから名無しで書いてもバレるんだぜ


馬に課題。
獣人スレに名無しでSS投下して感想を貰え。
SSを投下するだけで誰かが必ずレスを付けてくれるぞ。

310 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 22:22:40 ID:Rvdjd6GY
>>309
黙れ構うなレスをするな

311 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 22:38:21 ID:dhoEy+jq
他のスレに迷惑をかけるなっつーかお前確か他所でも馬を煽ってるだろ


ここで苗村都月が一言↓

312 :創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 22:45:35 ID:4ITEtsbp
「さあっ! ショウタイムだよ!」

313 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/23(木) 04:36:51 ID:bjv9pHmz
>>309
しましたよ、出入り禁止

314 :創る名無しに見る名無し:2009/04/23(木) 21:34:48 ID:HB8b6U4z
ちがうよ、そこじゃなくて、ここ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1236878746/l50


315 :創る名無しに見る名無し:2009/04/23(木) 23:55:24 ID:i5Jv23uo
書き手の皆さんの調子はどうですか?

316 :創る名無しに見る名無し:2009/04/24(金) 01:43:14 ID:o1YjH5P8
やっと週末がくる…これで書けるのか…?

317 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/24(金) 04:15:50 ID:UMXeVqJY
>>314
メスケモの馴れ合いが酷いから書かない

318 : ◆EGv2prCtI. :2009/04/24(金) 19:13:44 ID:BxalYg2T
エヴィアン、吉良邑子で予約します

319 : ◆EGv2prCtI. :2009/04/25(土) 19:14:00 ID:/wah2hk6
投下します。

320 :水晶の間欠泉 ◆EGv2prCtI. :2009/04/25(土) 19:16:52 ID:/wah2hk6
 エヴィアンはただ、救いを求めていた。
 家族を殺されて、それでも自分は生き残ってしまった。
 その重みに耐えられなくなりそうな時もあった。
 自分の部屋で震えて、何度も何度も家族のことを思い出していた。
 優しかった母親。
 少し痩せていた体格だったが、頼もしかった父親。
 普通の子供なら持ち合わせている筈の家族を、エヴィアンはいっぺんに失ってしまった。
 そんな時に自分を助けてくれたのが、あの弁護士だった。
 篠原涼花。
 それが彼女の名前だった。
 綺麗で、すごくかっこよくて、頭もよかった。
 そして献身的に、自分を支えてくれた。
 警察やマスコミからの執拗な質問攻めで精神が追い詰められた時も、受け止めてくれた。
 あの人が居なければ、今のエヴィアンは居なかっただろう。
 それでもエヴィアンには、内面に大きい傷が残ってしまった。
 男性が、どうしようもなく嫌いになった。
 そして、同時に恨めしくなった。
 きっと、男は誰も彼もがあの強盗犯と同じだと思い込むようになってしまったのだ。
 クラスメートにしたってそうだ。
 太田太郎丸忠信を始め、森屋英太、グレッグ大澤や楠森昭哉、そして、ラト。
 特にラトにはより大きい嫌悪を感じていた。
 以前からやたら自分に話しかけきて嫌だったのだが、しかしそれよりも、もっと決定的な事件があったのだ。


 そうだ。少し前、夕暮れの校舎裏、タクシーを呼んで駐車場へ出る為にたまたま通りかけたそこの学校の影でラトが仰向けになって、その上でテトが――
 ――思い出すだけでもおぞましい。
 テトをたぶらかしたに違いないのだ。
 あの、汚らわしいオスが。

 そして、今に至る。
 男に依存した女子生徒にもいい加減怒りがこみ上げつつあったが、でも、ようやくエヴィアンにも安心出来る時が来たようだ。

321 :水晶の間欠泉 ◆EGv2prCtI. :2009/04/25(土) 19:18:30 ID:/wah2hk6

「あの……吉良さん?」
 エヴィアンはためらうことなく声をかけた。
 目の前の少女、吉良邑子(女子九番)に。
 一人でその場に座っている。
 声に気が付いた邑子が振り向くと、そのやや右側の額から血が流れているのが分かった。
 エヴィアンは予想もしていなかったのでぎょっとした。
 どうやら、誰かに襲われた、らしかった。
「吉良さん! 大丈夫!?」
 エヴィアンはすぐさまハンカチを取り出そうとする。
 その時、邑子が呻くように言った。

「どうしてです?」
「え?」
 エヴィアンは少し驚いた。
 まさか、そんなことを聞かれるとは思いも寄らなかったからだ。
 自分は邑子を助けたい。
 ただ、それだけだったのに。
 エヴィアン自身も内木聡右から逃げていて、余裕はとても無かったのだけれど、しかし目の前に傷ついている人(男性除く)が居るのに放っておける訳が無い。


 だが邑子の思考はエヴィアンが思う場所よりも全く別のところにあった。
「どうして、私を置いていくのですかあああああ!??」
 瞬間、ぱあんと乾いた音が耳を劈くと、エヴィアンの右腕に熱が起こった。
 何が起きたか理解が出来なかった。
 エヴィアンが熱を感じたその腕の部分に手を当てると、妙にぬめりを帯びた感触が伝わった。
 それが分かった時、唐突にエヴィアンの脳に激痛が届き、全身に伝わる。

「ああっ!」
 エヴィアンは右腕を押さえてその場に倒れ込んでしまった。
 邑子のデリンジャーから至近距離で放たれた弾丸はエヴィアンの右腕を貫通し、そしてまた、美しい蝶の羽の片方すら貫いていた。
 どくどくと脈を打って傷から熱さと痛みが広がり、次第に血が地面の葉にもこぼれ落ちる。
「英人様、お願いします、もう一度私に機会を!」
 邑子は懇願するような口調でそう口にして、再び銃を撃った。
 今度はエヴィアンの右耳の近くに当たり、再び羽に新たな穴が空いた。
 そのまま、邑子は銃に新しく弾を詰め替え始めた。
 このままならば今度こそ次に超スピードで飛んできた鉛がエヴィアンの額を抉り、そのまま脳髄を後頭部から吹き飛ばすだろう。

322 :水晶の間欠泉 ◆EGv2prCtI. :2009/04/25(土) 19:20:04 ID:/wah2hk6

 しかしそれより何より、エヴィアンは邑子に対する恐怖よりも強い怒りがこみ上げつつあった。
 英人――玉堤英人(男子十九番)のことだ。
 その英人の為に、邑子はエヴィアンを殺そうとしている。

 ――最高に腹が立った。
 今までに経験したことのない激昂。
 エヴィアンの他の感情全てがそれにぶっ飛ばされてしまった。
 今世紀最大のヒットだ。

 ――確か、エルフィもそうだった。
 どうして内木聡右と一緒に居た?
 そんなに――そんなに男などと居なければ生きていけないのか?
 そしてこの邑子もまた、わざわざ英人の名前を上げてまで英人に奉仕しようとする――

 エヴィアンは腰に隠していた催涙スプレーを取り出し、急いで上半身を起こすと弾の装填をまさに完了しようとしていた邑子目掛けて吹き付けた。
「ああああああああああ!?」
 邑子は突き刺すような目の痛みに叫び、銃を持ちながらだったが顔を両手で抑えた。
 そしてエヴィアンは怪我をした右腕の代わりに左手でカッターナイフを逆手に持ち直し、邑子に斬り掛かった。
 ざっ、と皮膚を切り裂く感覚がエヴィアンの手に伝わった。
 邑子の左手の甲に赤い線が引かれて、そこから血がぷつりぷつりと溢れ出してきた。
 構わず、エヴィアンはカッターナイフの刃を突き刺すように振り上げる。
 今度は刃が邑子の手と指の間を通り抜けて、顔に一気に向かった。

「いいいいいいいい」
 邑子が絶叫した。
 思いがけないぐらいあっさりとカッターナイフが深く入り込んでいる。
 カッターナイフが瞼を割って邑子の眼球を破壊しているのだ。
 普段のエヴィアンなら嫌悪感と罪悪感で、下手したら吐いていたかも知れない。
 しかし今はそんなことどうでもよかった。
 人を傷付ける恐怖よりも、怒りの方がずっと勝っていた。
「どうして男なんかと、男なんかと!」
 邑子の左目に突き刺さったカッターナイフを引き抜いて、再び振り回し始めた。
 次々と邑子に傷が刻まれ、そして顔面を赤く染め上げていく。

323 :水晶の間欠泉 ◆EGv2prCtI. :2009/04/25(土) 19:21:19 ID:/wah2hk6

「私はあ……英人様の為に……」
 邑子は左目から流れくる血と何か水みたいな透明の液体を押さえて、息も絶え絶えのようにつぶやいた。

 ――この期に及んで、まだ男のことを!
 エヴィアンは、カッターナイフを大きく振りかぶって叫んだ。
「もう、男なんかにすがった女のことなんか誰も信じない。あなた達なんて死ねばいい!!」
 そのまま小さな刃が邑子の額に落ち――

――
 唐突に、思い出す。

 いつか、弁護士の篠原涼花にこんなことを言ったことがあった。
「あなたは男の人が嫌いじゃないの?」と。
 すると、涼花はこう答えたのだ。
「嫌っていては仕事にならないけど、前に一時期怖い時があったわ。
 でも、分かったの。怖がって逃げていては駄目だって。
 立ち向かって、その怖い感情を克服しなきゃ前に進めないって」

 その時はその言葉は理解は出来なかった。
 立ち向かうって何? とか思っていた――のだけれど。

 ――こんな時になって、思い出した。
 ようやく、その言葉の意味を分かった気がする。
 すると自分の今、邑子に対して行っている行為は愚かだとも理解した。
 少なくとも、エヴィアンは邑子に撃たれた時には恐怖を感じていた。
 その後、邑子に立ち向かおうとせず、怒りに身を任せて傷付けてしまった。

 殺してしまうより、話し合って分からせた方が、ずっと良かったのだ。
 なのに自分は、邑子を殺そうとしてしまった。
 話せば分かるかも知れなかった相手を。
 ――単純に、玉堤英人に脅されていただけかも知れない邑子を。

 ――ああ。
 今、このことを思い出した理由が分かった。
 あの人は、自分に殺人なんて禁忌を犯してほしくないに決まっているのだ。
 きっと、エヴィアンはそのことを頭の隅だろうとなんだろうと、いつも留めていた筈だ。

 ああ。






324 :水晶の間欠泉 ◆EGv2prCtI. :2009/04/25(土) 19:22:14 ID:/wah2hk6
「ひどい、エヴィアンさん。こんな人だとは思いませんでした」
 その回想が、僅かな時間を作った。
 邑子のデリンジャーが二回、火を吹いた。
 エヴィアンの顔が弾けてイチゴジャムを塗りたくったようになると、カッターナイフを邑子の腹部の辺りに落として、邑子に覆い被さるように崩れ落ちた。
 その時にはもう、事切れていた。
 恐らく邑子がデリンジャーを発砲したことにも気付かなかったままだろう。

 邑子は顔が潰れた死体を見下ろして、言った。
「カッターなんかじゃ人は殺せませんよ?」
 事実、その通りだった。
 左目を失いこそはしたが、他は全く致命的な傷ではない。
 重要な血管を切断されたわけでもない。
 カッターナイフの刃では浅い傷しか付けることが出来なかったのだ。
 もちろん、落ち着いてみればすぐさまデリンジャーを撃てる状態にあった。

「ご主人様……何処に行かれたのでしょう?」
 先程まで居た、玉堤英人の幻影は消失していた。
 痛みによるショックによって覚醒したのだろう。
 しかし、邑子はその事実には一切気付かなかった。
 それから、邑子は思い立ったように突然叫んだ。
「そうだ、この綺麗な羽をご主人様に持って行きましょう! きっと喜んでくださるわ!」

 邑子はカッターナイフを手にした。
 そして、エヴィアンの死体から傷が付いていない左羽を切り取る作業にかかった。

 片目の潰れた傷だらけの顔で、無邪気な笑みを浮かべながら。


【G-6 山道/一日目・朝方】
【女子九番:吉良邑子】
【1:私(たち) 2:貴方(たち) 3:あの人(たち)、ご主人様、お嬢様、○○(名字くん、さん付け)】
[状態]:左目失明、顔と手に大量の切り傷、頭を殴打、倦怠感
[装備]:カッターナイフ、レミントン・デリンジャー(0/2)
[道具]:支給品一式×3、予備用44マグナム弾(22/40)、木刀、エヴィアンの羽
[思考・状況]
基本思考:ご主人様(英人)の命令に従い、間由佳以外を皆殺しにする
0:間由佳がもしゲームに乗っていても出来うる限りは説得する
1:もし彼女を殺してしまった場合はご主人様を殺して自分も死ぬ
2:自分が見つける前に彼女が死んでいた場合も、1と同様の行為を行う
3:聡右を逃がしてしまったことが相当ショック
[備考欄]
※他生徒に出会い、交戦に縺れ込んだ際に、彼女は「ご主人様(英人)の命で動いている。」と言いかねません(彼女に悪意はない)
※如月兵馬の「雫切り」の太刀筋をなんとなく覚えています
※放送は聞いてません

【女子三番:エヴィアン 死亡】
【残り25人】

325 : ◆EGv2prCtI. :2009/04/25(土) 19:23:07 ID:/wah2hk6
投下終了です

326 :創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 10:03:49 ID:iKNW/WpH
投下乙です。
皮肉にも篠原の言葉がエヴィアンを躊躇させてしまったか……

◆zmHe3wMKNg氏と◆hhzYiwxC1.氏と◆d6BHdrg3aY氏はそろそろアクションお願いします

327 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/26(日) 19:25:57 ID:/k2QH678
ttp://www2.dochat.net/10/chat/
居ますよ

328 :創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 23:09:34 ID:wVmlDz5l
もし規制を受けているならしたらばにお願いします

329 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/27(月) 00:04:53 ID:Zkidzo+R
海野、北沢、倉沢はとりあえずできましたので投下します

330 :Life was like a box of chocolates ◆hhzYiwxC1. :2009/04/27(月) 00:05:48 ID:Zkidzo+R
二度目の行為を終え、肩で息をしてベッドに横たわる海野裕也は、今ももちろん彼女である倉沢ほのかを裏切った事を後悔していた。

だが、何だろう?今更にして彼は気付く。

「…………ハァ……何だかんだ言って……ハァ……ちゃっかり…2回もヤっちゃったね。私ら」

樹里も同じく息が荒い。
そして頬も真っ赤で、なんて言うかその……可愛い。

「裕也……何とか言いなさいよ……」

耳元で甘い声。
海野裕也が抱いていた倉沢ほのかへの罪悪感が、欲望によって塗り潰される瞬間だった。

「ねえ樹里…………」

首の後ろから手をまわして、甘え口調で樹里の右の胸を揉む裕也に、樹里はこう返す。

「もうおあずけよ」

たった一言。
その一言の後に、胸を弄る裕也の手を退けさせた。

「今度は幻滅したりしないんだね」
「してほしかったの?」
「い……いや、そうじゃないよ」
「ふぅん…………」

場の空気が硬直し、樹里と裕也はしばらく黙りこくる。
しばらくは、その沈黙を二人とも破壊しようとは思わなかったし、寧ろその空気の中で二人は顔を見つめあい、頬を赤く染めて目をそらす。

「あ〜あ…………二回もゴム使わずにヤっちゃったし…責任は取ってくれるわよね? もちろん」
「うん。当然だよ」

二人は再び口づけを交わす。
この時点で海野裕也の心は、欲望に支配されていた。


331 :Life was like a box of chocolates ◆hhzYiwxC1. :2009/04/27(月) 00:06:42 ID:Zkidzo+R
倉沢ほのかは、いつの間にか後ろから誰もいない事に気付く。
いない。
先ほどまで自分を追跡して来ていた間由佳の姿はもうどこにも。

警戒からか、しばらく辺りを見回したが、やはりもういない。

何で消え去ったんだろう?
彼女を撒けたのか?
ほのかはそうも思ったが、ひょっとしたらまだ近くにいるかもしれないと安心はできなかった。
すぐに歩みを再開させる。

楠森昭哉は殺された……間由佳に。
放送で名前を呼ばれる事は無かったが、自分が最も大切な人である海野裕也もひょっとしたら…………

「嫌……」

考えるだけで情緒が不安定になりそうだ。
そうだきっと裕也君は生きてる。
信じていたかった。
そして、これ以上自分が死を目の当たりにすることは無いと。

そんな折、ぐちゃりとした感触が、靴に伝わってきてふと、足下を見てみる。
落ち葉を被っていて、よく分からなかったが、そこには、いまほのかが最も見たくないモノがいた。
仲販遥…………

彼女の事はよく知っている。
クラス(ひょっとしたら校内全体)で一番スタイルが良くて、少し子供っぽい喋り方をする美少女だ。
だが、その美少女も、今や蝿が集り、腐臭のする、死体。
表情は穏やかだったが、明らかに死んでいる。

ほのかはそれを見た直後に、走り出していた。
どこを踏んだかは分からない。だが遥の死体を踏んだ。
骨が折れたかもしれないし、靴に血が付いたかもしれない。

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ………

「裕也君…裕也君……裕也くぅううううううん!!」


倉沢ほのかは、脇目も振らずにとにかく走った。

332 :Life was like a box of chocolates ◆hhzYiwxC1. :2009/04/27(月) 00:09:37 ID:Zkidzo+R
「……ねえ樹里。何か聞こえなかった?」

ほのかの事態も露知らず、海野裕也は、保健室のローラー椅子に腰かけて、ベッドの北沢樹理と、呑気に会話をしていた。

「ううん? 聞こえないよ」

裕也の問いかけに、樹里は簡単にそう返した。
裕也もすぐに納得し、口を閉ざす。

北沢樹里は、ウソをついた。
確かに、微かだが聞こえていた。

誰かが、割と大きな声で叫んでいた。
助けでも求めていたんだろうかな?まあどうでもいいんだけど。

樹里は、今自分が世界で最も不幸な女子高生だと思っている。
そんな彼女が、誰かの事の身を案じるなんてことはまずない。
そうだ。
もうみんな消えてなくなればいい。消えてなくなればいい……はずなんだけど―――
何でだろう?
海野裕也。最初に見た時とは少しだけ印象が違う。

ひょっとして…………

こいつは利用するためだけに、こいつとは倉沢ほのかを悲しませるためだけに寝ただけなのに。
惹かれてるのか? まさか

海野裕也は、今すぐにでもこの場から逃げたかった。
何故かと言うと、現時点で欲望よりも自制心の方が辛うじて勝った結果だ。微かに聞えた声に対する興味は、それほど高くは無い。
若い。という一言だけで片づけるにはあまりにも軽すぎるし、どこぞのブ厚い文庫本に羅列されているような古めかしい万の言葉を用いるほどのことでもない。

ようするに、裕也の欲望は、まだ鎮まっていなかったのだ。
どうしても、樹里をこれ以上傷つけることはしたくない。でもまた…樹里をこの手で壊したい。

そんな感情が幾時間かかき混ぜられた結果、自制心が欲望と言うスパイスの味を押さえた。

だが―――――


樹里の胸、尻、唇の感触、それに――――
忘れようとしても心の中に鉤爪のように深く喰い込んでいて忘れられない

「―――気持ちよかったなぁ…」


一瞬だけ、欲望の味が自制心を押しのけた。
だが彼は、樹里には聞こえないように、こっそりと“余韻”を味わうようにぼそりと溢し。


333 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 00:10:07 ID:QsSjgfq/
支援

334 :Life was like a box of chocolates ◆hhzYiwxC1. :2009/04/27(月) 00:10:46 ID:Zkidzo+R
倉沢ほのかは、ようやく足を止めた。
自分はいつの間にか、先ほどまでとは違う。タイル敷きの床と強化ガラスが張られた押し戸がある。
だが、先ほどまで自分がいた映画館とは違う……ここはあの学校だろうか?

そうだ。
映画館でもロクなことがなかった。
朱広竜には人質に取られるし、長谷川沙羅には裏切られるし…………
この学校でも一番頼りになるであろうラトが若狭に殺された。

一瞬、入るのをやめようかとも思った。
どうせロクなことにならないのなら。
だが、ほのかの脚は、何故だか学校の中へと向かっていた。
吸い寄せられるようにだ。

ここに自分の思い人が。海野裕也がいるかもしれない。
もちろんいないかもしれないが、それでも今の倉沢ほのかは、何かに縋っていたかった。
そうでもしないと自分は……

しばらく、土足のままで廊下を歩く。
タップダンサーが奏でる軽快なタップダンスのようにとはいかないが、彼女が履いているローファーが廊下に響き渡る。

誰かいるの?

そう口に出したいけれど声には出ない。
変わりに、神様は彼女に“確実”を与えた。

“確実”な何かは分からない。映画『フォレスト・ガンプ』のキャッチコピーの一節を借りるならば、チョコレートの箱と同じで、中身を開けてみるまでは何が入っているか分からない。

この文章はオマージュなので“確実”にチョコレートが入っているという野暮なツッコミは抜きにして欲しい。

そう。倉沢ほのかの眼前。
保健室のドアから、声が漏れている。
聞き覚えのある声。いや、それ以上の声が聞こえる。
ツッコミは抜きにして欲しいと、先の文章では言ったが、『“確実”な何かは分からない。』と言う一節に対するツッコミは大いに受けつけよう。

確実に、ドアの向こうには彼が―――

――――


チョコレートの箱には、確かに確実にチョコレートが入っているだろう。
だが、それは何チョコレートだ?

そう。本当に開けてみるまで分からない。

海野裕也と北沢樹里が、ほぼ裸の状態で添い寝しているなんて誰が想像できるだろうか?

335 :Life was like a box of chocolates ◆hhzYiwxC1. :2009/04/27(月) 00:11:53 ID:Zkidzo+R
突然の来客者に、裕也と樹里は戸惑いを隠せなかった。

「裕也…………君…? ウソ……それに北沢さんまで」

誤解しないほうがおかしいだろう。
と、言うか誤解どころの問題ではない。
実際にしてしまったのだから。

海野裕也と倉沢ほのかは、確かに付き合っていたが、肉体関係はない。
北沢樹里は、そうではない。

それだけのことだ。


「ほ……ほのか…………違うんだこれは…」

まず確実に、このような状況下に置かれた男はこう言うだろう。
まさに修羅場。そうとしか言いようがない。

「北沢さん。どうなの? ねえどうなの?」
ほのかからの問いかけに、樹里は、少しだけの沈黙を纏った後、まるで居直ったような表情で口を開く。

「違うって何? いつまで彼女面してんの?」


「へ? ちょっと樹里……」

「こんな女に気使う事ないよ裕也」

「裕………也? 樹里?」

ほのかは、驚いた。
クラス内ではほとんど接点のなかった二人が、何で、名前で呼び合っているんだ?
自分たちが名前で呼び合うまで何時間、何日、何週間掛かった?
それを経った数時間で。

「嘘…………嘘嘘嘘嘘………」

「はぁ? ヤンデレ気取りですか? ハッキリ言って裕也は迷惑してんのよ」

「消  え  て」


その瞬間、ほのかの中の決定的な何かが切れ、それと同時に彼女の瞳から光が消えた。


336 :Life was like a box of chocolates ◆hhzYiwxC1. :2009/04/27(月) 00:12:45 ID:Zkidzo+R
「私は、裕也くんの彼女です」

淡々とした口調で、ほのかはデイパックからドスを取り出し、右手で握りしめ、裕也に寄り添う樹里に向けた。

「北沢さん。彼女でもないあなたは裕也君の傍にいないでください」

「それはこっちのセリフなんだけど」

一触即発の空気。海野裕也は何もできずに板挟みだ。


「ちょ…ちょっと二人とも………」


「今すぐ離れてください。私があなたを刺し殺さないうちに」

ほのかの口調は、やはりさきほどと同じ淡々としたものだったが、確固たる殺意は、確かに見え隠れしていたからだ。

「アンタにできんの? やってみなさいよ」

だが、樹里は相変わらず挑発をやめない。

「やりますよ」
「言ってないでやりなさいって」
「本当にやりますよ」
「やりなさいって」

文章だけではヘタレコントの台本にも見えなくはないが、二人とも表情は真剣だ。

ほのかは樹里に離れてほしい一心で。対して樹里はほのかの心を揺さぶるために。

「本当に刺します」

ほのかは、一歩裕也と樹里のいるベッドと距離を詰める。
5〜6歩足を伸ばせば届く距離だ。

「そんなんじゃ刃が届かないでしょう? もっとこっちに来なさいよ倉沢さん。こっちに来て私を刺してみなさい!!」

「刺した瞬間アンタは人殺……」

「構 い ま せ ん よ」


「私 は 裕 也 君 の 為 な ら あ な た を 殺 せ ま す」


337 :Life was like a box of chocolates ◆hhzYiwxC1. :2009/04/27(月) 00:13:56 ID:Zkidzo+R
ほのかの口調は、相変わらず冷淡だった。
一気に樹里のいるベッドと距離を詰め、ドスを彼女目掛けて――――



だが、違った。
ほのかのドスが刺さったのは、樹里ではない。

「……」


海野裕也だ。
樹里を庇った裕也の胸の少し下に、ほのかのドスが刺さっていた。


「い…嫌!」

ほのかはドスを素早く裕也から抜く。
裕也はベッドから転げ落ち、べしゃりと床に落ちた。
傷口からは蛇口から水が流れ出ていた。
心臓に刃は届いていなかったようだが、深く刺さったため、血はかなり流れ出ている。


「………………」

しばらくは、ほのかも樹里も、ハリガネムシが中で暴れているカマキリのように痙攣し続ける裕也を、静観するしかできなかった。

「どうして…」

二人は、ほぼ同じタイミングで言い放つ。
だがそれを抱く理由は違えど、思う事は同じだったのだ。

その理由を聞く事は決してかなわないだろう。
海野裕也は、それからすぐにピクリとも動かなくなっていた。



「は………はははは!! ざまあみろっての!!」

樹里は、裕也の死を目の当たりにしても冷淡さを維持しているほのかを、嘲笑うように言い放った。

「たかが2回やっただけでもうメロメロかよ! チョロ過ぎだって!!」


「北沢さん。何をやったんですか?」

「何ってエッチに決まってんでしょ? トランプでもやったと思ったの?」

「トランプでも許しません。でもエッチなことしたんですね? やっぱり」

「そうよ………だから……だから…だから何だってのよ!!」


338 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/27(月) 00:23:19 ID:K27M5/UQ
さるさん食らいましたので、残りはしたらばの方に投下しました

339 :代理投下:2009/04/27(月) 00:25:13 ID:QsSjgfq/
樹里は相変わらず冷淡なほのかとは対極を行くテンションを維持していた。
極めて熱い口調。
そして、極めて悲しげな、大粒の涙を浮かべた表情。
何故自分が涙を流すのか、よく分からない。少なくとも倉沢ほのかへの恐怖からではない。
今の異様な彼女からは不気味さは漂っていたが、全身全霊で恐怖するほどではない。
この涙………自分は海野裕也の死を悲しんでいるのか?
「泣かないでください北沢さん。涙で裕也君が汚れます」
「裕也は…………裕也はアンタだけのもんじゃないんだよ!!」
ベッドに置かれていた、開いたデイパックから銃を取り出そうとしたが、その時にはもう遅かった。
「さ よ う な ら」
ほのかは、樹里の喉元にドスを突き立てて抉った。
「エッチなことしたら、赤ちゃんできちゃいますよね」
ほのかの口調は、2つの死体を目の当たりにしても揺るぐ事は無かった。
彼女の精神は、確実に崩壊しているとしか言いようがなかった。
瞳には光がなく、首の抉れた樹里の死体を運ぶ手際も、非常に淡々としている。
窓を開け放ち、樹里の死体の胴体より上を外に出し、窓に掛けたほのかは、表情を変えることなく窓を閉めた。
当然、樹里の死体が障害となり、窓は閉まらない。
それでも、繰り返す。何度も何度も何度も――
窓が“閉まる”頃には、窓もほのかも返り血で真っ赤に濡れていた。
一体何度、窓を閉める作業を続けたかは分からない。
ドスによる助力も多少加わった結果、窓はキチンと閉まったのだ。
窓から落ちた樹里の下半身を蹴って部屋の隅に追いやったほのかは、武器が大量に入ったデイパックを肩に掛け、裕也の死体の右足を持ち、それを引き摺って保健室をあとにした。
「フフフ……裕也君? それはおしおきですよ。浮気をしたおしおきです」

【D-4 学校1F廊下/一日目・朝方】
【女子十三番:倉沢ほのか】
【1:わたし(達) 2:あなた(達) 3:○○さん、○○くん(達)】
[状態]:強いショックによる精神崩壊、右頬に痣、海野裕也の死体を引き摺っている
[装備]:ドス、ウィンチェスターM1873(4/4)
[道具]:支給品一式×2、P-90(150/200)、P-90の予備弾薬(200発×5本)、12ゲージショットシェル(8/12)
[思考・状況]
基本思考:クラスメイトを皆殺しにし、裕也と共に島を脱出する
0:クラスメイトを皆殺しにする
[備考欄]
※沙羅が主催側の人間ではないかと強い不信感を抱いています
※日向有人がゲームに乗っているかもしれないと強い不信感を抱いています
※楠森昭哉は死んだと思っています
※海野裕也の死体を引き摺っているため、移動速度はかなり遅くなります

【男子 四番:海野裕也(うんの−ゆうや) 死亡】
【残り24人】
※海野裕也の死体は、防弾チョッキを身につけています
【D-4 学校・保健室/一日目・朝方】
【女子 八番:北沢樹里(きたざわ−じゅり) 死亡】
【残り23人】

340 :代理投下:2009/04/27(月) 00:28:31 ID:QsSjgfq/
あ、携帯からコピペしたから改行とかおかしくなってるかも
正しくはこう

樹里は相変わらず冷淡なほのかとは対極を行くテンションを維持していた。
極めて熱い口調。
そして、極めて悲しげな、大粒の涙を浮かべた表情。

何故自分が涙を流すのか、よく分からない。少なくとも倉沢ほのかへの恐怖からではない。
今の異様な彼女からは不気味さは漂っていたが、全身全霊で恐怖するほどではない。
この涙………自分は海野裕也の死を悲しんでいるのか?

「泣かないでください北沢さん。涙で裕也君が汚れます」

「裕也は…………裕也はアンタだけのもんじゃないんだよ!!」

ベッドに置かれていた、開いたデイパックから銃を取り出そうとしたが、その時にはもう遅かった。

「さ よ う な ら」

ほのかは、樹里の喉元にドスを突き立てて抉った。

「エッチなことしたら、赤ちゃんできちゃいますよね」

ほのかの口調は、2つの死体を目の当たりにしても揺るぐ事は無かった。
彼女の精神は、確実に崩壊しているとしか言いようがなかった。
瞳には光がなく、首の抉れた樹里の死体を運ぶ手際も、非常に淡々としている。
窓を開け放ち、樹里の死体の胴体より上を外に出し、窓に掛けたほのかは、表情を変えることなく窓を閉めた。
当然、樹里の死体が障害となり、窓は閉まらない。
それでも、繰り返す。何度も何度も何度も――

窓が“閉まる”頃には、窓もほのかも返り血で真っ赤に濡れていた。
一体何度、窓を閉める作業を続けたかは分からない。
ドスによる助力も多少加わった結果、窓はキチンと閉まったのだ。
窓から落ちた樹里の下半身を蹴って部屋の隅に追いやったほのかは、武器が大量に入ったデイパックを肩に掛け、裕也の死体の右足を持ち、それを引き摺って保健室をあとにした。

「フフフ……裕也君? それはおしおきですよ。浮気をしたおしおきです」



341 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 00:33:55 ID:QsSjgfq/
投下乙です。
ほのかが壊れたwww

342 : ◆zmHe3wMKNg :2009/04/27(月) 02:07:54 ID:lpKCqfMA
投下乙。

倉沢ほのか最強説浮上。
しかし全然マーダーが減らんなぁ…w

投下します。

343 :胡蝶の夢 ◆zmHe3wMKNg :2009/04/27(月) 02:09:00 ID:lpKCqfMA

「…内木君は追ってこないみたいね。」

内木聡右から別れてかなり走ったのか、エルフィはいつの間にか森を抜けていた。
なんであんなことをしてしまったのだろう。
一人になるのが危ないことはわかっているのに。
いや、あのときは一人になりたかったのだ。

トラック事故で「死んで」から、
自分が生きているのか死んでいるのか分からなくなる時がある。
そんな時は一人になって考えるのがベストなのだ。

「…私が悪かった。内木君は何も悪くないのに。」

冷静になり、反省する。私の悩みが何だというんだろう。
クラスのみんなが命の危機に瀕しているこの状況と比べたら。

「ん?」

ふと考える。
もし、もしも、みんなが殺されて死んでしまったら。
誰かが回収して生き返らせてくれるのだろうか?私みたいに。
そうなったら別にコンプレックスに感じることなど何もなくなるのだろうか。

「…はぁ、やっぱり疲れてるんだな、私。」

その時、民家の一つの扉が半開きになっているのに気がついた。
中に誰か居るのだろうか?

「コミュニケーションが必要ね。今の私には。」

--------------------------------------------------------------------------------


銃撃戦の気配がした映画館周辺を可憐にスルーし、シーツを巻いた苗村都月は
E-6にある民家に到着。民家はE-2とE-6にあったが、E-3がもうすぐ禁止エリアになることを考えると、
四方八方が開いている方がいざという時逃げやすいだろうと考えてのことだが、
そこにある死体を見て思わず息を飲んだ。

「神崎志緒里、ゲームオーバーってやつかしら?」

おお、死んでしまうとは情けない。
捨て置くのは勿体無いので早速彼女から服を剥いで着てみることにした。
芥川龍之介の羅生門に似たような状況があった気がする。
死体は結構重いようで苦労して下着まで脱がすのに一苦労。
スカートを履き終わり、銃をポケットにしまって脱がした下着を履いて完了というところで、
民家の扉が開く音がしてそちらを振り向いた。

「なにやってんの?あなた。」
「誰!?…あ、エルフィさん。」

344 :胡蝶の夢 ◆zmHe3wMKNg :2009/04/27(月) 02:09:53 ID:lpKCqfMA
エルフィが民家の中に入ってきていた。
何やら険しい顔をしている。改めて自分の状況をよく考えてみる。
血濡れの制服に身を包み、足元には負傷した後のある全裸死体。
どう見ても下手人は私です。本当にありがとうございました。


「…貴女が殺ったの?」
「ノーノー!勘違いですよ!」
「どうして…まさか虐められた報復で…?」
「人の話を…あれ?私って虐められてたっけ?」
「いや、だって銀鏖院さんや卜部さんに。」
「あぁ、あんなの別に何とも思ってなかったわ。
 ―――だってこの世界なんてただの夢だもの。」
「は?」

都月は肩をすくめて口を開いた。

「リアルの世界に何かいい事でもあるの?すべては利害関係で管理され
 夢も希望もなくてすごい美人も本当に格好いい人もどこにもいない。
 頑張ってそれっぽく見せ掛けてる人は一瞬で賞味期限が切れて
 ただのジジババに早変わり。終わりたくなくて好きなことを我慢して
 好きでもない人と結婚して子供を作って一生懸命育てても全然言うこと
 聞かなくて待っているのは地獄の日々。そんな世界に何の価値があるというの?
 ネットの、あの世界が私が生きている本当の世界なのよ。
 こっちの世界はあの世界を維持する為に存在しているただの供給源に過ぎないわ。」

「……えと……?」

エルフィはかなり混乱しているらしい。
まぁ私がひた隠しにしていた人生観なんて一般ピープルには理解できないのは良く分かるが。
しかし、今唖然としている彼女はすごく無防備だ。黒い感情が湧きあがってくる。
良く考えたら別に神崎を殺したのは私でも他の誰かでも別に関係なかったな。

だって、私は、
 
「あの世界のアバターが、シティーが、私に力を貸してくれているわ。
 私に生きろって、また帰ってこいって。」
「…苗村さん?」
「だから、邪魔しないで!」 

銃を素早く引き抜き、エルフィの顔面目掛けて発砲した。

345 :胡蝶の夢 ◆zmHe3wMKNg :2009/04/27(月) 02:11:29 ID:lpKCqfMA
--------------------------------------------------------------------------------

・・・う・・・。

ああ、ちょっと気を取り直して人と喋ってみようかと思ったらこれだ。
右の眼が見えない。痛みを感じないけどかなりの重症みたい。
人は余りに激痛を感じると痛覚を失うというが、実は相当ヤバい事に
なっているのだろう。鏡で今の状態を見てみたい。顔を見るのが怖いけど。

「……ひっ!?」

目の前で銃を持っている苗村さんが顔を引きつって膠着していた。
ああ、そんな顔しないでほしい。

「酷いじゃない、苗村さん。」
「……嘘!なんで?なんで生きてるのよアンタ!?」

だから、そんな顔、

し な い で ほ し い 。

「ち、近寄るな!化け物!」
「……誰が?」

右腕が疼く。事故で体の半分近くがぐちゃぐちゃに潰れたが、
特に右腕は千切れ飛んで無くなっていたのを覚えている。

この腕は誰の腕なんだろう。

「誰が化け物よ!」

異様な速度で都月に右腕を振り上げた。

「ぐぇ!」

冗談みたいに都月は吹っ飛び、壁にぶつかって動かなくなった。

「……うぁ……。」

エルフィは頭を押さえてふらつく。
今私はどうなっているのだろう?
顔を洗うために洗面所に向かうことにしよう。


346 :胡蝶の夢 ◆zmHe3wMKNg :2009/04/27(月) 02:13:41 ID:lpKCqfMA
…もうすぐ着く。

…治療しなきゃ。

…着いた。

…鏡。

エルフィは鏡を見た。本当に酷い状態だ。
顔の瞼から右側が半分無くなっている。
頭蓋骨が砕けて中身が見えていた。
中は空洞だった。
実際見たことは無いが確か中身がある筈なのだが?
何故何も見えないのか。
というか。
こんな状態でなぜこんなに動けるのだろう。
そもそも。
頭が吹き飛ばされて生きている人間なんていない。
獣人でも無理だ。
……じゃあ、私は?

私は私は私は私は私は―――?

「……うぁ……!?」

急に目眩がし、その場に倒れ伏す。
そのままエルフィの意識はブラックアウトした。


◆ ◆ ◆

私は、時々同じ内容の夢を見ることがある。

時間的には私がトラックに轢かれて死んでしばらくしてからの頃だろう。
夢のはじまりは、ぼやけた白い天井が移っている場面で。

『……目は……覚めましたでしょうか……?』

朦朧とする意識の中、無機質な音声が聞こえてくる。

『……無理に……起きなくてもいい……もう少し……眠って……。』
「やぁ、永遠!こんなところに居たのかい!」

飄々とした声の男が、部屋に入ってきた。

「やれやれ、サプライズは後に取っておきたかったのだがね。」
『……二階堂一哉……何を……しにきた………?』
「いやぁ、実験がうまく成功したようなので様子を見にね。
 あぁ、それと『ニカイドウカズヤ』なんて他人行儀に呼ばないで『お兄様』と呼んでくれて構わないのだよ?」
『……兄……?』
「はははは!喜んでくれるかい?永遠?」

男は、一気に捲くし立てる。

347 :胡蝶の夢 ◆zmHe3wMKNg :2009/04/27(月) 02:15:40 ID:lpKCqfMA
「遂にレプリカントの機械部分を30%まで減らすことに成功したのだよ。
 なんとびっくり!ベッドで横になっている彼女は残り70%が人間の死体で出来ているのだ。
 これなら半年以内に機械部分0%のボディーを完成させることが出来るだろう。
 遂に念願がかなう!ネットゲームで生まれた君を見つけた時からの夢がね!
 いやぁ、自己発生して「永遠に成長する」AIである君をバグとして処理しようとした
 上層部を説得した甲斐があったというものだ。そんな無骨な金属製ボディーからはおさらば。
 この二階堂一哉が約束しよう!人間と全く変わらない最高の『器』でこの世に君を迎え入れることをね!」

『……わからない……今の体で特に問題は無いが……一体何の意味がある……?』
「いや、だって。より人間に近づいたほうが君も友達を作りやすいだろう?」
『……なぜそこまで私に執着する……。」』
「愚問だなぁ。」


「愛だよ!君に対する、僕なりのね!」


私はただ聞いているだけ。
聞いても意味がさっぱりわからない。

でも、今は、なんとなく。


◆ ◆ ◆


目を開ける。
周り一面に草原が広がっている。
ここはどこだろう?
私は洗面所にいた筈だったが。

「……損傷が激しすぎる。修復は今すぐは不可能。
 ……どうやら少し遅かったみたいね……残念。」

「あれ?」

倒れている私を、二階堂さんが悲しそうな顔をして見下ろしていた。
ふっと、エルフィはほほ笑む。

「ねぇ、ずっと前に、遭ったことがあるわよね。二階堂さん。」
「……?すみませんね。覚えていません。」
「酷いなぁ。まぁ、公園で話してた時に気付けなかった私も酷いかな。」
「……エル。」
「私は死んでいたんだね。あのトラック事故の日に。
 今の私はなんなのかしら?エルフィのそっくりさん?」
「……さぁ?でも、それがどうしたのです?
 私もあなたも、生きているじゃないですか。」


348 :胡蝶の夢 ◆zmHe3wMKNg :2009/04/27(月) 02:19:30 ID:lpKCqfMA
ああ、そうだね。

「一人じゃなかったんだよね。ごめんね。あなたは私の、
 たった一人の本当の友達になれたかもしれないのに。」

二階堂はエルフィの頬をなでる。

「心配しなくても、みんな同じになるわ。もうすぐ。」
「……そうね。そうだよね。」

結局この殺し合いが何なのかよくわからない。
でも、別にどうでもいいや。疲れちゃった。

「頑張ってね、二階堂さん。」

そのまま、エルフィのAIは粒子になって消滅した。
一人残された二階堂は深く溜息をつく。

「……残念。本当に残念だわ……。」

「あなたが私の同型機の一つだともっと早く知っておけばよかった。
 そうすればゲームの前に誘拐して改造強化しておくこともできたのに。
 悠を楽しませる為の虐殺イベントが一つ増えたのに。本当に勿体無い。
 せっかく始まる前に隠し武器の在り処を特別に教えてあげたのに。
 ……使えない娘でしたね。所詮は未完成品でしたか……。」

-----------------------------------------------------------------------------

「…死んでるわよね?」

意識を取り戻した苗村都月は、洗面所で倒れているエルフィを発見した。

「ま、そりゃそうよね。これで私の優勝に一歩近付いた!?」

『……これで……。』

「!!!!!!!!!!!!???????」

『サイキッカーは全滅。剣格の末裔は全滅。レプリカントは後一人。
 獣人は後二人。……意外な進行ね。実は人間が一番強いのかしら?
 そういえば苗村都月。あなたがウィリアム=ナカヤマ=スペンサーを
 倒すとは思わなかったわ。カタログスペックでは彼が一番強かった筈ですけど。』

「……な……な……?」

エルフィの死体が喋っている。この声はどこかで聞いたことがあるような。

『あぁ、そうだ。』

349 :胡蝶の夢 ◆zmHe3wMKNg :2009/04/27(月) 02:25:11 ID:lpKCqfMA
突然エルフィの右腕が動き、頭の中に手を突っ込んだ。

「ひぃ!?」
『勿体無いからあげるわ。有効活用してくださいね。シティー。』
「え?」

血まみれのエルフィの右手の中には二つのチップが。
そのまま、今度こそ動かなくなった。

「……何?どうなってるの?」

優勝。自分以外のすべてのクラスメイトを殺すこと。
それが唯一の勝利条件……本当に?


どこかに。

実はどこかにラスボスが居るんじゃないだろうか。

ひょっとしたらそいつに勝たないと勝利条件は満たせないのでは?



【女子四番:エルフィ 死亡】

【残り22人】


【E-6 民家/一日目・午前】
【女子二十番:苗村都月】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:あの人(達)】
[状態]:得体の知れない恐怖、妄想による狂気
[装備]:金属バットS&W M56オート(4/15)
[道具]:支給品一式×2、金属バット、M56オートのマガジン(3) シアン化カリウム
硬式ボール(5)、エルフィのメモリーチップ、アームプログラムチップ
[思考・状況]
基本思考:生き残る
0:……なにこれ?
1:容赦なく相手を殺す
2:家に帰りたい
[備考欄]
※チップの中身はパソコンで見れます。
※放送の内容が真実なのか怪しんでいます。

350 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 02:29:54 ID:lpKCqfMA
終了デス。

351 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 12:39:46 ID:Zkidzo+R
投下乙です。
苗村もかなりキテるな……ホントにロクな人がいないクラスだ。
そして二階堂は相変わらず……でも段々謎は明らかになってゆきますね

352 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 13:55:35 ID:bYdblSyA
次回作はどうするよ、
これを超える狂った設定じゃないとインパクトに欠ける気がするが変わった設定一切無しのリレーも捨てきれない

353 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 14:17:28 ID:yYxgNLmF
>>352
巣に帰れ

354 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 14:22:25 ID:bYdblSyA
また荒れるような事を

355 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/27(月) 20:47:57 ID:3t0Sru1M
ttp://www2.dochat.net/10/chat/
居ますからね
「あ」以外も入ってこいよ

356 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/29(水) 01:19:34 ID:JWkmtA3d
経過報告ですが明日中になるべくScarecrowの修正版を投下します。
修正の弊害としてサーシャと和音さんを描くことは不可能となりましたので、二人を予約から抜き取ります。
スレ住民には多大な迷惑を掛けてしまい本当に申し訳ございません。

357 :創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 02:17:08 ID:AP3I7cVy
なんだかんだで後少しで生き残り20人切る自作ロワ
色々ヒントになりそうなフラグを持っている人も居るにはいるが
今のところ脱出および対主催の糸口は全く掴めておらず

358 :創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 10:38:34 ID:an2Lnkr5
生きてる参加者で

テトと関係している人
壱里塚徳人、貝町ト子、太田太郎丸忠信、吉良邑子、ケトル、サーシャ、日向有人

二階堂永遠と関係している人
玉堤英人、和音さん

若狭吉雄と関係している人
楠森昭哉

卜部悠と関係している人



359 :創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 11:05:14 ID:qPE1RyKw
>>358

卜部悠と関係している人
朱広竜、苗村都月

360 :創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 11:23:52 ID:qPE1RyKw
WIKI見に行ったら試合開始が見れなくなってました
WIKIの管理人さんは修正と編集ユーザーのアク禁お願いします

361 : ◆EGv2prCtI. :2009/04/29(水) 11:39:44 ID:+KKSWZLf
多分管理人さんのミス
編集権限だけ変えるところを閲覧権限まで変えてしまったと思われ

サーシャ、和音さん、倉沢ほのか、間由佳で予約します

362 : ◆zmHe3wMKNg :2009/04/29(水) 22:25:15 ID:yF8MzmzW
内木聡右、楠森昭哉で予約します。

363 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/29(水) 22:27:17 ID:JWkmtA3d
したらばの方に修正版投下させていただきました

364 :創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 23:56:13 ID:+KKSWZLf
投下乙です。
未幸の一人勝ちwww
取り敢えず四人が拉致される経緯は後で十分補完出来るのでいいと思います。

365 :創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 00:21:30 ID:5aijxZKB
完全新作投下乙。
ああ、無常なり暮院嬢。
そして片桐ウゼェwwww実力的には現在広竜と並んで二強だけど
面倒だから「そして全員死んだ!」で終わらせたいところだが
流石に酷いのでここから脱出する方法を頑張って考えてみようか
………無理だったら四人共諦めてくれ………

366 : ◆hhzYiwxC1. :2009/04/30(木) 06:32:28 ID:zscYFpj0
ちょっと聡右と喜佳の過去を掘り下げるための外伝を書かせていただきます。
物語に浅かれ深かれ関わるかもしれない内容なので敢えて一言、レスをさせていただきました。

367 :創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 12:11:41 ID:A0H3y5AW
◆d6BHdrg3aY氏もさすがにそろそろアクションを……

368 : ◆EGv2prCtI. :2009/04/30(木) 16:27:58 ID:w+8QEE9k
すみません、暮員未幸を>>361の予約に追加してもよろしいでしょうか?

369 :創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 16:29:10 ID:A0H3y5AW
>>368
構わないと思われますよ

370 : ◆YGvZTkqXsE :2009/04/30(木) 19:52:47 ID:QWq9osC9
ttp://www2.dochat.net/10/chat/
居ますよ

371 : ◆YGvZTkqXsE :2009/05/01(金) 14:30:19 ID:p78VTw5E
ヤフーで聞いてみたところ、電流で痺れが広がって失神はまず無いと返事が来た
痛みで失神するならアリだけどそういう描写も無い
次のリレーで気を付けろよな・・・

372 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 16:22:19 ID:SKZqsP/c
もういい、わかった。頼むから死んでくれ。

373 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 16:24:45 ID:qqkVMMUG
>>372
これ以上馬を煽ってスレ住民に迷惑をかけるなカス

374 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 16:52:45 ID:sXocd41z
馬にだけ厳しく当たるのはやめにしませんか

375 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 16:59:01 ID:FtBvLokl
そうだよ
馬なんて初めから居ない、馬の発言なんて見えないんだ

376 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 17:52:48 ID:sXocd41z
そうやってまた煽るな

377 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 17:56:14 ID:FtBvLokl
>>376
やだなあ、馬の事に関して話している時点でこっちもそっちも同類
お互いこのまま馬を無視すればスレを荒立てることもない

早い話が消えるのはそっちだ

378 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 18:04:50 ID:sXocd41z
無視したら
「無視された・・・許さーん!」
ってなって逆に揉める未来しか見えない

379 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 18:06:51 ID:xKjRxNDY
だが構えばスレに無駄なレスがつく

もうここらで空気読めるようになろうや

380 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 18:20:14 ID:sXocd41z
馬に過敏反応をし過ぎなんだよ
一部のアンチが一番空気を読めてない

381 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 18:49:51 ID:xKjRxNDY
ウザイと思っても構うのやめようぜハッキリ言って馬より迷惑

382 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 18:58:32 ID:BVgLe5ZO
したらばにあるように馬の文句を書く奴は荒らし扱いな

383 : ◆YGvZTkqXsE :2009/05/01(金) 19:54:25 ID:Ed48oVCr
そうよ・・・私に逆らう者は排除されるべき!
こうやって私の事で皆が話し合うのがそもそもおかしいのだ、それは敵だからという証拠にもなる。
だから誰も私の言う事を聞かないのだ。
ttp://www2.dochat.net/10/chat/

384 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 21:50:45 ID:6miS3XNr
最近癒やし系キャラに見えてきたよ

385 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 23:32:01 ID:YqAasR19
愛餓夫:藤田圭宣 麻倉美意子:佐藤聡美
壱里塚徳人:千葉進歩 卜部悠:井上麻里奈
W・N・スペンサー:鈴木千尋 エヴィアン:沢城みゆき
海野裕也:阪口大助 エルフィ:中原麻衣
追原弾:福山潤 貝町ト子:斎藤千和
太田太郎丸忠信: 神崎志緒里:雪野五月
加賀智通:吉野裕行 鬼崎喜佳:野川さくら
片桐和夫:小西克幸 北沢樹里:喜多村英梨
神崎健二:中村悠一 吉良邑子:佐藤利奈
如月兵馬:浜田賢二 銀鏖院水晶:釘宮理恵
楠森昭哉:小野大輔 久世明日美:鹿野優以
グレッグ大澤:小山力也 朽樹良子:白石涼子
ケトル:岸尾だいすけ 倉沢ほのか:矢作紗友里
鹿和太平:田中一成 暮員未幸:桑谷夏子
宍戸亮太郎:勝杏里 古賀葉子:名塚佳織
白崎篠一郎:浪川大輔 サーシャ:折笠富美子
尻田堀夫:乃村健次 シルヴィア:豊口めぐみ
鈴木正一郎:関智一 添島龍子:渡辺明乃
玉堤英人:神谷浩史 テト:戸松遥
朱広竜:岡本信彦 苗村都月:植田佳奈
トマック:川島得愛 仲販遥:能登麻美子
内木聡右:阿部敦 二階堂永遠:茅原実里
ノーチラス:谷山紀章 間由佳:福圓美里
平田三四郎:豊永利行 長谷川沙羅:倉田雅世
日向有人:近藤隆 フラウ:伊藤静
森屋英太:水島大宙 松村友枝:豊崎愛生
ラト:石田彰 和音さん:ささきのぞみ
若狭吉雄:大塚芳忠

脳内再生は自由で、こう言うのはスレチと知りつつ敢えて貼ります

386 :創る名無しに見る名無し:2009/05/02(土) 00:47:26 ID:rUxyRueZ
大体ありえるw 

387 :創る名無しに見る名無し:2009/05/02(土) 03:06:11 ID:co1QTXmc
弾は関係表のせいでHOLiCのわたぬきのイメージしか無いww

388 :創る名無しに見る名無し:2009/05/02(土) 23:47:36 ID:7Wkk0fjd
そうか四月四日の顔だったな弾w

389 : ◆hhzYiwxC1. :2009/05/03(日) 01:08:22 ID:W0piEfXI
外伝ですができたので投下します

390 :Father ◆hhzYiwxC1. :2009/05/03(日) 01:09:08 ID:W0piEfXI
離別なき人生からの離別は不可能である。
故に人は何かと離別しないように苦心するが、結局離別の運命から抗うことはできない。
抗うことは許されない。
そう。運命と言う高尚なものが決して。

「聡右〜。早くしないと遅刻するわよ〜」

「オイ待てよ喜佳。そんな急がなくても学校は逃げねーって」
「ハァ? 何言ってんの? 学校は逃げないけど単位は逃げるって!」

飄々とした態度を繰り返し、急ごうとはしない聡右とは対照的に、喜佳は極めて急いでいる。
鬼崎邸を出て5分。
学校までの距離もそれなりにあるため急がなければまず間に合わないだろうに。

「もういいよ。お前先行け。俺は一回の遅刻ごときを気にするほどちっちゃくねえからよ」
「一回じゃないだろうが常習犯が!! 私が何回お前の巻き添え喰ったと思ってんだ居候が!!」

「だったら行けよ。尚更」
「………………」

突然、喜佳は立ち止まる。
なんのこっちゃと、ゆっくり歩みを進めていた聡右も、素っ頓狂な面を伴って立ち止まる。
通学路のド真ん中。
既にほとんどの生徒が学校に着いている頃だ。ここには彼らしかいない。

「………どしたんだ? 喜佳――」

「アンタはさ……もし私が組継いだらどうする? 着いて来てくれる?」

「いやいやいやいや…親父さんがそりゃねえって…」

「もしもの話よ。どうなの? アンタは」

しばしの間の後、聡右は口を開きかけた。

「でも今は聞かない…………放課後に屋上に来てくれる?」
「そこで答え聞くからさ」


結局二人は遅刻した。
クラスメイトからは夫婦揃っての遅刻か?と茶化されもした。


391 :創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 01:09:39 ID:hQTqq74W
支援

392 :Father ◆hhzYiwxC1. :2009/05/03(日) 01:09:48 ID:W0piEfXI
そして放課後。
聡右は急いで屋上に向かっていた。
この場合、何か用事を任されて約束に遅れる。と言うのがセオリーだろうが、聡右のように狡い守銭奴男に何かを任せるような者は残念ながらいない。
だからこのような構成を期待した方々にはここで謝罪させていただこう。

屋上に着き、しばらく辺りを見渡したが、誰もいない。

「喜佳ー!? いるのか喜佳ー!」

「上よ上」

聞きなれた声。それは頭上から降り注ぐ。
鬼崎喜佳は、すぐ上に仁王立ちしていた。
無論スカートの中は丸見えであるが、聡右は別に慌てることない。

「パンツ見えてんぞ。水色の」
「アンタに見られたトコで気にしないわよ」
「そっか。じゃあ一枚」

携帯を構えようとしたところで、今度は喜佳の蹴りが降ってきた。

「エロ聡右が……次やったら射殺するわよ?」
「お前が言うとマジ洒落にならんな」
やや引き気味の笑いを伴って、聡右は蹴りを喰らった右肩を庇う仕草をする。

「まあいいわ。アンタにだけは言っておこうと思ってたのよ」

何を?
とは聞き返さなかった。そのことが野暮に感じられたから。
そして明らかにそんな空気ではなかったから。


「…………私さ。修学旅行から帰ったらもう学校やめるつもりでいんのね」


「そんで…………組継ぐ。お爺ちゃんがそうしろって言ってたから」


狂言か?
そう思いたかった。
聡右は走り出していた。喜佳の静止する声も聞かずに、まっすぐ、もと来た道を引き返す。


393 :Father ◆hhzYiwxC1. :2009/05/03(日) 01:12:03 ID:W0piEfXI
「親父さん!! 親父さんいるか!!?」

肩で息をしながら、厳つい顔の組員に、鬼気迫る表情で聡右は聞く。

「い……今は連合総会中だ…」
「どこだ!!? 客間か!?」

組員の一人の胸倉をつかみ、聡右は声を荒げながら叫ぶ。

「そ……そうだよ。でも今入ったら殺されんぞ!」
「知るか!! こちとら一刻を争うだよ!」

組員たちの制止も聞かず、聡右は走り出す。
客間の障子が見えてきた。彼は入り口で一度立ち止まったりせずに、躊躇せず開け放つ。

「親父さん!!! ちょっと面貸せ!」

この叫びと共にだ。


「…………」

ブ厚い座布団の上に、明らかにカタギじゃないような男が何人も胡坐をかいて座っていた。
カタギではない者は、名前を聞いただけで震えあがるような大物が軒を連ねている。

無論聡右も、この総会がどれだけ大事か知らぬわけではない。
如何にこの糞餓鬼が、場の空気を読めていないか。

「オイ聡右。お前今自分が何してるか分かってるのか?」

いつものような口調ではない。表情もない極めて真剣。
日頃の親父さんからは窺えないほどに、親父さんは真剣だった。

「いいから……ちょっと話があんだ」

「オイ鬼崎の! お前その餓鬼ァ誰だ!?」
「どこぞの鉄砲玉か!?」
「よもやこの空気読めていないわけじゃああるまいな…」
「鬼崎のも堕ちたものよのぉ――」

聡右の乱入により、鬼崎組は非難轟々と言ったところだ。
親父さんと一緒に総会に出席していた幹部も、聡右に厳しい視線を向ける。
無論親父さん――鬼崎虎之佑の表情も然りだ。


394 :Father ◆hhzYiwxC1. :2009/05/03(日) 01:12:49 ID:W0piEfXI


「鎮まれや。小僧ども」

客間の奥、一人の男が立ち上がった瞬間、その場にいた聡右を除く全ての人物が口を閉じた。
ゆっくりと向かってくるその男を、聡右は知っている。
鬼崎嘉聖(きざき よしあきら) 連合を取り仕切る大御所にして、喜佳の祖父だ。

「虎坊の拾った餓鬼かい。オメエさん今自分が何しようとしてるのか分かってんのか?」

この男は、人のよさそうな顔をしている。だが違う。
空気自体が不愉快で息苦しくなるような絶対的威圧感と存在感をこの男は常に場に充満させている。

「何が目当てだ? 小遣いか? 商売女か?」
「アンタ言ったんだってな。喜佳に組継げって」

聡右は、前々からこの男の存在が気に食わなかった。
未だ親父さんや芙美江さん延いては喜佳の全てさえ支配しようとする、強欲な老獪。

「それがどうした? 喜佳は実の娘だから当然だろ?」

その瞬間、聡右は怒りを抑える事を忘れていた。
拳を振り上げ、この男に――――
その瞬間、一発の乾いた音――銃声が木霊した。
鬼崎虎之佑は、聡右を銃撃していた。


395 :創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 01:13:09 ID:dU6dRL8X
支援

396 :Father ◆hhzYiwxC1. :2009/05/03(日) 01:13:32 ID:W0piEfXI
「おい虎坊。何で殺さねえんだよ」

聡右は、虎之佑に額を銃撃され、倒れたが、その額には弾痕はついてはいない。
もちろん血も一滴も流れていない。

「何で、ゴム弾で済ませるよ? 殺しちまえばいいだろ? 糞餓鬼の一人や二人くらい」


「………すいません。うちのバカ息子が迷惑掛けちまって」

「息子だ? 何馬鹿ぬかしてやがる」

そう言って虎之佑は、嘉聖に頭を下げる。

「ええそうです。うちは娘一人に息子一人。夫婦の仲睦まじい理想の家庭でしてね」
「溝鼠ごときに情が移ったのか? 虎坊よ」

「そうかもしれませんね。ですが溝鼠も可愛いもんですよ」

「少なくとも私はそう思いますよ。それにこの溝鼠を殺したら、こいつにご執心な娘に殺されちまいますからね」


嘉聖は、その後一貫して何も喋らなかった。
何も喋らず聡右が開けた戸から、堂々と出て行った。

「……………」

言うまでもないが、結局総会は中断だ。


397 :Father ◆hhzYiwxC1. :2009/05/03(日) 01:14:53 ID:W0piEfXI
「オイ。起きろ聡右」

聡右は、ようやく意識を取り戻した。
ゴム弾は殺傷性こそないが、肉体にダメージを与えることに関しては実弾よりも優秀だ。
彼がすぐに起き上がれないのも無理はない。

そして、彼が目を覚ましたのは、総会の出席者が全て立ち去った後の客間。
虎之佑の付き添いで出席していた幹部の一人に、頬を叩かれ彼は目を覚ました。

「エラい事してくれたなぁ……聡右よ」

虎之佑の声を、脳が認識してすぐに、彼の頭には拳骨が降り注いでいた。

「ちょっと面貸せ」


――――


鬼崎邸を出た二人は、しばらく無言のまま近くをブラついた。
会話の種などあるはずがない。
場にはひたすら重い空気が流れる。

「…………」

先ほどまで鼻息の荒かった聡右も、今やその見る影はない。
縮こまってしまっている。
虎之佑の出す無言の威圧感を前にして。

「なあ聡右よ――」

沈黙は遂に破られた。

「正直な。俺も喜佳が組を継げるなんて思っちゃいねえ」

「俺はあの爺のやり方には反対だ」

「…………じゃあ何でさっき殴ったんですか?」

聡右は半笑いを伴って虎之佑にそう質問をした。

「オメエが俺のしようとした事するからだよ。餓鬼がでしゃばんじゃねえ」

「あ……あんた俺を出しに――」

聡右が顔を真っ赤にして怒ろうとしたまさにその瞬間だ。
彼らは一人の男と擦れ違った。ブ厚いコートに身を包んだ男だ。
その次の瞬間、虎之佑は倒れていた。


398 :Father ◆hhzYiwxC1. :2009/05/03(日) 01:15:55 ID:W0piEfXI
「お……親父さん!!?」

虎之佑の腹部には、ナイフで刺したような傷が付いていた。
傷口から止めどなく血は流れ出てゆく。
すれ違った男の方を見てみたが、奴はもう既にいない。
顔を見ていない。ここで逃がしたら追えなくなる。
そんな焦りで胸がいっぱいになり、すぐに追おうとする。
だが止められる。虎之佑が、ズボンのすそを掴み、彼を制止させていた。

「放してくれよ親父さん。アイツ…………追わねえと…」

「いや…………分かってた…さ。爺に歯向かい続けたらいずれこうなるってな……」

「悪……い…な。オメエと喜佳に…………迷……惑…掛…………け…」

「親父さん!? 親父さん! 親父!! 起きろよクソ親父!! たかが刺されたぐらいで………死ぬんじゃねえよ!!」


――

鬼崎虎之佑は、その後すぐに病院に搬送されたが、結局6時間後に死亡した。
享年46歳である。


鬼崎虎之佑の葬儀の場に、妻芙美江は出席することはなかった。
容体が悪化し、今まさに手術と言うことらしい。
組員は全員出席していた。
その場には聡右や喜佳の姿もあった。

だが、喜佳と聡右は、この場で、互いに言い知れぬ孤独感を抱いていた。
皆いるのに、誰もいない。

終始無言だった。

―――

「……父さんも殺生だよね…これじゃますます喜佳組長誕生!が信憑性帯びちゃったじゃん…」

葬儀が終わり、会場の外で喜佳はそう溢した。
目の下には隈ができており、いつものような笑顔とは一線を画している。
そのわけを聡右は知っている。
前の日に喜佳は、浴びるほどの涙を流したと言う事を。
通夜の日には、寝込んでしまい出席できなかったということも。

聡右は、今は何も言えない。
そして今は、彼女を抱きしめ、彼女を守る事を自らに誓うことしかできなかった。

場所は変わり、葬儀会場の裏。
鬼崎嘉聖は、杖を突いて意気揚々とそこに向かっていた。

「ようやってくれたのう。アンタの働きにはいつも助かっとるわい」
「ヤクザ狩りの活躍に便乗する形で、今一番消したい邪魔者を俺に消させる……か」
「まさかアンタに人殺しをさせられるとは思わなかったぜ」

そこには、喜佳と聡右のクラスメイトであり、黒い噂が囁かれ続ける太田太郎丸忠信の姿があった。

「初めてにしちゃあ随分と手際がよかったなぁ。ホントに初めてかえ? まあいいさ。ほれ。いつも通りヤクと金じゃ」
「助かりますよ。ヒヒヒ」

嘉聖から麻薬の入った袋と、札束を、太田は黒いデイパックに詰め、裏口からそそくさと消えて行った。

399 :創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 01:22:47 ID:hQTqq74W
投下終了とのこと
喜佳に厳しい未来が迫っていたとは……
そしてここでまさかの太田が絡んできた!?

400 :創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 12:57:38 ID:XWo99+4F
投下乙
むぅ太田の薬の入手ルートに喜佳達が絡んでいたのか
悪役としての格は断トツ


401 : ◆hhzYiwxC1. :2009/05/03(日) 19:00:18 ID:W0piEfXI
長谷川沙羅、白崎篠一郎で予約します

402 :創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 23:55:39 ID:hQTqq74W
>>385
そういえば太田……

403 :創る名無しに見る名無し:2009/05/04(月) 00:19:37 ID:WGvAN2Kc
太田太郎丸忠信:子安武人

404 :創る名無しに見る名無し:2009/05/04(月) 22:56:35 ID:sB3o6yPG
[予約一覧]
日向有人:◆d6BHdrg3aY :2009/04/09(木) 03:04:35まで(期限オーバー)
サーシャ、和音さん、倉沢ほのか、間由佳、暮員未幸:◆EGv2prCtI. :2009/5/6(水) 11:39:44まで
内木聡右、楠森昭哉:◆zmHe3wMKNg :2009/04/29(水) 22:25:15まで
長谷川沙羅、白崎篠一郎:◆hhzYiwxC1. :2009/05/10(日) 19:00:18まで

となっております
忙しい事と存じますが頑張ってください

405 : ◆zmHe3wMKNg :2009/05/07(木) 00:30:31 ID:x94Btn9n
投下します。

406 :誤算 ◆zmHe3wMKNg :2009/05/07(木) 00:33:20 ID:x94Btn9n
―――某所。

「テトー?テトちゃーん?どこいったのー?」

二階堂とのビデオ鑑賞会を終えた卜部悠は誰も居ない廊下を歩く。
先ほどからテトの姿が見当たらないのだ。
思えば二階堂の知り合いだっただけで彼女とは
仲間になってからそれほど親しく接したことがそれほどない。
やはり彼女とも親交を深めておくべきだったかとちょっと後悔。
…でもあの娘の力って強力だけど癖があって扱いにくいのよね…
クラスのみんなを島に移転した時もテトが大変な事になって結局半分くらい船使ったし。
む。そろそろ勘のいい人は私達がどこに居るか気付いてるかもしれないわね。
まぁ、だからってどうしようもないでしょうけど。海を渡ったら首パーンだし。
…首パーンなのよね?永遠?結局あの首輪にどういう機能がついてるか詳しく教えてくれなかったけど。

一人でブツブツ言いながら廊下を歩いていた、その時だった。

「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「んぇ!?」

曲がり角に隠れていた若狭吉雄が死に物狂いで卜部悠に目掛けて非常用の斧を振りかぶったのは。


◆ ◆ ◆

結局、内木聡右はエルフィを追うことはしなかった。
自分が一番優先しなければならないのは喜佳を捜すこと。
単独行動は危ないが疑心暗鬼に陥ったグループはもっと危ないだろう。
結果的にエルフィの危険より自己の保身を重視することになったことを後悔する日は来るのだろうか?

「ちっ、なんなんだ?なんでこんなこと!?」

いつもそうだ。
自分の力ではどうしようもない圧倒的な暴力にいつも振り回されてきた。
この殺し合いゲームにも裏でどういう利害関係が働いているのか考えるだけでも
虫唾が走るが自分がそれを知る術はない。自分はただの駒。

…利害関係?
そう、一人になってようやく考える余裕が生まれてきた。
果たしてこれだけの人間を殺してメリットがある奴なんているのだろうか?

クラスメイトの何人かは殺される理由は腐るほど思いつく。
しかしそれらを同時にやってしまうと話は変わる。
いくらなんでも無茶苦茶過ぎる。


407 :誤算 ◆zmHe3wMKNg :2009/05/07(木) 00:35:39 ID:x94Btn9n
そこまで考えた時、カサリと草群を踏む音を聞こえ、
そこに人が立っているのが見えた。

「「動くな!!」」

慌てて銃を構えた内木と向き合っていたのは、
同じようなポーズで消火器のホースを構えた楠森昭哉だった。

「…なんだそりゃ?」
「おっと、消火器を馬鹿にしてはいけませんよ。液が目に入ればしばらく行動不可能でしょうからね。」
「でも、殺せないよな?」
「頭をガツンとやれば一発で昇天しますよ?」
「…そうか。」

内木は銃をポケットに仕舞い、両手を挙げた。

「悪い。まいった。そいつを下してくれ。」
「内木さん?」
「あー、とりあえず殺し合いには乗ってないんだろ?楠森。」
「…まぁ、そうですけどね…。」

そう言って楠森は消火器を下した。良く見ると走っていたのか、かなり疲労しているようにみえる。

「何かあったのか?」
「映画館で…ほのかさんが間さんに襲われてたんですよ。で、勇気を振り絞って助けようとしたのです。
 ところが二人とも建物を飛び出してしまったので僕も勢い余って追撃したのですが…。」
「…悪い、倉沢にも間にも遭ってないや。」
「えぇ、そうですよ!道に迷ったんですよ!倉沢さんを見失ったんですよ!
 間さんが見つからなかったんですよ!滑稽ですよね!笑っていいですよ!」
「笑わねーよ。でもいいやつだったんだな、本ばっか読んでていい印象なかったけど見なおしたよ、楠森。」
「…すみませんね。実は僕もあなたを警戒していましたよ。内木さん。」
「…まぁしゃーないだろうけどな。で、どうする?手伝おうか?二人を捜すの?」
「そう言っていただけるのは嬉しいのですが…すみません、今どの位置に居るか判りますか?」
「あーそうだな…さっきまでいたのがG-5の山道だったから今はF-5かF-4の森かな?」
「…………ならば優先すべきは…………。」
「ん?」

楠森は、ポケットの中からF-4と書かれたカードキーを取り出した。

「これが僕の支給品。内木さん、ここで遭ったのも何かの縁です。
 この辺りに何か怪しいものがないか探していただけませんか?」
 

408 :誤算 ◆zmHe3wMKNg :2009/05/07(木) 00:39:23 ID:x94Btn9n
◆ ◆ ◆


それはコンマ0.5秒にも満たない一瞬の出来事だった。

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」

常識的に考えられない速度で卜部の元へ走ってきた二階堂永遠が、
若狭の腕を斧ごと?ぎ取って粉々に破壊したのは。
辺り一面に血飛沫が舞い、蹲る若狭を二人は見下ろしていた。

「……大丈夫?」
「あーあー。ねぇ、少し位手加減したらぁ?いくら痛みを感じないからってさ。」

死体でできた二階堂の体は筋力の限界を解除し人間とかけ離れた腕力を発揮することもできるらしいが、
同時に肉体も耐えきれずに粉砕される。若狭の腕を破壊した二階堂の右腕はぐしゃぐしゃに潰れ、
あちこちから骨が飛び出ていた。

「……右腕はスペアがいっぱいあるから……別に問題ない。」
「ふーん。ま、やっぱアンタは裏で作業してる方があってるてことじゃない?」
「この…化け物め…。」
「とても的確な表現ね。」

普段通りの機械的な声でそう言い放った。
うなだれる若狭は憎悪に満ちた目で二人を睨む。

「お前……ら……こんなことして……ただ……で……済むと思ってるのか……?」
「おやおや、随分な口のきき方ねぇ。」

卜部悠は、両手を広げ、倒れる男を見下す。

「私がアナタ達のプログラムを引き継いであげたんだから、
 感謝くらいしなさいよね。――――――――――――”担当教官”さん。」

絶望的な表情で、しかし少しだけ若狭はニヤリと不敵な笑みを浮かべていた。

(……伝わってると……いいのだがね……楠森昭哉……くくくっ。)


409 :創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 00:39:34 ID:QsUtBWlF
支援

410 :誤算 ◆zmHe3wMKNg :2009/05/07(木) 00:47:47 ID:x94Btn9n
◆ ◆ ◆

「おい、見つかったぞ。」

内木の元に駆けつけた楠森が見たのはマンホール状の扉だった。
真夜中では暗くて見つからなかっただろう。

「……中に、なにがあると思う?」
「さぁ?ただ、このままゲームを続けるよりはマシなことが起こるといいのですがね。」

意を決し、二人は扉をこじ開けた。


【F-4 森/一日目・午前】
【男子二十二番:内木聡右】
【1:俺(たち) 2:アンタ(たち) 3:あの人、奴(ら)、○○(名前呼び捨て)】
[状態]:健康、心が揺れている
[装備]:コルト・パイソン(6/6)
[道具]:支給品一式、予備弾(18/18)
[思考・状況]
基本思考:喜佳と合流したい。仲間を集めてゲームを潰す
0:楠森と共にF-4の地下室を調べる
1:戦いを極力避ける、ゲームに乗る気はない。
2:助けを求める生徒は見捨てない(だからと言って油断もしない)
3:襲ってくる者は退ける(殺しはしない)
4:内心では吉良が改心してくれて、生き残ることを望んでいる
5;由佳、英人、吉良を警戒
[備考欄]
※喜佳がもしもゲームに乗っていたら、どうするかまだ決めていません(死ぬことはないだろうとは思っていますが、それでも心配です)
※喜佳が銃を扱える事実は聡右以外は知りません
※玉堤英人は吉良邑子、間由佳を利用し、人を殺させていると思い込んでいます
※エルフィがパニックを起こした責任が自分にあると思って、追うのを躊躇ってしまいました

【男子十一番:楠森昭哉】
【1:俺(達) 2:あなた(達) 3:彼(彼女)(達)、名字(さん)】
[状態]:怒り、激しい憎悪、裏切られた悲しみ
[装備]:消化器
[道具]:カードキー、本(BR)、工具箱(ハンマー、ドライバー、スパナ、釘)、
    木の枝、支給品一式
[思考・状況]
 基本思考: 若狭吉雄を許さない(具体的にどうするかは決めていない)
0: F-4の地下室を調べる
1:倉沢ほのかは保留
2:内木聡右を少し警戒
3:海野裕也が少し心配
[備考欄]
※今回のイベントが本の内容をなぞったものだと考えています
※自分では冷静なつもりですが、その実かなり危ない状態です
※卜部悠、テトが主催者側に居ると確信しました
※内木聡右を以前よりは信用しています

411 : ◆zmHe3wMKNg :2009/05/07(木) 00:49:08 ID:x94Btn9n
終了。

412 :創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 07:00:45 ID:19xtfoyC
投下乙です。
楠森と聡右が核心を突いたみたいですが、これからどうなるんでしょうかね

413 :創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 12:44:49 ID:IXnKm21Z
投下乙です。
今回は重要な設定が次々と明かされましたね。
「担当教官」等、世界観に関わってくる部分もあるようなので、
これまでの話との間で矛盾しないか、少し時間とって調べてみます。

414 : ◆YGvZTkqXsE :2009/05/08(金) 19:05:58 ID:rN+UCHcJ
入った
ttp://www2.dochat.net/10/chat/

415 : ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 00:08:21 ID:3dP3e5uk
投下します

416 :DOUBT ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 00:13:57 ID:3dP3e5uk
コイントスと言う行為を、何か神聖な行為と位置付けている者は、決して少なくはない。

そして白崎篠一郎は、長谷川沙羅の問いかけに、どう答えるかを悩んだ。
彼女は銃を持っているし、自分の銃はデイパックの中。
自分はそこまで器用ではない。
確実にもたつき、撃ち負けるだろう。

「こう言うときにこそ、ですね」

「変な動きをしないで。何か変なことしたら撃つわよ」
「そう構えないでくださいよ。中に自販機があるからコーヒーを買うだけです」

「ですが……コーヒーを飲む前の余興と言っては難ですが…………賭けませんか? このコインに」

白崎の掌の上には、一枚の百円玉。
それ自体には何の変哲もないコインだ。

「何を賭けろって言うの?」

沙羅は、一時的に銃を下し、未だ警戒の視線を曇らせず白崎を見つめる。

「僕が表を出したらこのお金でジュースを奢ります。ですがもし、裏が出たなら」
「長谷川さんの下着を見せてください」
「……ハァ!?」

思わず気の抜けた声を上げてしまった。

「何言ってるの? アナタ馬鹿?」

羞恥心はなかった。
もともと白崎篠一郎を含めたクラス中の男子を男性として見ていなかったからかもしれないが、セクハラまがいの言葉も、ただの狂言にすら聞こえる。

「簡単な事です。もし負けたとしても、スカートを捲るだけで済むんですから」

「だからって普通こんなことしないでしょ。やっぱりおかしいわよ白崎君」
「おかしいのは長谷川さんの方ですよ。何でこの状況下でそのポーカーフェイスを貫徹できるのですか?」

沙羅は答えられなかった。

「それとこれとは関係な…」
「そうですよ。またそうやって話をそらす」
「またって……あなたは私の何を知ってるの」
「知りません? 全く知りませんよ。ですがさっきの倉沢さんの言動から大体予想はつく」

「あなたは彼女に疑われている。利用するんなら利用するだけ利用して切り捨てるべきですよ」
「どうせアナタはクラスメイトから信頼を勝ち取ってはいない。こんなにも信頼がモノを言うゲームの中に放り込まれたアナタは、本当に不幸だ。アカの他人に囲まれて…」
「黙って」

沙羅は、白崎の言葉に紛れもない憤りを抱いていた。
だが、いつもと同じだ。声を荒げられない。
羞恥心からではない。沁みついて、性格そのものと化してしまったそれ。

「冷静ですね。怖いぐらいに冷静だ。その仮面の下は一体どうなってるんでしょうね」
「黙って」

「本当に強情な方ですね。その仮面はどうやったら外れるんですか?顔を剥がないと無理なんでしょうか……」
「黙れ!!」

417 :DOUBT ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 00:14:40 ID:3dP3e5uk
叫ぶ事自体が、何十年かぶりだった。
もともと内向的な性格で、友達ができず、結果趣味に走り感情育成を怠った。
ひょっとしたら、真に無垢な時にしか、豊かな表情を表に出した事がなかったのかも……

「いい顔じゃないですか。長谷川さん。その顔の方が可愛いですよ?」
「煽ててるつもりなの?」


沙羅の、あの表情は、一瞬のものであったがそれを白崎篠一郎は知っている。
ひょっとしたら、彼だけかもしれない。宝物のような表情。

「賭けは……また今度にしましょう。とりあえずジュースは奢ります。何がいいですか?」
「…………」
「黙っていては分かりませんよ。お任せと見なしますがいいですか?」

そう言って白崎篠一郎は、映画館の中へと姿を消して行った。


――

自分は、決して悲しみを抱いていないわけではない。
ラトは勿論、仲販遥や麻倉美意子。
いずれも自分を、通常のクラスメイトと変わりなく接してくれた友人だ。
朽樹良子や、鬼崎喜佳も名前を呼ばれる事はなかったが、死んでいないかどうか心配で気が気ではない。
だが、その焦燥も表に現れ出でることはない。

何度この性格を呪っただろう。
自分から友達を作るチャンスを奪い続けたこの性格を。

「100円自販機もまだ実在したんですね」

最近地方に行かないとあまり見かけない100円自販機を珍しく思いつつ、白崎は先ほど賭けに用いる予定だった100円を投入する。
そうして購入するのはオレンジジュース。

出てきたジュースを手に取ると、そのまま白崎は入り口に戻る。

「オレンジジュースでよかったですか?」
「別に頼んでなんて…」

「まあいいんです。では、賭けをもう一度やりませんか?」
「私に何を賭けろって言うの? ほしくもないオレンジジュースを求めて?」

「違いますよ? アナタはゲームを潰したいんでしょう?」

沙羅の表情が、今一度固く強張る。

「どう言うこと?」

「賭けに僕が勝てば。僕は長谷川さんのオレンジジュースを貰う。そして長谷川さんが勝てば」

「僕を利用する権利を得る」


418 :DOUBT ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 00:18:40 ID:3dP3e5uk
「悪いけど私はアナタと行動を共にしたくない」

「ええ。僕は長谷川さんを煽りに煽ったし、おまけにセクハラ紛いの言葉を吐いた」

「ですが長谷川さん。考えても見てください。この島には明らかに不自然なところがあるでしょう?」


「どうして、人が利用することを想定した施設がこんなにも多いんでしょうかね?」

沙羅も、その言葉には妙に納得を抱いた。
そもそもこの島は無人島だ。
そのはずなのに民家がいくつも立ち並んでいたり、そもそも映画館なんて物が何であるんだ?
民家が廃屋で、この映画館が機能していないならば分かる。
だが、沙羅が見た限りでは民家は真新しい(彼女は直接中を見たわけではないが)上に、この映画館もまた然りだ

「………確かにそうね」
「そうでしょう? 特にこの映画館………パンフレットやポップコーンを売っている場所もある。もちろんチケット売り場もそうですし」

「人がいれば……すぐにでも機能できるような真新しさ…」
「そうです。まるで、シールのように貼り付けたような…………」

「じゃあ白崎君。このゲームの主催者はそれだけのことを為し得る財力と権力を持っているということ?」
「かもしれませんね。少なくとも若狭先生一人だけではないでしょう。ひょっとしたら彼はただの傀儡なのかも…………」

「……」

ラトの命を奪った若狭が傀儡であるとは信じられなかった。
だが、彼の今際の言葉。アレが妙だった。
主催は若狭だけであるというのは、確かにあまり信憑性を帯びないかもしれない。
裏がある。
だとしてもスイッチを押したのは若狭だ。もしも彼が本当に傀儡だとしても許せはしない。
真犯人がいるとしたら、そいつにも償ってほしいが…

「まあいいでしょう。とりあえず一つだけ提案させていただきますと………この映画館の中を調べてみませんか?」

「何かがあるのかも知れません」

沙羅の心も揺れる。
白崎の言葉は、決して理に叶わぬ妄言ではないからだ。
この場に置いては常識的な思考こそが理に叶わないのかも知れない。
それくらい突飛な思考の方が、理に叶っているかも知れない。

「悪いわね白崎君。少しだけ時間をくれるかしら」

そう言って沙羅は、徐にスカートのポケットから財布を取り出し、そこから500円を取り出した。

「コイントスですか?」

「ちょっと退いてくれるかしら。白崎君」

沙羅は、それだけ言うとその500円玉を上空に放り投げた。
そのフォームは明らかにコイントスのそれとは違う。文字通り放り投げると言う行為だ。


419 :DOUBT ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 00:19:39 ID:3dP3e5uk
「悪いけど私はアナタと行動を共にしたくない」

「ええ。僕は長谷川さんを煽りに煽ったし、おまけにセクハラ紛いの言葉を吐いた」

「ですが長谷川さん。考えても見てください。この島には明らかに不自然なところがあるでしょう?」


「どうして、人が利用することを想定した施設がこんなにも多いんでしょうかね?」

沙羅も、その言葉には妙に納得を抱いた。
そもそもこの島は無人島だ。
そのはずなのに民家がいくつも立ち並んでいたり、そもそも映画館なんて物が何であるんだ?
民家が廃屋で、この映画館が機能していないならば分かる。
だが、沙羅が見た限りでは民家は真新しい(彼女は直接中を見たわけではないが)上に、この映画館もまた然りだ

「………確かにそうね」
「そうでしょう? 特にこの映画館………パンフレットやポップコーンを売っている場所もある。もちろんチケット売り場もそうですし」

「人がいれば……すぐにでも機能できるような真新しさ…」
「そうです。まるで、シールのように貼り付けたような…………」

「じゃあ白崎君。このゲームの主催者はそれだけのことを為し得る財力と権力を持っているということ?」
「かもしれませんね。少なくとも若狭先生一人だけではないでしょう。ひょっとしたら彼はただの傀儡なのかも…………」

「……」

ラトの命を奪った若狭が傀儡であるとは信じられなかった。
だが、彼の今際の言葉。アレが妙だった。
主催は若狭だけであるというのは、確かにあまり信憑性を帯びないかもしれない。
裏がある。
だとしてもスイッチを押したのは若狭だ。もしも彼が本当に傀儡だとしても許せはしない。
真犯人がいるとしたら、そいつにも償ってほしいが…

「まあいいでしょう。とりあえず一つだけ提案させていただきますと………この映画館の中を調べてみませんか?」

「何かがあるのかも知れません」

沙羅の心も揺れる。
白崎の言葉は、決して理に叶わぬ妄言ではないからだ。
この場に置いては常識的な思考こそが理に叶わないのかも知れない。
それくらい突飛な思考の方が、理に叶っているかも知れない。

「悪いわね白崎君。少しだけ時間をくれるかしら」

そう言って沙羅は、徐にスカートのポケットから財布を取り出し、そこから500円を取り出した。

「コイントスですか?」

「ちょっと退いてくれるかしら。白崎君」

沙羅は、それだけ言うとその500円玉を上空に放り投げた。
そのフォームは明らかにコイントスのそれとは違う。文字通り放り投げると言う行為だ。

420 :DOUBT ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 00:21:30 ID:3dP3e5uk
それは、空高く放り投げると言ったほうがよかった。
コイントスとは程遠い粗雑なフォーム
白崎には、目視だけでは長谷川沙羅の意図は掴めない。
これから何が起きるのか…

と、ここで長谷川沙羅は少しだけしゃがみ、右手を眉間に添えて陽を遮った状態で、上空に銃を向けた。
その瞬間彼女の銃“ベレッタM92”は火を吹く。

間もなくして金属音が木霊する。

500円玉だ。銃弾が命中し、模様が半分ほど消し飛んでいる。

別の場所で何かが(恐らく銃弾だろう)何かに当たったような音がしたあとで、沙羅はその500円玉を拾い、出た目の裏面に目を通す。

「裏…………ね。仕方ないから探索をしましょうか」

「…………言葉も出ませんね」

白崎は、呆気に取られたような表情で沙羅を見つめる。
そうして、あの時彼女を襲撃しようなんて気を起こさなかった自分を、心から褒め称えた。

あんな離れ業を先ほど見せつけられた白崎は、沙羅と共に映画館の内部を調べに入った。(何故あんな芸当ができるのかは、おっかなくて聞けないが)
さっきいった待合室も改めて調べたが、変わったものを見つけ出すことはできなかった。

「ねえ白崎君さ」

「あなた確か暮員さんと付き合ってたわよね?」

長谷川沙羅は、棚の中から取り出した書類などを近くのデスクにまとめて置いた。
その行動の合い間の軽い質問だ。

「いえ? 彼女は親友です」

白崎は静かにそう答える。当たり前のように

「でも付き合ってるってクラス中で……」

「それはあり得ません。僕が彼女と吊り合うはずがないんですから」

「彼女は師であり、友であり、そして僕にとっての高嶺の花なんですよ」

その言葉からは、悲愴感がただただ漂っていた。

421 :DOUBT ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 00:22:49 ID:3dP3e5uk
「すいません。少々気が動転しま……してしまいました」

白崎の焦りが、沙羅にはすぐ分かった。
ゆっくりとした喋り口調だったが、彼は舌を噛んだ。
白崎篠一郎は、まず確実に暮員未幸のことが好きだろう。
だけど、決して手を伸ばそうとはしないハナから諦めているような…そんな感じだ。

恋をした事がない沙羅にも、それくらいのことは分かる。
けれども彼が心の深部で抱く苦悩は、決して彼女には分からない。

「…………三階にも行ってみましょうか」

沙羅は無言でそれを承諾した。部屋を出て螺旋状の階段を上ると、ドアが開け放たれてフィルムなどが乱雑に散乱した映写室がそこにあった。

「誰かが……随分前にも来てたようですね?」
「そうみたいね」

やや気まずい空気が、その場にまどろんでいた。
その後の会話はなく、沙羅は散乱したフィルムや資料なんかを拾い集め始めた。

白崎も、部屋の奥に入って同様の行為を行う。
そんな折、彼は見つけるのであった。

既に生きてはいない森屋英太と仲販遥が見つけた、卜部悠の企画書。

「あ゙ぁ……」

見つけた瞬間、驚きもしたが沙羅の視線がこちらに向けられていない事を認識すると、その紙束を丸め、ジッパーを少しだけ開けたデイパックの中に突っ込んでおいた。

「………何もないですね。期待はずれだ」

そして白崎は、何事もなかったかのように沙羅にそう話しかけた。



長谷川沙羅が、飽く迄可能性として抱いていた一つの疑心は、少しだけ現実味を帯びてくる。
クラスメイトを疑うことは、できればしたくはないのだが、分校にいた時点で、あの場にいなかった3人のうちの誰かが、果たして50人近くの人間をここに気付かれることなく運べるだろうか?

暮員未幸。

大財閥の娘と言うから、必要な“財力”と“権力”は、確実に満たしているだろう。
そうなると…………この白崎篠一郎。


まさかとは思うが……

いや、飽く迄可能性だ。
今は少しでも、彼らを信じていたい。
だが…


422 :DOUBT ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 00:23:57 ID:3dP3e5uk
【E‐5 映画館の中/一日目・午前】
【女子二十四番:長谷川沙羅】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:○○さん、○○くん(達)】
[状態]:良好
[装備]:ベレッタM92(13+1/15)
[道具]:支給品一式、予備マガジン×3
[思考・状況]
基本思考:みんなを助ける、ラトの仇をとる
0:白崎篠一郎と共に映画館を探る
1:だが信用はしない
2:ほのかの事は半分諦め気味
※日向有人がゲームに乗っているかもしれないと強い不信感を抱いています
※暮員未幸が主催関係者ではないのかと疑っています
※白崎篠一郎が何者かということも、疑っています

【男子十五番:白崎篠一郎(しらさき-じょういちろう)】
【1:僕(ら) 2:貴方(たち) 3:○○(名字さん付け)】
[状態]:右肩に裂傷(応急処置済み)、沙羅にやや不満
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、予備用38スペシャル弾(42/42) 、ボウイナイフ、S&W M10(2/6)、縫い針、卜部悠の企画書
[思考・状況]
基本思考:スタンスをコロコロ変える (現在のスタンスは不明)
0:長谷川沙羅と行動を共にする
1:暮員さんに会いたい。
2:由佳は……どこへ行ったんだ? まあいいが
※企画書を回収したことを沙羅に明かしていません
※黒幕が卜部、二階堂、テトであると認識しました


423 : ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 00:25:07 ID:3dP3e5uk
投下終了です

424 :創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 01:28:46 ID:auBNG1tE
投下乙
コイントスをテーマに只者ではない二人が交錯する。でも二人にも時折年頃の学生らしい一面が。
主催者に対する考察に入る組がちらほら出てきましたね。

425 : ◆hhzYiwxC1. :2009/05/09(土) 10:23:43 ID:3dP3e5uk
内木聡右、楠森昭哉、ケトルで予約します

426 :創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 23:57:46 ID:XjxYIvS3
もし暮員が死んだら白崎にも相当影響出るだろうな……

427 :創る名無しに見る名無し:2009/05/11(月) 01:25:21 ID:gWyp6RNp
今回の予約分がすべて投下されて貝町達の安否の確認ができたら
とりあえず第二回放送までに必要な分のSSは揃うな

428 :創る名無しに見る名無し:2009/05/11(月) 01:32:40 ID:gWyp6RNp
おっと

朝方:6〜8 午前:8〜10 昼:10〜12

第二回放送

だったから、全員後1ターンは動けるのか

429 :創る名無しに見る名無し:2009/05/11(月) 13:02:35 ID:xuKgnLe2
書き手のみなさん。忙しいでしょうが、経過報告などをしていただくとうれしいです

430 :創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 01:11:06 ID:dhpqnUpu
卜部「うが〜!」
テト「吠えても仕方ないわ…。」

431 :創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 23:15:56 ID:d6qESP93
甜菜

各ロワ月報 3/16-5/15

ロワ/話数(前期比)/生存者(前期比)/生存率(前期比)

ニコβ   164話(+59)  41/70 (-13) 58.6 (-18.6)
東方.     48話(+25)  40/54 (- 8) 74.1 (-14.8)
ラノオルタR  49話(+18)  56/60 (- 2) 93.3 (- 3.3)
自作.    63話(+18) 22/50 (-12) 44.0 (-24.0)
マルチ.  132話(+17) 39/65 (- 6) 60.0 (- 9.2)
ksk.     170話(+17) 30/48 (- 3) 62.5 (- 6.3)
ロボ     147話(+16) 12/50 (- 6) 24.0 (-12.0)

432 :創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 00:11:41 ID:PRGacdzc
地味に今回もトップ5に入ってるな
ここが成功例の一つとして語り継がれる日も近いか…!

433 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 21:57:37 ID:coVqL+ym
諸事情につき、鳥が変わりました。

そして予約期限をオーバーしましたが投下します

434 :脆い、いのち ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 22:00:10 ID:coVqL+ym
扉の中に足を踏み入れた内木聡右と楠森昭哉の目に、まず入ったのは地下へと通じるやけに長細い階段だった。
二人はデイパックから懐中電灯を取り出し、

「随分暗ェな…」

聡右は足元を懐中電灯で照らしながらそう溢す。

「結局カードキーを使うことはなかったですが……」

少しの間、その階段を下って行くと、昭哉は何か、それまでとは違うような感じを覚えた。

「ここはどこですかね? 随分と広がったところに出ましたが」

昭哉が懐中電灯で辺りを照らす。ところどころ何かの紋様が彫り込まれている。
何かの遺跡か、祭壇だろうか?

そう思っていると突然声が響く。
聡右のものではない“美麗”と表すことが最も適当なその声。

「はあい? 元気してるかしら二人とも」


約半日ぶりに聞く声だろうか?
そこには顔だけを懐中電灯で照らし、まるで招かれざる客二人を迎え入れるようにおどけるそれは、二人のクラスメイトのテトその人であった。


「…………」

昭哉は知っている。
無線で繋がった先にいた卜部悠が溢した言葉の端に、さも彼女テトが加担していると取られてもおかしくないような言葉を。

「何だテトか……まあ吉良よりは安全だろうな」

その言葉を知りえない内木聡右はテトのもとへと歩み寄ろうとする。
だが、昭哉はそれを止める。

「内木さん。あの女には近づかない方がいい」

「……はぁ? どうしてだ楠森…」

「テトさん。一つだけ質問をしたいんですがよろしいですね?」
「何? 私へ向ける質問っていうのは」

テトの口調は、いつも通りの明るい物だった。
だが、少し考えればそれが不自然であることも認識できる。
修学旅行の数日前まで不登校だった…………しかも友人だったラトを亡くしたと言うのに。


435 :脆い、いのち ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 22:01:58 ID:coVqL+ym
「あの場にいなかったから。」乃至「知らなかったから。」そう通すことは少なくともこの楠森昭哉の前では不可能な話だ。

「一つ目です…………あなたはこのゲームを卜部さんや若狭先生と共に計画した………イエスかノーでお答えください」

内心で、昭哉の心は憤怒の炎で燃え盛っていた。
若狭は、自分を裏切りっただけでなく、クラスメイトの命をいくつも奪っている。
それがどうしようもなく憎い。

それだけが、このゲームに於ける楠森昭哉唯一の原動力。

「そうよ」

「え? オイそれって……」

聡右は当然驚きを隠せないようだった。

「では若狭さんがあなたたちを操っていたんですか?」

「一つだけって言ったよね? 楠森君」

テトの口調が一変した。
その瞬間昭哉、聡右の両名が驚愕するよりも先に、彼女から発せられる威圧感の前に膝を突いた。

何が起こったのかは彼らにはまったく理解できない。
逃れようにも、足が動かずそれができはしない。

「ねえ楠森君。あなたは若狭先生を疑ってたんだよね? 彼こそがこの場に於ける“悪”だって」

「…それはどういう意味ですか?」

妙だった。
そこまで深く自分は言っていない。なのになぜ分かるんだ?

「なぜ分かるかって? それはね…………」

「!!?」

突然、流れ込んでくる。
テトが、太田らに凌辱される場面が延々と、その瞬間楠森昭哉は、頭を抱えて声にならない叫びを上げる。
地面に落ちた懐中電灯が、音を立てて壊れ、彼の周りから明かりが消えた。

「楠森! 大丈夫か楠森!」

聡右の声も、昭哉には聞こえない。

「テト…! てめえ何をした!!」

とっさに聡右は銃をテトに向ける。

「あら内木君。あなた銃なんて扱えるの?」
「黙れ! 何したかって聞いてんだよ!」
「……まあどっちかと言うと能力の副作用なんだけどね…」
「内木君も味わってみる? あなたの心はハッキリ言って覗きたくないから……」

前触れもなくその場の電気が点灯される。


436 :脆い、いのち ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 22:02:48 ID:coVqL+ym
そこはまるで地獄絵図を分かりやすく体現したような場所だった。

そこは祭壇。松明が燃え盛り、一瞬地上かと見まごうほどの光が辺りに立ち込める。
そしてそこには、狂気と言う名の地獄が、ただただ広がっていた。

「何だこれ………血…」

祭壇の頂上には、首のないままのラトの死体が、十字架に吊るされていた。
そして彼の周りには、血で書き記された文字。
ラトへの愛を綴り続けた。おぞまし過ぎる狂気。

愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してるアイシテルアイシテルアイシテル……

それが、血の文字が、壁一面にびっしりと。

「これで分かった? ……って」
「こんなんで戻しちゃうの?」

否、戻さない方がおかしかった。
この状況は、ひたすらに異常でしかない。


――


やるせなさと開放感を同時に抱いたままケトルは何かを抱いたまま真っ直ぐ何かに引き付けられるように“そこ”に向かっていた。

「そうだ……あの…あの声は間違いなく……」


間違いなくテトだ。

テト……自分の事を騎士と称してくれた。
きっと彼女は悲しみに暮れているだろう。

「僕は騎士なんだ……彼女の騎士…彼女を護らないと……」

森の中、そこに場違いなままに佇むドアに対し、ケトルは一切の疑問を抱くことなくその中に足を踏み入れた。


437 :脆い、いのち ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 22:04:11 ID:coVqL+ym
「い……今のは…全て真実ですか?」

昭哉の叫びがやんだ。
そして冷静に彼は、テトに聞き返す。

「本当に決まってるわ? 彼らは確かに私を…」

「そうじゃない!」

叫び。
それは紛れもなく楠森昭哉の叫び。
今まで淡く火をちらつかせていた怒りは、ここにきて一気に燃え盛る。

「若狭先生は……結局どうなんですか……僕はそれを知りたい…」

「どうって……“今のあなた”と同じよ?」

「まるで“道化”よ。私たちのね」


その一言で、昭哉の世界が全て歪む。

「道化………………?」


「じゃあ見せてあげるわ。ちょうど全て終わってるころだろうし…」

次の瞬間、突然祭壇の中に巨大なスクリーンが現れた。
何かが映っている。そこには何かが。
楠森昭哉にとってはただただ酷でしかないそれ。

「二階堂さーん! いいわよ。殺っちゃってー」

そこには若狭吉雄と二階堂永遠、卜部悠の姿があった。
若狭は吊るされている。両腕はすでに原形をとどめていない。
その両脇で卜部、二階堂の両名が若狭に銃を向けている。

そして、間もなく二発の銃声が響き渡り、若狭は倒れた。

「うわっ汚ッ……永遠私ちょっとシャワー浴びてくる。」

「いいわよ……どうぞ」

昭哉には納得できない。
どうしてこんなに人の命を簡単に弄べるんだ?
自分があれだけ憎悪していた人物が、ほんの数秒。たったそれだけで簡単に死んだ。
虚無感が到来するよりも先に、昭哉の怒りは再燃する。

「テトさん…………何であなたたちは……」

「何であなたたちはこんなゲームを…!」

昭哉の怒号は、途中で止まった。腹に何かが刺さっている。
それは……サーベル。

「やったっ! 当たったよ…!」

聡右が咄嗟に背後に目をやると、そこにはケトルがいた。


438 :脆い、いのち ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 22:05:15 ID:coVqL+ym
ケトルのコントロール能力と腕力に、多少の疑問を抱きもしたが、確かに……不自然ながらもサーベルは昭哉の腹にきれいに刺さった。

「…………御苦労さま。私の騎士ケトル」

「やっぱり君だったんだね……テト…ようやく会えた…そして君の役に立てたよ…!」

ケトルはまるで燦然と輝くような宝石を見つめるような視線で、テトを見つめる。
だが、テトは違った。

先に倒れて動けないでいる昭哉の腹から両手でサーベルを抜き取ると、そのサーベルを重そうに引き摺りながらケトルのもとへと向かう。

昭哉は、かろうじて息があるようだった。
だが、聡右は動けない。
サーベルのような軽い剣を持つ事さえままならない少女が、恐ろしくて仕方がない。
昭哉の周りが血に染まっているのに、助けに行けない。

「あなたは動かないでね? 動いたら斬り殺すわよ」

たったその一言だけで、聡右の脚は動きを止める。
銃を構える事さえままならない状況。
ひたすらに情けない。
そうして、テトは、悠々と聡右のすぐ近くを横切る。

「厳密に言うとね。ケトル。アナタは私の役には全く立ってないわ」

「え?」


次の瞬間テトは、サーベルを振るってケトルの両腕を刎ね飛ばしていた。

「あ゙ぁあああああ!! 痛い……な…なにするのさテトぉおおお」

「気安く呼ばないでくれないかしら? アニメオタクのケトル君」

「そんなアナタが剣を投擲して……10m以上先にいる楠森君に当てることなんてできるわけないでしょ? “私の助力”なしじゃ」

ケトルには心当たりがあった。
この地下室に入る前から妙に力が漲っていた。精神だけではなく…………

「ひょっとして……僕はあの時テトと一つに…」

テトが再び剣を振るう。
次の瞬間ケトルの首は刎ね飛ばされ、首と同時に切り裂かれた首輪が、ケトルの首の断面と、地面に落ちた顔を破裂させた。

「気色の悪い事言わないでくれるかしら?」


439 :脆い、いのち ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 22:09:31 ID:coVqL+ym
ケトルの死体には目もくれることなく、テトは聡右と昭哉を完全にスルーして祭壇の頂上へと向かう。
「ちょっと遊び過ぎたわね……二階堂さんの機嫌を損ねたらヤバいかも……」

テトは祭壇の頂上に置いてある死体袋のような2mほどの大きさの袋を担ぎ、聡右と昭哉の方へと振り返る。
かと思うと、一瞬にして昭哉との距離を詰める。
そしてしゃがみ込み、彼の手を開かせて奪う。
一枚のカードキーをだ。非常に手際のよい様を聡右に見せつけながらカードキー奪った。

「これは貰って行くわよ? まあどうせあなたは助からないだろうからNoと答えても貰うけど」

テトはそれだけ言うと、サーベルを地面に投げ捨てその場から立ち去ろうとした。

「待ってください……」

だが、それは阻まれる。
もはや虫の息となっている楠森昭哉が、彼女の左足を掴んで放そうとはしない。

「最後に…………もう一つ質問です…」

「若狭……先…生は……僕を裏切ってなかったんですか………?」
「もし……そうだとした………ら…………僕はまるで…道化じゃあ…………」


「あーもう鬱陶しいなー」


テトは一度、昭哉を虫けらを見るような目付きで見返し、そしてスカートのポケットから何かのスイッチのようなものを取り出し、それを押した。

そして、まるで朝靄のように消えた。


聡右が我が目を疑っているうちに、彼は耳にした、頭上が震えるような感じ。

そして、その予兆はすぐに訪れる。

それは何か?
落ちてきたのだ。大きな天上の石材が。


440 :脆い、いのち ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 22:12:00 ID:coVqL+ym
その石材が、楠森昭哉に降り立ってきたのは、テトが消え去ってすぐあとのことだった。
1mほどの厚さのある、かなり大きな角材。
それが昭哉の体を覆い隠したのだ。
より厳密に言えば、潰したのだ。死体は見えないが、即死でほぼ間違いないだろう。生きていると逆におかしい。
この場にある死体は、二つ。しかも二つとも原形を留めていない。
聡右が再び嘔吐する瞬間だった。
先の嘔吐で随分喉が痛い分、嘔吐の際にも随分と咳き込む。

「クソ…………クソ! クソ! クソ!! クソ!!!」

自分は何もできなかった。
人の命が圧倒的な力で蹂躙されるのを、見るだけ。
それどころかホッとしている。
自分は無傷だ。嵐が去った後であるにもかかわらず。
どうしようもなく、自分が不甲斐ない。

「……!?」

そんな折、天井から音が響く。

「な…何……」

少しだけ考えて、聡右は理解した。
やはりあの石材…あそこまで厚い石材が天井から刳り抜かれたのだ。
ある程度予想はできる……この祭壇の崩壊の事実が。
気がついて、叫びながら真っ先に階段のある場所へと走った。
走って、走って、ただただ我武者羅に、内木聡右が出口に無事到達するころには、彼は一切の事を考えられないでいた。

「………?!!」

我に帰った時、聡右は扉の前に立っていた。

【F-4 祭壇前/一日目・午前】
【男子二十二番:内木聡右】
【1:俺(たち) 2:アンタ(たち) 3:あの人、奴(ら)、○○(名前呼び捨て)】
[状態]:恐らく健康
[装備]:コルト・パイソン(6/6)
[道具]:支給品一式、予備弾(18/18)
[思考・状況]
基本思考:喜佳と合流したい。仲間を集めてゲームを潰す
0:畜生………チクショウ!
1:戦いを極力避ける、ゲームに乗る気はない。
2:助けを求める生徒は見捨てない(だからと言って油断もしない)
3:襲ってくる者は退ける(殺しはしない)
4:内心では吉良が改心してくれて、生き残ることを望んでいる
5;由佳、英人、吉良を警戒
[備考欄]
※喜佳がもしもゲームに乗っていたら、どうするかまだ決めていません(死ぬことはないだろうとは思っていますが、それでも心配です)
※喜佳が銃を扱える事実は聡右以外は知りません
※玉堤英人は吉良邑子、間由佳を利用し、人を殺させていると思い込んでいます
※主催者がテト、卜部悠、二階堂永遠であることに気付きました

【男子十一番:楠森昭哉 死亡】
【男子十三番:ケトル 死亡】
【残り20人】

※サーベル、M79グレネードランチャー (0/1)、チャフグレネード予備擲弾×4本(BR)、工具箱(ハンマー、ドライバー、スパナ、釘)、木の枝、消火器、並びに支給品入りのデイパックは、全て瓦礫に埋もれました。
※F-4の祭壇は崩壊しましたが、テトはそこにあった死体袋を回収しました。
※テトはカードキーを楠森から奪いました。

441 :脆い、いのち ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 22:13:30 ID:coVqL+ym
「ただいまー」

祭壇から回収した死体袋を担いで、何もない空間から現れたテトを、卜部悠は静かに右手を上げて迎え入れた。

「お疲れさん。テト。あんたもちょっと休みなよ」

テーブルの上に置かれていたコーンチップスを、2〜3枚手に取った卜部は、それをまとめてサルサソースに付け、そのまま口に放り込む。

「ところで卜部さん。二階堂さんにいくつか訊ねたいことがあるんだけど」
「あー今無理だと思うよ? 準備中だしさ……あと、玉堤の左腕とエルフィの右腕は手に入った? エルフィは死んだみたいだけど」

「まだよ。ちょっと移動のし過ぎで疲れたわ……休む」

「あー休む前に見て行きなよ。ちょっとした余興に付き合ってくんないかしら?」

卜部は、もう一枚だけコーンチップスを手に取って齧ると、そのまま椅子から立ち上がり、テトの手を引きながら部屋を出た。


442 :脆い、いのち ◆UMiH4EID6s :2009/05/18(月) 22:14:51 ID:coVqL+ym
卜部とテトが向かった部屋の中には、二階堂永遠が待ち構えていたかのように椅子に座って右腕を取り付ける作業を淡々と行っていた。

「来たのね。テト」

そして、その傍らには、両腕を粉砕された若狭の……死体ではない。
生きている。生きて呼吸をしている。その事にテトは驚く。

「生かしてたの? あの映像ガセだったの?」

「違う」

テトの問いかけに対し、永遠は相変わらず作業を続けながら返す。

「若狭先生には楠森昭哉がガセ映像を観ながら死ぬ姿を見せた。彼は今放心状態。放送は恐らくままならないからどちらにせよ殺す」

「あ・そのことだけどね二階堂さん。私に最初船の倉庫の中身を指定の場所に設置しろって言ったけど一体あの島には何があるの?」

「秘密。エンターテイメント性が薄れる」

「第一あの死体袋だけど、私に回収させる必要なんてなかったよね?」

「はいそこまでー。悪いけどそろそろ若狭を“本当に”処刑するよ?」

卜部悠は、そう言って、銃を懐から取り出す。

「……………最期の言葉はありますか? 若狭先生」

永遠の問いかけに対し、若狭は何かをぼそぼそと呟く。

「聞こえませんね」

「……われろ……」

「呪われろ化け物ぉおお…………」

若狭が残そうとした呪詛の言葉は、卜部が発砲した一発の銃弾により、途中で阻まれる。
しばらくの間、沈黙が続いた。

「放送どうする? 合成音声なら残してるけど」

「私がやる。声には自信があるからね」

「え? 二階堂さんが?」


3人の、場違いなやりとりによって、その沈黙は姿を消した。


※担当教官若狭吉雄は、処刑されました。
※玉堤英人の左腕、エルフィの右腕、死体袋の中身が揃うと、何が起こるかは後の書き手さんに任せます。

443 :創る名無しに見る名無し:2009/05/18(月) 22:17:17 ID:coVqL+ym
投下終了です。
EG氏並びにd6氏の新作心待ちにしております

444 :創る名無しに見る名無し:2009/05/19(火) 01:25:00 ID:Yyf+iCCj
投下乙。
ぬぅ、確信には迫ったがまたもや主催対策の手がかりを失い大ピンチ。
づっつんの義手にも隠された秘密が!?
とうとう残り20人。そろそろ大詰めに入ってきたかな。

445 :創る名無しに見る名無し:2009/05/19(火) 07:30:10 ID:6GWk/xIh
参加者が自力で考察して脱出とか殆ど無理だし
残る希望はメモリーチップと隠し武器か?
全容を知った内木が何かするかも知れないが

446 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/19(火) 08:31:20 ID:6egaGp9n
朱広竜、苗村都月で予約します

447 :創る名無しに見る名無し:2009/05/19(火) 11:59:42 ID:KLcPfaei
展開のための展開じゃないのかこれ……
キャラの(特にテトの)行動に全然理由が伴ってないと思うんだが

448 :創る名無しに見る名無し:2009/05/19(火) 12:43:42 ID:1MrCRLgA
こまけぇこたぁいいんだよ!!

449 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/20(水) 15:17:54 ID:TJ3V7QsK
すいません。指摘がありましたし、出来にはあまり納得していませんでしたので修正します。
先に現行の予約を投下することとなりますがご容赦ください。

450 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/22(金) 23:23:59 ID:spcwFoMP
遅れましたが投下します

451 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/22(金) 23:26:26 ID:spcwFoMP
 今でもそのバングルは家の机の中にしまってある。
 そう、間家の、由佳の部屋に。
 思い出の二つのバングルの片割れ。
 もう一つのバングルはあの日、何処かに消えてしまった。

 玉堤英人が交通事故に遭ったのを聞いたのは、中学二年生の夏の頃だった。
 由佳が病院に駆けつけた時、そこには痛々しい英人の姿が居た。
 失われた左腕。
 包帯だらけの英人。
 傷ついたのは英人だった筈なのに、由佳自身、心に大きな隙間が開いたみたいだった。
 大事に思っていた幼馴染みの英人がこんな目に遭ってしまって、故に由佳にもダメージに通ずる感情が襲いかかったのかも知れない。
 それからしばらくして英人は義手を取り付けた。
 本人はかえって喜んでいるように振る舞ってはいたが、その心の内を考えると、胸が締め付けられるように痛くなって。
 英人よりも由佳がこの心の傷で死にそうになった。
 今では、それも癒えたのだけれど。

 ――前に、フラウと話したことがあった。
 英人自身が、腕を失ったことについてどう思っているか。
 不謹慎のような気もしたけど、由佳とフラウにとってはそれはとても重要な話題だった。
 結論は出なかったが、由佳はそれで自分がどれほど英人のことを思っていたか再確認出来た。

 やっぱり、あたしは英人のことが好きなんだ。
 ずっと昔から。遠い遠い昔から。

 フラウはどうなんだろう、と思ったが、フラウはかえって自分を後押ししてくれているみたいだった。
 あくまで、フラウは英人とは友人のままでいたいような――いや、無理矢理、そうしているかのような。
 由佳はそれを詮索しようとはしなかった。
 もし、フラウまで英人が好きだったら、その日から部活には行きづらくなっちゃうな。そう感じて。
 ――実際は、その事実の発覚を恐れていたのかも知れないけれど。
 そして、事故が起きてから由佳が残されたバングルを身につけることは、それ以来無くなったけど。

452 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/22(金) 23:28:04 ID:spcwFoMP



 当座、そのバングルを再び身につけることが出来るかすら怪しかった。
 白崎篠一郎に飲まされたワインによる異様な酔いの中で、未だに釈然としない気分に襲われている。
 先程倉沢ほのかを逃したことだろうか?
 それとも、同じ時に初めて人を殺したから?
 つまり、焦りか罪悪感のどちらか、ということなのだろうか?
 いや――それとも、別種の恐れのようなものだろうか?
 何故か、このままだと英人が、自分から離れていってしまうような?

 ――何が原因でどうして英人が離れるのか、由佳は分かっていた、つもりだった。
 きっと英人はあたしを嫌うんだろうな。
 でも、このままだと英人もあたしも死んでしまう。
 だからそうなる前に、あたしが英人を助けなきゃならない。
 あの時だって、あたしはただ英人を見てることしか出来なかった。
 でも今は違う。
 あたしはこの事実も理解して、動いている。
 この首輪の効果を知っている。
 英人の身に迫っている危機も分かっている。

 ――助けることが出来る。

 思考の中では由佳は行動理念を完結させていた。
 けれども、頭を回った酔いがその動きを鈍らせる。
 酒なんて普段飲む筈もないのだ。
 それに構わず、由佳は足を動かしているがうまく歩けない。
 足場の感覚も、時間の感覚も遠い地平線の彼方に吸い込まれていく。
「ふにゃぅ」
 また足がもつれた。
 人間の頭とはここまで簡単に狂ってしまうものなのだろうか?
 由佳自身、自分がおかしくなっているのは把握している。
 元からそうであるかのように視界に入ってくる歪んだ世界がそれを象徴しているからだ。
 その歪んだ世界、空気の質量が非常に軽くなった幹に囲まれた森を抜けてコンクリートの草原に出る。

453 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/22(金) 23:30:36 ID:spcwFoMP
 コンクリートを踏みしめながら、周囲を見渡すと壁のようなものに囲まれた建物が見えた。
 由佳は覚束無い歩き方で、しかし確実に前へ進む。
 虹色の空はその道をしっかりと照らし、二重に分身した電柱が道に沿うように佇んでいる。
 誰かが隠れている訳でもなかったが、由佳はしっかりと警戒していた。
 電柱の裏、そして、溝の下まで。
「……!」

 ――居た。
 溝の中、その奧にうごめくものがある。
 黒いその影は突然こちらに飛び出し、そして別の配水管に逃げ出してしまった。
 その直前に、ちろりと細長いぬめりを帯びたゴムのようなものが見えた。
 そう――ネズミだ。
 もちろん由佳はこんな小動物は何とも思っていなかった。
 違う。自分はこんなものを探している訳ではない。
 自分が探しているのは――

 ……今度こそ見つけた。
 由佳は人間の姿を捉えた。
 由佳より十メートルほど先の正門前、そこに座り込んでデイパックの中をいじっているのは少し前に取り逃がした倉沢ほのかだ。
 その脇には、同じく柱に背中を預けて座っている海野裕也(男子四番)の姿もある。
 好都合だった。
 ほのかは柱に身体の半分が隠れるような位置だったが、裕也はちょうど道路側の面に身体を晒している。
 ――勝てる。

「うりゃー!」
 由佳はその場でグロッグを発砲しながら走り出した。
 その銃声に驚いてほのかが道路に飛び出してくる。
 その顔は驚愕に歪んでいた。
 構わず由佳は撃ち続けた。
 その内に裕也の頭が殴られたようにがん、と崩れるように傾き、どさりと倒れる。
「裕也君!」
 ほのかも腕を上げて何かを構えた。
 SF映画に出てくるような形状の銃。
 それを、由佳に構えた。
 しっかりとその冷たい銃口が、由佳に向けられている。
 しかし由佳はそれでも物陰に引こうとはしなかった。
 ――あれはオモチャなのだ。
 あんな形の銃なんて無い。
 オモチャから温かい鉛が飛び出す訳がない。
 事実、銃口を上げたままほのかは慌てた様子でもう片手を使って銃を撫で回している。

454 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/22(金) 23:34:05 ID:spcwFoMP

 何をしているのだろう?
 この状況で頭がおかしくなったのだろうか?
 常識だ。
 そんなオモチャみたいなものじゃ、人は殺せない。
 それに例えこれが本物だったとしても、きっと銃の安全機構のことなどいざ知らず。
 銃は引き金を引けば撃てるものだと、銃器の知識なんて持ち合わせていないほのかはそう考えてしまっていたに違いない。
 そうならばきっと、引き金が動かず焦燥しているのだ。
 自分は知っている。
 かつて、英人が何気なく見ていたネットの画面を覗いていた中で、由佳は銃の知識を確かに身に付けていたのだ。



「死ね!」
 由佳はほのかに銃をポイントした。
 もはや狙撃に十分な距離になった由佳の位置からグロッグの銃口がほのかの頭に向かって伸びていた。
 ほのかの顔が絶望に歪む。
 これから起こる事象――を予測するのは容易だったし、すればそうなるのは当然だった。

 由佳は容赦なく構えたグロッグの引き金を引き絞った。



 ――筈だった。
 かちん、とグロックから間抜けな金属音が放たれる。
 何度指に力を入れても、かちんという音しかしない。
 何故?
「?」
 由佳は充血したその目を見開いた。
 ほんの数秒前に乱射し過ぎたグロッグは弾切れを起こしたのだ!
 グロッグのマガジンを詰め替える為に由佳はすぐさま震える指でグロッグから空になった弾装を取り出した。

455 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/22(金) 23:39:23 ID:spcwFoMP



 全てが遅かった。
 それきりトリガーの下のレバーが僅かに動いていたことは視認出来ないままだったかも知れない。
 そのまま、海野裕也によってかけられていたセイフティレバーが解除されたP−90から至近距離で吐き出された五.七ミリ弾が由佳の制服の繊維が弾けさせ、中身をぐちゃぐちゃに外科手術した。
 由佳はその弾速に全身を持って行かれ、地面に背中を打ち付けた。
 半開きになった口で天を仰いだ。
 打ち付けた時には、自身が恐れていたフラウのことも、愛する英人のことすら思い出す時間もなく、息絶えていた。
 そもそも生きていられる筈がなかった。
 由佳の胸の中心、そこから新鮮な出血がポンプの如く噴き出し始めていた。


 一方的な虐殺としてではなく本物の殺し合いを経験した倉沢ほのかは、その興奮を抑える為に必死になった。

 ――何故、由佳はこちらに突き進んできたのか?
 ほのかは血溜まりが広がりつつある目の前の間由佳の死体を見下ろした。
 どう考えても勝ち目など無かった筈だ。
 それとも――由佳が、それを抜いてでも動いていたというのか?
 一体何のために?

 ――しかし、それを今考えたところで何になると言うのだろう。
 勝ったのだ。なんにせよ。ともかく。
 今は、他に気にすることがあるのだ。
 裕也は無事でいるのか、脚の怪我は深くないのか、まだ近くに他の生徒が居るのか――居るのならば、早々に撃たなければならない。
 自分と裕也が帰るには、他の生徒が邪魔なのだ。
 誰だろうと、容赦は――

456 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/22(金) 23:42:13 ID:spcwFoMP

「倉沢さん! 何をしているの!」
 また、不意に声がする。
「!?」
ほのかは急いでその方向に顔を回した。
 特徴的なポニーテールの女子生徒が、校庭の中、しかし正に正門の前に立っている。
 そんなクラスメートは暮員未幸(女子十四番)しか居ない。

 どうでもよかった。
 ほのかはすぐさまP−90を起こし、未幸目掛けてそれを向ける。
「何をしているのと言っているのよ!」
 未幸が、ほのかのことをまるでおかしい、狂人であるような目付きで見ている。
 普段なら確かにほのかが異常なのかも知れない。
 しかし――ほのかは未幸を呆れた。

 ――何を言っているんですか?
 ほのかは、すぐに返答した。
「えと、暮員さん。これは元々そういうものじゃないですか。殺し合うことが何だなんて、愚問ですよ」
 ――間由佳を倒したことによって、ボロボロの精神同様に幾分感覚が麻痺して
いたのも知れない。
 ほのかは躊躇うことなく、P−90を撃った。
 その時には、未幸は既に裕也が近くに倒れている校門の柱に身を隠していた。

「痛い目見ないと分からないようね」
 素早く未幸は反撃に出た。
 柱から顔と腕を出して、アサルトライフル――AR−15を構えて、撃つ。
 ほのかの隣の電柱に命中して、電柱の破片が散らばる。
 しかし、未幸は顔を露呈している。
 撃てば当たる。
 普通の拳銃なら当てられないかも知れないけど、この銃なら――
 ほのかは引き金を引いた。

 しかしP−90から反応が無い。
 ほのかは息を呑んだ。
 もう一度引く。
 再び、無音。
 まさか、と思った時には、未幸が二発目を放っていた。
 今度は地面のコンクリートが吹き飛んでそこだけ不自然な穴が空く。
 今度はさっきよりも素早く反応した。
 間由佳との戦いに続き、ほのかは攻撃のチャンスを逃してしまったが、反省をしている暇など無い。
 美幸が追撃してこないことを悟ると、ほのかは弾倉が空になったP−90を一旦置いて今度はウィンチェスターM1873を取り出した。

457 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/22(金) 23:44:42 ID:spcwFoMP
 掴んで、すぐに片手で撃った。
 もの凄い勢いで腕がぐんとあがって、腕が攣りかけた刹那、未幸が隠れている
柱の隅を吹き飛ばした。
 ほのかはもう一度、今度は両手でライフルを構える。
 今度はよく狙って――
 ――次は絶対に当てる。
 やらなきゃやられる。
 その時、突然白っぽいものが視界に入ったかと思うと一気に周囲が煙に覆われた。
 煙だった。
 どんどん煙が濃くなっていって、遂には目の前の未幸の姿が見えなくなる。
 ほのかは急いで屈んで、その位置から離れるように動いた。
 未幸は突然の煙の襲撃に躊躇していたのだろうけど、それから何秒かして発砲した。
 ばすっとその弾丸は石壁に当たった、らしかった。

「暮員さん、逃げて!」
 ほのかは顔を上げた。
 サーシャ(女子十六番)の声だ。
 誰にでも優しく接していた、あの猫族の少女。
 とにかく、ほのかはP−90とデイパックを掴んで、マガジンを取り替える。
 歪んだプラモデルみたいにうまく取り外し出来なかったが、しばらくしてなんとか装填出来た。
 これで――ようやく撃てる筈だ。
 ほのかは、つい少し前の煙の中の光を見逃さなかった。
 一度銃口から発せられる火花さえ視認すればある程度の位置がはっきりとする。
 ほのかはP−90を掃射した。
 とにかく、未幸、それかサーシャに当てることが重要だった。
 激しい衝撃の連続と共に、ぱぱぱぱぱ、と弾丸の列が吐き出される。
 しかしほのかが撃っているP−90とは違うタイミングで銃声が続き、ほのかの脚に熱がかすめた。
「くっ」
 ほのかは引き続き、銃を撃ち続けた。
 撃ち終えた時には、再び銃声が聞こえることも無かったが、しかし悲鳴もまた聞こえていなかった。
 ――当たらなかったのか?

458 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/22(金) 23:47:03 ID:spcwFoMP
 煙が薄らいで視界が回復していく中、ほのかはP−90を下げて、電柱に身を潜めた。
 やがて、煙幕が完全に消え去っていく。


 未幸の姿が居なくなっていた。
 何か棒のようなものが二つ転がっていて、そしてものすごい量の血が、そこら中に溜まっていたり飛び散っていた。
 ともかく死体は無かった。――逃げられたのだ。
 追う気にはなれなかった。
 こちらも大分消耗してしまったのだ。
 半ば狂っていても、ほのかはそれを理解していた。
 そして――

 ほのかは、息をつくと倒れている裕也の下に歩みそして再びその右足を持ち上げた。

「……裕也くん、どうしてですか? どうしてあんな人と?」
 何事も無かったかのように、再びうわごとが空に響く。
 もちろん頭に穴を空けた裕也は既に息をしていない。
 しかし間由佳に仕留められる以前に、既にほのかに刺し殺されていたのだ。
 ほのかに引き摺られ続けているその身体、胸からこぼれる血が、赤ペンキをたっぷりと付けた刷毛で強引に塗ったかのような跡を残している。
 保健室から伸びているその跡で、そして未幸はきっとそれに気付いてこちらに来た違いない。

 ほのかの力でも、裕也ほどの小柄な体格なら何とか引き摺るぐらいなら出来た

 背負って運ぶことなど到底出来なかったが、これでちょうどよかった。
 裏切り者の見せしめとしては。
 先に裏切ったのは――紛れも無く裕也なのだ。
 しかも、二度に渡って。
 あの女、北沢樹里とまぐわった挙句、ほのかから樹里を庇ったのだ。
 そこまで裕也を執着させたのは、全て樹里が悪いのかも知れない。
 樹里に従った裕也にも、決して罪が無いとは言い切れないが――
 それでも、ほのかは裕也への愛を捨てた訳では無い。
 今だって愛している。
 そう簡単にこの気持ちを捨てられる筈が無い。
 事実、裕也に対する愛情はそこまで深かったし、こんなことが起きなければずっとほのかは裕也を普通に愛していられた。
 愛していられたのに。
「私は、裕也くんを信じてたんですよ」
 ひたすら、裕也に問い続ける。
 返事は返らない。
 分かっていて、ほのかは言葉を出し続けて――

459 :創る名無しに見る名無し:2009/05/23(土) 00:27:42 ID:hATVzu08
支援

460 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/23(土) 06:13:53 ID:aqhtrUdq


――

 荒れた息を整えて、暮員未幸は学校の塀の内に潜伏していた。
 身体は大丈夫だった。
 ともかく、あの弾丸のシャワーを避けきれたことが奇跡に近かった。

 これほど早くあんな相手と出会ってしまうなんて。
 もっと気をつけて動かなければならない。
 それに、この戦闘で、他の周りの誰かにも場所を感づかれたかも知れない(ただ、体育館倉庫に置いたどうしようもないあの四人、死体になった海野裕也と間由佳は別)。
 加えて――まさか倉沢ほのかのような大人しい印象しかない女の子ですら、あんな台詞を言い放ったのだ。

『えと、未幸さん。これは元々そういうものじゃないですか。殺し合うことが何だなんて、愚問ですよ』
 これは――自分のこれまでのこの殺し合いへの認識の甘さを嘲笑っていたという表現も入っていたのだろうか?
 今だってこんなクソゲームみたいな殺し合いに乗るのは癪だ。
 しかしそんな未幸の意思など周りはお構いない。
 とにかくほのかはその覚悟を決めて、始めたのだ。
 始めて、そして海野裕也と間由佳を撃ち殺した。
 特に、ほのかと裕也は恋人同士だった筈だ。
 二人に何があったのだろうか?
 狂気に満ちたこの島の殺気が、二人を引き裂いたとでも?

 これは、紛れも無くそんな“人間不信ゲーム”だ。
 ――自分も白崎篠一郎と会った時に、いつものように二人で居ることが出来るのだろうか?
 やらなきゃやられるのか……でも!
 未幸は緊張からかじわっと痛み出したわき腹を押さえて――



461 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/23(土) 06:14:52 ID:aqhtrUdq
「!」
 自分の他に、この校庭の中の僅かなスペースに隠れている人間が居るのに気付いた。
 警戒しかけたが、未幸はすぐにそれを解いた。


 警戒の必要が無かったのだ。
 和音さん(女子二十七番)とサーシャ(女子十六番)が、壁に寄りかかっている。
 しかし、見ただけで分かった。
 和音さんの右腕が消失していた。
 間違いなく、ほのかのP−90に切断されたのだ。
 そしてサーシャもまた、まだ立ってはいたけれど、脇腹が乱暴な獣に食い千切られたかのよ うにごっそり抉られていた。
 血がまだ地面に垂れ流れている。
 二人とも、疑いなく命に関わるような重傷を負っていた。

「暮員さん……」
 こちらに気づいたサーシャが苦しげにこちらの名前を呼ぶ。
 だらりと下がった尻尾に血が伝わって、そこからもぽたりぽたりと滴りつつあった。
 その脇に落ちているのは、何か赤い筒。

 それを見て、未幸は全てを知った。
 ――あの時、煙幕を出したのはサーシャだったのだ。
 叫んだのも。
 煙幕が無ければほのかとの戦闘が未だに続いていたに違いない。
 そして自分の代わりに二人は弾丸を受けた――

 自分は他の生徒など知ったことではない、篠一郎以外のクラスメートのことなど――でも?

 確かにあまりにも見るに耐えない光景に気圧されて、未幸は逡巡していた。
 しかし――



462 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/23(土) 06:16:06 ID:aqhtrUdq
【D-4 学校・正門前/一日目・午前】
【女子十三番:倉沢ほのか】
【1:わたし(達) 2:あなた(達) 3:○○さん、○○くん(達)】
[状態]:疲労(中)、脚にかすり傷、強いショックによる精神崩壊、右頬に痣、海野裕也の死体を引き摺っている
[装備]:ドス、ウィンチェスターM1873(3/4)
[道具]:支給品一式×2、P-90(100/200)、P-90の予備弾薬(200発×4本)、12ゲージショットシェル(8/12)
[思考・状況]
基本思考:クラスメイトを皆殺しにし、裕也と共に島を脱出する
0:クラスメイトを皆殺しにする
1:暮員未幸とサーシャには警戒
[備考欄]
※沙羅が主催側の人間ではないかと強い不信感を抱いています
※日向有人がゲームに乗っているかもしれないと強い不信感を抱いています
※楠森昭哉は死んだと思っています
※海野裕也の死体を引き摺っているため、移動速度はかなり遅くなります

【D-4 学校・校庭の隅/一日目・午前】
【女子十四番:暮員未幸】
【1:私(たち) 2:アナタ(たち) 3:あの人(たち)、○○(名字さん、くん付け)】
[状態]:躊躇、疲労(小)
[装備]:日本刀、AR-15(11/20)
[道具]:支給品一式、メイド服、豊胸ブラ(と、言うより胸を大きく見せるブラ)、5,56mmNATO弾(20/20)
[思考・状況]
基本思考:映画館に行ってみる
0:サーシャ達をどうするか迷っている
1:白崎を探す
2:倉沢ほのかには警戒
3:殺し合いに乗るのは癪
4:遭遇する生徒は、救済しないが殺す気もない
5:白崎に遭遇したら二人でゲームを潰す
6:映画館に行ってみたいが、映画館の存在に若干の疑問
7:貝町達は救いようがないから見放す
[備考欄]
※メイド服には防弾、防刃等の特殊効果は一切なく、あくまで普通のコスプレ用です
※主催者が二階堂、テト、卜部であることを確信しました
※そして彼女たちが主催者であることがバレると、何か彼女たちに不利益が働くとも推理しました
※ほのかがゲームに乗ったと確信しました。

463 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/23(土) 06:17:55 ID:aqhtrUdq
【女子十六番:サーシャ】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:○○(さん付け)(達)】
[状態]:腹部一部欠損、出血
[装備]:ブッシュナイフ、発煙筒×2
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
基本思考:ラトのためにもゲームを潰す
0:仲間を募ってゲームを潰す
1:明日美から逃げる
2:和音さんを護る
3:テトに会った時に、何故こんなゲームを開催したのか問い詰める
[備考欄]
※少なくともテトはこのゲームに絡んでると確信しました
※少し気が晴れました
※ほのかがゲームに乗ったと確信しました。
【女子二十七番:和音さん】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:○○さん(達)】
[状態]:右腕切断、出血
[装備]:ダーツセット、双眼鏡
[道具]:支給品一式、首輪の残骸
[思考・状況]
基本思考:二階堂永遠を出し抜く
0:サーシャに守ってもらう
1:味方を集める
2:襲われたら容赦はしない
3:自分の名前をバラした片桐和夫を許さない
[備考欄]
※朱広竜、片桐和夫がゲームに乗ったと認識しました
※ほのかがゲームに乗ったと確信しました。

【女子二十三番:間由佳 死亡】
【残り21人】

※由佳の死体の周りにグロック19(0/15)、グロック19のマガジン(2)が落ちています。
※D-4の周辺に銃声が響きました。

464 : ◆EGv2prCtI. :2009/05/23(土) 06:19:29 ID:aqhtrUdq
投下終了です。
題名は『思い通りにいかないのが世の中だなんて割り切りたくないから』でお願いします

465 :創る名無しに見る名無し:2009/05/23(土) 08:57:43 ID:qK58MAvs
投下乙です
銃弾全弾回避という映画パルプ・フィクションのワンシーンを彷彿とさせる奇跡に出会いながら恐れが止まらない未幸
ほのかは相変わらず狂気を振り撒き、強い志しを持つ由佳を殺害、サーシャと和音さんに重症を負わせた
学校が舞台ということで、ゲス4人は兎も角、凄く気まぐれになっちゃった片桐も絡むかも…
そして由佳が死んでしまったと言うことが吉良に知れたら、一転して英人の命を狙うようになるんだな……
英人は全てを失った。
因果応報かな?

466 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 20:00:31 ID:xXo6+6UO
投下乙
女子高生同士の激しい銃撃戦。暮院孃は二人を助けるのか?
放送後の英人の反応が気になるな…。

467 : ◆YGvZTkqXsE :2009/05/24(日) 20:03:35 ID:2nTVYJt9
ttp://www2.dochat.net/10/chat/
会話しますか

468 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 20:08:53 ID:76lLCoZB
なぜ、いつもここにチャットのリンクを貼るんだ? こいつ。
天候制御スレか、自分の専スレでやった方が集まると思うよ。
なにが、会話しますか、だよ……

469 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 20:10:59 ID:l2Qf3Qbn
はいはい触れない

470 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 20:16:05 ID:EfGj6efP
>>468
空気の読めない奴はこのスレじゃなくとも淘汰されますよ

471 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 20:25:26 ID:xsF0YNch
って言うか過疎じゃなくほとんどの住民はRomってるだけなのな
積極的にレスしようぜ?

472 : ◆YGvZTkqXsE :2009/05/24(日) 20:50:15 ID:2nTVYJt9
バトロワに出てくる弾薬について会話がしたいのよ

473 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 20:54:56 ID:mhF5VHga
やだね

474 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 20:59:15 ID:EfGj6efP
どうして馬を無視しない輩が多いのか

475 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 21:02:03 ID:MxMuqKXh
なんで馬がくると賑わうのか。
もう、ここには馬好きしかいないのか。
そんなに萌えてるのか。

馬は萌えキャラなのか。

476 : ◆YGvZTkqXsE :2009/05/24(日) 21:02:20 ID:2nTVYJt9
それは私は狙われてるからです

477 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 21:08:44 ID:xsF0YNch
いったん皆レスをやめろ
このレスを含め、書き手の予約、投下、正気な読み手の感想、しつこすぎない指摘……
それ以外のレスは絶対にしなくてもいいはずだ

478 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 21:11:14 ID:gF5vW4HO
せっかくレスしてなかったのに・・・


馬の行動を観察してましたが、レスが無ければ馬もレスをしません。
言うとおりスルーの方針で。
むしろ馬が現れたら、バトロワの話題を出すようにしたいとおもいます

479 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 21:14:30 ID:lJ0J/+ul
>むしろ馬が現れたら、バトロワの話題を出すようにしたいとおもいます
こんな事を言うから馬が逆上する

480 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 21:35:17 ID:xXo6+6UO
つーわけで未だwikiにページがない若狭先生の設定を考えてみよう

481 :創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 21:44:31 ID:hAvrqZXe
あごひげが濃い

482 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/25(月) 00:08:08 ID:i0QDTACh
修正版を投下します

483 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/25(月) 00:09:27 ID:i0QDTACh
1年前のある雨の日。
ケトルは校門の屋根のもとで項垂れていた。

ケトルは当時、フラウやテトとは違うクラスにいた
幼馴染だったフラウと、その友人たちは兎も角、テトのことなど当時の彼は知らないわけだ。
彼はその日、自分の事だけで精いっぱいだった。
持ってきた傘にはところどころ小さな穴が空いていて、それも今気付いた。
午前中はギリギリ曇天でとどまっていたから保険のつもりで持ってきたわけだが、その保険会社が倒産したような気分だ。
天気が雨でなくとも、こんな気分の平日は、ヘコまないわけがない。

「最悪だ……」

フラウにさっきから携帯で掛けている。
だが一向に彼女は出ない。部活中でマナーモードにでもしているのか?
それにしてもこの穴の空き具合だと、ハッキリ言ってびしょ濡れは必至だろう。

「ホントに最悪だよねー」

突然背後から声が響いた。とてもきれいな、澄んだ声。
ふと目をやると、そこには見知れた顔。
だが面識などありはしない高嶺の花。

「ねえケトルくん?」

となりのクラスのテトがそこにいた。
男なら誰でも欲情しそうな魅力的な身体……特にその胸が、少し歩いただけなのに少しだけ揺れている。
ハッキリ言ってこの状況は、犯罪的であった。幸いこの時季節は秋。衣替えの時期だ。

厚手のブレザーで、多少胸のボリュームは抑えられているが、それでも少しだけ揺れる。
無論、運動のような激しい動作を行った場合の揺れよりも小さな、震度1程度の揺れ。

だがそれがいい

アニメオタクであり、匿名掲示板にもたびたび足を運ぶケトルにとっては、それこそ最高のシチュエーション。
ひょっとして彼女はブラをしていないのだろうか?
そう妄想すると、今夜ゴミ箱の中身がティッシュで埋まってしまうかもしれない。

「そう思わない? ケトル君」

答えられない。
美味し過ぎるシチュエーションなのに一言も言葉を発することはできない。
寧ろ、疼こうとしている自分の駄息を必死に抑え込もうとすることに全力を注がざるを得ない。

「やっぱり気になる? 私のおっぱい」

…この女。言いやがった。何の羞恥心もなく花の女子高生が別クラスの別に親しくもない男子(童貞)に向けて、誘惑のまなざしを向けながら「おっぱい」と

「別に私は恋なんてしないだろうから今この場で触らせてあげてもいいんだけどね」

「ぜひお願いします」

何も考えずにそう言った途端。ケトルはグーで鼻を殴られた。

484 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/25(月) 00:10:29 ID:i0QDTACh
「調子に乗ってました。すいませんテトさん」

テトから受け取ったティッシュを、鼻血滴る右鼻に詰め込みながら、そう謝罪する。
その時のテンションは酷く低かったが、今でも彼の中では興奮は冷めやらない。

「ホントに男ってケダモノばっかね。まあそこが可愛いところなんだけどね」

それだけ言い残すと、テトは雨の止まぬグラウンドの外に出た。
そして真っ直ぐ校門へと向かう…………

見間違い。それとも白昼夢だろうか?
テトは消えていた。

その晩、ケトルがティッシュを一箱使い切る事となる。
用途についての詮索は控えてほしい。

――

しばらくあてもなく彷徨っていたケトルが思うのは、その日の白昼夢の出来事。

何故だろう? 親友のフラウがちょっと前に死んだばかりだと言うのに、悲しくもなんともない。
どうしてだろう。と色々考えていたら、ケトルはある物を発見した。

それは扉―――――



一方で、楠森昭哉と内木聡右は、地下室の探索を開始していた。

「随分と古いな…………埃だらけだ…」

聡右は、たびたび目を擦りながら、懐中電灯で暗い地下室を照らし何かがないかと探索する。

「いえ、内木さん。古いと言うのほどでもないかもしれませんよ。ここは」

「? どう言うことだ楠森」

「確かに、埃は凄いんですが…………見てください。さっき見つけた本です」

そう言って昭哉は、聡右に本を手渡す。
その本。一冊の、何の変哲もない本は、懐中電灯で照らしてみると確かに表紙がよく見えないほどの埃を被っていた。
だがその側面。ページ部分を照らしてみると、不自然な事にほとんど黄ばんでいない。

「本は放っておけば劣化します。ページが黄ばんで表紙の崩壊も始まる。だが、この本は明らかにおかしい。まるでこの埃は取ってつけたような感じの付け焼刃だ」

「つまり何が言いたいかといいますと…」

「この本…延いてはこの地下室にあるものは新しいと言うことになります」

「……新しいとどうなんだ?」

昭哉の説明を未だ深く理解しない聡右は、再度問い返す。

「これらの施設・並びにこの島自体が、謎を解くための“ダンジョン”であるという説が浮上します」
「内木さん。ここは便宜上は無人島だ。だのに何で新しい本や映画館がある? 映画館にも行きましたがそこも真新しかった。数年前に無人島と化したとしても不自然なくらいに」

「主催者が…………僕らに何かを解いて欲しがっている…僕はそう推理しますね」
「悪いがさっぱり分からんな。この部屋の全容も、若狭の意図も」

「………誰かいるのかい?」

485 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/25(月) 00:12:10 ID:i0QDTACh
突然響いた声。
男の声と言う事は理解できるが、妙に高く幼げな声。
声は意外と近くから響いていた。
昭哉が声のする方向に懐中電灯を向けると、そこにはケトルが立っていた。

「や……やあ。楠森君に内木君」

「ケトルさんでしたか……ビックリしましたよ」
「ビックリさせてゴメンよ。でもここで何をしてるんだい? 扉みたいなのが開いてたから来たんだけど」

「その理由でしたらこいつです」

昭哉は、例のカードキーを翳し、それを懐中電灯で照らしながらケトルに見せた。

「ここにF-4の書かれています。僕はこれを頼りにここまで来たんです」

「内木君は?」

「俺か? 俺の場合は乗りかかった船って奴だ」


「で? ケトルさんは?」

ケトルは……答えに詰まった。
言えるはずもなかろうよ。自分の親友を“間違えて”殺した上に、自分はそれをあまり悲しいとは思わず、夢の中のテトに欲情している。
言ったらまず見放される。
下手したら殺されるかもしれない。極限状態のクラスメイトは、きっとストレスを抱え込んでいるに違いないというのに。

「僕は…………若狭にテトが捕らえられていると推測してるんだ…あいつから彼女を救いたい」

486 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/25(月) 00:13:20 ID:i0QDTACh
内木聡右は思い出す。
そう言えばテトはあの時分校にいなかった。二階堂永遠や卜部悠らと共に。
謎の多い二階堂は兎も角として、テトや卜部はいたって普通の女子高生だ。
だが、この殺し合い。全て若狭一人で動かしているとは考えにくい。

誰かがこの殺し合いで糸を引いている。

ここにきてその“誰か”が誰なのか……すぐに一つだけ選択肢が頭に浮かんだ。

鬼崎嘉聖。

奴ならばすべてのことをやってのけることが可能だ。
だが、あれほど喜佳に組を継がせたかっていた嘉聖自身が喜佳自身が死ぬかもしれないゲームを?
それ以前に、このことを楠森やケトルに話せるだろうか?

喜佳は、家の事で一部のクラスメイトからは白い目で見られている事は知っている(最も、朽樹良子らはそれらを全くものともせずいつも通り喜佳に接してくれているようだが)

楠森昭哉も最初は明らかに自分を疑っていた。
ケトルもどちらかと言えば流されやすいタイプだ。

聡右は悩む。
結論から言うと嘉聖を始めヤクザ関係者はこのゲームに一切関与していない。
だがそのことを聡右は知らない。
ただ父親同然に慕っていた鬼崎虎之佑を殺したのは間違いなくあの老怪だとは分かっている。
罪の一つや二つ簡単に奴は揉み消せるのだ。
だからこそ出会ってしまったその巨悪を疑わずにはいられない。
浅はかであるが、一番の逃げ道でもある。

――

一方で楠森昭哉も推理する。
若狭吉雄を憎悪しつつも、若狭一人でゲームが成り立っているとは到底思えない。
卜部悠及びテトは少なくとも若狭側…………同様にあの場にいなかった二階堂永遠は保留(グレーと仮定した上で)としてだ。

だが、裏で糸を引いているのが若狭だとしたら、どうしてもつじつまが合わない。
卜部悠は性格が悪い事は知っているが、天上天下唯我独尊という人物ではない(むしろそれは銀鏖院水晶が当てはまるが、銀鏖院はあの場にいた)だろう。
事実、卜部は喧嘩で他クラスの生徒を半殺しにしかけていた朱広竜にしょっちゅう絡んでいる。

“虎の威を借る狐”にも見えなくはない。

だがその虎が不在の今、卜部は何故いつもの態度を維持できる?
聊か考えすぎかもしれないが、若狭が黒幕で卜部達が裏方というわけではなく、その実逆………………!

逆転の発想………………! 黒幕は……いたいけな女子高生…………

突飛な、机上の空論としかケトルや内木聡右は取ろうとはしないだろう。
それに昭哉自身もそうであってほしくないと思っていた。

もしそうだとしたら、自分がこのゲームに抗おうとする原動力。
それが根本から削がれてしまうのだ。
自分は道化にはなりたくない。その一心で、彼もまた自分の考えを黙殺した。

だからこのケトルは…………

487 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/25(月) 00:14:34 ID:i0QDTACh
「もし君達がゲームに抗おうとしてるなら協力したいんだ。僕はテトを助けたい」


ケトルの声に対し、聡右と昭哉は黙り込んだまま。

「…………もしですよ? テトがこのゲームを主催し、僕らを陥れようとしているとしたら……」

「何だよそれ」

ケトルは、昭哉の首筋にサーベルの刃を向けた。

「テトが今どこで何をしているのかなんて細かい事気にしない。でも! 彼女を疑うことは僕は決して許さない! 言っていい事と悪い事があることを!! ちゃんと理解して物を言ってくれ楠森君!!」

「お…おいケトル!」

「………わ…分かりました。刃を下げてくださいケトルさん」

「………ご免。………それはそうとさっきのキー……」

「そうでした…暗くてよく分かりにくいんですがここにそのキーで開けれる“何か”がここにあるはずなんです」

「そうだな……速いとこ探さねえと……んん?」

埃だらけの棚に手を置くと、聡右は何かしらの違和感を覚えた。
何かが置かれている。少なくとも本ではない何か。
それは手に取れた。
手に取れるサイズの、木製の何か。

照らしてみて分かった。

「オイ……何か分からんが変な箱見つけたぞ」

488 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/25(月) 00:15:28 ID:i0QDTACh
【F-4 地下室/一日目・午前】
【男子十三番:ケトル】
【1:僕(達) 2:君(達) 3:あの人(達)、○○さん】
[状態]:やや疲労、悲しみ、テトへの想いによる憂鬱
[装備]:サーベル
[道具]:支給品一式、M79グレネードランチャー (0/1)、チャフグレネード予備擲弾×4
[思考・状況]
基本思考:どうにかして殺し合いを止めさせる
0:テトのことを知りたい
1:やる気になっている相手の説得が無理だと思ったら逃げる
[備考]
※夢など様々な要素からテトがなにかを知っていると悟りました


【男子二十二番:内木聡右】
【1:俺(たち) 2:アンタ(たち) 3:あの人、奴(ら)、○○(名前呼び捨て)】
[状態]:健康、心が揺れている
[装備]:コルト・パイソン(6/6)
[道具]:支給品一式、予備弾(18/18)
[思考・状況]
基本思考:喜佳と合流したい。仲間を集めてゲームを潰す
0:楠森と共にF-4の地下室を調べる
1:喜佳は無事なのか? あの爺が黒幕だとしたら……
2:戦いを極力避ける、ゲームに乗る気はない。
3:助けを求める生徒は見捨てない(だからと言って油断もしない)
4:襲ってくる者は退ける(殺しはしない)
5:内心では吉良が改心してくれて、生き残ることを望んでいる
6:ケトル、由佳、英人、吉良を警戒
[備考欄]
※喜佳がもしもゲームに乗っていたら、どうするかまだ決めていません(死ぬことはないだろうとは思っていますが、それでも心配です)
※喜佳が銃を扱える事実は聡右以外は知りません
※玉堤英人は吉良邑子、間由佳を利用し、人を殺させていると思い込んでいます
※エルフィがパニックを起こした責任が自分にあると思って、追うのを躊躇ってしまいました
※ゲームの黒幕が鬼崎嘉聖ではないかと推測しました

【男子十一番:楠森昭哉】
【1:俺(達) 2:あなた(達) 3:彼(彼女)(達)、名字(さん)】
[状態]:怒り、激しい憎悪、裏切られた悲しみ
[装備]:消化器
[道具]:カードキー、本(BR)、工具箱(ハンマー、ドライバー、スパナ、釘)、木の枝、支給品一式
[思考・状況]
基本思考: 若狭吉雄を許さない(具体的にどうするかは決めていない)
0: F-4の地下室を調べる
1:倉沢ほのかは保留
2:内木聡右を少し警戒
3:海野裕也が少し心配
4:ケトルを危険視。危ないようなら切り捨てる
[備考欄]
※今回のイベントが本の内容をなぞったものだと考えています
※自分では冷静なつもりですが、その実かなり危ない状態です
※卜部悠、テトが主催者側に居ると確信しました
※内木聡右を以前よりは信用しています
※主催者陣における若狭吉雄の現在の立ち位置について疑問を抱いています

489 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/25(月) 00:17:58 ID:i0QDTACh
投下終了です。
タイトルは『楠森昭哉は苦悩する/内木聡右は疑心する/そしてケトルは盲進する』でお願いします


490 :創る名無しに見る名無し:2009/05/25(月) 01:21:17 ID:HGCJOzOJ
投下乙。
真相解明は引き伸ばしになりましたか…。
三人とも生きてるのでここから色々展開しそうです。
ケトルとテトの過去のエピソードもナイス。

491 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/26(火) 22:53:29 ID:nh/ouAu7
すいません。
苗村都月を描写することができなかったので予約から外させていただきます。
完成もあと2日ほど待ってください

492 : ◆zmHe3wMKNg :2009/05/27(水) 02:19:38 ID:8nsYkdJ1
壱里塚徳人、神崎健二、久世明日美、貝町ト子、片桐和夫、倉沢ほのか
で予約します

493 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/28(木) 21:40:28 ID:Ps5kgBAK
すいません。
誠に残念ですが予約を破棄します

494 :創る名無しに見る名無し:2009/05/28(木) 23:34:16 ID:LbKf3Whw


495 : ◆YGvZTkqXsE :2009/05/29(金) 06:44:21 ID:UtoWZn/R
◆UMiH4EID6s
奴の無期限参加禁止を希望。
わざとUMで始まるトリップを付けて私の存在をにおわせわざとらしい延期。
馬扱いされて迷惑です、二度とスレに来ないで下さいね。

496 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 07:35:27 ID:h3bO0/P1
なになに? トリ割れ?

497 : ◆quk2SNagNM :2009/05/29(金) 08:33:28 ID:UtoWZn/R
実験

498 : ◆YGvZTkqXsE :2009/05/29(金) 08:34:17 ID:UtoWZn/R
違ったか、どちらにしろ私に迷惑をかけたので出て行け

499 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 08:51:39 ID:WDViW5of
鳥を変えれば別にいい

あとこのスレでは馬の意思は全面的に無視されるから書き続けていいよ

〉馬
次にレスをしたら警察に通報します
犯罪予告や著作権侵害してるしね

500 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 09:23:41 ID:nb6XVxc7
確か◆UMiH4EID6s氏は◆hhzYiwxC1.氏だったような
オリロワEXで言ってたけどこちらでも連絡した方がいいかもね

501 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 09:49:19 ID:L++/Tc5o
強引な言いがかり吹いた

502 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 10:36:23 ID:WDViW5of
黙れ犯罪者
お前に発言権なんてない

503 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 11:52:29 ID:LAl8Z9Oo
>WDViW5of
正直お前も邪魔

504 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 12:16:18 ID:KDK6pRxo
>>500
hhz氏の予約内容をUMi氏が投下してきたのが最初だから。
同一人物だってことは判ってる。

505 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 12:19:19 ID:8ngVzht2
この書き込みさえなければ・・・

493 : ◆UMiH4EID6s :2009/05/28(木) 21:40:28 ID:Ps5kgBAK
すいません。
誠に残念ですが予約を破棄します


494 :創る名無しに見る名無し:2009/05/28(木) 23:34:16 ID:LbKf3Whw


506 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 14:52:28 ID:XRyWFGUO
>>494
の悪意は明らか
馬が出てこなかったらumi氏の書き込みが馬の予約荒らし扱いになっていたかも知れない

507 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 17:46:04 ID:dt3ibg1N
なあもう本格的にしたらばに移転しないか?
もう馬との小競り合いなんて面倒なだけだし

508 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 18:47:46 ID:L++/Tc5o
いや、現れたら周りが勝手にわいわい騒いでるだけで思いっきりスルーされてると思うが

509 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 22:23:47 ID:GBKXVgOu
>>494=ID:WDViW5of

510 :創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 23:30:31 ID:XRyWFGUO
>>508
周りが騒ぐだけで迷惑

511 :創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 15:35:05 ID:Rvpd1+7u
なあ見てんだろ皆。
話題がないならゲームでもしようぜ
WIKIに載ってるゲーム

http://www.abcoroti.com:8081/~baguken255/brZ/brlist.cgi

512 : ◆zmHe3wMKNg :2009/06/01(月) 00:50:32 ID:1jUm21Mc
投下します。

513 :狂乱祭 ◆zmHe3wMKNg :2009/06/01(月) 00:51:51 ID:1jUm21Mc

あれからどれくらい時間が過ぎたのか。
静寂に包まれた体育倉庫でチェーンに縛られた四人が暴れるのも
罵り合うのも疲れすっかり大人しくなってしまっていた。

「……なぁ……。」

長い沈黙の後、壱里塚徳人が口を開いた。

「じっとしてたらもうじきローストポークだぜ俺達?
 ここは一時休戦てことでとっとと鎖をなんとかしようぜ。」
「さっきからやってるけどびくともしないじゃない。」
「それに、解いたら真っ先に壱里塚君を殺しそうですものね、貝町さん。」
「久世!」
「……姉ちゃん……嘘だろ……。」
「おい神崎!しっかりしろ!お前が動かねえとどうにもならんだろ!」
「はぁ……サーシャさん、本当に死んでしまったのかしら。」
「畜生!なんて勿体無いことしやがるあのロボット野郎!サーシャは俺の獲物だったのに!」
「……やっぱ最悪だわ、アンタ。」
「でも、これで良かったのかもしれないわね。彼女は死ぬことでしか救われない人だったのですから。」
「あぁ?何言ってやがる?」
「今頃天国でラト君と仲直りしている筈だわ。よかったわね、サーシャさん。どうぞお幸せに。」
「……久世、アンタも……。」
「……天国、か……。」

先程から死んだように虚ろな神崎健二が、自嘲気味に笑った。

「……天国へ行けば、姉ちゃんにまた会えるのかな……?」
「はぁ!?ふざけんな神崎!」
「ええそうよ!あなたも死ぬべきだわ!神崎健二!」
「久世ぇ!いいかげんにしろテメェ!」
「……はぁ……。」

貝町は溜息をつく。結局罵り合いの繰り返しで一向に事態は好転しない。
イライラする。こいつらを全員この場で殺せたらどれだけ楽なのか。

「畜生!おい!誰か居ねえのか!助けてくれ!」

壱里塚が叫んだその時、倉庫の扉が重い音を立てて開いた。
いよいよ死刑執行の時かと全員が息を飲む。しかし。

514 :狂乱祭 ◆zmHe3wMKNg :2009/06/01(月) 00:53:10 ID:1jUm21Mc
「あら、何をしているの?」

そこに現れたのは、騒がしい声に導かれてやってきた倉沢ほのかだった。

「誰?見えないんだけど?」

貝町が背中を向けて対になって縛られた壱里塚に声を掛けた。

「倉沢ほのかだ、図書委員の。」
「えと、あの大人しそうな娘?まだ生きていたんだ。」

壱里塚は安堵し、最後の希望に縋るように喋りかけた。

「捕まったんだよ俺達。片桐和夫の野郎に。お願いだ、助けてくれ!」

倉沢ほのかのことはあまりよく知らない。だがこの女は基地外スペックだらけの
クラスメイトの中では比較的普通の娘だった筈。精神的に完成されてる暮員未幸
と違って、今にも殺されそうな人間を見捨てる事など出来ないに違いない。

「頼む!一生の……?」

ふと、ほのかが何かを引き摺っているのに気付く。
なんだあれは?
そういえば、服のあちこちが血で汚れていて、瞳がドブ沼のように深く黒ずんでいる。
この女に一体何があったんだ?

「……ふふふっ。そうなんですかぁ。よかった。後何十人も戦わなきゃいけないのかと
 うんざりしてたんですけど、手間がちょっと省けそうです。ねぇ、裕也君♪。」

そう言って、手に持っていた物をひっくり返し、それに喋りかけた。

「…………………………!」

引き摺られて襤褸雑巾のようになった海野裕也の死体を見て、
壱里塚徳人は声にならない声を上げる。
しばらく茫然とした後、恐ろしく嫌な予感を全身で感じ取った。
とてつもない絶望が壱里塚を襲う。

ほのかはディバックからP-90を取り出し、銃口を四人に向けた。

「…………や…………め…………!」
「ちょっと!どうなってるの!?見えないんだけど!?ねぇ!?」
「……倉沢……さん……。」

横目でその様子を未届けていた神崎が何かを悟ったように微笑んだ。


515 :創る名無しに見る名無し:2009/06/01(月) 00:53:19 ID:JKkg5ZeG
支援

516 :狂乱祭 ◆zmHe3wMKNg :2009/06/01(月) 00:54:43 ID:1jUm21Mc
「いいんだ、これで。もう疲れたよ。俺を姉ちゃんの所へ連れて行ってくれ。」
「………神崎ぃ………てめぇ……!」
「あぁ!神崎さん!あなたもとうとう救われる時が来たのですね!
 私もお供します!待っていてくださいサーシャさん!」
「ふざけんな糞がぁ!てめえらみんな死ね!畜生!嫌だ!俺は死にたくねぇ!」
「なによ!何が起こってるのよ!?」
「おい!やめろ!やめてくれぇぇぇぇ!倉沢ぁぁぁぁぁ!」

倉沢ほのかが、ニヤリと笑った。

「さ・よ・う・な・ら。」

ぱららという音が倉庫に響き、約30秒間の血と肉片の舞踏会が始まった。
 








「ふふふっ。あははははっ!楽勝でしたねっ!さぁ、行きましょう、裕也君!」

白い硝煙に包まれた倉庫で高笑いする狂った少女は動く者の居ないその場を後にする。
自分達委以外の参加者を皆殺しにするために。愛しい恋人と生還する為に。

――――――――――――――――――――――――


「なにぃぃぃぃ!?誰だぁぁぁぁ!?俺の邪魔をした奴はぁぁぁぁ!?」

凄まじい音が聞き、片桐和夫が倉庫に駆け付けた時は既に遅く、
目にしたのは蜂の巣にされている先ほど捕まえた4人の死体。
正面を向いて居た壱里塚徳人と久世明日美は銃弾を諸に受け原型も留めないほど破壊されている程だ。

「おのれ!私の人間への第一歩を妨げおって!許すまじ!許すまじ!」

そういえば忘れていたが他にも参加者は居るのである。
獲物を横取りされることも十分あり得たのに準備にあまりにも時間を掛け過ぎ、
どうせ逃げられないと鷹をくくってあまりにも遠くへ行きすぎた。これは反省点だ。
殺した者はまだ遠くへは行ってない筈。今すぐ報復せねばならぬ。
そう思ったがふと何かを閃いて死体の方を見る。

517 :狂乱祭 ◆zmHe3wMKNg :2009/06/01(月) 00:56:22 ID:1jUm21Mc
「こういうとき時、死体は火葬するのだよな。うん、それも人間らしくていいのかもしんない。」

というかせっかく丸焼きの準備をしていたのに使わないのはなんか癪だった。
調達したガソリンを抱えて、四人の元へ近づく。
あと三歩、あと二歩、あと一歩。
さあ、中身をぶちまけよう。

「アーメン、主よ、この愚かな四人に祝福を。」

「――――――――――死ね、ポンコツ野郎。」

片桐が四人の元にたどり着いた瞬間。
突然、久世明日美の死体の下から伸びた手が、片桐の耳たぶの裏に隠されたスイッチを叩いた。

「…………な…………?」

CDの取り出し口のように額が割れ、中身が飛び出る。
桐山重工製レプリカントに共通する、記憶カードの取り出し口である。
伸びた手は、その開いた隙間に指を突っ込み。

その中身をぐちゃぐちゃに掻き回した。

「…………あ…………あばばばばばばばvばじcxcdyyt!!!」

「やれやれ、噂にはきいてたけど本当にあったのねスイッチ。脆いものね、レプリカントってのは。」

死体を持ち上げて現れたのは手の主、全身が血まみれになった貝町ト子。
倉沢は確認しなかったが実は正面を向いていた二人にしか銃弾はまともに当たらず、
おまけに弾丸の雨がチェーンを破壊していた。だが片桐に不意打ちを仕掛けるため死んだふりをしていたのだ。

「やめろやめろめろろろ!!!俺はまままだ誰も!!殺し!てころしてコロシテ!!!殺!!」

「知るか。」

貝町に躊躇なくチップを握り潰され、片桐は電池が切れたように行動を停止。その場に倒れ伏した。


518 :狂乱祭 ◆zmHe3wMKNg :2009/06/01(月) 00:58:47 ID:1jUm21Mc
「……ふぅ。」

貝町はよろよろと立ちあがる。ほとんど当たらなかったとはいえ、掠った弾丸は体中のあちこちの皮膚を破り
血がにじみ出ている。ちらりと足もとに倒れている壱里塚徳人の死体に冷たい眼を向けた。

「はっ。ざまあみろ、よくもテトを!」
「………う………。」

壱里塚の下敷きになっている神崎健二が目を覚ました。

「あぁ、アンタもまだ生きてたの?」
「……姉ちゃん、今そっちに……。」

げしっと、神崎の頭を蹴とばした。

「がっ!」
「残念ながら感動の再会は後回しみたいね。さぁ、行くわよ。」
「……畜生……なんだよ。まだ生きてるのか、俺。……行くって、どこへ……?」

「そうね、とりあえず見捨てた暮員未幸を始末しようかしら?
 それとあなたのお姉ちゃんの仇討ちと、テトの報復もしなきゃ。」

それに、そろそろ本気でヤバい。一刻も早く薬を見つけないといけない。

やれやれ、脱出する前にやることが一杯あり過ぎるわね。




【D-4 学校・体育倉庫/一日目・昼】

【女子5番:貝町ト子】
【1:私(ら) 2:お前(ら) 3:○○(名字呼び捨て)】
[状態]:血まみれ、全身にかすり傷、禁断症状寸前、未幸に対する強い殺意
[装備]:支給品一式×4、レミントンM870(6/6)、予備弾(16/18)、FP45“リベレーター”(1/1)、予備弾(23/25)
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考: 秘密を保ったまま脱出する
0:暮員未幸を殺す
1:脱出する前に大田太郎丸忠信と吉良邑子を殺す
2:禁断症状が出ない内に薬物を手に入れておきたい
3:倉沢ほのかを警戒
[備考欄]
※テトとは友人でした
※太田に対して、複雑な感情があるようです
※薬物中毒者です。どの程度で禁断症状が出るかは、後の書き手にお任せします
※支給品「赤い液体の入った注射器」は太田が貝町に使っていた薬品のようです



519 :狂乱祭 ◆zmHe3wMKNg :2009/06/01(月) 01:01:41 ID:1jUm21Mc

【男子九番:神崎健二】
【1:俺(たち) 2:お前(ら) 3:あの人、奴(ら)、○○(名字呼び捨て)】
[状態]:激しい悲しみ、全身にかすり傷、自分を見捨てた未幸に対する強い憎悪
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:貝町ト子についていく?
0:本当に死んでいるのなら、神崎志緒里を殺した奴を絶対殺す
1:暮員未幸を殺す
2:倉沢ほのかを警戒

【D-4 学校・正門前/一日目・昼】

【女子十三番:倉沢ほのか】
【1:わたし(達) 2:あなた(達) 3:○○さん、○○くん(達)】
[状態]:疲労(中)、脚にかすり傷、強いショックによる精神崩壊、右頬に痣、海野裕也の死体を引き摺っている
[装備]:ドス、P-90(200/200)ウィンチェスターM1873(3/4)
[道具]:支給品一式×2、P-90の予備弾薬(200発×3本)、ウィンチェスターM1873(3/4)、
    12ゲージショットシェル(8/12)
[思考・状況]
基本思考:クラスメイトを皆殺しにし、裕也と共に島を脱出する
0:クラスメイトを皆殺しにする
1:暮員未幸とサーシャには警戒
[備考欄]
※沙羅が主催側の人間ではないかと強い不信感を抱いています
※日向有人がゲームに乗っているかもしれないと強い不信感を抱いています
※楠森昭哉は死んだと思っています
※海野裕也の死体を引き摺っているため、移動速度はかなり遅くなります


【男子二番:壱里塚 徳人 死亡】
【女子十一番:久世明日美 死亡】
【男子八番:片桐和夫 死亡】

【残り18人】


520 : ◆zmHe3wMKNg :2009/06/01(月) 01:03:06 ID:1jUm21Mc
終了デス。

521 : ◆zmHe3wMKNg :2009/06/01(月) 01:04:43 ID:1jUm21Mc
ケトル、楠森昭哉、内木聡右、吉良邑子で予約します。

522 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/01(月) 10:11:55 ID:qYaxraUY
投下乙です
…が、これは通るかどうか微妙ですよ
キャラの描き方が雑ですし、何より前々から気になっていたキャラの人格改変が目立ちます
一応キャラの一人称や二人称は予め決められ、そしてちゃんと載ってるので守ってほしいです
あと♪の記号にも頼りすぎな一面があります。できるだけ頼りすぎないように心がけてください

誠に勝手とは思いますが、zm氏と同じ題材で違うSSを書かせていただきたいです
また、それとは別に日向有人で予約したいのですがよろしいでしょうか?


523 :創る名無しに見る名無し:2009/06/01(月) 10:20:07 ID:l1Hd6hXn
後出しジャンケンよくない

524 :創る名無しに見る名無し:2009/06/01(月) 20:57:42 ID:yHcL8cpK
なんぞ?
潔癖すぎる気がする。馬の時もそうだったんだけど、
物語の整合性にばかり捕らわれすぎではないかな?
ある程度ルールを守るのが当然だけど、少しぐらいのキャラ改変なら大目に見てよいと思う。
矛盾や人格相違はリレーの醍醐味ともいえるよ。



といいつつ522の話も見たいので期待。

525 :創る名無しに見る名無し:2009/06/02(火) 10:24:29 ID:yPtBhZIE
>>522
却下。
口出しするなら基本マナー位守りなさい。

526 :創る名無しに見る名無し:2009/06/02(火) 11:03:05 ID:OxsCU46J
一応書くだけ書いてみろ

527 :創る名無しに見る名無し:2009/06/02(火) 13:24:46 ID:yPtBhZIE
書き手少ないのが分かってるなら何故今まで真っ当に予約して投下しなかったのか
作品云々以前に思考が姑息過ぎる

528 :創る名無しに見る名無し:2009/06/02(火) 21:28:28 ID:d2Z8tCf5
キャラ改変を辞めない糞作家がいけない

529 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 00:52:18 ID:M1EFPQ8z
オリキャラは読む人書く人それぞれで多少解釈が食い違うものなのである
神経質になり過ぎるのはよくない

530 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 01:09:33 ID:+gG2vmrY
むしろ楽しいよ

突然冷静になる酔っ払いとか突然冷静になる狂人とか突然冷静になる変態とか滝口君みたいな純粋系ヲタかと思えばムッツリスケベな猫とか一人称が回想の中だとコロコロ変わってる男子生徒とか登場するたびに口調が180゚変わってる某女子生徒とか
やたら熱くなったり冷めたり忙しい生徒の皆さん

531 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 02:06:48 ID:f+/Q72MC

倉澤ほのかはそろそろほのか様と呼ぶべきなのだろうか


【校舎組A】

暮員未幸
サーシャ
和音さん

【校舎組B】

貝町ト子
神崎健二

【映画館組】

白崎篠一郎
長谷川沙羅

【若狭先生の贈り物ゲット組】

内木聡右
楠森昭哉
ケトル

【単独行動対主催】

玉堤英人
日向有人
鬼崎喜佳

【単独行動マーダー】

大田太郎丸忠信
苗村都月
朱広竜
倉沢ほのか
吉良邑子


えらいシンプルになったな、そろそろ完結?

532 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 02:59:55 ID:StMbMOep
キャラ改変って度が過ぎると自分のオリキャラでやれって言いたくなる
別のリレーでキャラ改変のある話を参考にして書いてたら伝言ゲーム的に元のキャラクターが投稿と全く違う支離滅裂なありえないキャラクターになり半分まで進んだところで投降者など複数から抗議が来た例もあるからね。
とにかく、相手の呼び方までも変化した今回は認めたくないなあ。

533 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 10:15:10 ID:EFO5tK0C
そうか?特に違和感無かったけど?
何にこだわってるのか意味が分からん
後、片桐の口調は毎回コロコロ変わると書いてあるんだが…
はっ!これは馬の罠か!?

534 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 12:51:26 ID:jBz56EPO
今回のはキャラ改変というよりキャラ誤解といったほうがいいかな?

片桐はScarecrowでは自分が人間であると信じて疑わなかった
だが今回の話では自ら人間らしいと口にしてるのが気になった
いちゃもんつけ夫の修正版がどうとか以前にwikiに載せるまでもうちょい議論してもよかったはず
あと渦中のzm氏の意見も聞きたい

535 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 14:21:18 ID:NWEvhR1/
>>533
おまえかきこむな

536 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 18:03:35 ID:AH4FOqq4
ここで馬の事を悪く書く奴は荒らしとみなす

537 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 21:45:53 ID:3gz+42MQ
おk

538 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/03(水) 23:12:03 ID:/PeFsnbz
投下します

539 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/03(水) 23:13:22 ID:/PeFsnbz
「Oh……Jesus なんてこった」

たまたま立ち寄った保健室で、北沢樹里の下半身と血まみれの壁を見つめて、そう呟いた。

「普通の死体やったら犯したろうと思たのに……誰やねんこがなことしたん」

相変わらずの変わり変わりする口調で片桐は呟く。
目的の品は手に入れた。
それに、別に死体に用があるわけではない。

「これで彼らも華々しく逝けるだろう……最も…俺っちはサーシャには会ってすらないんだがな」


――


絞首台への階段は、13段ある。
それは世界一長く感じる動作なのか、世界一短く感じる動作なのか、体験者に聞く術は未来永劫存在しないから分かるはずはない。

だが、少なくともこの場にいる4人はそれに似た感じを味わっていた。
聞くに堪えない罵り合いの末に訪れた沈黙。

家族を思うのか、それともこの絶望的状況下で、尚も打開策を考え続けるのか。
だが、しかしそれは不可能とも取れる机上の空論。
この4人。チームワークなど皆無。
助かるとしたらこの場で我をおいて一人しかいない。そう思いながら他人を蹴落としたいと思い続ける醜悪な人間。

いや寧ろ。これこそが人間であるのかもしれない。
そういう点では、片桐和夫はどこまで言っても機械なのだ。
醜悪な人間を裁くために現れた、純粋無垢な……機械。


「…………」

自分たちの周りを這いずり回るゴキブリにさえ、誰も目にくれなかった。
いや、だが……貝町ト子の場合は違った。

540 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/03(水) 23:14:55 ID:/PeFsnbz
「なあ壱里塚よ。お前はこの場から生き延びれたらどうするつもりなんだ?」

貝町ト子は憎むべき相手の一人である壱里塚徳人にそう問い掛ける。

「何故聞くんだ?」
「気の迷いだよ。どうやら私も、もう半分諦めてるらしい」

ト子の口調から何かを読み取った壱里塚は、静かにこう答える。

「俺はサーシャが生きているかを確かめる」
「そして凌辱するのね。テトさんのように」

久世は壱里塚に相変わらず噛み付く。
よっぽど彼が憎いのだろう。
だがト子は思う。お前も十分、憎悪対象と同じかそれ以上の悪だぞ。と
壱里塚徳人は、溜め息だけ吐いてそれから何も喋らなくなった。
神崎健二に関しては、言わずもがな。

「神崎。お前は暮員の言っている事を妄言だと思うか?」
「……ェだ…」
「?」
「当ったりめェだ! 姉ちゃんがそんな簡単に死ぬわけねえ」

突然の叫び。
神崎健二の精神もまた、些か不安定な傾きを見せている。

「片桐は殺す……暮員も殺す……お前らだって皆殺しにしてやる!! 姉ちゃん以外は皆殺しだくそったれ野郎!!」

ひたすら無駄に憤怒し、鎖を揺する健二に倦怠感を覚えつつ貝町ト子は思考を巡らせていた。
彼女が考えるのはささやかな目的。本当にささやかだが、確実に命を掛けられる目的だ。

「壱里塚」

再びト子は壱里塚に話しかける。そうして彼が予想する事はなかっただろう一言を言うのだった。

「テトの件だが…………お前のやった事は一切合切赦そうと思う」

壱里塚は、ト子から放たれたその言葉に、驚きを隠せなかった。
ト子の顔が見えない今、彼女の真意は分からないが、何を考えているんだとも思ったが、もともと彼は自分のしたことに対して罪悪感など抱いてはいない。
だが、彼女は少なくとも諦めていると言っていた。
ひょっとしたらもう自棄に一方的に恨まれたまま逝かれるのも後味は悪い。
壱里塚徳人はそう思うのであった。

片桐和夫が帰って来てきたのは、それからすぐのことであった。
止みかけていた沈黙は、再び姿を現す。
まあ最も、健二や久世はト子と壱里塚の会話があったあとも何一つ言葉を発することはなかったが。

「ただいマ。今帰ったヨ」

そう言うと、片桐はデイパックから瓶のようなものとマッチを取り出した。
今から自分たちは焼き殺される。
誰もが、悔いつつも、それを受け入れようとしていた。

「なあ片桐和夫」

そんな折、ト子が口を開く。
彼女の表情からは、妙な自信が浮かび上がっていた。

「何かね貝町君」


541 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/03(水) 23:15:46 ID:/PeFsnbz
「一つ頼みがあるんだ。殺すのは私たち一人ずつにしてくれないか?」
「どういうことだ?」

片桐の表情が、急に強張る。

「まとめて焼き殺すのはやめてくれないか? 一人ずつ殺してくれ。レプリカントのお前なら素手でも易々と……」
「黙れぇええ!!」

片桐の叫びが木霊する。
彼は怒った。ト子に人間扱いをされなかったことに。

「僕は人間だ! もう二度と間違えるな!」

口調も人格も定まらないのに人間か?
貝町ト子は密かにそう思う。
だが少なくとも今は、口には出さない。

「ぬしらはわっちに捕らえられた籠の中の鳥じゃ。わっちの言う事には従いなんし」
「そこを何とか頼めないか?」
「じゃあ頭を下げなよ」
「下げれると思ってるのか? この状況下で」
「まだ皮肉が言えるほど精神がまいってはいないじゃあないか…………だがちょっと待て…」

片桐はやはり頭を抱え込む。
ト子は心の中で歓喜していた。

「…その方が面白いかも……」

今の片桐はとても気紛れだ。そして同時にとても純粋である。
騙されやすいのだ。だからひょっとしたら成功するかも……

「じゃあ分かった貝町ト子。ただし条件がある。殺す奴は公平に投票で決める」
「?」

全員が驚いた。
片桐は徐に、レミントンを取り出し、彼らに向ける。

「投票の方法は簡単だ。腕は動かせなくとも手を開き閉じることくらいはできるよな? 壱里塚徳人を殺したければ左手だけを開く。神崎健二を殺したければ逆に右手を開く」

銃口を向けながら、片桐は右手を開き、閉じを繰り返す。

「逆に貝町ト子の場合両手を閉じて、久世明日美を殺したければ両手を開く。必ず目を瞑っててよね。開いてたら殺すよ」
「これ散弾銃だから撃ったら多分全員に当たるよ」

彼なりに、出口を封じたつもりなのだろう。
だがそれはト子には想定の上だ。
今はまだその時ではない。時をじっと待つ。


542 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/03(水) 23:17:22 ID:/PeFsnbz
「じゃあ投票開始アル。目瞑るヨロシ」

片桐に言われるがまま、目を瞑る。
今貝町ト子が抱いているのはささやかな野望と、恐怖心。

片桐が自分の口車に乗ってくれたとしても、何らかのリスクが生じる。
承知の上の事だ。

「なあ貝町…」

後ろから声が響く。
壱里塚の声だ。
蚊の羽音のような小さな声。

「お前確か俺を許したんだったよな? だったら久世に入れろよ」

この男は……
本当に人間の醜さをそのまま具現化させたような男だ。
自分のためなら何でもできる。そんな外道。
貝町ト子はそうあきれつつも、分かった。と小声でつぶやいた。

「…………OK。目を開いてくれ」

片桐和夫が見た『投票結果』はこうだ。

壱里塚徳人=久世明日美に投票
久世明日美=壱里塚徳人に投票
神崎健二=壱里塚徳人に投票

そして貝町ト子……彼女は久世明日美に…………ではなく壱里塚徳人に投票した。

――

「オイ……どうなったんだ!? 片桐! オイ!」

少なくとも久世明日美への票は、2票は獲得している。
そう思い込んでいた壱里塚は意気揚々と片桐に声を掛ける。

「よかろう。結果を教えてやる」

そのわずか数秒後に、片桐は壱里塚徳人に『教える』こととなる。
片桐は、壱里塚の前に立ちはだかり右膝を突くと、そのまま右手で彼の胸を貫いた。

「?」

何が起きたかは分からない。
だがすぐに理解。
そうして、憤怒の表情を浮かべたころには、全てが遅かった。
一言も言葉を発する事も出来ず、貝町の裏切りへの怨みを抱きながら、片桐が右手を傷口から抜いたと同時に、口から血を吐いてそのまま全身の力を消失させ、頭を垂れた。


543 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/03(水) 23:18:52 ID:/PeFsnbz
「今の顔滑稽でとても面白かったぞ。せっかく持ってきたのを無駄にしただけはあった」
「じゃあさっそく次の投票に移ろうか」

この時点で、ト子の願望は一つ叶っていた。
壱里塚徳人は、彼女の願望通りに、片桐和夫に殺害された。
あとはどうすればいいのかは分かっている。
だが、策略通りに行くまで、保たせる必要もある。
ト子の考えが正しければ、片桐は必ず、数秒だけ隙を作る。

「なあ片桐。さっきは斬りかかったりして悪かったよ」
「ああ。凄く痛かった」

…………まだ違う。

「投票に移るぞ? 貝町ト子よ」
「まあ待て。もう少し話をしよう。好きな食べ物とか」
「そりゃあオメエ。今絶対に聞かなきゃねんねえことなのか?」

まだ違う。
だが、片桐はレミントンの銃口を再び向けに来る。

「どうしても聞きたいんだ。お前は毎日三食喰う人間なんだろ? だったら好物の一つや二つあるはずだ。どうなんだ? 片桐よ」
「………そうだね。ちょっと待てよ今思い出すから」

思った通り喰いついた。
だが、ト子の待つチャンスはまだ来ない。
それに、仮に来たとしてもそれが確かなものと言う補償などありはしない。
言うならばギャンブル。
自分の思考が吉と出るか、凶と出るか。

「…無難にトースト辺りじゃあないだろうか? まあそれはさておきオレは答えたぞ。投票を開始しよう」
「おい神崎。聞いてるか?」

今度は、ト子が神崎に話しかける。
無論、久世と片桐には聞こえないよう小声で。

「何だよ?」
「次の投票。私に入れてくれ」

この選挙は、議員を選出する選挙ではなく、死刑囚を選出する選挙なのだ。
だのに貝町ト子は死を望むような。そう取られてもおかしくない言葉を発する。

「貝町……お前何を……」
「目を開くな。そして首も傾けるんじゃない…………今から私の言う通りにしてくれ。久世にではなく、お前にしか頼めない」

「お前の姉はきっと生きている。だから頼む」

貝町は、一言だけ、神崎に行ってほしい事を一言に凝縮して彼に伝えた。

「もう少し待ってくれ! 片桐!」

片桐の顔がこちらの方向を少しだけ見て、驚いたト子はわざと声を張ってそう言った。

「OK。あと10秒待つよ」

そして10秒間。沈黙は続く。
心臓の音をその場にいる全員が聞く事ができたであろう緊迫した空気が立ち込め、不快感の中でト子は吐き気を催しそうになる。

544 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/03(水) 23:20:33 ID:/PeFsnbz
目的はあと一つ。
生きて帰れるなら御の字。もし死んだとしても…………

悔いがないと言えばウソになる。
妹のヒ呂はどうなる?
自分の死を知れば彼女はきっと悲しむ。両親もまた然りだ。
いや、今からネガティヴになっていてどうする。

きっと成功する。成功すればまだ達成できる目的もきっと増えるはずだ。

10秒。本来の10秒か、世界一長い10秒か。
この場にいる者によって10秒と言う短い時間を、どう感じるかは人それぞれ。

「分かった。じゃあ投票結果を言おう。」

神崎健二は実のところト子の一言に非常に心を宥められていた。
今にも壊れそうな心は、首の皮一枚で繋がっていたのだ。
少しの希望は、今の彼にはとても嬉しい心のビタミン剤。
自分は何を考えていたのだ?
暮員の妄言ごときに踊らされていた。
実に滑稽な馬鹿だ。
自分の家族すら、信用する事が出来ない。

涙が零れそうになる。
だがその涙を堪え、今は集中する。
久世明日美の思考は、落ち着いていた。
憎むべき相手である壱里塚徳人が死んだのだ。
こんなに嬉しい事はない。
だが、この下衆の死を目の当たりにして尚、彼女はサーシャを想うのだ。
片桐の妄言であると、信じていた。
彼女が苦痛を伴う殺され方で、死んだとしたら浮かばれない。

彼女は死ぬべきだが、苦しみと共に逝くべきではない。
自分ならば間違えない。そう信じて疑わない久世明日美は、尚サーシャを想うのだ。

そんな彼らの投票結果は――


――


「では投票結果を言おう」

545 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/03(水) 23:21:31 ID:/PeFsnbz
「さっきは言わなくて済まなかったな。今度はちゃんと誰が何票取ったか隠さず言おう」
「御託はいい。さっさと結果を教えてくれ」
「フフフ……そう慌てないでください。既に決まった結果は変わりませんよ貝町さん」

気味の悪い笑み。
直後ト子の全身を怖気が襲う。

この状況下で、どうやら自分はビビっているらしい。
もう少しだ。もう少しなんだ。
そうもう少し。

「投票結果は――」


「貝町ト子3票。久世明日美0票。神崎健二0票だ」

直後、片桐はト子の眼前にしゃがみ込み、足下にレミントンを置くと壱里塚を殺めた時のように右手を

「…………」
「ショックを隠せないか? 結局お前は何もできずに死ぬんだ」

「………そうだな。潔く諦めよう。」
「ほな行くで」
「まあ待て片桐。最期に話をしようじゃないか」
「何だ?」
「だから話だ」
「だから何の話なんだよ」

まだ来ない。片桐は喰いついているが、いつ自分を見離すかどうかは分からない。

「話と言ったら話だ」
「延命のつもりか? 往生際が悪いな」
「そりゃあ往生際も悪くなるさ」

ト子の頭に、「もはやここまで」と言う言葉が過る。

「じゃあ行くわよ……」

来た……チャンスが。
ここに来てト子は漸く右手を開き、片桐の靴の上に、何かを置いた。

「足元を見てみろ」
「え? …………きやああああああ何よこれええええええええ」

足元に置かれた何かに、片桐はすぐに違和感を覚えた。
それはゴキブリ。


546 : ◆u4ixLfGd4k :2009/06/03(水) 23:23:14 ID:/PeFsnbz
ト子の推理はこうだ。
彼女は片桐和夫の口調が変わるたびに、その口調の間だけ人格すらも変わるのではないかと仮定したのだ。
仮定は仮定でしかない。だが賭けてみる価値はある。
だからこそ待ったのだ。

『普通の女子……つまりゴキブリが嫌いであろう人の人格』に、片桐がなるのを。

結果は、非常に上手く行った。
そして落としたのだ。
片桐はあまり動かないゴキブリに気を取られて気付かないようだが、『レミントン』を落としたのだ。

「撃て! 神崎!」

ト子が叫ぶ。その叫びに呼応し、手を伸ばして健二がそれを手に取った。
計画通りだ。足元に落ちた銃であれば引き金を引くくらいできる。
そうして、銃口を少しだけ上に向けて、彼は引き金を引いた。
発砲音と共に、健二はすぐ、レミントンの反動に負けてそれを手放してしまう。
だが、片桐和夫は倒れた。
本当に命中したのか?

「貝町さん。何が……」
「…………終わったな…?」

片桐は動かない。
そう思うとト子は、肩の荷を漸く降ろせるような気がした。

だが、違ったのだ。

「まだ終わってないぞ。私は死んではいない」

片桐はただ、当たり前であるかのように起き上がり、ト子の左肩に右手を突き刺した。

「好機を窺っていたのは……ぬしだけじゃあありんせんよ。貝町」

未だ後ろに垂れさがっていた頭がこちらを向く。皮肉なことに既に

「実は校舎に何かを取りに行ってたと言うのもこのための策さ。お前らの真意を試すためのな!」
「さっきから色々とボソボソ言ってたみたいだが、僕は全部聞いていたぞ!」

肩から抜き取られる血だらけの右手。
もうすこしずれていたら心臓に巨大な穴が空くところだった。
いや、心臓に空いていない。と言うだけで肩にはちゃんと空いている。
そこからドクドクと止めどなく、血が流れ出てくるのだ。
意識が薄れる。

そんな中、片桐はしゃがみ込み、レミントンを拾ってそれで神崎健二を殴りつけ、気絶させると、ト子に顔を近づかせて挑発的な表情で、彼女の今際の表情を間近で拝もうとする。

547 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 23:52:13 ID:7XFbVgPi
イライラ

548 :創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 23:56:05 ID:EFO5tK0C
日本語の通じない馬鹿が役一名。とっとと消えろ糞が。

549 :創る名無しに見る名無し:2009/06/04(木) 00:02:34 ID:5ImCLolr
おいおい煽り荒らしじゃなくマジだったんかい

550 :創る名無しに見る名無し:2009/06/04(木) 00:59:13 ID:9FpeAFrk
>ト子の推理はこうだ。
>彼女は片桐和夫の口調が変わるたびに、その口調の間だけ人格すらも変わるのではないかと仮定したのだ。
>仮定は仮定でしかない。だが賭けてみる価値はある。
>だからこそ待ったのだ。

>『普通の女子……つまりゴキブリが嫌いであろう人の人格』に、片桐がなるのを。

吹いたwwww

551 : ◆hhzYiwxC1. :2009/06/04(木) 08:39:23 ID:1aBxljBz
前の鳥を見つけてもらったので鳥を変えさせていただきます。

第二回放送を予約します

552 :創る名無しに見る名無し:2009/06/04(木) 19:07:08 ID:5ImCLolr
今気付いたが男女キレイに9人に別れたな

553 :創る名無しに見る名無し:2009/06/05(金) 02:26:52 ID:Z/rjeHDx

・学校
暮員未幸
サーシャ
和音さん
貝町ト子
神崎健二
倉沢ほのか

・映画館
白崎篠一郎
長谷川沙羅

・映画館周辺
苗村都月
朱広竜

この辺に参加者が密集
学校と映画館は目と鼻の先なので全員合流して
とてもカオスな状態になる可能性が高いと思われる
フラグ的に暮員未幸と白崎篠一郎が鍵?

・診療所
大田太郎丸忠信
玉堤英人
鬼崎喜佳

既に全員離れている
どの参加者orグループと合流するのか

・F-4
内木聡右
楠森昭哉
ケトル

確信を突いた?このまま主催対策へ進めるのか?

・吉良邑子
放送後ますます手がつけられなくなりそうな

・日向有人
何をしてるんだお前は


554 : ◆zmHe3wMKNg :2009/06/05(金) 23:35:31 ID:PrOpNDM7
すみません
予定が入って執筆時間が取れそうにないので
内木、楠森、ケトル、吉良の予約を破棄します
次回作は第二回放送以降に予約します


>>538
上手いなー
良かったらまた書きに来てください
予約入るの楽しみに待ってます

555 :創る名無しに見る名無し:2009/06/07(日) 16:17:10 ID:4afzLTOR


556 : ◆hhzYiwxC1. :2009/06/07(日) 23:04:58 ID:kULDUxZX
第二回放送投下します

557 : ◆hhzYiwxC1. :2009/06/07(日) 23:05:41 ID:kULDUxZX
午前12時。
スピーカーから残りの参加者たちに伝達されるクラスメイトの死。
若狭吉雄からの声だ。

「若狭です。みんな元気かー? 人死にに面し、心身ともに摩耗した人も多いかもしれない。だがダイエットにはちょうどいいんじゃないか? 特に女子は」

「まあ冗談はさておき恒例の死者報告だー」

「まず男子。二番、壱里塚徳人君。三番、ウィリアム・ナカヤマ・スペンサー君。四番、海野裕也君。八番、片桐和夫君。十八番、鈴木正一郎君。二十六番、森屋英太君」

「次は女子だ。結構多いなー。三番、エヴィアンさん。四番、エルフィさん。八番、北沢樹里さん。十番、銀鏖院水晶さん。十一番、久世明日美さん。十二番、朽樹良子さん。十八番、添島龍子さん。二十三番、間由佳さん。二十五番、フラウさん」

「かなりいいペースで先生嬉しいぞー。じゃあこちらも…恒例となりました禁止エリアの発表です。一時間後に『D-4』、三時間後に『F-5』、五時間後に『A-3』だ」

「いよいよこのゲームも佳境だなー。あともう一踏ん張りだぞ。頑張って生き残れよー。じゃあなー」

【一日目・昼】
【残り18人】

558 : ◆hhzYiwxC1. :2009/06/07(日) 23:07:19 ID:kULDUxZX
「悠。こんな感じでどうかしら?」

無論、重傷を負い半死半生の若狭に放送などが行えるわけがない。
彼は応急処置をしたうえで麻酔を打ち、眠らせている。目が覚め次第彼が島に残した“何か”を聞きださねば。
では、放送を行ったのは誰か……と言うと。
放送を行ったのは二階堂永遠。
予め作成しておいた音声変換ソフトで、若狭の声真似をしたのだ。

「若狭の声真似してる時のアンタ。物凄く気色が悪かったわよ。永遠」

椅子に股を開いてだらしなく腰かけながら、卜部悠は言った。

「それはある意味での褒め言葉として取るわ。ところで悠……アナタの朱広竜君は随分と影が薄いようだけど」
「でも生きてるでしょ? アンタが直々にマーダーに仕立て上げたのに誰一人殺せず壊れたポンコツ片桐君よりはマシよ」

「一体のレプリカントを破壊している」
「追原を頭数に入れても殺害数1でしょ? 広竜は2よ。それに…………」

「私は広竜を信頼してるわ。彼なら全員殺して…絶対優勝するって思ってる」

「…………」

卜部の真剣な表情。
だが二階堂はその後無言を貫いた。
卜部がその場を離れるまでは。

559 :創る名無しに見る名無し:2009/06/07(日) 23:09:17 ID:kULDUxZX
投下終了です。
禁止エリアについては何か問題があれば言ってください

560 :創る名無しに見る名無し:2009/06/08(月) 00:33:29 ID:ye1lL+jY
投下乙。
未だ明かされない卜部と広竜の関係
彼に優勝してもらいたいようだが…
片桐を壊された二階堂の反応とテトの行方も気になる

561 : ◆zmHe3wMKNg :2009/06/08(月) 01:23:49 ID:zoFCm30Z
残り少ないしちょっとテコ入れ

鬼崎喜佳、太田太郎丸忠信で予約します

562 : ◆hhzYiwxC1. :2009/06/08(月) 05:00:20 ID:/iTBVAgt
微妙に予約しにくい状況ですが、日向有人、玉堤英人で予約します。

563 :創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 01:40:57 ID:N2Yg1U1D
微妙に予約しにくい状況ですがwwwww

564 :創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 06:32:29 ID:RKu2cKh6
ついに空気が引き籠もりから脱出

565 :創る名無しに見る名無し:2009/06/12(金) 02:37:22 ID:DuMJa1RH
転載の件はやり過ぎたと反省している・・・

566 :創る名無しに見る名無し:2009/06/12(金) 04:52:41 ID:ysQRyMZm
お、この書き込みはまさか?

567 : ◆hhzYiwxC1. :2009/06/14(日) 20:26:07 ID:7ZE1uTd2
投下します

568 :スカーフェイスと摩利支天 ◆hhzYiwxC1. :2009/06/14(日) 20:28:46 ID:7ZE1uTd2
時刻は間もなく朝方

「……いかんいかん」

眠ってしまっていた。
まだ誰も訪れてはいないようだが、警戒を緩め過ぎだろう。

「誰が来てもいいように備えないとな…………」
「――ねえ」

日向有人は驚いた。
ボウガンを構えるがその声はすぐ近く。背後から聞こえる。
明らかに手おくれ。対応が遅すぎた。
声から判断して女生徒であるだろうが、数時間前にここから去って行った長谷川沙羅と倉沢ほのかではない事は確かだ。

「………アンタ」
「ああ起きたのね。日向君」

そこにはテトが立っていた。
まだ少し暗いがそれでも僅かな木漏れ日が彼女を照らし、認識を可能とさせる。

だが、それと同時にあることも、日向は確認できていた。

「………テトさん。アンタ」

「アンタどうして首輪をしていない?」


薄ら明かりでも視認は辛うじてできた。
自分の命運を握る、この拘束具を、彼女は首に取りつけてない。

「アンタには恩がある。だが教えてもらうぞ。何で首輪をしていない」

だから、日向はボウガンを下げなかった。
友人の身辺調査を行ってくれた彼女に向けて。

「日向君。大体の予想は当たってるよ。私はこのゲームの発案者の一人」
「だからあの場にいなかったのか? ラトが殺されたあの場に……」
「うん」

テトは、顔色一つ変えずに頷く。

「…………でもいいの。ラトは死んだけど“新しいラト”は二階堂さんが創ってくれるし」
「二階堂………?」

「あ・ヤバ………ちょっと喋り過ぎたわね。悪いけど…………」

刹那。
テトの猟奇的な笑みが眼に焼き付けられた瞬間、日向有人は集会所から消失していた。

569 :スカーフェイスと摩利支天 ◆hhzYiwxC1. :2009/06/14(日) 20:30:01 ID:7ZE1uTd2
「…まあどこに飛ぶかは運次第だけどね。それにここに居座り続けられても困るし。私それで来たようなもんだから………っと…そろそろ私にも来るわね。学校の近くに飛んだら一応“回収”しとこうかしら」

日向の消失したテトも、そう呟いて数秒後に、跡形も残さず集会所から姿を消していた。

―――

「ぅあああああああああああああああ」

日向有人は、宙を舞っていた。
ここがどこかも分からない。
ただ、これだけは理解していた。自分は落下している。それもかなりの高さから。

落ちたとしたらまず大怪我は必至だろう。運が良くても無傷でその場に立つことは不可能。
つまり少なからずの怪我は不可避。
だからと言ってバトル漫画のように能力を使って衝撃を軽減する事も、急所だけでも庇う余裕も、今の日向にはない。
眼下には、森林が広がっていた。

「…………くそったれ…」

そう呟いた瞬間日向の全身をドラムリズムのような痛みが襲った。
そして最後に訪れたのは、地面にたたきつけられた激痛。

【C-6 森林/一日目・朝方】
【男子二十五番:日向 有人(ひゅうが-ありひと) 気絶】

――――――――

【C-6 森林/一日目・午前】
【男子二十五番:日向 有人(ひゅうが-ありひと) 覚醒】



気が付くと、自分の制服のあちこちに木の枝が刺さっていた。
それに顔にヒリヒリとした痛みを感じる。
触れてみると、やはりさらなる痛みが到来。
予想通り傷を負っている。

「早いとこ鏡のある民家にいかねえとな」

落ちていたボウガンと、デイパックを早々に回収し、再び立ち上がろうとする。

「?!」

立ち上がろうとする。のだが痛みで思うように身体が動かない。
打撲もしている。致命傷は負っていないようだが、どうにも傷は多いらしい。

「この間、誰もこの場を通らなかったのは……ハァ…奇跡に近いな……」

心底安堵としていた。
そうして日向は木々に凭れかかりながら立ち上がり、そのままフラフラと歩き出した。


地図と方位磁石を駆使し、自分の現在地を確認する。
自分はどうやらC-6に飛ばされたようだ。

「………本当にここがC-6なら…診療所が近いな」

少なくとも顔の怪我くらいは治しておきたい。
日向が向かう先などとっくに決まっている。


570 :スカーフェイスと摩利支天 ◆hhzYiwxC1. :2009/06/14(日) 20:31:31 ID:7ZE1uTd2
移動を続けて、いくうちに、日向は二体の死体に遭遇した。
どちらも原形をあまりとどめていなかったが、辛うじて加賀智通とシルヴィアである事が分かる。
死体は少しだけ離れて位置していたことから、二人が争って痛み分けたという線は薄そうだ。
まあなんにせよ傷口を死肉を穿る蝿が鬱陶しい羽音を立てながら飛び交う。
特に言葉はなかった。

彼らとは特に親しくはなかったし、何の感慨も湧かないとまで行かないまでも、彼らの死を悲しむ気分にはならない。
日向は、異臭に鼻を塞ぎながら、そそくさとその場をあとにする。
さらに移動を続けると見えてきた。目的地の診療所。

――

中に入って見てさらに驚き。
あちらこちらに割れた窓ガラスや散らばっていて、中が荒れていた。

「オイオイ。さっきの奴さんまだ近くにいるんじゃねえだろうな?」

日向の言う奴さんは、残念ながらこの場にはもう既にいない。
変わりに、死体が二体。
朽樹良子と……顔のない仏さん。
待合室なども調べてみると、そこにも死体が。
森屋英太と…

「ハァ? 何でこいつがここでおっ死んでやがんだ」

銀鏖院水晶。
首輪が爆破され、無残な姿で横たわっているが、あちこちに散らばる銀髪と年相応にも満たない未成熟な身体。
間違いなくあのグレッグを殺害した銀鏖院水晶。

「あの野郎生きてやがったか」

森屋英太は銀鏖院水晶に殺された確率が高い。
ひょっとしたら朽樹やあの死体も銀鏖院がやったのかも。

「確実に仕留めるべきだったな」

結果、銀鏖院水晶は死んだわけだが、シルヴィアや加賀、朽樹たちも頭数に入れるとすれば、最高で彼女は6人殺している事となる。

「はぁあ……」



571 :スカーフェイスと摩利支天 ◆hhzYiwxC1. :2009/06/14(日) 20:32:23 ID:7ZE1uTd2
日向は溜め息をつきながら死体を眺めるのもほどほどに、診療所の中を漁りはじめる。

「ガーゼと消毒液……あとできればテープも欲しいな」

見つけた消毒液で、まずは顔の傷を消毒する。
さっき鏡で見てみたが、あちこちが切れていた。もう少しずれていたら失明などもあり得ただろう。
その点では自分は非常に運がいい。
日向は心の底からそう思う。

「痛ぅッ!」

消毒が終わり、すぐにガーゼで傷口を被う。
それからすぐにテープで固定し、これで治療は完了だ。

「被えない場所も多いが………まあこの程度の傷じゃあ死にやしねえだろう」

死にはしない。
死体がすぐ近くに転がっている建物の中で、それを言うのはどうかとも思う。

時刻は間もなく昼。
非常に雑な応急処置を終えた日向は、“漸く”動き出す。

「若狭です。みんな元気かー?」

そして日向が外に出た直後。
放送が再び始まった。

【B-6 診療所/一日目・昼】
【男子二十五番:日向 有人(ひゅうが-ありひと)】
【1:俺(達) 2:あんた(達) 3:あいつ(ら)、○○(呼び捨て)】
[状態]:制服がぼろぼろ、顔面に目立つ切り傷多数(応急処置済み)、全身打撲
[装備]:ボウガン(装填済み)、アイスピック、バングルの片割れ
[道具]:支給品一式×2、ボウガンの矢(18/20)、サバイバルナイフ、毒薬(3瓶)、予備のガーゼ
[思考・状況]
基本思考:殺し合いに乗る気は無い
0:マーダーを殺す
1:テトにもう一度会って問い詰める
[備考欄]
※テト達三人が黒幕だと疑っています
※倉沢ほのかの存在が、あの集団にとってマイナスになると思っています
※第一回放送を聞いていません


572 :スカーフェイスと摩利支天 ◆hhzYiwxC1. :2009/06/14(日) 20:33:35 ID:7ZE1uTd2
玉堤英人は…今しがた第二回放送を耳にし、ただただ凍ったように静止していた。
いつの間にか、彼は全てを失っていたのだ。
ケトルに託したはずのフラウも、血眼になっていた間由佳も。

「………………不味いな。これじゃあますます吉良に遭うわけにはいかなくなる」

英人はいたって冷静だった。
友人たちの死を前にしても、考えているのは自分の安全。
そして同時に彼はある程度理解している。
狂気に駆られた吉良が、目的を失うことでどのような行為に走ろうとするかは容易に想像できる。

「お前は……腕だけじゃなく心も機械なんだ……だからきっと悲しくねえんだよ!!」

森屋英太の言葉だ。
彼の言った言葉は、的中していたかもしれない。
森屋のように悲しみによって気が動転する事も、冷静さを欠く事も、彼には見られない。
彼が何を思うかは現時点では誰にも知る由はない。


【B-6 道路/一日目・昼】
【男子十九番:玉堤英人】
【1:僕(たち) 2:君(たち) 3:あの人、あいつ(ら)、○○(名前呼び捨て)】
[状態]:健康、右頬に裂傷、右頬に痣、静かな悲しみ
[装備]:FIM-92スティンガー(1/1)、アウトドアナイフ
[道具]:支給品一式、USBメモリ、大鎌、小型ミサイル×2、赤い液体の入った注射器×3(麻薬)、両口スパナ、首輪の残骸
[思考・状況]
基本思考:主催側がどうなっているか知りたい。
0:由佳やフラウが死んだだと? 馬鹿な……
1:吉良を警戒
2:二階堂に勝てそうな奴を捜してUSBメモリを渡すor共に行動する。
3:ゲームに乗っている生徒で戦って勝てそうにない生徒の場合は逃げる
[備考欄]
※USBメモリに玉堤英人の推測を書いたデータが入っています。
※愛餓夫の言葉を疑っています。
※A-6とB-6の境界地点にいます


573 :スカーフェイスと摩利支天 ◆hhzYiwxC1. :2009/06/14(日) 20:38:44 ID:7ZE1uTd2
すいません。
投下し忘れていた部分がありました
>>570>>571の間に↓が入ります


支給品の回収もする。

ある程度のものは誰かに抜き取られていたようだが(この事実から抜き取った奴がこいつらを殺したという可能性もあり得る)

だが、顔のない死体のデイパックはほとんど手が付けられていない。

中には基本的な支給品の他、まだ使えそうなアイスピックと――


「何だこれ?」

バングルのようだ。
半分が欠けており、首に掛けられるようなチェーンが取り付けられ、首飾りのような感じになっている。


「乗りかかった船だ。とりあえず貰おう」


日向は、ためらうことなくそれを首に掛けた。


574 : ◆hhzYiwxC1. :2009/06/14(日) 20:39:40 ID:7ZE1uTd2
投下終了です

575 : ◆zmHe3wMKNg :2009/06/14(日) 21:38:27 ID:yqmRqgg9
投下乙

明後日の方向へ進んでいた日向有人、テトに回収される
しかし着いた場所が非常に不味い…今書いてる無茶展開に
思いっきり矛盾が生じてしまう…というわけで日向有人を追加で予約します

576 :創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 19:51:31 ID:NBHmClYX
◆zmHe3wMKNg氏はそろそろアクションをお願いします

577 :創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 23:40:15 ID:JyHAIDr4
書き手が予約してもほぼノーコメント
投下しても感想は一〜二個だけ
雑談はゼロ
荒らしはスルーできない
多分ROMってる人はいっぱいいる


何と言うか……非常に淡々としてるねこのスレ

578 : ◆zmHe3wMKNg :2009/06/18(木) 00:00:41 ID:9yWGfNQ9
申し訳ありません。
少し長い上途中で切る事も出来ないので難航中。
投下は週末になると思います。

579 :創る名無しに見る名無し:2009/06/18(木) 08:58:12 ID:7va+s/bw
最後まで閲覧しようと思っている読み手は俺だけじゃないはず

書き手の人、応援してます

580 :創る名無しに見る名無し:2009/06/20(土) 06:29:49 ID:5iNZFuR9
まぁ口先で応援することなら誰でも出来るわな

581 :創る名無しに見る名無し:2009/06/20(土) 07:51:50 ID:woPWyM89
読み手はそれが普通だろw

582 :創る名無しに見る名無し:2009/06/20(土) 13:03:40 ID:8ZUMHB/v
参加してみたいが今更付いていけない・・・
下手だったら文句言われそうで怖い

583 :創る名無しに見る名無し:2009/06/20(土) 13:37:29 ID:CGE5jQcI
>>582
書くだけ書いてみては?


584 :創る名無しに見る名無し:2009/06/20(土) 17:02:01 ID:woPWyM89
終盤に入ってしまったここじゃ少し厳しいんじゃないかな
まずは序盤の他のロワで慣らすといいよ

585 :創る名無しに見る名無し:2009/06/22(月) 02:12:56 ID:pK77ja96
◆zmHe3wMKNg氏には何かがあったのでしょうか……

586 : ◆I0hu.lBOuS5E :2009/06/22(月) 02:41:15 ID:xOsRJchd
ただ今から投下します。
長いのでしたらばの仮新スレを使います。

587 : ◆I0hu.lBOuS5E :2009/06/22(月) 02:55:50 ID:xOsRJchd
終了しました。

588 :創る名無しに見る名無し:2009/06/22(月) 08:03:45 ID:glibs9YZ
投下乙です
確かに少し踏み込んだ内容ですが特に問題はないと思われます
ただ若狭は麻酔を打たれ眠っているとあるため、そこだけは修正をお願いします

589 :創る名無しに見る名無し:2009/06/22(月) 09:42:51 ID:glibs9YZ
すいません。
再度読み返したらあれでOKでした

590 : ◆EGv2prCtI. :2009/06/22(月) 14:08:47 ID:pK77ja96
投下乙です。
主催側にも大きな乱れが入ってきていよいよ佳境と言った感じに。


参加者・主催者全員で最終回を予約してよろしいでしょうか?
他の書き手さんの意見も聞きたいのですが……

591 : ◆hhzYiwxC1. :2009/06/22(月) 15:30:06 ID:nZWnQJMW
>>590
私は賛成です。
EGさんならきちんと全てを纏められる気がするので安心してゆだねることができます。
長く険しい作業になると思いますが頑張ってください。

592 : ◆I0hu.lBOuS5E :2009/06/23(火) 00:02:07 ID:Hz15MNIV
賛成です。
このタイミングでクライマックス…!
まだフラグが色々残ってますがここまで来た以上思う存分やって下さい。
応援します。

593 : ◆d6BHdrg3aY :2009/06/23(火) 11:22:56 ID:Shk6CbJR
本当なら、私など顔を出せる筋合いではないのですが、
一言だけでも応援の意を示したいと思い、恥を忍んで書き込ませていただきます。
大変な作業になるとは思いますが、EGv2prCtI.氏ならきっと出来ます。
どうか頑張ってください。陰ながら、応援させていただきます。

594 :創る名無しに見る名無し:2009/06/24(水) 02:47:22 ID:c5GlWa01
次回策どうする?
是非キャラクターも話も参加したいです

595 :創る名無しに見る名無し:2009/06/24(水) 04:20:26 ID:971CPrCb
まぁ、次回策の話は完結した後でもよいかと〜

596 :創る名無しに見る名無し:2009/06/25(木) 01:10:33 ID:TdASZVc+
エロゲ会社勤めてる友達に聞いたら普通に凌辱ゲー出せるし別に何ともないとの返事が。
はて?

597 :創る名無しに見る名無し:2009/06/25(木) 19:34:01 ID:Hv2d/fOa
自作ロワもうすぐ完結記念
ttp://uproda.2ch-library.com/lib142398.png.shtml
ttp://uproda.2ch-library.com/lib142399.png.shtml

598 :創る名無しに見る名無し:2009/06/26(金) 10:33:11 ID:VmWtte0z
何故か急速にキャラが立ちつつある愛餓男
水晶可愛いな畜生wwパーティー行きてぇww
遥が可愛いのは当たり前
ほのかは…もう駄目だ…

599 :創る名無しに見る名無し:2009/06/26(金) 13:36:22 ID:TBEv9Kln
遥が太田食ってないか?ww
てか水晶のは完全にスパムメールの内容じゃねえかwwww

600 :創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 19:32:08 ID:B82UJMQ2
ttp://www2.dochat.net/10/chat/

601 :創る名無しに見る名無し:2009/06/29(月) 21:08:20 ID:+okALdv3
NURUPO

602 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 04:49:55 ID:DqcBCtNl
これで壮大な釣りだったら面白いな

603 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 05:06:55 ID:HNul/rch
じゃあお前はここから最終回書いて一週間で間に合わせられんの? としか
何も出来ないなら何も言うなよ

604 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 06:25:31 ID:DqcBCtNl
違う、この作品その物が釣りだって言いたい
作家の大半は同一人物の気がする

605 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 07:26:47 ID:HNul/rch
アホスwwwww
それは釣りとは言わねえ
ただの鳥変えた自己リレーだwww

606 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 07:41:14 ID:hA5OvPac
何もできない奴は何も言うなよ

607 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 08:16:38 ID:zVgPY9Z4
獣人を登場させこれみよがしに殺害
某人物の意見だけを取り入れないで全否定
こじつけで叩く
なぜでしょうねえ

608 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 09:20:35 ID:DqcBCtNl
>>606
一応1話執筆したがな

609 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 09:47:15 ID:HNul/rch
書き手なら鳥ぐらい晒せよとしか

610 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 10:02:41 ID:DqcBCtNl
ちゃかしたくらいで過敏反応すんなよ

611 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 10:36:48 ID:cChQSZ+u
鳥ごとに趣向と作風が違いすぎて有り得ん
自動保守装置は自動的にスルー

612 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 19:37:34 ID:PckOmW8l
▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼
▼・ェ・▼・w・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・w・▼・ェ・▼
▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・w・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼
▼・w・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・w・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼
▼・ェ・▼・ェ・▼・w・▼・ェ・▼・ェ・▼・w・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼
▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・エ・▼・ェ・▼・ェ・▼
▼・ェ・▼・ェ・▼・w・▼・ェ・▼・ェ・▼・w・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼
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▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・w・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼

613 :創る名無しに見る名無し:2009/07/01(水) 01:32:42 ID:qUtYemjo
結局英人君は一人で二階堂さんに挑むことになったんだろうか

614 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 03:38:06 ID:V202r2AW
次回作は獣人を出さない方が良いと思う

615 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 04:56:03 ID:1u9PA2bT
荒れちゃう原因ですよね・・・

616 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 05:13:40 ID:GQW0p9UI
なにをいまさら。


やりたいようにやれば良いよ。
荒らしのせいで自由度が狭くなるのは嫌過ぎる。

ってか、次回ってあるの?

617 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 07:41:17 ID:b9hTgbNu
もう我慢出来ん

自分の被害妄想に獣人を巻き込む607=614=馬が消えれば獣人関係で荒れることは無くなるよ!
マジでお前が書き込みしたってレスがバレバレで自分の首絞めてるからお前!
だいたい、釣られてる615もなんだか馬臭いしな!

第一、鳥を付けた書き手からそんな文句出てないから問題は無いんだって
まともな話も書けない部外者は黙ってろとしか

>>616
次回があるかは、最終回が投下された後に次回をやりたいって書き手が集まるかどうかだと思う
まあ馬の粘着は避けられないからしたらば進行になるけど……

618 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 08:05:47 ID:1ny9tpWX
漏らしたな、我慢してよ汚いな!

619 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 09:09:21 ID:l4MCY+M9
スルー能力低く過ぎ…
徹底的に居ない物として扱えと言っておろうに
書き手の意見が第一だから何も心配せんでええよ

620 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 14:02:32 ID:1ZqtrgJm
>>617
>>607
これどう見ても馬に見せかけた釣りじゃん
その前後に居るDqcBCtNlが馬だろ

621 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 15:29:48 ID:clyYkMKD
341 :最低人類0号:2009/07/03(金) 04:46:25 ID:BskuWjN00
>ウマタン

創作発表板の奴ら、馬の作品には価値がないから専スレ潰したんだと

622 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 16:03:23 ID:peid4iyd
よっぽどこのロワを潰したい馬ではない悪意があることは明確だな

623 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 16:16:59 ID:b9hTgbNu
でも潰れる前に終わるだろ
書き手さんが頑張っていれば、少なくとも今月中には

624 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 19:24:01 ID:clyYkMKD
このバトロワが潰れたら馬がもっと孤立するのは確か

625 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 21:39:38 ID:l4MCY+M9
馬スレ落ちたのか
早く専スレ作ってそっちで話してくれ

626 :創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 23:33:42 ID:74r1hZ1Q
>>625
専用スレはとっくにあるから
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1241626059/l50

627 :創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 06:57:55 ID:nxDdoKeh
いいえこのスレも荒れなければならないのです

628 :創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 09:18:26 ID:hkz/EQQC
どんだけ荒れようが終われば荒らしの敗け

629 :創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 10:50:39 ID:vPmdRi6D
NURUPO

630 :創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 14:40:04 ID:xszjUZpA
馬っぽい書き込みは釣りだからな

631 :創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 22:11:04 ID:BWzKXPJ0
釣っぽい書き込みは馬だからな

632 :創る名無しに見る名無し:2009/07/05(日) 01:07:55 ID:phW8L2gM
この書き込みは釣りだからな

633 :創る名無しに見る名無し:2009/07/05(日) 02:52:20 ID:svC1l7D2
書き込みだから馬っぽいな釣り
釣り 釣り 釣り 書き込み 書き込み 書き込み

634 :創る名無しに見る名無し:2009/07/05(日) 06:32:22 ID:SFXZmIzQ
なんという斬新な保守

635 :創る名無しに見る名無し:2009/07/05(日) 12:28:16 ID:oTydiz/U
もう相手すんな
馬をけしかける要因にしかならない

636 :創る名無しに見る名無し:2009/07/05(日) 12:35:53 ID:6E1tmE1K
経過報告などをしてくれるとうれしいのですがね

637 :創る名無しに見る名無し:2009/07/06(月) 00:13:01 ID:5gvZmXPL
絵心はないので文章ですが>>597と同じ奴

Cross review
批評家
白崎篠一郎
いい映画監督が、いい映画を作るとは限らないんですよね。エンターテイメント性を廃すことで、時として監督としての手腕がアカデミー会員に伝わるんでしょうか…
その証拠にアカデミー監督賞にだけノミネートされる作品も少なくはありません。
そうなるといくら手腕が凄まじくともまるで一人芝居となってしまって、ある意味では駄作と言えるでしょうね。たとえば…(強制終了)

暮員未幸(10)
彼女のお陰で本当に感謝しています。
ですがそれと同時に、どれだけ彼女との距離が近づこうとも、それは錯覚なんですよね…
きっと彼女は、もっとずっと先に、ずっといる。そして僕は彼女に追いつけない……

仲販遥(4)
ちょっと喋り方が稚拙ですけど普通ですよね。
彼女にも暮員さんの伝手で何度か映画を貸してるんですが彼女吹き替え版で観るらしいんですよね…

ケトル(2)
あんまりウマが合わないですね…
あまり人付き合い得意じゃないところは、昔の自分を見ているようで嫌だ。

長谷川沙羅(3)
まるでスナイパーですね。


朽樹良子
鬼崎さんとは何だかんだで付き合いが長いから……知らない間にあんな風に見ちゃうようになってたのかも……でもそれって鬼崎さんが男みたいってことよね…

「暮員未幸(6)」
優秀なお嬢様ってところかしら?
少し浮世離れしてる感があるから悪い印象を受けることもあるけど悪人ではないと思うわ

「仲販遥(6)」
テトさんと同じくらい…おっきいわよね……
何食べたらあんなになるのかしら?

「ケトル(2)」
たまにテトさんをいやらしい眼で見てることもあるから…ちょっとね……

「長谷川沙羅(4)」
彼女、あんまりクラスメイトとも打ち解けてないのよね…
悪い人じゃないと思うし、一緒に遊んだこともあるんだけど…まだ彼女がよく分からないわ。
生徒会長としては彼女のことをもっとよく知りたいんだけど……ね



638 :創る名無しに見る名無し:2009/07/06(月) 00:14:45 ID:5gvZmXPL
卜部悠
朱広竜は本当にいい男で、私は本当にいい女ね。
言うなればクレオパトラとシーザーみたいなものね!
え?なんか違うって?こまけぇこたぁいいんだよ!

「暮員未幸(0)」
こいつも永遠にスカウトされてたんだったけ?
まあどうでもいいけど金持ちってとこ気に食わないわ

「仲販遥(0)」
乳もげろ

「ケトル(0)」
キモい

「長谷川沙羅(0)」
影薄い


森屋英太
白崎に『ライフ・イズ・ビューティフル』って言う映画貸してもらったんだが、思わず泣いちまったよ。
本当に大切なものができると軽い奴や冷酷な奴だって変われるんだな

「暮員未幸(3)」
あんまおっぱいデカくねえから戦力外かな?

「仲販遥(10)」
最初は見てるだけで幸せだったんだよね。
今思えばクラスの中には遥の他にもおっぱい要員は結構いたし遥自体をあんまり見てなかったかもしれねえけど。
遠すぎたからそう思えたのかな?
でも遥と一緒にいると…今まで知らなかった遥が知れた感じがして…何て言うか嬉しかったよ。

「ケトル(7)」
アニメのことやたらと詳しいよな。
俺もたまにケトルから借りるぜ?アニメ

「長谷川沙羅(0)」
話したねえからちょっとよく分からねえな

639 :創る名無しに見る名無し:2009/07/06(月) 00:20:42 ID:5gvZmXPL
これだけです。
書き手さん頑張ってください

640 :創る名無しに見る名無し:2009/07/06(月) 13:18:39 ID:adt35hQJ
ああ^〜糞を武器にしてほしいの〜▼・ェ・▼

641 :創る名無しに見る名無し:2009/07/06(月) 15:23:05 ID:Yi1MFuwZ
長谷川の評価ヒドスww
卜部も永遠にスカウトされなければちょっと
ウザイだけの普通の女子高生だったのだろうか

642 :創る名無しに見る名無し:2009/07/07(火) 10:59:15 ID:SEMHkkxq
ロワの開始を永遠に持ちかけたのは卜部。
永遠の目的の一つは「卜部を楽しませること」
十中八九、卜部がロワ開始の引き金引いてます。本当に(ry

643 :創る名無しに見る名無し:2009/07/07(火) 18:13:16 ID:rHU6OI3G
永遠が水晶とかをスカウトしたのは会場の確保が主な理由で
卜部は以前から既に特別扱いだったぽいな

644 :創る名無しに見る名無し:2009/07/10(金) 16:36:39 ID:avkVZmbg
途中経過位は書いてくれないと困るよ

645 :創る名無しに見る名無し:2009/07/10(金) 17:02:11 ID:MMy2IlHw
何様だよ

646 :創る名無しに見る名無し:2009/07/10(金) 18:00:21 ID:0OXwlqPt
wktkの新しい言い回しだと思う

647 :創る名無しに見る名無し:2009/07/10(金) 22:47:02 ID:z1KvRRBE
自動保守装置に反応スンナ

648 :創る名無しに見る名無し:2009/07/11(土) 19:10:46 ID:AHvYbxk5
いい加減こういう言いあい止めましょうよ

649 :創る名無しに見る名無し:2009/07/11(土) 20:57:20 ID:kw4w6j/X
がんばれおうえんしています

650 :創る名無しに見る名無し:2009/07/11(土) 23:54:18 ID:R+mNWucp
アナログだけど描いてみた倉沢さんとヒモ
ttp://uproda.2ch-library.com/lib147772.jpg.shtml

ラフ描いてる内に誰が誰だか分からなくなってしまった人達
ttp://uproda.2ch-library.com/lib147773.jpg.shtml

651 :創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 00:07:14 ID:aGRjVXtt
上…えいたくん
右…神崎っぽい何か
下…うぃりあむなかやますぺんさ
左…サーシャにゃん


つかラフ薄すぎ

652 :創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 02:27:46 ID:B9annpmD
久々に描いたらめっさ時間掛かった吉良祐子
ttp://iup.2ch-library.com/r/i0001702-1247419403.jpg

653 :創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 13:08:43 ID:Ri9eNHxN
>>652
これは奉仕してほしい吉良だ

654 :創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 23:00:10 ID:gDm6yOXB
これはひどい

655 : ◆EGv2prCtI. :2009/07/14(火) 23:46:37 ID:OY86MyDd
仮投下スレにて投下途中、文章データが唐突にお亡くなりになりました……o.....rz

656 :創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:56:21 ID:686QkyCp
>>655
仮投下スレにて読ませていただきました。
すごく疾走していたのにデータ消失は残念です……
残りを思い出しながら書いてください……と、言うのはさすがに鬼畜だと思いますが……これはどうすればいいでしょうかね…
もし見ていればレスを返してくれますか?

657 :創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:59:21 ID:gT9KuLQp
データが消えたのはウマタンがやった事だから

658 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 00:05:13 ID:CatTv6yo
それは物理的に無理

659 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 00:06:35 ID:2/unLVqa
>>656
氏は某所での誤爆を見る限り相当こたえてるみたい
残り50KBが消えたらしいし……

でも、氏ならまた立ち上がってくれそうな気がする

660 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 00:20:15 ID:ww7yNe8J
こう言うとき励ますことしか言えない自分がひどく無能であるということをひしひしと痛感させられますね…

661 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 03:00:12 ID:InwVrU3X
投下乙。
気持ちいいくらいガンガン死にまくる参加者
残ってる9人+主催者3人は一筋縄じゃいかなそうな人達ばかり
愛がテーマらしい最終ラウンドはここからが本番……まぁ、気を取り直して下さい…

支援ついでにさきほどお亡くなりになられたサーシャ嬢
ttp://iup.2ch-library.com/r/i0001930-1247594237.jpg

662 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 05:00:28 ID:Uu9rfg6Y
証拠

364 :ねこま:2009/06/28(日) 19:22:21 ID:gIFbqcJE0
ネット上で自分の昔の知り合いが私を監視して色々な所に書き込みをしてます。
ここにも奴の書いた書き込みがあります。
そいつを精神的に潰したいので呪いとか住所特定の方法が知りたいです。
小動物を殺害する呪いでも解決の方法になるならやってみたいと思います。
自分は無言電話とか迷惑メールとかいっぱいかかってきて警察沙汰になってますので大変ですから。

>氏は某所での誤爆を見る限り相当こたえてるみたい
>そいつを精神的に潰したいので

663 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 07:27:57 ID:ww7yNe8J
>>661
今すぐ水晶と遥も描くんだ……できればでいいから

664 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 07:37:09 ID:J5UMP0ON
EG氏の名誉の為に貼っておくと誤爆はこっちね。一応。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1243687351/2937

665 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 07:42:03 ID:2/unLVqa
>>661
サーシャにゃんで萌え殺す気かこのまま全生徒分お願いします

666 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 12:47:47 ID:U2+3k3xj
復元ソフト「Recover」
ttp://tomatomart.jugem.jp/?eid=37

667 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 13:23:06 ID:dVBfjxDa
全く原因が分からないってのが怖い
呪われてるんだろうな、この企画

668 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 13:42:44 ID:2/unLVqa
イデなんてそんなものだよ
むしろこれまで無数のキャラクターを殺してきたパロロワ全体が呪われているとも言える

669 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 13:53:54 ID:KMhmR3dD
最終回でイデ発動も、これが初めてじゃないしなあ……w
どっかであったよなw

670 :創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 17:05:54 ID:GlwgqLZ+
呪いは本物です

671 :創る名無しに見る名無し:2009/07/17(金) 00:26:03 ID:RsGnckEm
うそん▼・w・▼

672 :創る名無しに見る名無し:2009/07/17(金) 19:33:16 ID:ZPEgDhWY
検索用

うまたん ウマタン 馬 メンヘラー キチガイ 獣人 ケモノ バトロワ
糞女を殺してやりたい コケシ バセンジー 偽善者 天候制御
小枝 ホモ ケモホモ チンコ 画像 資料 獣 レオ
ボム bomb ふたば 小説 自演 被害者

673 :創る名無しに見る名無し:2009/07/18(土) 23:31:43 ID:SxiHsLeL
くっすー「やは……り……俺は、ど……うてい」

674 :創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 00:01:04 ID:CPTScM63
唯一交友関係がありそうな女子が倉沢ほのか一人

675 :創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 23:19:21 ID:9zTbs6Rg
取り敢えずこの台詞を言った時点で

ほのか⇔裕也⇔樹里

なんだから楠森は裕也から樹里を譲ってもらえばいいんじゃね?

676 :創る名無しに見る名無し:2009/07/20(月) 21:00:59 ID:fXosYOn8
仲越遥と銀塵院様
ttp://iup.2ch-library.com/r/i0002417-1248091004.jpg
ttp://iup.2ch-library.com/r/i0002416-1248090990.jpg

677 :創る名無しに見る名無し:2009/07/21(火) 12:52:04 ID:G9/1KQwj
うわああああああ可愛いいいいいい

678 :創る名無しに見る名無し:2009/07/23(木) 01:06:16 ID:D8FSJi7K
みきら様!

679 :創る名無しに見る名無し:2009/07/23(木) 02:58:12 ID:7GFZV+3l
▼・w・▼ <ぬるぽ

680 :創る名無しに見る名無し:2009/07/23(木) 12:26:28 ID:HfQAXGAi
▼・o・▼<ガッ

681 :創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 04:24:41 ID:akjp541T
テト
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0003400-1248636172.jpg

682 :創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 12:40:54 ID:amQA3jnU
>>681
しかも巫女服だと……!


……ふう

683 :創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 21:24:00 ID:Plr6zXVn
これはもう保存するしかない
ところでフラウやエルフィ描いた人っているのかな

684 :創る名無しに見る名無し:2009/07/30(木) 23:46:10 ID:nX9Igknw
最終回ってどうなったの

685 :創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 04:13:30 ID:A+4RoLSR
作者が自殺して未完成
元々家庭環境に問題のある人だった

686 :創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 06:51:44 ID:jTZvU42D
>>685
それは荒らしの願望

687 :創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 08:15:40 ID:5zbA9buE
聡右の勇気が世界を救うと信じて…! ご愛読ありがとうございました!
◆hh先生の次回作にご期待ください

688 :創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 09:09:12 ID:ltmOZVir
しねい

689 :創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 23:23:59 ID:G+eGlK43
>作者

完成したら、避難所に投下したほうがいいかもね。
まだ荒らしがちらほら・・・

690 :創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 09:29:29 ID:XJDKAcLF
獣人を出す意味が結局わかりませんでした
無理矢理世界観を獣人に合わせてる感じがする

691 :創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 15:08:09 ID:PUVWXRf9
そりゃ「自作キャラ」でロワする企画なんだから、世界観は後付で当たり前だろう

692 :創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 19:28:44 ID:S7iwkRZ9
>>690
そんなに人間だけでロワしたいならブログでやれ
あと指摘するならレプリカントも指摘しておこうね
誰の関係者なのかバレバレだし

693 :創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 19:36:06 ID:AopoWFDh
くらえっ! 直噴糞玉攻撃!

694 :創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 21:13:53 ID:l2tpjCoa
>>692
いい加減反応するの止めようよ・・・
どう見ても釣りじゃんか

695 :創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 21:17:43 ID:1968mDHX
書き手を応援できない屑共ばかりか

696 :創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 22:11:41 ID:4mI1PfSi
しかたないよ馬にからまれちゃ

697 :創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 00:25:58 ID:2NPqyCRx
だからもう馬がどうとか言うのを止めましょうって!
釣られんなよ!!

698 :創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 11:41:01 ID:nSp3fBGy
ディルドが思考盗聴器かもね

▼o・ェ・o▼

699 :創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 21:52:29 ID:l2VGSnMB
キバスレに帰れクソホモ

700 :創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 23:25:14 ID:nSp3fBGy
それは
けんすがダメだって言ってた

701 :創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 23:44:12 ID:q5RyRBVh
けんすを苦しめろよ

702 :創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 07:49:49 ID:N9QbeQCp
だれだよw

703 :創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 13:32:50 ID:19QIZBJ/
のりピーを捜そう

704 :創る名無しに見る名無し:2009/08/07(金) 20:33:25 ID:ldNQE80k
乳首神父

705 :創る名無しに見る名無し:2009/08/07(金) 22:08:09 ID:Fa8UyXg7
色々と失望した。
もう書かない。

706 :創る名無しに見る名無し:2009/08/07(金) 22:11:29 ID:Ap3krr6B
お前は最初からまともな作品を書けないだろwww
自動保守乙

707 :創る名無しに見る名無し:2009/08/07(金) 22:51:05 ID:oFWMDNRM
>>706
ガチでそう言う事言うの勘弁して

708 :創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 00:07:14 ID:7G8ALTKS
もうさ、このスレ諦めた方が良い気がしてきた
避難所に行きますか・・・

709 :創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 13:49:12 ID:cGv0hAtw
荒らしの割にはキャラが立ってて好きだったが仕方がない

710 :創る名無しに見る名無し:2009/08/13(木) 20:10:23 ID:zPsp2yYR
↑こいつ最高にバカ

711 :創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 04:04:35 ID:ll72bgJ/

                  .,, ,, ,, ,
               ,,wW" " ." ' "w,,
             .vW ...,,,xxxx,,,,,,  ~''w,,
            / ./      `"''・w,, ."w
           ,,/./              \ く
           f/,,xXx,,      ..,,,..   `sト
        rー・'''/ ´ー-x,,     sii!!''""'a,,  .f }
        .V / イ●ア Y'"`'ヲ’        {  {
         /   ー・''/  .б"'' イ●ア   う [    
        ./     ./   .{     ー・'~''-x,,} |
       {     .( f7 r@ .)         }{
       }    / .,,U,.\~          .}/    
       {   / _,,, ,,,ヽ、          ./トfv   ごちそうさマンモス♪(笑)
       }    =”,,_ . `´ .`・v         //").)
       .{  /    ”~''"~"´\       //c//
        } .'                 f'ム./
        } "、                /~'''"
,,,xx-----ーー┤\~'・-            .,,x/
        /  .~''x,,          .x''/
       .{                ./、
       .}                 ヽ\
       .{                 /  .~・xx,,

712 :創る名無しに見る名無し:2009/08/19(水) 22:54:51 ID:15Jicl/Y
By September…

713 :創る名無しに見る名無し:2009/08/28(金) 07:42:12 ID:ZVmkjpEc
マンモス空気が乾燥しているんだネ

714 :創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 00:18:13 ID:MTyUEQUG
今思ったんだけども、女子はセーラー服っぽいけど
男子は? 学ラン? ブレザー?

715 :創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 06:58:44 ID:wOpxbO65
ブレザーがいいな。

716 :創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 21:11:36 ID:MTyUEQUG
っていうか、完全に過疎ってるね。

717 :創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 21:25:46 ID:lCxbmYYG
って言うか、完全に暗礁に乗り上げてます

718 :創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 22:23:51 ID:6VaMrTmy
正直期待してない
よく最終回目前まで頑張ってくれたよ。
ここで終わってしまっても、作者たちは偉大(※馬以外)

719 :創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 23:20:12 ID:lCxbmYYG
こいつぁ手厳しい……まあそう言ってくれる方がいくらか気が楽になるねぃ
ありがとよ

720 :創る名無しに見る名無し:2009/09/03(木) 00:18:26 ID:YbQPtz68
馬に喧嘩を売るのは辞めましょう

721 :創る名無しに見る名無し:2009/09/04(金) 18:27:44 ID:sPOU/wpZ
>>719-720
名前あげてる奴に反応するなよ

722 :創る名無しに見る名無し:2009/09/08(火) 06:21:09 ID:0rAJrfo4
もう馬が完結させちまいなよ
おいしい役回りだろ?

723 :創る名無しに見る名無し:2009/09/08(火) 06:24:07 ID:iNLgO2Hq
到底無理な話さ

724 :創る名無しに見る名無し:2009/09/08(火) 20:55:15 ID:Jp3MILOS
やーうぇい

725 : ◆EGv2prCtI. :2009/09/09(水) 21:36:15 ID:UMThS1BT
遅くなりましたが、避難所に最終回の続きを投下しました。
本来ならば

一部のフラグを折った最終回→折ったフラグを補完するもう一つの最終回

という流れになる筈だったのですが、その部分のデータが完全に消失してしまったのと、現在、都合があまりつかないことから、せめて一回目の最終回だけでも完結させようと思い、なんとか書き出せた問題の部分を投下することにしました。
自作ロワの他の書き手の皆様や、自作ロワを見ていていただいている方々にご迷惑をお掛けしてしまい、誠にすみませんでした。

726 :創る名無しに見る名無し:2009/09/09(水) 23:14:53 ID:KY3HSA+i
>>725
おおお!
ずっと待ってたですよー!
ゆっくり読ませていただきます、まずはお疲れ様でした!
そして何より、ありがとうございました!

727 :創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 00:16:14 ID:cMkMtcEW
>>725
謝罪なんて要らない

あなたはよく頑張ったのだよ

728 :創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 00:23:55 ID:Qu5edGhq
>>722
馬に最終話を書かせたくないから必死になったのが見え見え

729 :創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 01:04:09 ID:6VJlEL8g
原作張りのラッシュのかけ方が堪らなく良かったです。
パロロワにハマりすぎて忘れかけていたけど、BRってこういう作品だったんですよね。
今のパロロワの空気では出来ない、自作だからこそ出来た完結のさせ方だったと思います。
何はともあれ、本当にお疲れさまでした。

730 :創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 07:40:48 ID:Qu5edGhq
明日の金曜日21:00旧広島市民球場に集合〜
完成記念オフをやります♪
費用がこちらがもちますので来てね・・・

731 :創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 18:54:26 ID:FUJ0aPBG
勢いで死亡者名鑑作ったけど

え……AAが無え!
鹿川辺りはオタクのAAで代用出来そうだけれども

732 :創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 03:38:21 ID:8bIHDgcq
創発板初完結ロワにしてオリキャラ系ロワ初完走ロワ、オメ!

733 :創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 07:09:52 ID:4wHga5zw
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1241626059/l50
ここで、オフの予定を立ててます

734 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 08:03:14 ID:P9XKpFqk
今だから言うけど、実銃のP90の装弾数は50発までしかない。
装弾数が200発あるのはエアガンのP90なんだ。
つまり……エアガンの弾で射殺される自作ロワの生徒達の正体は、実はペーパーマンだったんだよ!(AA略)

735 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 08:10:25 ID:Jo6R7lAD
実は倉沢が強引に200発仕様に改造した

736 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 09:47:10 ID:OfbD69RW
確か金属製のエアガンの弾があったような

737 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 12:18:56 ID:cQCCeXd3
そういやこのバトロワ武器設定は滅茶苦茶だよね。
隠語が正式名称になってたり、
どう考えてもカバンに入らない物が入ってたり。
火薬の入った首輪に電気ショックの機能付けるのも危険極まりない。

738 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 13:06:07 ID:Jo6R7lAD
別にそれでもいいけどな
こうして成立はしたんだし

739 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 13:16:09 ID:cQCCeXd3
途中半切れして無理矢理矛盾点を封じてたけどな

740 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 13:35:17 ID:OfbD69RW
>>737
カバンが四次元構造になっていると思えば……パロロワのカバンは
大体そんな設定じゃない。あーでもこの自作ロワはそういう設定だったか?

自分が書いてるロワで首輪に似たような装置付けちゃったよ

741 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 14:10:11 ID:Jo6R7lAD
所持物だからって必ずしもデイに入れているとは限らないのでは

742 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 14:42:10 ID:KSpQvAgc
用は書いた奴が勝ちで、書かなかった奴は敗け
やった奴が正義で、やらなかった奴が悪
「書けなかった」、「やれなかった」は何の価値もない戯言

743 :創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 19:28:46 ID:OfXlZt71
>>734
つまりテトは豚猫か

744 :創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 00:02:37 ID:icKqAUCi
>>742
書いたら思い切り消されたが

745 :創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 00:15:11 ID:GAPKhefW
単に通しに値しなかったんだろ

746 :創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 00:20:18 ID:LjL2Lbeq
>>745
IDがGAP

747 :創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 04:40:23 ID:SKEa0kOt
スレが険悪になってたから突っ込みを入れにくい空気というのもあった

748 :創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 07:26:27 ID:A3qXyCq2
誘導尋問みたいな流れにする輩が居たからな
今みたいに

749 :創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 19:21:49 ID:VgbYSaIB
さて、あと4日だな。

750 :創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 19:50:41 ID:IjvEYFaK


751 :創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 20:33:20 ID:gsQ9vmS0
ラジオのことだね

752 :創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 20:48:03 ID:IjvEYFaK
あー、あったね
本編が完結したのもあるし楽しみだ

753 :創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 00:07:09 ID:S7UkIz0H
どうやって聞くんだっけ?

754 :創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 07:28:48 ID:DqCvk0Si
パロロワ事典に方法が書いてあったな

755 :創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 10:59:14 ID:QgLjl9Mc
どうも、こんばんは。遅れて申し訳ございません。
「バトルロワイアルパロディ企画スレ交流雑談所(以下交流所)」の方でラジオをしているR-0109と申します。
現在、交流所のほうで「第二回パロロワ企画巡回ラジオツアー」というのをやっていまして。
そこで来る9/19(土)の21:00から、ここを題材にラジオをさせて頂きたいのですが宜しいでしょうか?

ラジオのアドレスと実況スレッドのアドレスは当日にこのスレに貼らせて頂きます。

交流所を知らない人のために交流所のアドレスも張っておきます。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1243687397/ (したらば)
ttp://www11.atwiki.jp/row/pages/49.html (日程表等)

756 :創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 11:25:07 ID:nHVOfY4C
>>755

言うまでもないと思いますが、よろしくお願いいたします

757 :R-0109 ◆eVB8arcato :2009/09/16(水) 11:36:09 ID:QgLjl9Mc
トリップを忘れるって言うね

758 :創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 12:29:35 ID:S7UkIz0H
その時間以外に聴く方法はある?バックアップとか

759 :R-0109 ◆eVB8arcato :2009/09/16(水) 14:27:32 ID:QgLjl9Mc
録音をこちら側で用意するつもりです。

760 :創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 19:20:44 ID:S7UkIz0H
ありがとう。宜しくお願いします。

761 :R-0109 ◆eVB8arcato :2009/09/19(土) 20:58:14 ID:FMy5LRhz
ttp://r-0109.ddo.jp:8000/ (ラジオアドレス)
ttp://cgi33.plala.or.jp/~kroko_ff/mailf/radio.htm (聞き方)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5008/1253360474/ (実況スレ)
です

762 :創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 11:43:30 ID:M8f+Yjxq
。。。?

763 :創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 19:05:42 ID:wS+3clXG
ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~asada-s/chat/syakai/
ここが人居ないからバトロワの会話しようよ

764 :創る名無しに見る名無し:2009/09/24(木) 14:09:01 ID:hnztyqDI
入ったけど、会話が一切反映出来なかった
サイトそのものが再起不能なほどにバグってる模様

765 :創る名無しに見る名無し:2009/09/29(火) 09:25:52 ID:/abcZfWW
勝手にページ増えてるのな

766 :創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 01:04:26 ID:hHqBvKBy
そりゃここ以外の場所でも使ってるしな

767 :創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 16:03:44 ID:fFl6nGqv
自作テロ、OPも書かれたことだし、
このスレに戻ってきてやれば良いと思うんだけどな

768 :創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 18:22:42 ID:srBK++Kc
umatan410@ヤフー.co.jp
うまたんのめあどでーす!!

769 :創る名無しに見る名無し:2009/11/08(日) 15:31:58 ID:XhFQItXt
やっていいの?

770 :創る名無しに見る名無し:2009/11/08(日) 23:45:06 ID:ZvXH+mij
何をだよ
モノによるぞ

771 :創る名無しに見る名無し:2009/11/10(火) 23:10:23 ID:NxkcSSYt
ho

772 :創る名無しに見る名無し:2009/11/15(日) 11:50:59 ID:LmgITCAL
馬のメールアドレスを悪用とかそういう系だろ
やっちゃえやっちゃえ〜
馬を精神的に追い込んでしまえ〜

773 :創る名無しに見る名無し:2009/11/19(木) 19:29:44 ID:EJRXWtlX
まんこ

774 :創る名無しに見る名無し:2009/11/19(木) 19:31:21 ID:8mRnMIvq
http://may.2chan.net/b/res/88235625.htm

無念 Name としあき 09/11/19(木)18:21:01 No.88235625 del 20:26頃消えます
チャットを潰したい、どうしたらいいでしょうか
http://u83ism.sakura.ne.jp/bbs/read.cgi?no=8
無念 Name としあき 09/11/19(木)18:33:34 No.88237051 del
>管理者に「潰してもらえませんか?」って話し合うのはどうかな
今メールしたところよ、冗談抜きで参加者は酷い目にあってほしい
無念 Name としあき 09/11/19(木)18:54:39 No.88239497 del
>そのチャットに未練があるのならなんとかして説得するかしばらく離れて落ち着いた頃にまた行ってみるとか
チャットは3カ月に1度
前回は思い切りオチされてた
何もしなくても誰かが荒らすから悪評だけが広まる


775 :創る名無しに見る名無し:2009/11/19(木) 19:51:57 ID:fUlSLYdn
せめてヲチでやれよw

776 :創る名無しに見る名無し:2009/11/20(金) 05:54:44 ID:e2qZ0Vgv
>>772
やっていいことと悪いことの区別もつかないの?
これだからバトロワって言う殺人小説を書いてる人格はたん者は・・・

777 :創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 14:06:37 ID:G2C64pt9
グロ書いてる人に近寄りたくないのは同意

778 :創る名無しに見る名無し:2009/12/09(水) 11:11:59 ID:4Y4Zz1hb
近寄りたくないならどうしてここにレスしてたんだろう
「嫌なら見るな」は基本中の基本なのに

……で、自作テロはどうよ

779 :創る名無しに見る名無し:2009/12/15(火) 15:39:30 ID:s4FclBqO
本人だけにしかわからん略語気持ち悪い

780 :創る名無しに見る名無し:2009/12/15(火) 19:32:37 ID:rBYdPylp
>>779
半年ROMれ

781 :創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 19:50:52 ID:qEX9KRuv
終わったスレ

782 : ◆uuKLWnNKfE :2009/12/29(火) 11:22:09 ID:YhustJYc
テスト

783 : ◆3.l4PGotGouD :2009/12/29(火) 11:24:23 ID:YhustJYc
テスト2

784 : ◆yrlooTQUWk1E :2009/12/29(火) 11:26:14 ID:YhustJYc
テスト3

785 : ◆uuKLWnNKfE :2009/12/29(火) 11:34:59 ID:YhustJYc
tesuto4

786 : ◆0oNWarWsYI :2009/12/29(火) 11:37:37 ID:YhustJYc
おかしいな 俺がおかしいのかw

787 : ◆60tFTHOaCE :2010/01/23(土) 13:26:29 ID:JZiZv2MB
うにゅ

788 : ◆lm5k.uP3Zg :2010/01/23(土) 13:28:50 ID:JZiZv2MB
うにゅー

789 : ◆9mAOllig/c :2010/01/23(土) 13:30:04 ID:JZiZv2MB
ふりゅー

790 :創る名無しに見る名無し:2010/01/24(日) 07:50:46 ID:g3huLz42
この作品を汚すなよ

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